JPS5850482Y2 - ピツクアツプカ−トリツジ - Google Patents

ピツクアツプカ−トリツジ

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Publication number
JPS5850482Y2
JPS5850482Y2 JP5056378U JP5056378U JPS5850482Y2 JP S5850482 Y2 JPS5850482 Y2 JP S5850482Y2 JP 5056378 U JP5056378 U JP 5056378U JP 5056378 U JP5056378 U JP 5056378U JP S5850482 Y2 JPS5850482 Y2 JP S5850482Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension wire
wire
pickup cartridge
pickup
vibration system
Prior art date
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Expired
Application number
JP5056378U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54161105U (ja
Inventor
直尚 青木
Original Assignee
日本コロムビア株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本コロムビア株式会社 filed Critical 日本コロムビア株式会社
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Publication of JPS54161105U publication Critical patent/JPS54161105U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はピックアップカートリッジのサスペンションワ
イヤーに関する。
ピックアップカートリッジの振動系支持装置としては種
々の構造のものが提案されているが従来一般に用いられ
ている構成は第1図及び第2図に示す如きものである。
即ち1はカンチレバー2の生端に取り付けられたスタイ
ラスを示し、該カンチレバーのスタイラス取付側と反対
面にアマチュア3を枢着し、該カンチレバー内軸の後端
に第1のストッパー5が嵌着され、サスペンションワイ
ヤ6が該第1のストッパー5に固定10され、該サスペ
ンションワイヤー6の他端は第2のストッパー7に固定
11され、ホルダー8に穿った透孔にセットスクリュウ
9で係止される。
尚アマチュア3とホルダー8の端面間にはダンパー4が
介在されて、該ダンパーの圧縮量等を調整すると共に振
動系を支持している。
第2図に示すものはスリーブ12の後端に柱状マグネッ
ト13を前方にスタイラスの取り付けられたカンチレバ
ー2を嵌着し、筒状ホルダー14の内軸にダンパー4を
介して保持すると共にサスペンションワイヤー6をスリ
ーブ12の一端とホルダー14間に架張してスタイラス
1がレコード溝をトレースする時に生ずる矢印B方向へ
の引っ張りによるダンパー4の変形を防止している。
この様にいずれもサスペンションワイヤー6で振動系を
後方から支持し、振動系の支点を明確にし、混変調歪の
発生等を押えている。
サスペンションワイヤーの条件としては材料自体のQが
低く、適当なバネ性分を備えたものが好ましいが組合せ
るダンパーの性質いかんではさほどバネ性を期待しない
場合もある。
ところで従来はサスペンションワイヤーにピアノ線やナ
イロン線等を用いていた。
しかし、ピアノ線の場合、金属材であるためQが非常ニ
高<サスペンションワイヤーの弾性分と振動系の質量と
で共振を起したり、定在波がのり易く周波数特性中にピ
ークが現われ不都合なことがある。
長期においてはサビが発生したりする場合もあり、断線
事故等もあった。
またナイロン線ではピアノ線の特徴とは対称的であるが
伸度の問題や、接着が不可能なため、組立や経時変化に
難があった。
本考案は上述の欠点を除去したサスペンションワイヤー
を提供するものでサスペンションワイヤーの材質を選択
し、Qが低く、伸度、強度、及び接着可能なものを使用
することにより、周波数特性や経時変化が良好で安定な
振動系を得んとするものでその特徴とするところは芳香
族ポリアミド繊維を用いることにある。
芳香族ポリアミド繊維はポリ−パラフェニレンテレフタ
レートアミドでその引張強度はフィラメント直径12μ
程度で2 s o kg/mrnと大きく、伸び、及び
引張り強さの関係は第3図に示す如〈従来用いられてい
たナイロン等に比べて大巾に向上する即ち曲線Aはナイ
ロン線の場合、曲線Bはスチールの場合曲線Cは本考案
に用いる芳香族ポリアミド繊維線の場合を示すもので第
4図に示す如く複数本の芳香族ポリアミド繊維を合せて
樹脂等で一体成形してもよい。
本考案のサスペンションワイヤーによる時は従来のピア
ノ線を使用したときのようにサスペンションワイヤ一部
分の曲げ弾性分と振動系の質量弁とで高域に共振を第5
図aの如く生じていたのがなくなり、第5図すの如く周
波数特性を改善できることが判明した。
またナイロン線を使用したときのように、伸びのため周
波数特性が変ったり、温度によりナイロンの硬度が変わ
りコンプライアンスが変化したりすることもなく経時変
化に対しても極めて安定である等の特長を備えるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のピックアップカートリッジの
構成を示す側断面図、第3図は本考案のサスペンション
ワイヤーと従来のサスペンションワイヤーの応力−歪曲
線を示す図、第4図は本考案に用いるサスペンションワ
イヤーの拡大図、第5図は本考案と従来のサスペンショ
ンワイヤーを用いたピックアップカートリッジの周波数
特性の比較図である。 1はスタイラス、2はカンチレバー、3はアマチュア、
4はダンパー 6はサスペンションワイヤーである。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) サスペンションワイヤーとして芳香族ポリア
    ミド繊維を用いて成るピックアップカートリッジ。
  2. (2) サスペンションワイヤーがポリバラフェニレ
    ンテレフタレートアミドである実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のピックアップカー) IJツジ。
JP5056378U 1978-04-17 1978-04-17 ピツクアツプカ−トリツジ Expired JPS5850482Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54161105U JPS54161105U (ja) 1979-11-10
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