JPS5850455Y2 - バ−コ−ドシ−ト

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【考案の詳細な説明】本考案は、バーとスペースとを交互に配列して情報のコ
ード化を行なったバーコードシートに関するものである
。

従来のバーコードシートは、第１図に示すように、反射
率の高い例えば白色の台紙１に、複数の情報をそれぞれ
反射率の低いバーとして印刷したものからなり、各情報
を選択してライトペン２等の光学的手段にて読取ってい
た。

しかし、台紙１０色が経年によう黄変したり、退色した
りし、そのためバーと台紙１との濃度差が小さくなり１
読取りが悪くなっていた。

また必要な情報を得るにあたｂ１目視にて選択しなけれ
ばならないことから時間がかかう、また違ったライトペ
ン２の操作をする等の誤動作が生じることもあった。

本考案は上記欠点に着目し、必要な情報のみを容易に選
択でき、また濃度差を一定に保ち得るバーコードシート
の提供を目的とする。

以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図に釦いて、３は透明のフィルムであり、複数の情
報がバーコード化して印刷されている。

フィルム３の裏面に反射率の高い反射台紙４が反射手段
として設けられ、これらフィルム３と反射台紙４とで袋
状体が構成されている。

５は反射率の低い素材からなる情報選択台紙であり、フ
ィルム３と反射台紙４との間に着脱自在に挿入される。

情報選択台紙５はフィルム３の必要な情報を印刷した部
分と対応する孔６を有するものであり、種種の位置に孔
６を有する複数枚のものが準備される。

例えば、月出又は季節ごとの必要情報箇所に孔６を有す
るものが準備される。

１は情報選択台紙５に設けられた取手である。

このような構成であると、情報選択台紙５をフィルム３
と反射台紙４との間に挿入することにより、情報選択台
紙５の孔６と対応した情報印刷部分のみが反射台紙４に
よる十分な反射が得られ、そのため予じめ必要とされる
情報のみが選択されることとなり１ライトペンでの読取
り操作の誤り等を防ぐことができる。

また、操作時間の無駄がなくなる。

第３図は他の実施例を示し、情報選択台紙８が反射率の
高い材質からなり、反射手段を兼用している。

情報選択台紙８には第２図の例の場合とは逆に、フィル
ム３の不必要な情報印刷部分と対応した孔９が設けられ
る。

この場合、フィルム３に情報選択台紙８を重ね合せるこ
とにより、フィルム３の必要な情報のみが情報選択台紙
８０反射によって得られる。

情報選択台紙８は重ね合せて使用することもできる。

また、情報選択台紙８が着脱自在であるため、変色や退
色により読取りが悪化しても、情報選択台紙８を新たな
ものに取換えるだけで元の濃度差が確保され、常に一定
の読取りが得られる。

以上説明したように、本発明によれば、情報と印刷した
透明フィルムに、適宜の位置に孔を有する情報選択台紙
を選んで重ね合せるようになしたので、情報読取９操作
に誤りがなく、また操作時間の無駄がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のバーコードシートの斜視図、第２図は本
考案の一実施例の斜視図、第３図は他の実施例の斜視図
である。３・・・・・・透明フィルム、４・・・・・・反射台紙
、５・・・・・・情報選択台紙、６・・・・・・孔、Ｔ
・・・・・・取手、８・・・・・・情報選択台紙、９・
・・・・・孔。

【実用新案登録請求の範囲】