JPS5851958Y2 - 塗布用ノズル - Google Patents
塗布用ノズルInfo
- Publication number
- JPS5851958Y2 JPS5851958Y2 JP11520780U JP11520780U JPS5851958Y2 JP S5851958 Y2 JPS5851958 Y2 JP S5851958Y2 JP 11520780 U JP11520780 U JP 11520780U JP 11520780 U JP11520780 U JP 11520780U JP S5851958 Y2 JPS5851958 Y2 JP S5851958Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- nozzle
- cylinder
- space
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coating Apparatus (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は塗布用ノズル、殊にスラリー塗料の塗布に適す
るノズルに関する。
るノズルに関する。
一例として18立用罐の製造において罐胴と罐蓋との接
合に当っては、第1図に示すように罐蓋1のフランジ部
2に充填剤3を塗布し、充填剤乾燥成膜後に第2図に示
すように罐胴4の先部にフランジ部2の充填剤適用部を
当てて二重巻き締めして接合し、接合部分の内部に充填
剤を封入して接合を行なっている。
合に当っては、第1図に示すように罐蓋1のフランジ部
2に充填剤3を塗布し、充填剤乾燥成膜後に第2図に示
すように罐胴4の先部にフランジ部2の充填剤適用部を
当てて二重巻き締めして接合し、接合部分の内部に充填
剤を封入して接合を行なっている。
この場合フランジ部2に充填剤の塗料を塗布するノズル
の形状は先端に噴出孔8が施されである中空円筒状のノ
ズル本体5にニードルシリンダ6が軸方向に往復動出来
るように挿入されていて(第3,4図)、ノズル本体の
噴出孔8とは反対側7から入れられた塗料3はノズル本
体の中空部とニードルシリンダとの間の環状の中空部で
あって、ニードルシリンダーのニードル部9が噴出孔か
ら内側に続くテーパ部10に接している時には塗料が噴
出孔から流れず、ニードルシリンダを引込めてニードル
部9がテーパ部10より外れると、噴出孔8より塗料が
噴出するようになっている。
の形状は先端に噴出孔8が施されである中空円筒状のノ
ズル本体5にニードルシリンダ6が軸方向に往復動出来
るように挿入されていて(第3,4図)、ノズル本体の
噴出孔8とは反対側7から入れられた塗料3はノズル本
体の中空部とニードルシリンダとの間の環状の中空部で
あって、ニードルシリンダーのニードル部9が噴出孔か
ら内側に続くテーパ部10に接している時には塗料が噴
出孔から流れず、ニードルシリンダを引込めてニードル
部9がテーパ部10より外れると、噴出孔8より塗料が
噴出するようになっている。
塗料の塗布はノズル本体と被塗布物質との相対動で帯状
に塗布が行なわれる。
に塗布が行なわれる。
上記塗布に使用する充填剤は一般にシーリング剤又はシ
ーリングコンパウンド、或いはライニングコンパウンド
、若しくは、接着剤等と呼ばれている合戊脂を乳化した
エマルジョン状の塗料が用いられている。
ーリングコンパウンド、或いはライニングコンパウンド
、若しくは、接着剤等と呼ばれている合戊脂を乳化した
エマルジョン状の塗料が用いられている。
周知のように安定した乳濁液はノズル本体に入れられて
噴出孔から排出されるまで乳濁状態を保ち乳濁構成物質
が分離することなく、排出され塗布された塗布液も充填
剤の性能をそのままよく保つ。
噴出孔から排出されるまで乳濁状態を保ち乳濁構成物質
が分離することなく、排出され塗布された塗布液も充填
剤の性能をそのままよく保つ。
最近耐内容物性の向上要求から乳化することが困難な高
分子の微粉末を溶剤に分散させた所謂スラリー状態で塗
布をする必要が生じている。
分子の微粉末を溶剤に分散させた所謂スラリー状態で塗
布をする必要が生じている。
スラリーは周知のように固形物と液体との混合体ではあ
るが乳化したエマルジョンとは異なり、固形物と液体と
の分離が生じ易い。
るが乳化したエマルジョンとは異なり、固形物と液体と
の分離が生じ易い。
従って前記したノズルを用いた場合にはノズルの流通路
で液体たる溶剤と固形物たる高分子粒子が分離し実用に
適した塗布を行なうことが困難である。
で液体たる溶剤と固形物たる高分子粒子が分離し実用に
適した塗布を行なうことが困難である。
それでノズル内においても液体と固形粒子とがよく混合
しその状態を保つように積極的に混練させる必要がある
。
しその状態を保つように積極的に混練させる必要がある
。
本考案塗布用ノズルはかかる点に注目して開発されたも
ので、これを図面について述べれば先端に噴出孔12が
貫通され噴出孔に連通されて噴出孔より広い中空部13
を具えた中空のノズル筒体11と、前記噴出孔との間に
空間15を保ちつつ前泥中空部に嵌合し軸方向の貫通孔
18のある混練筒14と、前記中空部内で混練筒との間
に他の空間17を保ちつつ前記筒体に冠着し前記化の空
間に連通ずるよう軸方向に貫通された穿設孔19のある
ドクターキャップ16とよりなり、前記混線筒の孔18
はドクターキャップの孔19及び筒体の噴出孔12に対
し軸方向に偏位している構造になっている。
ので、これを図面について述べれば先端に噴出孔12が
貫通され噴出孔に連通されて噴出孔より広い中空部13
を具えた中空のノズル筒体11と、前記噴出孔との間に
空間15を保ちつつ前泥中空部に嵌合し軸方向の貫通孔
18のある混練筒14と、前記中空部内で混練筒との間
に他の空間17を保ちつつ前記筒体に冠着し前記化の空
間に連通ずるよう軸方向に貫通された穿設孔19のある
ドクターキャップ16とよりなり、前記混線筒の孔18
はドクターキャップの孔19及び筒体の噴出孔12に対
し軸方向に偏位している構造になっている。
殊に孔18は孔19に対し軸方向の投影位置が一致部分
を持たないように偏位していることが好ましい。
を持たないように偏位していることが好ましい。
更に各部分を詳記するとノズル筒体は噴出孔12に向は
筒体の内外周が円錐状に収束形成され、円錐状内周に続
いた円筒空間15には段部20が形成され、段部より先
(図面上で上部)は孔径が広くなった中空部13となり
、この中空部孔径と混練筒14の外径が適合する寸法に
なっている。
筒体の内外周が円錐状に収束形成され、円錐状内周に続
いた円筒空間15には段部20が形成され、段部より先
(図面上で上部)は孔径が広くなった中空部13となり
、この中空部孔径と混練筒14の外径が適合する寸法に
なっている。
ノズル筒体11の中空部13に沿った外周には噴出孔と
反対方向に向は雄ねじ21が螺切され、袋ナツト形のド
クターキャップ16の裾部内周面に螺切された雌ねじ2
2と螺合するようになっている。
反対方向に向は雄ねじ21が螺切され、袋ナツト形のド
クターキャップ16の裾部内周面に螺切された雌ねじ2
2と螺合するようになっている。
前記ドクターキャップはその頭部23にある穿設孔19
の孔径を適当の大きさにすることによって、この孔を通
してノズルに向けて圧入されるスラリーの量を必要量と
することができる調節若しくは補正の役を司る。
の孔径を適当の大きさにすることによって、この孔を通
してノズルに向けて圧入されるスラリーの量を必要量と
することができる調節若しくは補正の役を司る。
次に本考案塗布用ノズルの作用について述べる。
第6図に示すように筒体11の中空部13に混練筒14
を嵌入すると混練筒は段部20で停止して混線筒の一端
(図面上下端)とノズル噴出孔12の間に空間15が形
成される。
を嵌入すると混練筒は段部20で停止して混線筒の一端
(図面上下端)とノズル噴出孔12の間に空間15が形
成される。
次いでドクターキャップ16を筒体11に螺着すると、
混線筒の他端(図面上で上端)とキャップ16の間に他
の空間17が形成されて塗布用ノズルが形成される。
混線筒の他端(図面上で上端)とキャップ16の間に他
の空間17が形成されて塗布用ノズルが形成される。
前記孔19をスラリー状塗布液の循環通路24に向けて
配設し、孔に面して弁25を開閉自在に設ける。
配設し、孔に面して弁25を開閉自在に設ける。
通路24を流れる塗布液は弁25を開くことで孔19か
ら他の空間17に流れ、空間17から混練筒の孔18を
流れて下方の空間15を経て噴出孔12からフランジ部
2に流出して塗布される。
ら他の空間17に流れ、空間17から混練筒の孔18を
流れて下方の空間15を経て噴出孔12からフランジ部
2に流出して塗布される。
この場合液体と粉体とがよく混合して通路24を流れる
スラリーは孔19より他の空間17に入るが孔19と混
練筒14の孔18が軸方向に互に偏位しているので孔1
9から他の空間17に流入したスラリー液はそのまま孔
18へは流れない。
スラリーは孔19より他の空間17に入るが孔19と混
練筒14の孔18が軸方向に互に偏位しているので孔1
9から他の空間17に流入したスラリー液はそのまま孔
18へは流れない。
殊に孔18と孔19が軸方向投影位置において一致部分
を持たないと空間に流入したスラリー液は混練筒の他端
(図面上で上端)に激突し空間17内で攪拌混練される
。
を持たないと空間に流入したスラリー液は混練筒の他端
(図面上で上端)に激突し空間17内で攪拌混練される
。
何れにしてもスラノー液は空間17において混練されて
液内に粉体をよく分散させた状態で孔18から空間15
にれ込む。
液内に粉体をよく分散させた状態で孔18から空間15
にれ込む。
下方の空間も孔18の出口と噴出孔12の入口とが軸方
向に一致していないので液は直ちに噴出(L12に向わ
ず空間15内でも攪拌混合されてから噴出孔12から排
出される。
向に一致していないので液は直ちに噴出(L12に向わ
ず空間15内でも攪拌混合されてから噴出孔12から排
出される。
以上の如く本考案塗布ノズルはスラリー液がノズル内に
入って排出されるまで二つの空間で攪拌混練されるので
、噴出孔から噴出される時には液体と粉体とがよく混合
された状態で排出される。
入って排出されるまで二つの空間で攪拌混練されるので
、噴出孔から噴出される時には液体と粉体とがよく混合
された状態で排出される。
従って液体に粉体が平均して分散したスラリーで被塗装
物に塗布されるので液に溶けない高分子粉末も均一に塗
布面に施されるという実用的考案である。
物に塗布されるので液に溶けない高分子粉末も均一に塗
布面に施されるという実用的考案である。
前記のように孔19の径を適当の径にすることによって
噴出孔12から噴出する液量を被塗装面に対して最適状
態にすることができる。
噴出孔12から噴出する液量を被塗装面に対して最適状
態にすることができる。
第1図は罐蓋の一端と被塗布面のフランジ部を示す断面
図、第2図は罐蓋に罐胴の端を締付けた断面図、第3図
及び第4図は充填剤塗布用の従来のノズルの要部を示し
第3図は非塗布の不使用状態、第4図は塗布の使用状態
を夫々示す断面図、第5図は本考案塗布用ノズルを一部
断面で示す分解図、第6図は本考案塗布用ノズルの使用
状態を示す断面図である。 1:罐蓋、2:フランジ部、3:充填剤、4:罐胴、5
:ノズル本体、6:ニードルシリンダ、11:ノズル筒
体、12:噴出孔、13:中空部、14:混練筒、15
:空間、16:ドクターキャップ、17:他の空間、1
8:貫通孔、19:穿設孔。
図、第2図は罐蓋に罐胴の端を締付けた断面図、第3図
及び第4図は充填剤塗布用の従来のノズルの要部を示し
第3図は非塗布の不使用状態、第4図は塗布の使用状態
を夫々示す断面図、第5図は本考案塗布用ノズルを一部
断面で示す分解図、第6図は本考案塗布用ノズルの使用
状態を示す断面図である。 1:罐蓋、2:フランジ部、3:充填剤、4:罐胴、5
:ノズル本体、6:ニードルシリンダ、11:ノズル筒
体、12:噴出孔、13:中空部、14:混練筒、15
:空間、16:ドクターキャップ、17:他の空間、1
8:貫通孔、19:穿設孔。
Claims (1)
- 先端に噴出孔12が貫通され噴出孔に連通されて噴出孔
より広い中空部13を具えた中空のノズル筒体11と、
前記噴出孔との間に空間15を保ちつつ前記中空部に嵌
合し軸方向の貫通孔18のある混練筒14と、前記中空
部内で混練筒との間に他の空間17を保ちつつ前記筒体
に冠着し前記他の空間に連通ずるよう軸方向に貫通され
た穿設孔19のあるドクターキャップ16とよりなり、
前記混練筒の孔18はドクターキャップの孔19及び筒
体の噴出孔12に対して軸方向に偏位していることを特
徴とした塗布用ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11520780U JPS5851958Y2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | 塗布用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11520780U JPS5851958Y2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | 塗布用ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5739674U JPS5739674U (ja) | 1982-03-03 |
JPS5851958Y2 true JPS5851958Y2 (ja) | 1983-11-26 |
Family
ID=29476149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11520780U Expired JPS5851958Y2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | 塗布用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5851958Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608251U (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-21 | 興和特殊工業株式会社 | 簡易結束具 |
DE3445935C3 (de) * | 1984-12-17 | 1996-04-11 | Itw Ateco Gmbh | Einteiliger schellenförmiger Halter für längliche Gegenstände |
KR100894889B1 (ko) * | 2007-12-17 | 2009-04-30 | 삼성전기주식회사 | 교반 기능을 갖는 토출 장치 |
-
1980
- 1980-08-15 JP JP11520780U patent/JPS5851958Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5739674U (ja) | 1982-03-03 |
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