JPS5851128B2 - 自動車用内燃機関の冷却装置 - Google Patents

自動車用内燃機関の冷却装置

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JPS5851128B2
JPS5851128B2 JP52051265A JP5126577A JPS5851128B2 JP S5851128 B2 JPS5851128 B2 JP S5851128B2 JP 52051265 A JP52051265 A JP 52051265A JP 5126577 A JP5126577 A JP 5126577A JP S5851128 B2 JPS5851128 B2 JP S5851128B2
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JP
Japan
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fan
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speed
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JP52051265A
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史之 安部
義正 林
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車用内燃機関によって、駆動される冷却フ
ァンの、駆動力伝達装置の改良に関する。
自動車用内燃機関を冷却するための冷却ファンに1駆動
動力を伝達する方式として従来は次の3通りが一般的で
ある。
a0機関のクランクシャフトの回転1駆動力が伝達され
るウォータポンプに冷却ファンを直結したもの。
b、aにおいてウォータポンプと冷却ファンとの間に流
体カップリングを介装し、ファン駆動動力を流体のスリ
ップにより高速回転時に常に低減してファンに伝達する
もの。
C0電動ファンを用い、冷却水温が設定温度以上になる
と通電し回転させるもの。
又、ファン消費馬力はファン回転速度の3乗に略比例し
て増大するため特に機関高速回転のカロ速時等において
ファンの高速回転は機関出力向上を阻害し、加速性、燃
費を悪化させる要因となっている。
しかも同時に自動車から発生する騒音のうちで機関騒音
と並んで主騒音源とされるファン騒音はファン回転速度
が高速になると急激に増大する。
これらの観点から上記従来方式をみてみるとaは機関高
速回転時にファンも高速で回転し、機関出力、加速力の
向上を妨げ、騒音が増大する。
bはaのもつ上記欠点を解消するものではあるが、機関
高速回転時にファン回転速度を低減するために常に流体
スリップを行わせるからスリップ領域が発熱しスティッ
クが生じ易く、また、温度による流体の粘度変化の影響
を受は特性が変り易い。
更に例えば連続登板時弊機関高速回転状態が継続するよ
うな場合はファン回転が充分でなく機関冷却不足を招い
てオーバーヒートを発生し易い。
Cは冷却水温が上昇した時にファン回転を開始するがア
イドリンク時等でこの急激な回転開始が行なわれると運
転者に不快感を伴う欠点があった。
ところで自動車の市街地走行において、絞弁を全開にし
て力目速し機関回転速度が所定回転速度以上(例えば機
関回転速度4000 rpm以上、第1速又は第2速の
低速変速位置、車速的50 km/ h )になる騒音
大、ファン消費動力大の領域は制限速度を受けてせいぜ
い数秒、どんなに長くても60秒とかかるものではなく
一過性のものである。
これに対して山道登板等の郊外地走行においては、上記
状態が長期に亘って継続するものでありオーバーヒート
し易い状態となるから、ファン騒音、消費動力を犠牲に
しても機関冷却のためにファンを高速回転する必要があ
る。
本発明は上記諸点に鑑み、機関が加速されて所定高速回
転以上に到達してから一定時間はファン駆動動力を断つ
ようにし、もって市街地走行におけるファン騒音、ファ
ン消費動力大の領域を上記一定時間内に含ませてこれら
を低減し、この一定時間を越えてまでファン回転を軽減
したままでは、長登板時等にオーバーヒートし易くなる
からこの領域では、ファン駆動動力をファンに直結して
これを防止し、機関回転が所定高速回転より下まわった
後に再び加速して所定高速回転以上に到達することがな
い限り、前記直結状態を維持することにより、従来の冷
却装置の有する欠点を除去するものである。
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は第1の発明の実施例の概略図を示し、機関1の
駆動動力は、クランクシャフト2に軸着したクランクプ
ーリ3、ベルト4、ファンプーリ5、該ファンプーリ5
を軸着したウォータポンプ60回転軸7、該回転軸7と
該回転軸7に回転自由に軸支されたファン8との間に介
装されたクラッチ9を順に介してファン8に伝達される
第2図に上記クラッチ9の具体例としての電磁クラッチ
を示す。
図においてウォータポンプの回転軸7に磁性体からなる
ファンプーリ5が軸着されて一体となっており、ファン
プーリ5のバブにベアリング11を介して回転自由にフ
ァン8が軸支されている。
ファンプーリ5のドラム部には周方向に複数の空間12
が設けてあり、該空間12を挾んで両側に励磁コイル1
3と磁性体からなるディスク14とが配設されている。
励磁コイル13は空間12側の壁面を開放した断面コ字
形リング状の磁性体からなるコイルケース15を介して
ウォータポンフロのハウジング6aに固定され、ディス
ク14は周方向に複数個植設したピン16を有して該ピ
ン16の先端がファン8のバブフランジ8aに穿った穴
8bに嵌入している。
ピン160代りにディスク14とパブフランジ8a間に
板ばねを介在させてもよい。
従って、今、後述する第3図の励磁回路の通電によって
励磁コイル13が励磁されると、磁気回路Mがコイルケ
ース15、ファンプーリ5の空間周辺のドラム部、ディ
スク14間に形成され、ディスク14はコイル13側に
吸引されてファンプーリ5のドラム部に圧接され、ファ
ンプーリ5と一体に回転し、ピン16を介してファン8
を回転する。
この励磁コイル13の励磁回路を第3図に示す。
20は車輌電源、21はキースイッチ、22は常閉のク
ラッチスイッチでこれらは電磁クラッチの励磁コイル1
3に直列に接続される。
30は機関を加速して所定高速運転状態に達したことを
検出する機関運転状態検出装置で一例としてスロットル
スイッチ30aとトランスミッションスイッチ30bと
の並列回路によって構成しである。
スロットルスイッチ30aは吸気通路31の絞弁32の
弁開度と連動するカム33に従動ロッド34が弾性力を
受けて圧接しており、その他端が常閉のスロットルスイ
ッチ30aに連結されることにより構成されている。
カム33はこの場合絞弁32の開度が90%以上になっ
た時に従動ロッド34をリフトしてスロットルスイッチ
30aを開くようになっている。
又、トランスミッションスイッチ30bは変速機の所定
の変速位置例えば第1速及び第2速の低速位置でOFF
となる常閉スイッチである。
該機関運転状態検出装置30はリレーコイル24を直列
に介してキースイッチ21とクラッチスイッチ22間に
接続される。
充電側(財)抵抗R1はコンデンサ23を介してアース
されると共にこれと独立に接片24aの逆接側接点24
a″下流に配設した放電時間制御抵抗R2はパワトラン
ジスタ250ベースを介してアースされる。
リレーコイル24の常閉接点24a′とクラッチスイッ
チ22のリレーコイル22bとは並列にクラッチスイッ
チ22の車両電源側端子に接続されている。
そしてこれらコンデンサ23、リレー24゜24a 、
24a’、24a”、放電時間制御抵抗R2、クラッチ
スイッチ22により、機関運転状態検出装置が、機関を
加速して所定高速運転状態に達したことを検出した後一
定の時間クラッチ切断の信号を発生する装置を構成する
今、キースイッチ21を閉じ機関を回転させると、機関
運転状態検出装置30の少くともいずれか一方のスイッ
チ30a又は30bが閉じている限り、車両電源20か
ら電流がキースイッチ21゜リレーコイル24、スイッ
チ30a若しくは30b又はその両方を通って流れる。
接点24a′にプラスの電位が与えられない限り、リレ
ーコイル22bを通る電流はパワトランジスタ25によ
り遮断されているため通電されずクラッチスイッチ22
を閉じたままである。
従って電流はキースイッチ21.クラッチスイッチ22
を介して電流クラッチの励磁コイル13に供給され、第
2図で説明したようにクラッチを接続状態にしてファン
8を回転する。
絞弁32の開度を90%以上即ちフルスロットル近(に
して加速するとカム33が従動ロッド34をリフトして
スロットルスイッチ30aをOFFとする。
このときの変速位置が例えば第1速又は第2速位置であ
るとトランスミッションスイッチ30bもOFFとなる
かかる状態は例えば車速60 km/ h以下であると
きの機関回転速度が約4000 rpm以上の状態に到
達した状態或いは直ちに到達し得る状態で、ファン騒音
が犬であり加速力が必要なのにファン消費動力が犬であ
る領域である。
この領域に到達したことを2つのスイッチ30a 、3
0bのOFFによって知ると、接片24aが逆接側接点
24a′に切換りそれまで充電されていたコンデンサ2
3の蓄電圧が抵抗R1゜R2を介しパフトランジスタ2
50ベースを流れアースされる。
従って、コレクタ電流が誘起され電源電流をリレーコイ
ル22bに流しこれを励磁するから、該コイル22bは
クラッチスイッチ22の接点を吸引しこれをOFFにす
る。
このためクラッチの励磁コイル13が消磁され、ファン
8は第2図においてディスク14とファンプーリ5のド
ラム部との接着が解かれることにより、回転軸7との一
体回転から解放され、自動車走行風によりまわされるの
みとなる。
かかる状態はコンデンサ23の蓄電圧が一定電圧以下に
なるまで継続する。
この継続時間はコンデンサ23の容量と抵抗R,,R2
で決定されるが約数秒、長くて60秒であればよい。
ファン8が動力回転から解放されている間、市街地走行
時ならば絞弁開度90%の加速走行は既に終了しており
、その力ロ速中ファン8は機関1駆動力を消費しないか
ら加速力、加速性能が向上し、ファン8の高速回転によ
る騒音が発生することがない。
コンデンサ23の蓄電圧が消費され、一定時間後に一定
電圧以下になるとパワトランジスタ250ベース電流が
遮断電流以下となり、リレーコイル22bのアースが遮
断されるため、消磁されてクラッチスイッチ22をON
とし再びクラッチの励磁コイル13を励磁してファン8
を回転する。
このときは市街地走行においては加速が終了しているは
ずであり、山道登板等の郊外地走行においてはファン8
による機関冷却を行わないと機関がオーバーヒートする
のでこれを防止することができる。
尚上記実施例において加速して所定高速回転速度に達し
たことを検出するための機関運転状態検出装置としては
、上記の他、機関回転速度(例えば4000 rpm以
上)を直接検出し、或いは絞弁開度機関回転速度又は機
関吸入負圧(例えば100mmHgより大気圧側)に、
変速位置(自動変速機においてはライン圧検出若し7く
はキックダウンスイッチ利用)、車速(例えば70 k
m/ h以下)の複数を組み合わせて検出する等するこ
とができる。
スクラッチ9として電磁クラッチの他に機械的クラッチ
例えば摩擦クラッチを用いてもよい。
例としては第4図に示すように機関吸入負圧等の負圧源
Sを図示しない摩擦クラッチのヨークレバーに連結した
ダイヤフラム装置41の負圧作動室42に負圧通路43
を介して接続し、該負圧通路43に接続した大気開放口
44を上記第2図に示す電気回路により0N−OFFさ
れる電磁開閉弁45により開閉操作するように構成する
更に第3図に示すように機関冷却水温度スイッチ51を
キースイッチ21とリレーコイル22bとの間に介装す
れば機関低温時に温度スイッチ51を閉じさせ)ル−コ
イル22bを励磁してクラッチ9を切断し、ファン80
回転を停止させることができる。
以上述べたように本発明によると、機関を加速して所定
の高速領域に達してから一定時間フアン駆動動力を切断
したので市街地走行中の加速によりファン騒音が犬にな
る領域のファン騒音を低減すると共にファン消費動力を
なくしてカロ速力を増大し、しかも一定時間経過後フア
ンを、駆動するので郊外地走行の例えば長登板時の機関
オーバーヒートを防止できる。
そして一旦クラッチ切断信号が停止されクラッチが接続
されれば、機関が再び力目速しで所定の高速運転状態に
達しない限り、該クラッチ切断を再び行うことがないか
ら、上記機関冷却不足の防止が確実になされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の概略構成図、第2図Aは同上クラ
ッチ部の拡大断面図、第2図(Bは第2図AのA−A矢
視図、第3図は同上クラッチの励磁回路図、第4図は他
の実施、例のクラッチの作動機構の概略図である。 1・・・・・・機関、3・・・・・・クランクプーリ、
4・・・・・・ベルト、5・・・・・・ファンプーリ、
6・・・・・・ウォータポンプ、7・・・・・・回転軸
、8・・・・・・ファ/、9・・・・・・クラッチ、2
2・・・・・・クラッチスイッチ、23・・・・・・コ
ンデンサ、R1,R2・・・・−・抵抗、30・・・・
・・機関運転状態検出装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 機関動力を冷却ファンに伝達する1駆動系に信号に
    基づいてファン駆動力を接続又は切断する常時接続のク
    ラッチを介装すると共に、機関を加速して所定高速運転
    状態に達したことを検出する機関運転状態検出装置と、
    該検出装置が前記運転状態に達した検出信号を出力した
    後一定時間前記クラッチ切断の信号を発生する装置とを
    設け、該クラッチ切断信号の停止後は機関が再び前記運
    転状態に達しない限り該クラッチ切断信号を再び発生す
    ることがないようにしたことを特徴とする自動車用内燃
    機関の冷却装置。
JP52051265A 1977-05-06 1977-05-06 自動車用内燃機関の冷却装置 Expired JPS5851128B2 (ja)

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JP52051265A JPS5851128B2 (ja) 1977-05-06 1977-05-06 自動車用内燃機関の冷却装置
GB8032/78A GB1579014A (en) 1977-05-06 1978-03-01 Cooling system for internal combustion engine having a clutch controlled cooling fan
US05/882,642 US4222353A (en) 1977-05-06 1978-03-02 Cooling system for internal combustion engine
US06/081,317 US4275688A (en) 1977-05-06 1979-10-03 Cooling system for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

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JP52051265A JPS5851128B2 (ja) 1977-05-06 1977-05-06 自動車用内燃機関の冷却装置

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JPS53137347A JPS53137347A (en) 1978-11-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4124001A (en) * 1976-06-30 1978-11-07 Fmc Corporation Electronic speed control for a variable speed fan drive

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US4124001A (en) * 1976-06-30 1978-11-07 Fmc Corporation Electronic speed control for a variable speed fan drive

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