JPS5850462B2 - 受信デ−タ診断回路

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【発明の詳細な説明】本発明はデータ伝送等において、データの品質を診断す
る受信データ診断回路に関するものである。

具体的にはたとえばモデム又はカブラモデムの受信デー
タ品質をチェックする為に一定パターン（例えば伝送速
度一定、１：１）の受信データの符号歪を監視判定し、
設定された許容歪値を受信データの符号歪が越えると一
定時間巾の制御パルスを出力するように受信データの診
断回路を提供するものである。

以下本発明について実例をもとに説明する。

第１図において、１は診断回路、２はインバータ、３，
４はそれぞれミラー積分回路、５はダイオード、６はコ
ンパレータ、７は単安定マルチバイフレータである。

また第２図は要部の信号波形であり、Ａ−１，Ａ−２は
入力受信データ波形、Ｂ、Ｃは積分出力波形、Ｄは合成
波形、Ｅはコンパレータ６の出力波形、Ｆは単安定マル
チバイブレータ７の出力波形である。

次に動作を説明する。

一般に診断回路において入力される受信データは無歪状
態では第２図Ａ１のように両極性の矩形波である。

今、受信データが第２図Ａ−２のように歪みを持ってい
る時、入力されたデータはミラー積分回路４で積分され
て第２図Ｂの波形となる。

また入力されたデータはインバータ２にて極性反転され
、さらにミラー積分回路３にて積分されて第２図Ｃの波
形として出力される。

この２つの積分出力波形はダイオード５を通り合成され
て第２図りのような鋸歯状波形の信号となる。

この波形信号は受信データのもつ歪の変化を電圧の変化
に変えたものである。

この出力はコンパレータ６にてあらかじめ設定された許
容歪を電圧換算された電圧Ｖｓと比較されるが、鋸歯状
波形のピーク値がＶｓを越えるとコンパレータの出力は
第２図Ｅのように立下りパルスを生じる。

この立下りパルスは次段の単安定マルチバイブレータ７
をトリガーし、一定時間巾Ｔを有するパルスを出力し、
第２図Ｆに示す出力信号となる。

この出力信号は入力信号の歪の存在の有無を表示してい
る。

上記実施例より明らかなように本発明によれば受信デー
タの符号歪が一定許容値の範囲内にあるか歪かの判定を
行ない、診断回路にパルスがあればランプを点灯、また
はスピーカを駆動する等によりデータの品質状態をチェ
ックすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による受信データ診断回路の
ブロック図、第２図はその信号波形図である。２・・−・・・インバータ、４・・・・・・ミラー積分回路、６・・・・・・コンパレータ。

【特許請求の範囲】

１パルス波形の受信符号を入力し、これをミラー積分
した出力と、上記受信符号を位相反転し、ミラー積分し
た出力とを互に合成する手段、この合成出力を基準電圧
と比較し、上記合成出力が上記基準電圧をこえたとき出
力を発生する比較器を備えてなる受信データ診断回路。