JPS5852124B2 - 内燃機関の始動補助装置 - Google Patents

内燃機関の始動補助装置

Info

Publication number
JPS5852124B2
JPS5852124B2 JP13627573A JP13627573A JPS5852124B2 JP S5852124 B2 JPS5852124 B2 JP S5852124B2 JP 13627573 A JP13627573 A JP 13627573A JP 13627573 A JP13627573 A JP 13627573A JP S5852124 B2 JPS5852124 B2 JP S5852124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
chromium
powder
electrode rod
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13627573A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS4986732A (ja
Inventor
レスリ− トンプス テレンス
レスリイ ミルズ ブライアン
ウイリアム スミイス デクスタ−
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CAV Ltd
Original Assignee
CAV Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CAV Ltd filed Critical CAV Ltd
Publication of JPS4986732A publication Critical patent/JPS4986732A/ja
Publication of JPS5852124B2 publication Critical patent/JPS5852124B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q7/00Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
    • F23Q7/001Glowing plugs for internal-combustion engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は内燃機関の始動補助装置に関するものである
発明を最も広くとらえると、この発明は、本体、この本
体に支持された電気的加熱要素および本体に支持されか
つ加熱要素に電気的に接続し、それによって電流を加熱
要素に供給してその温度を上昇させることができるよう
にした電極とを有する始動補助装置に関するものであっ
て、またこの加熱要素は焼結された、電導性の、耐火ブ
ロックを持つものである。
便宜上、この加熱要素は環状であって、かつ電極は加熱
要素の孔に嵌入していてその内周縁部と電気的に接続し
ており、かつ加熱要素に対する別の接続は外周縁部でな
されている。
より好ましいことには、電極は加熱要素の一端部に電気
的に接続され、加熱要素に対する別の電気的接続はその
反対端部でなされている。
別の面においては、この発明は本体、この本体に支持さ
れた電気的加熱要素、および本体に支持されかつ加熱要
素に電気的に接続し、それによつて電流を加熱要素に供
給してその温度を上昇させることができるようにした電
極とを有する始動補助装置に関するものであって、その
際この加熱要素は焼結された、電導性の、耐火ブロック
を持つものであり、かつこの耐火ブロックは圧縮された
ものである。
好ましくは、電極はブロックを圧縮状態で所定位置に置
くために耐火ブロックに対して押圧されている。
便宜上、この電極は、所定の力を電極に加えるように本
体のねじ部と係合するねじ部材により、ブロックに対し
て押圧される。
別の方法として、電極を弾性手段によりブロックに対し
て押圧するのもある。
好ましくは、耐火ブロックは電極により、伝導部材と物
理的および電気的に接触して、それによって、加熱要素
の温度を上昇させるため使用する際に、電流を加熱要素
を介して電極と伝導部材間に流すことができるようにす
る。
好ましくは、協働する位置決め手段がそれぞれブロック
と伝導部材上に設けられており、(それによって)ブロ
ックを伝導部材に対する所望の位置に置くことができる
好ましくは、本体もまた伝導性を有し、かつ伝導部材は
本体に支持されてそれ(本体)と電気的に接続され、か
つ電極は本体から絶縁されている。
好ましくは、本体は中空でかつ電極は本体を貫通して延
びているがそれとは間隔をへたてており、電極と本体の
間のスペースの少なくとも一部には、使用時、燃焼ガス
が本体を通って流れるのを阻止する密封材料が充填され
ている。
便宜上、この密封材料はエポキシ樹脂または溶融ガラス
である。
好ましくは、加熱要素は、温度上昇に併う抵抗の実質的
増大を阻止する、抵抗要素に電気的に接続され、その結
果、補助装置を電源に接続した時、加熱要素を通って流
れる最初の電流が高まって、加熱要素を急速に加熱する
ことができるようにし、かつ抵抗要素がそこを流れる電
流により加熱されるので、抵抗要素の増大する抵抗は加
熱要素を流れる電流を減少させ、それによって加熱要素
の加熱しすぎを防止することができる。
好ましくは、耐火ブロックは少なくとも一部は金属とセ
ラミック(陶磁器)との焼結混合物として形成されてい
る。
好ましくは、セラミック(陶磁器)は酸化金属である。
好ましくは、金属はクロムであり、かつ酸化金属はアル
ミナまたは酸化クロムである。
好ましくは、耐火ブロックは、合成物の中心部を形成す
る上記焼結混合物、との合成物であって、かつ互々金属
を含む一対の外側部分間に挿入されている。
好ましくは、中央部と一対の外側部分とは合成物を形成
すべく押圧されかつ互いに焼結されている。
好ましくは、上記一対の外側部分に含まれる金属は同じ
で、かつ便宜的に、中央部に含まれる金属とも同じであ
る。
好ましくは、外側部分は中央部と同じセラミックを含ん
でいるが、しかし各外側部分におけるセラミックの量に
対する金属の量は中央部におけるものよりも多い。
第1図を参照すると、第1の実施例の始動補助装置は軟
鋼から造り、かつ両端部12.13で開口した中空の段
付円筒本体11を有している。
本体11はその端部12に内側ねじ孔14を有しかつさ
らに、その端部間の中間部に外側ねじ15を持っている
使用時、このねじ15により補助装置は内燃機関のシリ
ンダーヘッドの壁に形成された対応するねじ孔に取付け
られる。
本体11を軸方向に延びる電極ロッド16は、310タ
イプのステンレススチールで形成されているが、しかし
それの代りに、E 、N 、 61またはE、N、58
、のような軟鋼から形成してもよい。
ロッド16は、一端部で、本体11の端部12から突出
しておりかつ外側電気コネクタ17を持っている。
一方ロツド他端部18では本体の端部13から延出しか
つエナメル層によって被覆されている。
ロッド他端部18は、310タイプのステンレススチー
ルから形成されかつ銅ハンダ付により取付けられたスリ
ーブ21内にぴっちりと嵌り込んでおり、かつエナメル
層19によりロッド16はスリーブ21から絶縁されて
いる。
さらに、エナメル層19は本体11中に延出して、電極
ロッド16にハンダ付した軟鋼製のスラストカラー22
にまで上昇しており、それによって層19はまたロッド
16を本体11の端部13からも絶縁している。
図示したものの代りに、ロッド他端部18をスリーブ2
1よりもかなり小さい直径のものでもよいということが
理解されよう。
この場合、絶縁、エナメル層19はセラミック管または
絶縁布に置き換えられ、後者の場合はりフラジルで形成
するのが好ましく、かつロッド他端部18の自由端は絶
縁媒体を保持するためのヘッドが付いている。
第1図に示した実施例に戻って、スリーブ21の自由端
はインコネ/1/(Inconel)X750で形成し
たコツプ状の橋絡部材23の環状リム(ふち)に溶接さ
れている。
この装置は、部材23のベース24が電極ロッド16の
他端部18の自由端25から間隔をへだて、かつ以下で
詳細に説明する円筒状の加熱要素26が自由端25およ
びベース24間に取付けられるようになっている。
加熱要素26を所定の位置に位置させるため、凹部が端
部25およびベース24に形成されており、かつ加熱要
素26の端部はそれぞれ凹所に嵌入するように形成され
ている、しかしながらこの実施例においては、加熱要素
は部材23およびロッド16に実際には連結されていな
い。
しかしながら、加熱要素26を位置決めする他の方法、
例えば加熱要素のそれぞれの端部に凹部を設けかつ端部
25とベース24上に対応する突起を設けるような方法
、を採用することはできないということが理解されよう
加熱要素26はまた部材23のベース24および/また
はロッド16の端部25に連結することはできない。
上記の連結ははんだ付および拡散接合(diffusi
onbonding) によりなされ、かつそれらの
技術は以下で詳しく説明する。
内側ねじ14には環状の軟鋼が係合しており、かつ外側
ねじ付のスタッド(取付ボルト)27はアルミナの管2
8をスチールまたはアルミニュームの密封ワッシャ29
によりカラー22に対して取付けている。
便宜上、アスベスト(石綿)または繊維フシックスで形
成したワッシャ31が、スタッド27、管28、ワッシ
ャ29および、ワッシャ31が取付可能な場合には、電
極ロッド16のまわりに延びかつそれから間隔を置いた
ワッシャ31により、ワッシャ29と管28間の間に挿
入される。
さらにこのスタッド27にはねじまわしを入れるスロッ
ト27aが形成されており、かつスタッドは内側ねじ孔
14の部分にねじ込まれそれによって管28は、もちろ
ん電極ロッド16に取付けである。
スラストカラー22に対して押圧される。従って、電極
ロッド16は橋絡部材23に向って押圧され、その結果
加熱要素26は電極ロッド16と橋絡部材23間で圧縮
され、かつそれらと物理的かつ電気的に接触するように
なる。
一つの実施例においては、電極ロッド16はスタッド2
7により押圧されてz5および300MN/−間の圧縮
負荷を加熱要素に印加するようになっている。
スタッド27が必要量だけ本体11中にねじ込まれると
、電極ロッド16とスタッド27、ワッシャ29と管2
8のスペースにはエポキシ樹脂のコンパウンド32が充
填される。
もちろんこのコンパウンド32は電極ロッド16をスタ
ッド27およびワッシャ29から絶縁し、かつまた本体
の端部12を通しての燃焼ガスの散逸を防止するもので
もある。
加熱要素26は焼結され、導電性がある混合物、耐火ブ
ロックの形体であってかつ一対の端部33゜34と中央
部35とから成っている。
端部33゜34は加熱要素の電気接点を形成しており、
かつ成層作用をさげるため酸化クロムの粉末と混合した
クロムの粉末を焼結して構成したものである。
中央部35は加熱要素の高抵抗部を形成し、かつ350
部分を導電性にするためクロムの粉末と混合した焼結し
た酸化クロムから戒っている。
加熱要素26は、フィッシャ(Fisher)粒子の平
均寸法を1〜9ミクロンの大きさにまで小さくするため
、最初コック・ライト研究所から出されている2y2時
間に対して894IH型のぬれたボールミルによって製
したクロム金属粉により造られる。
粉末は次に乾燥されかつふるいにかげられかつ、ホプキ
ンズ・アンド・ウィリアムズリミテッドから型式315
400として売り出されかつ前以って乾燥されかつふる
いにかげられ平均0.7□クロンのフィッシャ粒子寸法
を持った酸化クロム粉末を持った水性スラリーに造り変
えられる。
このスラリーは体積で50%のクロム粉末と体積で50
%の酸化クロム粉末を含むような構成となっており、か
つプリティッシュ・セレニーズリミテッド社から売り出
されているセラコル(Celocol)X450の型式
の重量で2%のバインダと、2−刃を持ったミキサーで
混ぜ合わさる。
このミキサーは加熱ジャケットに取付けられており、そ
の結果、混合した後では、スラリーは乾燥して良く混合
された粉末を形成し、次にそれらはまず500□クロン
のふるいを通りかつ次に250ミクロンのふるいを通る
後者のふるいで引つかへった混合物は回収されかつかま
の中で加熱され粉末が完全に乾いて自由に流動するよう
にする。
この粉末混合物は加熱要素の端部33,34を形成する
ためのものである。
これと同じ工程がくり返されて中央部35に必要な粉末
混合物が造られるが、しかしこの場合、スラリーは体積
で24%のクロム粉末と体積で76%の酸化クロム粉末
を含む構成となっている。
これら両粉末混合物はともに重量で0.5%のマグネシ
ウムステアリン酸塩で、ドライロールミキシングにより
潤滑され、そのあと硬化スチールに3nの直径の円筒状
の型凹所を持った、浮動型中に0.03 gmのクロム
高含有混合物が導入される。
前記の型が、まずその凹所が垂直になるように配置され
これに粉末混合物が第1のポンチ上のスペース内に充填
され、余分の粉末を取除いた後、第一のポンチは7.5
mだけ下降する。
高酸化クロム含有混合物の0.06gmのサンプルが型
凹所中に導入され既にそこに在る粉末上のスペースを満
たし、そのおと余分な粉末は取除かれて第一のポンチは
さらに3mだけ下降する。
高クロム含有混合物の別の0.03 gmのサンプルが
型の凹所中に導入され、かつこの三つの合成混合物層は
第一のポンチと第二のポンチの間で550 MN/m”
の印加圧力で圧縮される。
各ポンチには粉末混合物に向いた面に凹部があり、それ
によりこの圧縮作業で形成された未加工圧縮物は最終的
な加熱要素26を始動補助装置に位置決めするに必要な
突起が形成される。
一実施例においては、各ポンチの凹所は140°の円錐
角を持った円錐形を威している。
型の凹所から取除いた後で、この未加工圧縮物は乾燥し
た無酸素のアルゴン大気中で一時間当り300℃の割で
、1400℃になるまで加熱される。
この未加工圧縮物は一時間この温度に保たれ、かつそれ
から冷却される。
この完全な加熱および冷却サイクルは11時間を要する
この合成された焼結ブロックは理論密度が94%であっ
て0.11〜0.19オームの抵抗を有する。
しかしながら、この未加工圧縮物を製造するのに使用す
る粉末混合物の量を変化させることにより、0.1〜0
.7オームの抵抗を有する焼結ブロックる得ることがで
きる。
最後にこのブロックは2mの直径と0.12〜0.20
オームの抵抗を有する所望の加熱要素茜な製造するため
研摩作業により機械加工される。
しかしながら、この未加工圧縮物の構成を代えることに
よっても抵抗値を変えることができ、そのため上記の技
術を用いることにより、0.1〜1.2オームの抵抗を
有する加熱要素を製造することができる。
加熱要素26を製造するための上記技術は、端部分33
,34の酸化クロム量を変えることにより変更可能であ
るということが理解されよう。
従って、このような一つの変更例をあげると、端部33
.34は体積で80%のクロム粉末と、体積20%の酸
化クロム粉末から造られる、混合物は上記の方法で製造
される。
しかしながら、端部分33.34中の酸化クロムを無く
すかまたはこの酸化クロムを、例えばアルミナのような
酸化セラミック金属と置換えることができる。
例えば、満足できる酸化セラミック金属加熱要素を造る
場合、端部分33.34を形成するのに用いる粉末混合
物は体積で90%のクロム粉末と体積で10%のアルミ
ナ粉末とから戒っている。
クロム粉末は以上で用いたものと同じであるがしかし0
665〜1.5ミクロンの寸法の粒子となるように24
時間に亘って粉化し、かつアルミナ粉末は0.03ミク
ロンの粒子寸法を持ったデガツサ・リミテッド社から売
り出されている微粒子である。
さらに、端部33,34は単に以上の実施例で用いたク
ロム粉末から成っている場合にも、満足な結果が得られ
る。
他の加熱要素26においては、端部分33.34は除か
れており、そのため加熱要素はその全体が上記の実施例
の35の部分を製造するのに用いた高酸化クロム含有混
合物でできている。
高酸化クロム含有混合物は前に述べたと同じように形成
されるが、しかしながら、満足な結果は、用いるクロム
粉末を48時間粉化してその粒子寸法を0.5ミクロシ
にまで減少させた場合にも得ることができる。
しかしながら、この変更例においては、焼結中に混合物
からのクロムの損失を最小限にするため、クロムを多く
含んだ大気中で焼結作業をすることが望ましい。
さらに、加熱要素26の35の部分を製造するのに用い
る混合物の構成は、もし焼結後の混合物の抵抗が室温で
lO〜0.01オーム/cIILならば、変更すること
ができる。
クロムと酸化クロム粉末から成る混合物に必要な範囲内
の抵抗値を得るためには、クロム含有量が体積で23%
〜25%であるようにするのが好ましいが、しかしなが
ら、体積で19%〜35%のクロムを含む混合物によっ
ても良好な結果が得られる。
従って、上記の変更例においては、混合物は体積で23
%のクロム粉末と体積で77%の酸化クロム粉末とを含
んでいる。
加熱要素ののこりのも部分の構成および他の要素を製造
する方法は上述の実施例のものと同一である。
この構成により、0.2オーム〜1.2オームの抵抗を
持った焼結ブロックおよび抵抗0.4〜2.0オームの
加熱要素を製造することができる。
さらに別の変更例においては、上記の例のものの中央部
35を形成するのに用いた混合物における酸化クロム粉
末はアルミナの粉末で置換えることができ、かつさらに
(それらの)合成粉末を加熱要素全体を造るのに用いる
ことができ、その結果端部分部34は削除される。
また、焼結作業は焼結温度のクロムの損失を最小にする
ためクロムを多く含んだ大気中で行うことが望ましいこ
とが見い出される。
上記の始動補助装置において、加熱要素26をこの加熱
要素に比して高い温度抵抗係数を有する抵抗要素(図示
せず)と直列に接続することが望ましい場合がある。
この抵抗要素は本体11の外側に設けられかつこのこと
は、使用時、電極ロッド16が電源に接続されている場
合、加熱要素3は、抵抗要素は冷えた状態にあって、低
抵抗を有し、そのため高電流が加熱要素を流れるという
事実により、最初急速に加熱されるということを意味す
るものである。
しかしながら、抵抗要素は急速に加熱されその結果その
抵抗は増大するし、それによってこの加熱要素を流れる
電流の大きさを減少させる。
従って、抵抗要素を設けることにより加熱要素26の加
熱し過ぎを防止することができる。
以上に述べた装置の代りとして、加熱要素26はスリー
ブ21と本体11を、それらが互いにはんだ付される場
合に、互いに押圧し合うことにより圧縮位置に置くこと
ができ、電極ロッド16とスタッド27は固定状態に保
たれる。
上記の変更により、溶融ガラスシールが便宜上エナメル
層19と本体11の間に、はんだ付作業に先立って形成
され、それによってこの始動補助装置を燃焼機関で用い
た場合に、端部13から本体11中に燃焼ガスが流入す
るのを防止する。
上記した始動補助装置の変更例において、加熱要素26
ははんだ付により橋絡部材23および/または電極棒1
6の端部分に連結されている。
重量で19%のニッケルとともに重量で10%のシリコ
ンとから成り、ニクロプラズ30として売られている適
当なはんだ合金が用いられ、このはんだ合金は10’)
−ルの真空中で1200℃で使用される。
ニクロプラズLMは別の適等な合金であって、これは重
量で6.5%のクロム、重量で3%の硼素、重量で4.
5%のシリコン、重量で2.5%の鉄および重量で0.
006%までの炭素から成っている。
この合金は1050℃の温度またこれも10 ’ t
orrの真空中で用いられる。
またこれと別の適当な合金としてはニクロブラズ130
があり、これは重量3%の硼素、重量4.5%のシリコ
ン、および重量で0.06%までの炭素とともにニッケ
ルから成っており、かつ1050℃で10 ’tor
rの真空中でも使用される。
以上で述べた各々の合金は1000℃で溶融するが、こ
れは始動補助装置の加熱要素を900℃の温度で作動さ
せるために必要となっている。
さらに、各合金は、もしシリコン含有量が20%以下に
下ると、この合金が加熱要素をぬらすことがなくなると
いうことが発見されたので、少なくとも2%のシリコン
を含むような構成になっている。
上述の始動補助装置の別の変更例においては、加熱要素
26は電極棒16の端部25と橋絡部材23とに、拡散
接合により、連結されている。
これは真空チャンバ内に各素子を位置させかつ端部25
と橋絡部材23とを加圧して加熱要素3のそれぞれの部
分と物理的および電気的に接触させることによって行わ
れる。
次に真空チャンバは真空になり、かつ直流電源からの電
流は加熱要素を通して電極ロッド16と部材23間を通
りこの装置を加熱する。
このように構成することによりこの装置の温度はその結
果金属の拡散がロッド16、要素26および部材23間
で起りそれによって部材23とロッド16が要素26に
拡散結合するようになるまで上昇する。
一実施例において、10アンペアの電流が8分間電極ロ
ッド16と部材23の間を流れる場合には、満足な結合
が得られる。
真空チャンバは10 ’ torrまで真空にされる
以上に述べた拡散結合技術は金属を多く含んだ端部な有
する加熱要素にだけ用いることができるものである。
第2図においては、本発明に依る始動補助装置の第二の
実施例が示されており、その各要素は第一の実施例の各
部分に対応しており、これらの各要素は第1図で用いた
参照番号と同じ番号で示されている。
しかしながら第二の実施例の電極ロッド16は二つの部
分16a、16bに形成されており、かつこれらの部分
間で管28中においてアルミナロッド41が支持されて
いる。
このロッド41と管28の内孔とが成す円筒状の空間に
おいて該ロッド41の周囲にはら旋形の抵抗要素42が
巻回されており、その両端は電極ロッド16のそれぞれ
の部分16a、16bに溶接されている。
この実施例において前記抵抗要素42は加熱要素と比し
て高い温度抵抗係数を持っており、そのために使用時に
おける加熱要素26の加熱し過ぎを防止するのに役立つ
この加熱要素26はまた電極ロッド16の下方の部分1
6bの自由端とコツプ状の橋絡部材23との間で押接さ
れるが、この押接は管28とねじ係合された係合スタッ
ド27間で支持されたベル・ビルワッシャ43の如き弾
性手段により行なわれ、更にこの押接を効果的に行うた
め前記ワッシャ43と管28および前記ワッシャ43と
保合スタッド27との間にそれぞれアスベストまたはフ
ァイバフラックスで形成した環状ワッシャ44および4
5が挿入されており、かつ上方の電極部分16aとスタ
ッド27の内孔とが形成する環状空所にはエポキシ樹脂
シール用化合物32または溶融ガラスが充填されており
、更に前記係合スタッド27の上方における本体上端部
も前記化合物等により一体的にシールされており外部に
燃焼ガスが漏出するのを完全に防止している。
電極ロッド16を上下二つの部分から構成することによ
り、下方の電極ロッド16bは加熱要素26を橋絡部材
23に対して常時一定の弾性力に依って押接する事を可
能にし、他方上方の電極ロッド16aはこの弾性押接力
とは何ら係りなくシール用化合物等により外気との密閉
を永久的に保持し続けるという機能を各々果たしており
、これらの機能がそれぞれの電極ロッドに関して独立し
ている為にこの補助装置全体として見ても何ら無理な負
担がか〜る要素は無く如何なる使用状況においても長時
間に亘る安定した効果が得られるという特徴を有するも
のである。
第3図を参照すると、第三の実施例の始動補助装置は、
一端部52をステンレススチールの端部キャップ53で
閉じた、中空、円筒状のステンレススチール本体51を
持っている。
本体51内には電極ピン54が軸方向に延びかつそれと
一定の間隔をへたてており、かつこのピンの自由端は円
筒状の加熱要素55の一端部に接合され、かつその他方
はキャップ53に接合されている。
従って、加熱要素55は電極ピン54と本体51に電気
的に接続され、その結果この始動補助装置を燃焼機関に
用いた場合には、ピン54と本体51間に電流が流れる
ことができ、それによって要素55を加熱しかつエンジ
ンに供給された燃料を燃焼させることができる。
溶融ガラスの絶縁材56は本体51と電極ピン54間に
形成された環状スペースを満たすが、要素55までは到
らない。
この絶縁材56はピン54を本体51の所望の位置に保
持する働きをし、かつまた使用時、燃焼ガスが本体51
の孔を通って散逸するのを防止している。
さらに、場合によっては、要素55の加熱効率を上げる
ために、本体51の端部52の近傍に一つまたはそれ以
上の孔(図示せず)を設けることが望ましい。
要素55は先の実施例の要素26と同じ構成でかつ、圧
縮されることなく、拡散結合によりピン54とキャップ
53に接続されている。
さらに、このキャップ53は電子ビーム溶接によって本
体51に取付けられている。
前の実施例の場合と同様に、加熱要素55は便宜上、使
用時、加熱要素と比して高い温度抵抗係数を有する抵抗
要素(図示せず)によって、加熱し過ぎないように保護
されている。
第四の実施例(図示せず)においては、始動補助装置は
前の実施例のものと同じであるが、しかしこの場合端部
キャップは除かれており、かつ環状加熱要素は始動補助
装置の本体と電極ピン間に取付けられている。
加熱要素はこの場合も電気的導体である耐火ブロックの
形体であって、かつ第一の実施例において用いた粉末で
あるクロムと酸化クロム粉末の混合物を焼結することに
より形成される。
加熱要素を製造する場合、粉末クロムは最初スチールボ
ールによって水中で0.5ミクロンの大きさのフィッシ
ャ・サブ・シープ寸法にまですりつぶしたボールであり
、供給される際の酸化クロム粉末は1.7□クロンのフ
ィッシャーサブ・シーブ寸法を持っている。
次に、22%のクロム粉末と78%の酸化クロム粉末は
乾燥混合されて重量で60%の固体の結着剤を含んだよ
く混合された粉末を製生ずる。
次に混合物はスチール製の型に移送され、13.8MN
/m (の圧力)で冷間プレスされて自己支持型のコン
パクトに成型され、次にアルゴン大気中で、1時間に1
00℃の割りで1400℃になるまで加熱される。
このコンパクトはこの温度中でさらに一時間保持され、
その場合クロム金属の高圧力により、コンパクトのまわ
りにクロム金属粉末を多く含んだ大気を保持するため、
コンパクトに大量のクロムを隣接して設けた炉中で、焼
結が行われ、それによってコンパクトからのクロム金属
の損失を最小限にすることができる。
最終的に仕上った焼結体は室温でα065オームαの抵
抗値を有する。
もし焼結後に、混合物が室温で10〜0.05オームは
の範囲内の抵抗値を持っているならば、第四の実施例の
加熱要素を製造するために他の混合物を用いることがで
きる。
クロムと酸化クロムから成る混合物用のこの範囲内の抵
抗値を得るため、クロム含有量は体積で21.5〜22
65%にするのが好ましいが、しかしながら体積で19
%〜25%のクロムを含んだ混合物によっても良い結果
を得ることができる。
第四の実施例の加熱要素は、高温はんだ付け、溶縮、ま
たは収縮ばめのいずれかによって、電極ピンおよび始動
補助装置の間に取付けられる。
どの場合にも、加熱要素、本体および電極ピン間に良好
な物理的電気的接続が生じるようにする必要があること
はもちろんである。
前に述べたと同様に、第四の実施例の始動補助装置は、
便宜上、使用時加熱要素を加熱し過ぎから保護するため
、加熱要素に比して高い温度抵抗係数を有する抵抗要素
を備えている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例による始動補助装置の
断面図であり、第2図は第2の実施例による始動補助装
置の断面図であり、かつ第3図は第3の実施例による始
動補助装置の一部を示す断面図である。 図中、符号、11・・・・・・段付円筒本体、12,1
3・・・・・・本体端部、14,15・・・・・・ねじ
孔、16・・・・・・電極ロッド、17・・・・・・コ
ネクタ、19・・・・・・エナメル層、21・・・・・
・スリーブ、22・・・・・・スラストカラー、23・
・・・・・橋絡部材、24・・・・・・ベース、26・
・・・・・加熱要素、27・・・・・・スタッド(取付
ボルト)、2B・・・・・一管、29,31・・・・・
・ワッシャ、33,34・・・・・・加熱要素端部、3
5・・・・・・加熱要素中央部、41・・・・・・アル
ミナロッド、42・・・・・・抵抗要素、51・・・・
・・本体、53・・・・・・端部キャップ、54・・・
・・・電極ピン、55・・・・・・加熱要素、56・・
・・・・絶縁体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 本体と、焼結された導電性を有する耐火性の混合物
    により形成された電気的加熱要素とを含み、前記電気的
    加熱要素が前記本体から連なるコツプ状の橋絡部材に担
    持される一端と前記本体に電気的に絶縁されて保持され
    ている電極ロッドの自由端に通電可能に担持される他端
    とを有し、弾性手段が前記加熱要素の他端を前記電極ロ
    ッドを介してその軸方向に押接している構造において、
    前記電極ロッドが上下二つの部分から出来ており、下方
    の電極ロッドが前記弾性手段に依り前記加熱要素に押接
    されており、上方の電極ロッドがシール用化合物または
    溶融ガラスにより完全な気密状態に保持されており、こ
    れら上下電極ロッドが電気的に接続する手段により連結
    されている事を特徴とする内燃機関の始動補助装置。
JP13627573A 1972-12-07 1973-12-07 内燃機関の始動補助装置 Expired JPS5852124B2 (ja)

Applications Claiming Priority (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB5650572 1972-12-07
GB5650572 1972-12-07
GB1045473 1973-03-03
GB1045473A GB1447964A (en) 1972-12-07 1973-03-03 Starting aids for combustion engines
GB1254673 1973-03-15
GB1254673 1973-03-15
GB3244873 1973-07-06
GB3244873 1973-07-06
GB3605273 1973-07-28
GB3605273 1973-07-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS4986732A JPS4986732A (ja) 1974-08-20
JPS5852124B2 true JPS5852124B2 (ja) 1983-11-21

Family

ID=27516062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13627573A Expired JPS5852124B2 (ja) 1972-12-07 1973-12-07 内燃機関の始動補助装置

Country Status (9)

Country Link
JP (1) JPS5852124B2 (ja)
AR (1) AR203832A1 (ja)
BR (1) BR7309595D0 (ja)
CA (1) CA1016582A (ja)
DE (1) DE2360571C2 (ja)
FR (1) FR2245216A5 (ja)
GB (1) GB1447964A (ja)
IT (1) IT1000208B (ja)
RO (1) RO69653A (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2802625C3 (de) * 1978-01-21 1985-07-18 BERU Ruprecht GmbH & Co KG, 7140 Ludwigsburg Glühkerze
JPS5723813Y2 (ja) * 1978-05-24 1982-05-24
AU5091179A (en) * 1978-10-03 1980-04-17 Lucas Industries Limited Starting aid for an i.c. engine
DE2925373C2 (de) * 1979-06-22 1986-10-16 Ngk Spark Plug Co., Ltd., Nagoya, Aichi Glühkerze für eine Vorbrennkammer-Vorheizeinrichtung einer Dieselmaschine
JPS56119422A (en) * 1980-02-26 1981-09-19 Jidosha Kiki Co Ltd Fast-heated preheating plug for use in diesel engine
JPS56127847U (ja) * 1980-02-28 1981-09-29
DE3146653C2 (de) * 1981-02-07 1986-09-04 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Glühkerze für Brennkraftmaschinen
YU43813B (en) * 1982-12-22 1989-12-31 Iskra Gasproof glowing plug
JPS6113163U (ja) * 1984-06-25 1986-01-25 日本特殊陶業株式会社 自己制御型セラミツクグロ−プラグ
JPS6113165U (ja) * 1984-06-27 1986-01-25 日本特殊陶業株式会社 自己制御型セラミツクグロ−プラグ
JP3870859B2 (ja) * 2001-10-16 2007-01-24 株式会社デンソー グロープラグ
DE102005030207A1 (de) * 2005-06-29 2007-01-25 Robert Bosch Gmbh Glühstiftkerze
DE102006016566B4 (de) * 2005-09-22 2008-06-12 Beru Ag Zusammengesetzter Leiter, insbesondere für Glühkerzen für Dieselmotoren

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR358749A (ja) * 1900-01-01
US1627564A (en) * 1925-03-27 1927-05-10 Jay H Loper Electric heater for crank cases
US1948974A (en) * 1931-03-21 1934-02-27 Talmey Paul Ignition system for combustion engines
DE1056874B (de) * 1957-09-05 1959-05-06 Voigt & Haeffner Ag Elektrische Gluehkerze fuer Brennkraftmaschinen
US3309643A (en) * 1964-01-02 1967-03-14 Massachusetts Inst Technology Electric heating element
DE1213669B (de) * 1964-01-14 1966-03-31 Eiko Denki Corp Gluehkerze mit einem elektrischen Widerstandsheizelement aus Siliziumkarbid
US3360761A (en) * 1965-04-29 1967-12-26 Air Reduction Resistor substrate having integral metal terminations

Also Published As

Publication number Publication date
IT1000208B (it) 1976-03-30
CA1016582A (en) 1977-08-30
RO69653A (ro) 1980-08-15
BR7309595D0 (pt) 1974-08-22
FR2245216A5 (ja) 1975-04-18
DE2360571A1 (de) 1974-06-12
JPS4986732A (ja) 1974-08-20
AU6304673A (en) 1975-05-29
GB1447964A (en) 1976-09-02
DE2360571C2 (de) 1983-01-27
AR203832A1 (es) 1975-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4107510A (en) Starting aids for combustion engines
JPS5852124B2 (ja) 内燃機関の始動補助装置
US2271975A (en) Temperature responsive device
US3037266A (en) Method for making sealed resistors
US1226470A (en) Refractory-metal tube.
US2139431A (en) Method for applying metallic coatings to ceramic bodies
US2265352A (en) Spark plug
GB595060A (en) Improvements in electrical heating elements
US2837679A (en) Glass sealed centerwire structure
US2898395A (en) Spark plug seal
US2459282A (en) Resistor and spabk plug embodying
US2453048A (en) Spark plug and method of making the same
US2508354A (en) Spark plug or the like
KR20220021475A (ko) 가열 장치 및 이의 제조 방법과 불연소 가열식 흡연 도구
US3524693A (en) Method for assembling a carbide filament incandescent lamp
US2717438A (en) Spark plug with auxiliary gap
US2296045A (en) Spark plug electrode
US3129314A (en) Electric heater
US2806971A (en) Glass seal for spark plug electrode assembly
JPS6311753B2 (ja)
EP0061550A2 (en) Glass coated disk thermistor
JPS6134877A (ja) 点火プラグ
US11154945B2 (en) Method for producing a gas-tight metal-ceramic join and use of the gas-tight metal-ceramic join
KR20090093637A (ko) 마그네트론 음극 구조체 융착체 및 그 제조방법
US3155935A (en) Sealed resistor