JPS5853093B2 - ナンネンセイセンイフ - Google Patents
ナンネンセイセンイフInfo
- Publication number
- JPS5853093B2 JPS5853093B2 JP47107843A JP10784372A JPS5853093B2 JP S5853093 B2 JPS5853093 B2 JP S5853093B2 JP 47107843 A JP47107843 A JP 47107843A JP 10784372 A JP10784372 A JP 10784372A JP S5853093 B2 JPS5853093 B2 JP S5853093B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- naphthalate
- acid
- alkyl group
- naphthalate polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Artificial Filaments (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規なナフタレートポリエステル繊維を主体
とする難燃性繊維布に関するものである。
とする難燃性繊維布に関するものである。
ポリマー繰返し単位の85モル以上がエチレン2.6−
ナフタレートであり、極限粘度が0.3〜1.0である
ナフタレートポリエステル繊維は、汎用ポリエステル繊
維であるポリエチレンテレフタレート繊維に比べ耐熱性
がすぐれ機械的性質(特にヤング率)が良好であるため
、ゴム補強材料として有用であることが知られている(
米国特許第3616832号明細書参照)。
ナフタレートであり、極限粘度が0.3〜1.0である
ナフタレートポリエステル繊維は、汎用ポリエステル繊
維であるポリエチレンテレフタレート繊維に比べ耐熱性
がすぐれ機械的性質(特にヤング率)が良好であるため
、ゴム補強材料として有用であることが知られている(
米国特許第3616832号明細書参照)。
しかしながら、従来のナフタレートポリエステル繊維は
伸度が小さくて製織製編性が悪く、また衣料として着用
したときの着心地も良好でない。
伸度が小さくて製織製編性が悪く、また衣料として着用
したときの着心地も良好でない。
更に該繊維は耐熱性が良好であるにも拘らず可燃性であ
るため、副熱性繊維の主要用途である耐熱衣料やインテ
リア材として使用に適さないという欠点がある。
るため、副熱性繊維の主要用途である耐熱衣料やインテ
リア材として使用に適さないという欠点がある。
本発明者らは、かかる欠点を解消し、衣料及びインテリ
ア材として好適なナフタレートポリエステル系繊維布を
提供すべく鋭意研究の結果、素材として特殊な化合物を
含み且つ特殊な結晶構造を有する新規なナフタレートポ
リエステル繊維を使用することにより、前述の欠点が一
挙に解消され衣料及びインテリア材として好適な繊維布
が得られることを見い出し、 ・・る。
ア材として好適なナフタレートポリエステル系繊維布を
提供すべく鋭意研究の結果、素材として特殊な化合物を
含み且つ特殊な結晶構造を有する新規なナフタレートポ
リエステル繊維を使用することにより、前述の欠点が一
挙に解消され衣料及びインテリア材として好適な繊維布
が得られることを見い出し、 ・・る。
即ち、本発明は、
(イ)一般式
本発明に到達したものであ
(R1はアルキル基:R2はアルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アリーロキシ基又はハロアリーロキシ基
を示す) で表わされるリン酸エステル、及び/又は、一般式 (Xはハロゲン原子;Yは炭素数l〜6のアルキリデン
基;nは2〜4の整数r R3はアルキル基を示す) で表わされるハロゲン化2価アルコール誘導体を含有し
、 (ロ)ポリマー繰返し単位の85モルφ以上がエチレン
−2,6−ナフタレートであり、且つ極限粘度が0.3
〜1.0の範囲にあるナフタレートポリエステルより構
成されていて、 かつX線回析におけるプラグ反射角2θ 18.7°と20= 15.6°との回折強度比(I(
)が0.15〜1.73の範囲内にあるナフタレートポ
リエステル繊維を主体としてなる難燃性繊維布である。
アルコキシ基、アリーロキシ基又はハロアリーロキシ基
を示す) で表わされるリン酸エステル、及び/又は、一般式 (Xはハロゲン原子;Yは炭素数l〜6のアルキリデン
基;nは2〜4の整数r R3はアルキル基を示す) で表わされるハロゲン化2価アルコール誘導体を含有し
、 (ロ)ポリマー繰返し単位の85モルφ以上がエチレン
−2,6−ナフタレートであり、且つ極限粘度が0.3
〜1.0の範囲にあるナフタレートポリエステルより構
成されていて、 かつX線回析におけるプラグ反射角2θ 18.7°と20= 15.6°との回折強度比(I(
)が0.15〜1.73の範囲内にあるナフタレートポ
リエステル繊維を主体としてなる難燃性繊維布である。
本発明の難燃性繊維布を構成するナフタレートポリエス
テル繊維は、特定のリン化合物及び/又はハロゲン化合
物を共重合又はブレンドしたナフタレートポリエステル
からなる。
テル繊維は、特定のリン化合物及び/又はハロゲン化合
物を共重合又はブレンドしたナフタレートポリエステル
からなる。
ここに言う「ナフタレートポリエステル」とは、ポリマ
ー繰返し単位の85モルφ以上がエチレン−2,6−ナ
フタレートであり、且つフェノールとオルトジクロロベ
ンゼンとの混合溶媒に浴解し35°Cで測定した極限粘
度が0.3〜1.0の範囲にあるポリエステルを言う。
ー繰返し単位の85モルφ以上がエチレン−2,6−ナ
フタレートであり、且つフェノールとオルトジクロロベ
ンゼンとの混合溶媒に浴解し35°Cで測定した極限粘
度が0.3〜1.0の範囲にあるポリエステルを言う。
該ポリエステルにおいて15モル係以下の割合で共重合
し得る第3戒分としては、米国特許第3616832号
明細書第3欄第20〜55行に記載したものが適当であ
る。
し得る第3戒分としては、米国特許第3616832号
明細書第3欄第20〜55行に記載したものが適当であ
る。
かかる第3戒分としては、次のような2個のエステル形
成官能基を有する化合物があげられる。
成官能基を有する化合物があげられる。
a) 2塩基性有機酸;例えはシュウ酸、コハク酸、
アジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸;シ
クロプロパンジカルボン酸、シフロブクンジカルボン酸
、ヘキサヒトロチレフクル酸などの脂環族ジカルボン酸
;オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフ
タレン−2゜7−ジカルボン酸、ナフタレン−1,4−
ジカルボン酸、ナフタレン−1,5−ジカルボン酸、ジ
フェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸;ジフ
ェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカ
ルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、3.5−
ジカルボキシベンゼンスルホン酸ナトリウムなどの他の
ジカルボン酸: b)オキシカルボン酸;例えばグリコール酸、pオキシ
安息香酸、p−オキシエトキシ安息香酸; C)ジオール類;プロピレングリコール、トリメチレン
クリコール、ジエチレングリコール、テトラメチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチレン
ゲリコール、p−キシレンクリコール、l、4−シクロ
ヘキサンジメタツール、2,2−ビスヒドロキシフェニ
ルプロパン、p、p−ジフェノキシスルホン、■。
アジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸;シ
クロプロパンジカルボン酸、シフロブクンジカルボン酸
、ヘキサヒトロチレフクル酸などの脂環族ジカルボン酸
;オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフ
タレン−2゜7−ジカルボン酸、ナフタレン−1,4−
ジカルボン酸、ナフタレン−1,5−ジカルボン酸、ジ
フェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸;ジフ
ェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカ
ルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、3.5−
ジカルボキシベンゼンスルホン酸ナトリウムなどの他の
ジカルボン酸: b)オキシカルボン酸;例えばグリコール酸、pオキシ
安息香酸、p−オキシエトキシ安息香酸; C)ジオール類;プロピレングリコール、トリメチレン
クリコール、ジエチレングリコール、テトラメチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチレン
ゲリコール、p−キシレンクリコール、l、4−シクロ
ヘキサンジメタツール、2,2−ビスヒドロキシフェニ
ルプロパン、p、p−ジフェノキシスルホン、■。
4(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、2゜2−ビス
(p−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、p
−フェニレンビス(ジメチロニルシクロヘキサン)など
のオキシ化合物、或はそのエステル形成性誘導体; 勿論、前記ジカルボン酸類、オキシカルボン酸類、ジオ
ール類、或0)はこれらのエステル形成性誘導体は、単
量体として添加してもよく、或いはそれ自体公知の手段
に従って、これらのコポリエステル成分から誘導される
高重合度化合物として添加してもよい。
(p−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、p
−フェニレンビス(ジメチロニルシクロヘキサン)など
のオキシ化合物、或はそのエステル形成性誘導体; 勿論、前記ジカルボン酸類、オキシカルボン酸類、ジオ
ール類、或0)はこれらのエステル形成性誘導体は、単
量体として添加してもよく、或いはそれ自体公知の手段
に従って、これらのコポリエステル成分から誘導される
高重合度化合物として添加してもよい。
また、前記コポリエステル成分として、重合度調節の目
的で、1個のエステル形成官能基を有する化合物、例え
はナフトエ酸、安息香酸、ベンゾイル安息香酸、ベンジ
ルオキシ安息香酸などを用いることができ、又、3個以
上のエステル形成官能基を有する化合物、例えばグリセ
リン、ペンクエリスリトール、トリメチロールプロパン
なども重合体が実質的に線状である範囲内で使用するこ
とができる。
的で、1個のエステル形成官能基を有する化合物、例え
はナフトエ酸、安息香酸、ベンゾイル安息香酸、ベンジ
ルオキシ安息香酸などを用いることができ、又、3個以
上のエステル形成官能基を有する化合物、例えばグリセ
リン、ペンクエリスリトール、トリメチロールプロパン
なども重合体が実質的に線状である範囲内で使用するこ
とができる。
また、該ポリエステルには、公知の艶消剤、安定剤、着
色剤などを含んでもよい。
色剤などを含んでもよい。
〉* 該ポリエステルに共重合又はブレン
ドするリン化合物としては、 (R1はアルキル基s R2はアルキル基、アリール基
、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロアリーロキシ基
を示す) で表わされるリン酸エステルが好ましい。
ドするリン化合物としては、 (R1はアルキル基s R2はアルキル基、アリール基
、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロアリーロキシ基
を示す) で表わされるリン酸エステルが好ましい。
一方、ハロゲン化合物としては、
(Xはハロゲン原子;Yは炭素数l〜6のアルキリデン
基;R3はアルキル基;nは2〜4の整数を示す) で表わされるハロゲン化2価アルコール誘導体が好まし
い。
基;R3はアルキル基;nは2〜4の整数を示す) で表わされるハロゲン化2価アルコール誘導体が好まし
い。
これらの化合物を共重合させる場合、共重合比率は0.
1〜5モル%(特に0.5〜3.0モル%)が好適であ
る。
1〜5モル%(特に0.5〜3.0モル%)が好適であ
る。
共重合比率が0.1モル%未満では難燃性向上の効果が
少なく5モル%を超えると得られる繊維の物性を低下さ
せるので好ましくない。
少なく5モル%を超えると得られる繊維の物性を低下さ
せるので好ましくない。
ブレンドする場合は共重合の場合より冬目にブレンドす
るのが良く、1〜20重量%の範囲が好適である。
るのが良く、1〜20重量%の範囲が好適である。
本発明で使用するナフタレートポリエステル繊維は、前
述のリン化合物及び/又はハロゲン化合物を含有するだ
けでなく、次に述べるX線回折における回折強度比(旬
が0.15〜1.73の範囲内にあるようf、に%殊な
結晶構造を有する。
述のリン化合物及び/又はハロゲン化合物を含有するだ
けでなく、次に述べるX線回折における回折強度比(旬
が0.15〜1.73の範囲内にあるようf、に%殊な
結晶構造を有する。
〔但し、lc 18.7°及びIc 15.6°は
それぞれ繊維のX線回折強度分布曲線におけるプラグ反
射角2θ=18.7°及び2θ= 15.6°での回折
強度(ピークの高さ)、Ia 18.7°及び(a
15.6゜はそれぞれ非晶による回折強度分布曲線に
おけるプラグ反射角2θ=18.7°及び2θ=15.
6°での回折強度を表わす。
それぞれ繊維のX線回折強度分布曲線におけるプラグ反
射角2θ=18.7°及び2θ= 15.6°での回折
強度(ピークの高さ)、Ia 18.7°及び(a
15.6゜はそれぞれ非晶による回折強度分布曲線に
おけるプラグ反射角2θ=18.7°及び2θ=15.
6°での回折強度を表わす。
〕従来公知のナフタレートポリエステル繊維は、プラグ
反射角2θ=15.6°のピークが高く、2θ=18.
7°には殆どピークがないため回折強度比(R)は0.
15より小さい。
反射角2θ=15.6°のピークが高く、2θ=18.
7°には殆どピークがないため回折強度比(R)は0.
15より小さい。
これに対し、本発明で使用するナフタレートポリエステ
ル繊維は2θ= 18.7゜に独特のピークがあり、回
折強度比(R)は0.15〜1.73となる。
ル繊維は2θ= 18.7゜に独特のピークがあり、回
折強度比(R)は0.15〜1.73となる。
該繊維はこのような結晶構造を有することに起因して充
分な強度を保持しつつ従来のものに比べて伸度が太きい
という利点を有する。
分な強度を保持しつつ従来のものに比べて伸度が太きい
という利点を有する。
即ち、強度水準を4.4〜7.0 g/dと大きくして
も伸度は40−13優と改善され製織製編性が良好であ
る。
も伸度は40−13優と改善され製織製編性が良好であ
る。
しかるに従来のナフタレートポリエステル繊維の如く回
折強度比(R)が0.15より小さいものは強度が5.
7Vd程度で伸度は13%以下となって伸度が不充分で
あり製織製編が困難であるばかりでなく、失透して実用
的でない。
折強度比(R)が0.15より小さいものは強度が5.
7Vd程度で伸度は13%以下となって伸度が不充分で
あり製織製編が困難であるばかりでなく、失透して実用
的でない。
しかも強度水準を低下して伸度を出そうとしても失透状
態が著しく延伸性が悪化する。
態が著しく延伸性が悪化する。
しかも、回折強度比(R) が0.15〜1.73の
ナフタレートポリエステル繊維は、乾熱及び湿熱時にお
ける強度低下が少ないという利点を有する。
ナフタレートポリエステル繊維は、乾熱及び湿熱時にお
ける強度低下が少ないという利点を有する。
例えば従来のナフタレートポリエステル繊維を150℃
の湿熱で6時間処理した場合の強度保持率は高々50%
であるが、回折強度比(R)が0.15〜1.73のナ
フタレートポリエステル繊維を同様に処理した場合の強
度維持率は、強度が7.0 Vd程度のもので約65%
、強度が5.0g/d程度のものでは約80%に向上す
る。
の湿熱で6時間処理した場合の強度保持率は高々50%
であるが、回折強度比(R)が0.15〜1.73のナ
フタレートポリエステル繊維を同様に処理した場合の強
度維持率は、強度が7.0 Vd程度のもので約65%
、強度が5.0g/d程度のものでは約80%に向上す
る。
さらに該繊維は耐加水分解性にもすぐれており、酸やア
ルカリに対する安定性か良好である。
ルカリに対する安定性か良好である。
このような本発明の繊維布を構成する特殊なナフタレー
トポリエステル繊維は、前述のリン化合物及び/又はハ
ロゲン化合物を共重合又はブレンドしたナフタレートポ
リエステルを、常法により溶融紡糸して極限粘度0.3
〜1.0の未延伸糸を110−170’cに加熱した供
給ローラ上で0.43秒以上加熱した供給ローラ上で0
.43秒以上加熱した後3.0〜5. Q I@lこ延
伸し、次いで延伸糸を1、40℃以以上点未満の温度で
001−〜lO秒熱処理する方法により製造することが
出来る。
トポリエステル繊維は、前述のリン化合物及び/又はハ
ロゲン化合物を共重合又はブレンドしたナフタレートポ
リエステルを、常法により溶融紡糸して極限粘度0.3
〜1.0の未延伸糸を110−170’cに加熱した供
給ローラ上で0.43秒以上加熱した供給ローラ上で0
.43秒以上加熱した後3.0〜5. Q I@lこ延
伸し、次いで延伸糸を1、40℃以以上点未満の温度で
001−〜lO秒熱処理する方法により製造することが
出来る。
この延伸熱処理条件のうちでも最も結晶構造に影響する
のは延伸前の加熱湿度及び加熱時間であり、通常のビン
延伸では延伸前の加熱が不十分のため回折強度比(I(
)は0.15より小さくなってしまう。
のは延伸前の加熱湿度及び加熱時間であり、通常のビン
延伸では延伸前の加熱が不十分のため回折強度比(I(
)は0.15より小さくなってしまう。
このようなナフタレートポリエステル繊維は、マルチフ
ィラメントヤーン又は紡績糸の状態で製織又は製編して
繊維布とじてもよく、また連続フィラメント又はステー
ブルファイバーの形で不織布1こしてもよい。
ィラメントヤーン又は紡績糸の状態で製織又は製編して
繊維布とじてもよく、また連続フィラメント又はステー
ブルファイバーの形で不織布1こしてもよい。
この際、少量の金属繊維、フェノールホルマリン樹脂繊
維、芳香族ポリアミド繊維等を混繊又は混紡しても良い
。
維、芳香族ポリアミド繊維等を混繊又は混紡しても良い
。
以上の如きナフタレートポリエステル繊維を主体とする
本発明の繊維布は、乾熱や湿熱における強度低下が少な
く、耐薬品性(こすぐれて且つ難燃性も良好である。
本発明の繊維布は、乾熱や湿熱における強度低下が少な
く、耐薬品性(こすぐれて且つ難燃性も良好である。
このため該繊維布は、特に炉前作業服、溶接作業服、レ
ーサー服、石油精製作業服、航空宇宙服等の耐熱性難燃
性の要求される衣料用分野や、ホテル、劇場等のカーペ
ット、カーテン等のインテリア分野に好適である。
ーサー服、石油精製作業服、航空宇宙服等の耐熱性難燃
性の要求される衣料用分野や、ホテル、劇場等のカーペ
ット、カーテン等のインテリア分野に好適である。
以下、本発明の実施例を詳述する。
なお、本明細書中(こおけるX線回折は次の如く行った
ものである。
ものである。
使用機器 理学電機株製 D−9C型測定条注 3
5KV X 20mA ニッケルフィルター使用 ダイバージェンススリット 0.15闘φスキヤタリン
グスリツト10 レシービングスリット 0.4間 λ二1.542人 また、実施例中の「着火回数」は消防法防炎試験法によ
るものであり、「限界酸素濃度指数(LOI)jはAS
TM I) 2863−70によるものである。
5KV X 20mA ニッケルフィルター使用 ダイバージェンススリット 0.15闘φスキヤタリン
グスリツト10 レシービングスリット 0.4間 λ二1.542人 また、実施例中の「着火回数」は消防法防炎試験法によ
るものであり、「限界酸素濃度指数(LOI)jはAS
TM I) 2863−70によるものである。
実施例 l
トリメチルホスフェートを2モルφ共重合した極限粘度
が0.60のポリエチレン2,6−ナフタレートを孔径
0.4 mm、孔数48ホールの円形紡糸孔を有する紡
糸[]金から紡糸温度300℃で浴融紡糸し、800m
/分で引取った。
が0.60のポリエチレン2,6−ナフタレートを孔径
0.4 mm、孔数48ホールの円形紡糸孔を有する紡
糸[]金から紡糸温度300℃で浴融紡糸し、800m
/分で引取った。
この未延伸糸(極限粘度0.53 )を140°Cに加
熱された直径90mmの供給ローラ上で予熱後延伸し、
引続き240’Cに加熱されたヒーターで熱処理した延
伸熱処理系C95d/48f)を530V分で巻取った
。
熱された直径90mmの供給ローラ上で予熱後延伸し、
引続き240’Cに加熱されたヒーターで熱処理した延
伸熱処理系C95d/48f)を530V分で巻取った
。
この際、延伸倍率、予熱時間を変えて、得られた延伸熱
処理系の物性をii!3定した。
処理系の物性をii!3定した。
その結果は次の第り表試料t〜5の欄に示す通りである
。
。
比較のため、極限粘度が0163のポリエチレン2.6
−ナフタレートる実施例1と同じ紡糸口金から紡糸温度
308℃で溶融紡糸し、800m/分で引取った。
−ナフタレートる実施例1と同じ紡糸口金から紡糸温度
308℃で溶融紡糸し、800m/分で引取った。
この未延伸糸(極限粘度0.57 )を150℃(こ加
熱された直径90mmの供給ローラ上で予熱後延伸し、
引続き250’Cに加熱されたヒーターで熱処理し53
0m/分で巻取った。
熱された直径90mmの供給ローラ上で予熱後延伸し、
引続き250’Cに加熱されたヒーターで熱処理し53
0m/分で巻取った。
得られた延伸熱処理系の物性は第1表試料6の欄に示す
。
。
次(ここれらの延伸熱処理系の耐熱性、耐光性、着火回
数、LO■を測定した。
数、LO■を測定した。
その結果を次の第2*表に示す。
第1,2表から明らかな如く、R値が0.15〜1.7
3の範囲外のもの(41−、5)は強度あるいは伸度が
不足し繊維布としての実用性がすく、またリン化合物を
含まないもの(A、 6 )は難燃性が悪く消防法に合
格しないものとなる。
3の範囲外のもの(41−、5)は強度あるいは伸度が
不足し繊維布としての実用性がすく、またリン化合物を
含まないもの(A、 6 )は難燃性が悪く消防法に合
格しないものとなる。
次に、試料/463の延伸熱処理系を用いて製織したと
ころ、製織性は良好で毛羽、断糸、段の発生は全く見ら
れなかった。
ころ、製織性は良好で毛羽、断糸、段の発生は全く見ら
れなかった。
実施例 2
ベンゼンホスホニルジクロライド19.5 部、ベンゼ
ンスルホン酸15.8部を窒素封入管、攪拌器、精製塔
付き反応器に仕込み、窒素気流中150°Cで2時間、
次いでtSOoCで2時間、更に200℃で2時間反応
させた後、反応系を徐々に減圧して30關爾で2時間、
更に220 ’G O,3mmHgで2時間反応させた
。
ンスルホン酸15.8部を窒素封入管、攪拌器、精製塔
付き反応器に仕込み、窒素気流中150°Cで2時間、
次いでtSOoCで2時間、更に200℃で2時間反応
させた後、反応系を徐々に減圧して30關爾で2時間、
更に220 ’G O,3mmHgで2時間反応させた
。
得られた反応生成物は無色透明のオルゴマ−状で、固有
粘度(トルエン中25°C)は0.048であった。
粘度(トルエン中25°C)は0.048であった。
この物質及びポリエチレン−2,6−ナフタレドチツプ
(極限粘度0.63)を別々に乾燥後、前記物質をポリ
エチレン−2,6−ナフタレートに10重量多ブレンド
した。
(極限粘度0.63)を別々に乾燥後、前記物質をポリ
エチレン−2,6−ナフタレートに10重量多ブレンド
した。
この混合物を実施例りと同じ条件で紡糸して極限粘度0
.52の未延伸糸を得、これを実施例1試料3と同じ条
件で延伸熱処理した。
.52の未延伸糸を得、これを実施例1試料3と同じ条
件で延伸熱処理した。
得られた延伸熱処理系の物性及び耐熱性、耐光性、難燃
性は次の通りであった。
性は次の通りであった。
RO,82
強度 5.LL、9/d
伸度 30.6%
強度維持率
湿熱150°CX6hr 70.1%乾熱250℃
X20hr 63.0% キセノン50 hr熱照射 77.4% 着火回数 ((2) 4,6,5,7,4L
OI 45次に、この延伸
熱処理系をメリヤス編にしたところ、編立性は良好で、
編目の美して編地が得られた。
X20hr 63.0% キセノン50 hr熱照射 77.4% 着火回数 ((2) 4,6,5,7,4L
OI 45次に、この延伸
熱処理系をメリヤス編にしたところ、編立性は良好で、
編目の美して編地が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (イ)一般式 (R1はアルキル基:R2はアルキル基、アリール基、
アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロアリーロキシ基を
示す) で表わされるリン酸エステル、及び/又は、一般式 (Xはハロゲン原子;Yは炭素数1〜6のアルキリデン
基;nは2〜4の整数;R3はアルキル基を示す) で表わされるハロゲン化2価アルコール誘導体を含有し
、 (0) ポリマー繰返し単位の85モルφ以上がエチ
レン−2,6−ナフタレートであり、且つ極限粘度がO
13〜1.0の範囲にあるナフタレートポリエステルよ
り構成されていて、 X線回析におけるプラグ反射角2θ=18.7゜と20
=15.6°との回折強度比(R)がO,15〜1.7
3の範囲内にあるナフタレートポリエステル繊維を主体
としてなる難燃性繊維布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP47107843A JPS5853093B2 (ja) | 1972-10-30 | 1972-10-30 | ナンネンセイセンイフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP47107843A JPS5853093B2 (ja) | 1972-10-30 | 1972-10-30 | ナンネンセイセンイフ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS4966918A JPS4966918A (ja) | 1974-06-28 |
JPS5853093B2 true JPS5853093B2 (ja) | 1983-11-26 |
Family
ID=14469452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP47107843A Expired JPS5853093B2 (ja) | 1972-10-30 | 1972-10-30 | ナンネンセイセンイフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5853093B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5954580U (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-10 | 東洋紡績株式会社 | カ−テン地 |
-
1972
- 1972-10-30 JP JP47107843A patent/JPS5853093B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS4966918A (ja) | 1974-06-28 |
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