JPS5850854Y2 - 果実用保護カバ− - Google Patents

果実用保護カバ−

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Publication number
JPS5850854Y2
JPS5850854Y2 JP6607279U JP6607279U JPS5850854Y2 JP S5850854 Y2 JPS5850854 Y2 JP S5850854Y2 JP 6607279 U JP6607279 U JP 6607279U JP 6607279 U JP6607279 U JP 6607279U JP S5850854 Y2 JPS5850854 Y2 JP S5850854Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruit
sheet
paper material
synthetic resin
protective cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6607279U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55164948U (ja
Inventor
恒唯 一色
博明 小磯
Original Assignee
積水化成品工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 積水化成品工業株式会社 filed Critical 積水化成品工業株式会社
Priority to JP6607279U priority Critical patent/JPS5850854Y2/ja
Publication of JPS55164948U publication Critical patent/JPS55164948U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5850854Y2 publication Critical patent/JPS5850854Y2/ja
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  • Protection Of Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はみかん、ぶどう、なし、ももその他の果実を霜
、雪、雨、電や冷害あるいは日焼は等から保護するのに
使用する果実用保護カバーに関する。
従来より、果実の鮮度確保等のための越冬時や収穫時期
の調整その他における果実用保護カバーとして紙袋が多
用されているが、紙袋は雨や霜で濡れると破れ易く、破
れると雨や冷気が袋内に入り込み果実の保護を充分に果
せないものである。
特に紙袋は断熱性に乏しく厳冬時や降雪時には側底充分
な保護効果を期待できないものである。
また、上記のような保護カバーは移しい数量の果実に個
々に被着しなければならないので、被着作業がワンタッ
チで容易に行なえることが望ましいものである。
本考案は、上記に鑑みて、破れ難く耐久性に優れ果実保
護を効果的になし得るとともに被着作業性良好なものを
提供せんとして考案したものであり、紙材と合成樹脂発
泡シートとの二重構造のシートであって、紙材の上端部
に括着用の線条体を着設してなるものである。
次に本考案の実施例を図面に基いて説明すると、1はあ
る程度の撥水性を有する薄手の紙材であって、被覆使用
せんとする果実aの種類に応じて該果実aを余裕をもっ
て巻回被覆できる大きさに形成されている。
2は前記紙材1の片面に重合され所要個所で接着された
合成樹脂発泡シートであり、これによって二重構造のシ
ート10が形成されており、特に合成樹脂発泡シートは
図示のごとく紙材1の長辺側である上端部所要幅を残余
するように重合し、前記残余部分を果軸部すに対する活
着側端部3として形成しておく。
上記紙材1と合成樹脂発泡シート2との接着は、融着手
段および接着剤の何れを利用してもよく、また紙材1と
発泡シート2の両者を全面的に接着しておかなくとも、
発泡シート2の周縁部所要個所が接着されておれば充分
であり、特に少なくとも発泡シート2の上記活着側端部
3側つまり上端部側の所要個所が接着されているだけで
もよい。
4はその接着個所を示す。
5は直径0.5〜1mm前後の針金その他の可塑性があ
ってかつ手作業で比較的容易に折り曲げ得る括着用の線
条体であり、シート10の活着側端部3となる上記紙材
1の上端残余部に着設されている。
この線条体5の着設位置はシート巻回方向の端部である
ことが望ましい。
線条体5の着設手段として第1図では、紙材1の活着側
端部3の一端部に別な紙片6を接着するとともに該接着
部の紙材1と紙片6との間に線条体5を挾み込むように
している。
これに限らず紙材1の一端部を折返して接着し、その折
返し片にて線条体5を抱持したり、紙材1と合成樹脂発
泡シート2との間に線条体5を挟入して接着する等、他
の手段で線条体5をシート10に一体的に着設すること
ができる。
何れにしても、線条体5の着設部片7を図示のように線
条体5と平行な連続状もしくはミシン目状の切込み8に
より完全には切離できないがある程度まで引裂けるよう
にしておくのが、果実aに被覆した場合の摺着操作が行
ない易〈実施上望ましいものである。
また線条体5の長さはシート10を絞って摺着できる程
度とし、線条体5をシート巻回方向に対し直角方向に着
設する場合にはその長さ確保のために着設部片7を延出
状に形成することができる。
なお、合成樹脂発泡シート2としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン塩化ビニル共重合
体等の独立気泡でかつ軟質の合成樹脂発泡シートが用い
られる。
また厚み0゜5〜3.Qmm発泡倍率10〜50倍の発
泡シートがよく使用される。
本考案の保護カバーは、上記のように紙材1と合成樹脂
発泡シート2とを紙材1の上端部を残余するように重合
して接着した二重構造のシート10よりなるものであっ
て、該シー) 10の活着側端部となる前記紙材1の上
端残余部に針金等の括着用の線条体5を着設してなるも
のであるから、果軸部すに対するシート10の活着側端
部3を上にして、シート10を果実aに対し巻回被覆す
るとともに(第2図)前記活着側端部3を果軸部すの周
囲に巻回して絞り、同時に一端部に着設された括着用の
線条体を前記絞り込んだ活着側端部3の外側に巻付ける
だけでよく、特に合成樹脂発泡シートが存しない前記紙
材1の残余部を活着側端部3として利用し得て該端部が
さほど嵩ばらず、厚みのある発泡シートとの二重構造の
シートであるにも拘らず、該端部を果実部に対し絞り込
み易く、シかもこの近傍に線条体が着設されていること
とも相まって絞り込んだ部分の線条体による摺着が容易
に行なえ、体裁のよい良好な果実被覆状態に確実に摺着
できる(第3図)。
従って本考案は被覆作業をワンタッチできわめて容易に
行なえ、難しい数量の果実aに対する被覆能率を向上さ
せることができ、省力化に寄与できる。
特に括着用の線条体5がシート10に一体的に着設され
ているから、巻回されたシー) 10が線条体5による
摺着部分からずれ落ちるように離脱するおそれはなく、
良好な摺着状態つまりは良好な果実被覆状態を保持でき
る。
さらに本考案の保護カバーは、紙材1に重合された合成
樹脂発泡シート2の弾力性によす、霊や枝等の果実への
当触あるいは果実同士の当触を緩和でき、果実の外傷を
効果的に防止できる。
しかも紙材1が雨や霜で濡れた場合に破れ易くなるのを
これに重合された前記発泡シートで防止できるとともに
、仮に紙材1が破れるようなことがあっても前記発泡シ
ート2は耐水性に優れているので破れるようなことがな
く、雨等がカバー内部に入り込むのを防止でき、果実の
保護を良好な状態に維持できる。
特に合成樹脂発泡シート2は紙に比しはるかに優れた断
熱性を有しているため、保護カバー上に降雪、降霜があ
った場合、その雪や霜による冷温のカバー内部への伝導
をおさえることができ、内部の過度の冷却を防ぐことが
できる。
従って、本考案の保護カバーは、果実への被覆作業が行
ない易く、シかも破れ難く耐久性に優れるとともに冬期
の降雪時でも果実保護を充分にかつ効果的になし得るも
ので、果実越冬用の保護カバーとして特に有効なもので
ある。
もちろん果実の収穫時期の調整用としても効果的である
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図は一部欠
截斜視図、第2図および第3図は使用成心を示す斜視図
である。 1・・・・・・紙材、2・・・・・・合成樹脂発泡シー
ト、4・・・・・・接着個所、5・・・・・・線条体、
10・・・・・・シート、a・・・・・・果実、b・・
・・・・果軸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 10紙材と合成樹脂発泡シートとを紙材の上端部を残余
    するように重合し所要個所で接着した二重構造のシート
    よりなり、前記紙材の残余部に針金等の可塑性のある括
    着用の線状体を着設してなる果実用保護カバー 2、合成樹脂発泡シートがポリエチレン、ポリプロピレ
    ン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニ
    ル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体等の軟質の
    合成樹脂発泡シートである実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の果実用保護カバ
JP6607279U 1979-05-17 1979-05-17 果実用保護カバ− Expired JPS5850854Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6607279U JPS5850854Y2 (ja) 1979-05-17 1979-05-17 果実用保護カバ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6607279U JPS5850854Y2 (ja) 1979-05-17 1979-05-17 果実用保護カバ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55164948U JPS55164948U (ja) 1980-11-27
JPS5850854Y2 true JPS5850854Y2 (ja) 1983-11-19

Family

ID=29300049

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6607279U Expired JPS5850854Y2 (ja) 1979-05-17 1979-05-17 果実用保護カバ−

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JP (1) JPS5850854Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS55164948U (ja) 1980-11-27

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