JPS5852246A - グリコ−ル酸エステルの製造方法 - Google Patents

グリコ−ル酸エステルの製造方法

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JPS5852246A
JPS5852246A JP14919481A JP14919481A JPS5852246A JP S5852246 A JPS5852246 A JP S5852246A JP 14919481 A JP14919481 A JP 14919481A JP 14919481 A JP14919481 A JP 14919481A JP S5852246 A JPS5852246 A JP S5852246A
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JP14919481A
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Takashi Masuda
隆志 増田
Kenkichi Kagami
加賀美 謙吉
Kazuhisa Murata
和久 村田
Akio Matsuda
松田 昭男
Yasuo Takami
高味 康雄
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はホルムアルデヒドと一酸化炭素とアルコールと
からグリコール酸エステルを製造する方法に関するもの
である。
グリコール酸エステルは、化学原料として種々の用途に
用いられている有用な物質であるが、現在その安価な工
業的製法の開発が望まれている。
グリコール酸エステルの工業的製法の一つとして、第1
工程においてホルムアルデヒドを一酸化炭素と反応させ
て、まずポリグリコリドを生成させ、次いで第2工程に
おいてこのポリグリコリドをアルコールと反応させる方
法が知られている(特開昭53−71016号公報)。
この方法においては、第1工程及び第2工程はいずれも
酸触媒の存在下で実施されるが、両工程の反応条件及び
酸触媒の濃度条件が異なるため、両工程を連続して行う
ことができず、第1工程で得られた反応混合物を取り出
して、分離処理を行う必要がある。
そして、この分離処理して得られたポリグリコリドにア
ルコールを加えて反応を行っている。すなわちホルムア
ルデヒドと一酸化炭素との反応混合物を冷却し、硫酸触
媒含量を減少させた固形分と、液体分とに分離したのち
固形分を、そのまま、アルコールと反応させるか、又は
固形分をさらに水で洗浄したのち、再度硫酸触媒を少量
添加し、アルコールと反応させるかしている。
しかしながら、このような方法は第1工程と第2工程と
の間に分離処理工程を必要とするため、工業的には未だ
有利な方法とけいうことができない0分離処理工程を要
することなく、第1工程と第2工程を連続的に実施し得
る方法がより望ましいことは明らかであるが、このよう
な方法はまだ開発されていない。
本発明者らはこの従来法の欠点を党服し、前記第1工程
からの反応生成物を分離処理することなく、そのまま第
2工程を実施できる方法を開発するため鋭意研究を重ね
た結果、第1工程の触媒として特定のものを選択する゛
と、第1工程からの反応生成物をそのまま第2工程にお
いてアルコールと効率良く反応させ得ることを見出し、
この知見、′1; に基づいて本発明を完成す□るに至った。
すなわち本発明はジメチル硫酸、ジメチル硫酸−フッ化
水素、ジメチル硫酸−塩化水素、マジックメチル、フル
オロスルホン酸及びマジック酸からなる群から選ばれた
少なくとも1種の触媒の存在下に、−酸化炭素とホルム
アルデヒドもしくは解重合によりホルムアルデヒドを生
じるホルムアルデヒド重合体とを反応させて一酸化炭素
・ホルムアルデヒド共重合体を生成させ、この反応生成
物を反応系から分離することなく、そのままアル!−ル
と反応させることを特徴とするグリコール酸エステルの
製造方法を提供するものである。
本発明において第1工程の触媒は、第2工程においても
触媒作用を示す。この触媒の使用量は、ホルムアルデヒ
ド1モル忙対し、ジメチル硫酸、マジックメチル、フル
オロスルホン酸又はマジック酸は0.1〜0.001モ
ルの範囲が好ましり、7ツ化水素や塩化水素は、ジメチ
ル硫酸と併用する場合はホルムアルデヒドに対し1モル
以下の範囲が好ましい。触媒が多すぎると副生成物が多
くなったり、生成物からの触媒分離に手数がかかるなど
の問題が生じ、少なすぎると有効な触媒効果が得られな
くなる。
本発明に用いられるホルムアルデヒドとしては、ホルム
アルデヒド単量体の他、トリオキサン、テトラオキシメ
チレン、パラホルムアルデヒド、ポリオギシメチレンの
ような解重合してホルムアルデヒドを与えるホルムアル
デヒド重合体をあげることができる。
また、アルコールとしては、メチルアルコール、エチル
アルコール、フロビルアルコール、メチルアルコール、
オクタツールなどの一価の脂肪族アルコールが用いられ
る。
本発明において、第1工程は、前記の触媒の存在下、−
酸化炭素とホルムアルデヒドとを反応させて行われる。
この場合−酸化炭素とホルムアルデヒドの反応モル比(
CO/CH,O)は1以上が好ましい。反応圧力は通常
51〜/l!以上、反応温度は80〜210℃の範囲、
好ましく#′i90〜190℃で行われる。反応圧力が
5 ”p/、1未満では反応に長時間を要し好ましくな
い。また反応温度が210℃を越えると触媒の分解や副
反応が起りやすく好ましくない。80℃未満では反応に
長時間を要し好ましくない。
この第1工程の反応は、例えば、ジクロルメタン、クロ
ロホルム、ジクロルエタンなどの反応に不活性な溶媒中
で行うことができるが、無溶媒下で行うこともできる。
次に本発明の第2工程は、−酸化炭素とホルムアルデヒ
ドとの反応から得られた、反応生成物すなわち一酸化炭
素・ホルムアルデヒド共重合体と触媒を含む反応混合物
に、特別の分離処理を行なわずに、アルコールを加え反
応させることからなる。この場合、゛アルコールの使用
量は、第1工程の一酸化炭素とホルムアルデヒドの反応
に消費された一酸化炭素に対し、等モルないし20倍モ
ルの範囲が好ましい。アルコールの量が多すぎるとクリ
コール酸エステルの分離に手数がかかる。
この第2工程の反応温度は80〜210℃が好ましい。
反応温度が80℃未満では、反応に長時間を必要とする
。210℃を越えると副反応が起勺やすくなる。
この第2工程において、第1工程の未反応の一酸化炭素
が反応系に共存すると、アルコキシ酢酸エステル副生の
原因となる場合がある。したがって、反応系又は反応容
器空間中にガス状で存在する未反応−酸化炭素は、これ
を空気や窒素などでパージして、反応系外へ除去してお
くことが好ましい。
第2工程から得られる反応液を例えば蒸留することによ
り、目的のグリコール酸エステルを容易に分離すること
ができる。
このように本発明方法によれば、−酸化炭素と。
ホルムアルデヒドと、アルコールとから連続的Kかつ極
めて効率的にグリコール酸エステルを製造することがで
き、工業的に安価にグリコール酸エステルを製造する方
法として好適である0次に本発明を実施例に基づきさら
に詳細に説明する。
実施例1 ステンレス製オートクレーブ(300mt容)にパラホ
ルムアルデヒド1o、o g(M&94 *。
ホルムアルデヒド換算313.3ミリモル)、ジクロル
メタン40mL及びマジック酸4ミリモルを一酸化炭素
雰囲気下で仕込み、更に室温で33(−になるまで−酸
化炭素を加えた。次にかきまぜながら150℃に昇温し
、30分間反応を行わせた。
次いで、未反応−酸化炭素を排出させたのち、オートク
レーブの内容物にメタノール125mtを加え、かきま
ぜながら150℃で3時間反応を行わせた。反応終了後
、反応液をガスクロマトグラフにより分析した結果、グ
リコール酸メチルが255.7ミリモル生成しているこ
とがわかりた。
反応液中の他の成分は、ジグリコール酸ジメチル(17
,6ミリモル)とホルムアルデヒド及びホルムアルデヒ
ドのアセタールであった0 実施例2 実施例1と同様のステンレス製オートクレーブにパラホ
ルムアルデヒド10.0 g(Mlf、94%。
ホルムアルデヒド換算313.3ミリモル)、ジクロル
メタン30mts及び触媒としてジメチル硫酸11ミリ
モルを一酸化炭素雰囲気下で仕込み。
次に室温で69(−になるまで−酸化炭素を加えた。次
いでかきまぜながら175℃に昇温し、2時間反応を行
わせた。反応終了後、実施例1と同様にして反応液を分
析したところ、グリコール酸メチル199.4ミリモル
、ジグリコール酸ジメチルり、6ミリモルが得られたこ
とがわかった。
実施例3 実施例1と同様のステンレス製オートクレーブにパラホ
ルムアルデヒド10.0g(純度9411ホルムアルデ
ヒド換算313.3ミリモル)、ジクロルメタン30 
ml s及び触媒としてジメfka酸11ミリモルとフ
ッ化水素水0.8.(HFを16ミリモル含む)を−酸
化炭素雰囲気下で仕込み、次に室温で69 ’f/l、
liになるまで一酸化炭素を加えた。次いでかきまぜな
がら175℃に昇温し、1.5時間反応を行わせた。反
応終了後、実施例1と同様にして反応液を分析したとこ
ろ、グリコール酸メチルが235.2ミリモル、ジグリ
コール酸ジメチルが9.7ミリモル生成したことがわか
った0 比較例1 触媒としてジメチル硫酸とフッ化水素水の代りにフッ化
水素水のみ0.8g用い、175℃での昇温下での反応
を1.5時間ではなく2時間行った以外は実施例3と同
様にして反応を行わせた。このようにして得られた反応
液を実施例3と同様に分析したところグリコール酸メチ
ルの生成量Fi12.8ミリモルであった。
実施例4 実施例1と同様のステンレス製オートクレーブにパラホ
ルムアルデヒド10.0g(純度94チ。
ホルムアルデヒド換算313.3ミリモル)、ジクロル
メタン30mt及び触媒としてジメチル硫酸13ミリモ
ルと塩酸1.3 g(HClを13ミリモル含む)を−
酸化炭素雰囲気下で仕込み、さらに室温で69胸/−に
なるまで−酸化炭素を加えた。
次にかきまぜながら175℃に昇温し、2時間反応を行
わせた。反応終了後実施例1と同様にして反応液を分析
したところグリコール酸メチルが234.7ミリモル、
ジグリコール酸ジメチルが7.3ミリモル 生成してい
ることがわかった。
比較例2 触媒として、ジメチル硫酸と塩酸の代りに塩酸1.3 
g(HClを13ミリモル含む)・を用いた以外は実施
例4と同様にして反応を行わせた。得られた反応液を実
施例1と同様にして分析したところグリコール酸メチル
が19.0ミリモル生成していることが認められた。
実施例5 実施例1と同様のステンレス製オートクレーブにパラホ
ルムアルデヒド10.0g(純度94チ。
ホルムアルデヒド換算313.3ミリモル)、ジクロル
メタン30mts及び触媒としてマジックメチル10ミ
リモルを一酸化炭素雰囲気下で仕込み次に室温で、62
Kf/−になるまで−酸化炭素を加えた。次いでかきま
ぜながら175℃に昇温し、2時間反応を行わせた。反
応終了後、実施例1と同様圧して反応液を分析した。と
ころ、グリコール酸メチルが256.4ミリモル、ジグ
リコール酸ジメチルが15.2ミリモル生成しているこ
とが認められた。
実施例6 実施例1と同様のステンレス製オートクレーブにトリオ
キサン10.0g及び触媒としてフルオロスルホン酸4
ミリモルを一酸化炭素雰囲気下で仕込み、次に室温で5
5(−になるまで−酸化炭素を加えた。次いでかきまぜ
ながら150℃に昇温し、2時間反応を行わせた。反応
終了後、実施例1と同様にして反応液を分析したところ
、グリコール酸メチルが123.1ミリモル、ジグリコ
ール酸メチルが8.3ミ’Jモル生成していることが認
められた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ジメチル硫酸、ジメチル硫酸−7フ化水素、ジメチル硫
    酸−塩化水素、マジックメチル、フルオロスルホン酸及
    びマジック酸からなる群から選ばれた少なくとも1種の
    触媒の存在下に、−酸化炭素とホルムアルデヒドもしく
    は解重合によりホルムアルデヒドを生じるホルムアルデ
    ヒド重合体とを反応させて一酸化炭素・ホルムアルデヒ
    ド共重合体を生成させ、この反応生成物を反応系から分
    離することなく、そのままアルコニルと反応させること
    を特徴とするグリコール酸エステルの製造方法。
JP14919481A 1981-09-21 1981-09-21 グリコ−ル酸エステルの製造方法 Expired JPS6024782B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335118U (ja) * 1986-08-19 1988-03-07

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JPS6335118U (ja) * 1986-08-19 1988-03-07

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