JPS5851534B2 - 特殊コアヤ−ンの製造法 - Google Patents

特殊コアヤ−ンの製造法

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JPS5851534B2
JPS5851534B2 JP8925777A JP8925777A JPS5851534B2 JP S5851534 B2 JPS5851534 B2 JP S5851534B2 JP 8925777 A JP8925777 A JP 8925777A JP 8925777 A JP8925777 A JP 8925777A JP S5851534 B2 JPS5851534 B2 JP S5851534B2
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JP
Japan
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yarn
crimped
roller
crimped yarn
monofilament
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JP8925777A
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JPS5427033A (en
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俊三 光井
信男 高橋
秀夫 西田
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Teijin Ltd
Teijin Frontier Knitting Co Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Teijin Modern Yarn Co Ltd
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特殊コアヤーン更に詳しくは導電性のモノフィ
ラメントを芯糸としてこの周囲を捲縮糸で包み込んだ特
殊コアヤーンの製造法に関する。
近年、ポリアミド、ポリエステル等の熱可塑性合成繊維
から成る捲縮糸が衣料用或いは工業用、カーヘット等の
インテリア素材として巾広く用いられてきているのは周
知の通りであるが、一方では熱可塑性合成繊維固有の静
電気を発生して種々のトラブルの発生源となっているこ
とも事実である。
このため導電性繊維の開発も進められ、例えばステンレ
ス繊維や、通常の合成繊維の周囲を、導電性物質でコー
ティングする方法等が提案されている。
通常、インテリア製品例えばカーペットの静電気による
トラブルを防止するためには前述の如く導電性繊維をタ
フティングの際地糸数本に対して1木兄挿入されており
、これにより静電気によるトラブルは充分回避し得ると
されている。
所で、これらの導電性繊維は一般には10デニール〜5
0デニールといった極めて細いものであるので、短時間
の使用において繊維が切断し易く、またコーティングが
破壊され易い欠点があり、永続的な静電防止効果を期待
することはできない。
このため、特開昭49−57200号公報に示される如
く導電性繊維を捲縮糸でカバリングすれば導電性繊維の
切断とコーティングの破壊は成る程度防止される筈であ
る。
しかしながらこのような方法では、捲縮糸でもって芯糸
な充分に被覆することが難しく、導電性繊維の切断或い
はコーティングの破壊防止という点からは未だその目的
は充分達成されていないのが現状である。
勿論、導電性繊維の完全被覆という点からは撚数を増し
て行けば捲付き量も増え被覆性が向上するが一方では、
撚のピッチによる杢が現われ、また捲縮糸の風合の硬化
といった現象が生じ、地糸との間に種々の斑を惹起し製
品の品位を損うことになる。
本発明の目的は、製品中に混入されても製品全体として
の品位に実質的に影響を与えることがなく、しかも永続
的な静電防止効果を発揮し得る、導電性繊維の製造法を
提供することにある。
本発明者等は上記の目的を達成せんとして種々検討した
結果、導電性繊維を捲縮糸でもって完全被覆するために
は、両者の間に糸の太さ、フィラメント数に一定の関係
が存在すると共に捲縮糸の有する捲縮量が最大限に発揮
された状態で芯糸を包み込むことが最も有効であること
を突きとめ本発明に到達したのであゐ。
即ち、本発明は、 (イ)全デニールD1が200〜500デニールで少く
とも10本以上の単繊維より成るマルチフィラメント捲
縮糸を緊張域に導き緊張ローラーにより0.3〜1.5
fI/deの緊張処理を施し、引続き (ロ)該緊張処理系を緊張ローラーから該緊張ローラー
の表面速度に対して93〜45%の表面速度を有するロ
ーラーまたはエプロンに導(ことにより、鉄系を捲縮発
現状態となし、他方(ハ)該ローラーまたはエプロン直
前で前記D1に対して0.05D1〜0.15D1のデ
ニールを有する導電性モノフィラメントを供給して前記
捲縮発現状態の捲縮糸の略中夫に合流せしめた後に)両
者を前記ローラーまたはエプロンの後で200’l’/
M以上の実撚を施しつつ捲取ることにより、モノフィラ
メントの周囲に捲縮糸を均一に被覆せしめることを特徴
とする特殊コアヤーンの製造法。
である。
以下、添附図面により、本発明を説明すると、第1図に
おいて1は導電性モノフィラメント5をカバリングする
ための捲縮糸であり、鉄系1はガイド2を経て張力付与
装置3に至る。
ここで捲縮糸1には0.3〜1.5 f/dが与えられ
、引続きローラー系4と該ローラーの表面速度の93〜
45%の表面速度を有するローラー系7との間において
オーバーフィードされる。
この時、捲縮糸1は図に示されるように、糸の進行方向
に対して直角方向に拡がり成る巾を持った所謂、捲縮発
現状態となる。
この状態で捲縮糸1は、楕円状のガイド6を通過するが
、その時同時に導電性モノフィラメント5が捲縮糸1に
合流する如く供給される。
この合流状態つまり糸の長手方向と直角方向に拡がった
捲縮糸1の略中央部に導電性モノフィラメント5が合わ
さった状態でローラー系7を通過した後施撚機能を有す
る捲取装置9によりガイド8を介して捲取られる。
この捲取に当り、捲縮糸1は導電性モノフィラメント5
の直径に対して少くとも10数倍に拡がっていることを
、撚糸の際モノフィラメント5に主として撚糸張力がか
かるので、完全な被覆効果が得られる。
本発明において捲付糸として用いる、捲縮糸としては仮
撚捲縮糸特にシングルヒータ一方式の仮撚機で得た、未
だ二次セットを施していないものが好適である。
このような捲縮糸のデニール、フィラメント数は導電性
モノフィラメントの完全被覆の観点から重要であり、前
記モノフィラメントとしては一般にlO〜50デニール
のものが用いられるのでこれに対して20〜50倍即ち
200〜500デニールの捲縮糸で且つフィラメント数
が10本以上であればその目的が達成される。
しかしながら将来導電性モノフィラメントのデニールが
増加すれば、必然的に捲縮糸のデニールも増加せざるを
得なくなることは容易に理解される所である。
捲縮糸1の捲縮発現に当っては、先ず0.3〜1.5S
’/dの張力を付加することが必要であるがこの張力付
与は図示したテンサーの他、第2図に示すようにストレ
ッチローラー系3/ 、 4/を使用することもできる
要は捲縮糸に0.3〜1.5ff/dの張力を付加する
ことが必須であり、0.3f/dより低い場合、以後の
弛緩処理時に捲縮が充分発現しないし、一方1.5f/
dより高くなると、糸自身に過度の塑性変形が生じ捲縮
と消失させる結果を招く。
かくして張力を付与された捲縮糸は直ちに弛緩状態にお
かれるが、この量は少くとも7%以上でその上限は高々
55%までである。
即ち7%より低いオーバーフィードでは捲縮発現が抑制
され充分な拡がり状態とならず、一方55%を越えると
捲縮発現によってもオーバーフィード分を吸収すること
が難しくなり、捲縮糸がたるんでくるからである。
ここで肝要なことは導電性モノフィラメントを捲縮糸で
完全に被覆するためには、ローラー系7の前で、捲縮糸
1と前記モノフィラメントとを合流引揃え状態におくこ
とであり、ローラー系7以降で両者を合流させつつ撚糸
しても工程が不安定となり捲付斑が生じるのである。
つまり、ローラー系7以降で、捲縮発現状態の捲縮糸と
導電性モノフィラメントを合流撚糸させても導電性モノ
フィラメントを捲縮糸でもって完全に被覆するに至らず
、部分的に導電性モノフィラメントが糸表面に浮き出て
くるのである。
また、合流後の両方の糸をローラー系7に送り出すに当
ってはガイド6及びローラー系7をローラー系4と同一
鉛直線上に対してガイド6またはローラー系7を偏向さ
せて設けることによりガイド6とローラー系7との間で
合流した糸を屈曲させることが好ましい。
更に本発明のポイントはローラー4に捲縮糸を把持する
に充分なニップ力を持たせることであり、これにより緊
張から弛緩状態への転移が急激に行われ、その結果捲縮
の発現が著しく向上するものである。
尚、本発明で用いる導電性モノフィラメントとしてはポ
リエステル、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ポリプ
ロピレン、レーヨン等の化学繊維の表面に金、銀、銅、
黄銅、ニッケル、アルミニウム、タングステンなどの金
属微粉末あるいは酸化銅、カーボンブラック等の導電性
微粉末を合成樹脂(アクリル系、エポキシ系、フェノー
ル系、ウレタン系、メラミン系、尿素系、ポリエステル
系、ビニール系、シリコーン系等)及び/又は各種ゴム
類(天然ゴム、合成ゴム等)、並びにこれらを主成分と
する組成物中に分散せしめて得た導電性樹脂を接着被覆
したものが好適に用いられる。
この捲縮糸とモノフィラメントの合流はガイド6(その
平面図を第3図に示す)つまり切欠部10を有するスリ
ット状のものによって達成される。
唯、このガイドは必ずしもスリット状のものである必要
はなく、要は捲縮糸が可能な限り拡がり或いは巾を持ち
得るものであればその形状に限定はない。
一方、導電性モノフィラメントを捲縮糸に合流させる場
合、拡がった捲縮糸の略中夫に位置させることが導電性
モノフィラメントを捲縮糸で均整に被覆する上−Q必要
である。
このような合流状態つまり両者が安定化された状態でロ
ーラー系7を経て撚糸捲取装置9に供給するわけである
が、この際の撚数も重要な因子であり特に200T/M
以上が必要である。
そして撚数を上げていけば一般に被覆効果は向上するが
、上限については製造上のコスト面からの配慮が必要と
なる。
か(して得られた、被覆糸の外観は第4図(顕微鏡写真
図)に示される通りであり、芯糸の周りに捲縮糸が均一
に被覆されていることが判り、系全体としては極めて嵩
高に富んでいる。
このようなコアヤーンの用途としては、カーペット特に
ポリアミドよりなる嵩高連続加工糸よりなるカーペット
への混入が挙げられる。
この際コアヤーンの方の捲縮糸としてポリアミドよりな
るものを用いれば、カーペット全体として同一素材のも
ので構成できるので染斑の懸念も解消される。
以上の如く本発明によれば、導電性モノフィラメントを
より均一に被覆できると同時に嵩高なコアウーリーを得
ることができるので導電性モノフィラメントのコーティ
ングが恒久的に保護され、且つモノフィラメントが切断
する懸念もなくなる。
実施例 第1図の工程において、捲縮糸1として、ポリアミド(
ナイロン6)繊維の仮撚捲縮糸100de / 24
filを2本引揃え、張力付与装置3としてS−コン(
商品名)と称されるテンサーを用い鉄系に0.68′?
/dの緊張張力を与えつつ20m 7mの表面速度で回
転する緊張ローラー系4に送る。
一方、ローラー系7を緊張ローラー系40表両速度に対
して83.3%の表面速度で回転させることにより両ロ
ーラーの間で捲縮糸1を弛緩状態においた所、糸条の進
行方向に対して直角方向に拡がった。
この拡がりの巾はローラー系4の前の捲縮糸1の直径に
対して凡そ12〜15程度であることが視覚的に確かめ
られた。
また両ローラーのほぼ中間点に第3図に示すガイド(材
質:酸化チタン、巾方向の長さ20mm)を設けて捲縮
糸1を通すと共に他方導電性モノフィラメント5をガイ
ド中央部より供給して両者を合流せしめた。
この合流状態をローラー系7まで維持した後、始めて捲
取装置9へ供給し且つ450T/Mで施撚しつつ捲取っ
た所第4図に示すような、均整な被覆状態のコアヤーン
が得られた。
一方、上記例において、導電性モノフィラメント5をロ
ーラー系7の後に設けたガイド8の所で捲縮糸1に合流
させてコアヤーンを得た所、被覆状態には斑が生じ間歇
的に諸撚状態の部分が発生(従って導電性モノフィラメ
ントが糸表面に露出していた。
)しており、到底、実用に供し得るものではなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様を示す工程図、第2図は捲
縮糸の緊張処理の他の態様を示す工程図、第3図は本発
明で用いる合流ガイドの一例を示す平面図、第4図は本
発明によって得られたコアヤーンの外観を示す顕微鏡写
真図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)全デニールD1が200〜500デニールで
    少くとも10本以上の単繊維より成るマルチフィラメン
    ト捲縮糸を緊張域に導き緊張ローラーにより0.3〜1
    .5S’/deの緊張処理を施し、引続き (ロ)該緊張処理系を緊張ローラーから該緊張ローラー
    の表面速度に対して93〜45%の表面速度を有するロ
    ーラーまたはエプロンに順次導<ことにより、該糸を捲
    縮発現状態となし、他方←→ 該ローラーまたはエプロ
    ン直前で前記D1に対して0.05D1〜0.15D1
    0デニールを有する導電性モノフィラメントを供給して
    前記捲縮発現状態の捲縮糸の略中夫に合流せしめた後に
    )両者を前記ローラーまたはエプロンの後で200T/
    M以上の実撚を施しつつ捲取ることにより、モノフィラ
    メントの周囲に捲縮糸を均一に被覆せしめることを特徴
    とする特殊コアヤーンの製造法。 2 マルチフィラメント捲縮糸がポリアミドから構成さ
    れたものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の特殊コアヤーンの製造法。 3 捲縮糸と導電性モノフィラメントの合流状態がスリ
    ットを設けた楕円状ガイドを介してもたらされることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の特殊コアヤーン
    の製造法。 4 撚糸捲取の際の撚数が200〜800T/Mである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の特殊コア
    ヤーンの製造法。
JP8925777A 1977-07-27 1977-07-27 特殊コアヤ−ンの製造法 Expired JPS5851534B2 (ja)

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JPS5427033A JPS5427033A (en) 1979-03-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5839415A (ja) * 1981-09-03 1983-03-08 Mitsui Toatsu Chem Inc エンボスフイルムの製造方法
JPS5954519A (ja) * 1982-09-22 1984-03-29 Toyo Soda Mfg Co Ltd 両面つや消しフイルムまたはシ−トの製造方法
US4973441A (en) * 1989-07-26 1990-11-27 Beloit Corporation Method of manufacturing a compressibility gradient in paper

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