JPS585310B2 - スエ−ド調編織物の製造方法 - Google Patents
スエ−ド調編織物の製造方法Info
- Publication number
- JPS585310B2 JPS585310B2 JP52148859A JP14885977A JPS585310B2 JP S585310 B2 JPS585310 B2 JP S585310B2 JP 52148859 A JP52148859 A JP 52148859A JP 14885977 A JP14885977 A JP 14885977A JP S585310 B2 JPS585310 B2 JP S585310B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knitted fabric
- suede
- polyester
- weight
- raised
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリエステル繊維からなるスェード調編織物の
製造方法に関する。
製造方法に関する。
ポリエステル繊維からなる起毛編織物がスェード調人工
皮革の基布素材として使用されている。
皮革の基布素材として使用されている。
この基布素材の有する種々の特性を利用して多種多様な
人工皮革が得られるのである。
人工皮革が得られるのである。
特に、最近ではファインデニールのポリエステル繊維を
用いた起毛編織物が注目され、これによって得られるス
ェード調人工皮革は下記のような優れた特性を有する。
用いた起毛編織物が注目され、これによって得られるス
ェード調人工皮革は下記のような優れた特性を有する。
(1)非常にソフトなスェード面を有する。
(2)天然皮革に近似した光沢と外観品位を有する。
(3)通気性に富みむれることがない反面、保温性に優
れる。
れる。
(4) 天然皮革に比較して軽い。
このようなファインデニール繊維は種々の方法で紡糸す
ることにより製造されており、例えば特開昭52−88
623号公報に記載されている方法がある。
ることにより製造されており、例えば特開昭52−88
623号公報に記載されている方法がある。
しかしながら、このようなファインデニール繊維を原糸
として使用し、人工皮革を製造する場合には、紡糸の段
階から人工皮革の最終仕上げに至るまで極めて複雑で炉
頂な工程と注意深い操作を必要とするために、品質管理
が難しく均一品質の製品を提供することが困難となる。
として使用し、人工皮革を製造する場合には、紡糸の段
階から人工皮革の最終仕上げに至るまで極めて複雑で炉
頂な工程と注意深い操作を必要とするために、品質管理
が難しく均一品質の製品を提供することが困難となる。
本発明の目的は、スェード調人工皮革の製造において、
ファインデニール繊維を用いる場合の前述した欠点を解
消し、ファインデニール繊維を使用したとほぼ同等のス
ェード調人工皮革を与えることのできるスェード調ポリ
エステル編織物の製造方法を提供することにある。
ファインデニール繊維を用いる場合の前述した欠点を解
消し、ファインデニール繊維を使用したとほぼ同等のス
ェード調人工皮革を与えることのできるスェード調ポリ
エステル編織物の製造方法を提供することにある。
即ち、本発明によればスェード調ポリエステル編織物の
製造方法が提供されるのであって、この方法はポリエス
テル編織物を起毛し、樹脂加工を施すことなく、これに
アルカリを適用し、次いで熱処理することを特徴とする
。
製造方法が提供されるのであって、この方法はポリエス
テル編織物を起毛し、樹脂加工を施すことなく、これに
アルカリを適用し、次いで熱処理することを特徴とする
。
即ち、本発明の方法においては出発原料として普通デニ
ール繊維糸使いのポリエステル編織物が用いられるので
あって、従ってかかる編織物は特殊の工程を経ることな
く、極く一般的な方法によって製造することができる。
ール繊維糸使いのポリエステル編織物が用いられるので
あって、従ってかかる編織物は特殊の工程を経ることな
く、極く一般的な方法によって製造することができる。
起毛もまた周知の方法によって容易に実施することがで
きる。
きる。
アルカリとしては水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム
の如き強アルカリを水性ペーストとして用いる。
の如き強アルカリを水性ペーストとして用いる。
かかるアルカリの適用は通常のパディング、スプレーも
しくはコーティングにより容易に実施することができる
。
しくはコーティングにより容易に実施することができる
。
アルカリを適用した後編織物を熱処理する。
この熱処理はスチーム又は熱風により実施することがで
き、50〜180℃の範囲、好ましくは90〜120℃
の範囲の温度において1分乃至2時間、好ましくは1.
5分乃至30分の間行うのがよい。
き、50〜180℃の範囲、好ましくは90〜120℃
の範囲の温度において1分乃至2時間、好ましくは1.
5分乃至30分の間行うのがよい。
熱処理後、編織物は通常の方法により水洗、乾燥される
。
。
所望により、水洗時に中和を行ってもよい。
このように処理されたポリエステル編織物は構成糸表面
においてアルカリにより加水分解されて減量され、ファ
インデニール繊維糸使いの編織物と同様のソフトで軽量
の、極めて優れた特性を有するものとなる。
においてアルカリにより加水分解されて減量され、ファ
インデニール繊維糸使いの編織物と同様のソフトで軽量
の、極めて優れた特性を有するものとなる。
特に、起毛表面の繊維は積極的に減量されて極めて優れ
た立毛品位を与え、所望のスェード調のものとなる。
た立毛品位を与え、所望のスェード調のものとなる。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。
る。
実施例 1
70d/60filのポリエステル糸使いトリコットを
環状起毛機により起毛した。
環状起毛機により起毛した。
次いで、起毛面に対し、水酸化カリウム20重量%及び
アルギン酸ナトリウム4重量%を含む水性ペースト(粘
度20,000 c、p、s、)をコーティングし、温
度120℃で1.75分間スチーミングした。
アルギン酸ナトリウム4重量%を含む水性ペースト(粘
度20,000 c、p、s、)をコーティングし、温
度120℃で1.75分間スチーミングした。
これを水洗、中和し、乾燥した。
この処理により起毛面において繊維は約20%減量され
、極めてソフトな好品位のスェード調編物が得られた。
、極めてソフトな好品位のスェード調編物が得られた。
実施例 2
70d/24filポリエステル糸使い綾織物を環状起
毛機により起毛した。
毛機により起毛した。
次いで、これに水酸化ナトリウム10重量%及びアルギ
ン酸ナトリウム1重量%の水性ペースト(粘度1,00
0c、p、s、)をパディングにより含浸せしめ、温度
100℃の熱風により20分間処理し、水洗、中和し、
乾燥した。
ン酸ナトリウム1重量%の水性ペースト(粘度1,00
0c、p、s、)をパディングにより含浸せしめ、温度
100℃の熱風により20分間処理し、水洗、中和し、
乾燥した。
この処理により起毛繊維は約50%減量され、極めてソ
フトで好品位のスェード調織物が得られた。
フトで好品位のスェード調織物が得られた。
この織物は反面、十分な腰を有するものであった。
Claims (1)
- 1 ポリエステル編織物を起毛し、樹脂加工を施すこと
なく、これに強アルカリを含む水性ペーストをパディン
グ、スプレー又はコーティングにより適用し、次いで熱
風又はスチームにより熱処理することを特徴とするスェ
ード調編織物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52148859A JPS585310B2 (ja) | 1977-12-13 | 1977-12-13 | スエ−ド調編織物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52148859A JPS585310B2 (ja) | 1977-12-13 | 1977-12-13 | スエ−ド調編織物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5482498A JPS5482498A (en) | 1979-06-30 |
JPS585310B2 true JPS585310B2 (ja) | 1983-01-29 |
Family
ID=15462328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52148859A Expired JPS585310B2 (ja) | 1977-12-13 | 1977-12-13 | スエ−ド調編織物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS585310B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56134272A (en) * | 1980-03-19 | 1981-10-20 | Teijin Ltd | Production of artificial fur |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4891395A (ja) * | 1972-03-06 | 1973-11-28 | ||
JPS5361791A (en) * | 1976-11-09 | 1978-06-02 | Unitika Ltd | Production of suede like fabric |
-
1977
- 1977-12-13 JP JP52148859A patent/JPS585310B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4891395A (ja) * | 1972-03-06 | 1973-11-28 | ||
JPS5361791A (en) * | 1976-11-09 | 1978-06-02 | Unitika Ltd | Production of suede like fabric |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5482498A (en) | 1979-06-30 |
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