JPS585026Y2 - 窓枠用ガスケット - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は窓枠用ガスケットに関し、その目的は現場で
の加工手間を要しない規格品のガスケットを提供するこ
とにある。

現在使用されてい′る窓枠用ガスケットは長尺物で出荷
され、ガラ久居等においてガラスに合せて切り込みを入
れ、ガラス周辺に嵌め込んでいる。

ところでその窓枠用ガスケットは四隅部および切断突合
せ部で完全な嵌め込みがむずかしく、数年経過すると四
隅部、突合せ部等に収縮に等による隙間が生ずる場合が
ある。

また、従来は、帯状のガスケットを角隅部において切り
込みを入れて曲げていたので、嵌込みのときのガスケッ
トの引張り、経年変化による縮みにより角隅部の切り込
み端より裂ける場合がある。

この考案は前記従来の問題点を解消すべく案出したもの
で以下その詳細を図示した実施例によって説明する。

この窓枠用のガ久ケット１は長尺ガスケットを所要の長
さに４５°の角度をもって斜は切断し、その切断面を突
合せ、溶着あるいは接着、することによって四隅部で一
体的に接合されてい、る。

あるいは、一体成形によってつくられたもので゛ある。

そしてその大きさは既製窓枠に適合する寸法であり、か
つ全周にわたり切目がなく方形環状、１こ形成しである
。

このガスケット１の少なくとも一角隅部を第４図に示７
士ように連結部を残して角の一部を切除して水抜き孔４
を形成する。

角隅部は一体成形または接合によって完全な形に形つけ
られているので、切断によってガスケットが切れるおそ
れはない。

このガスケット１は弾性の大きいゴム質からなり、あら
かじめ規格品に成形してあり、ガラスを嵌める際には引
伸すことによって各辺の長さが長くなり、容易に嵌める
ことができる。

なお、四隅部にアングル状の補強片２を挿入すれば、角
隅部の強度を増すことができる。

これは、特に角隅部を接着または溶着により一体とした
ガスケットの場合に効釆的である。

以上の記載から明らかなように、この考案のガスケット
は、既製窓枠に適合する寸法につくられているので、ガ
スケツ−、トの切断などの手間を要しないで容易に嵌め
込むことができ、角隅部に経年変化による縮みを生しる
こともない。

また水抜き７Ｌ４が形成されているので、嵌め込み時の
伸縮性がよく、嵌め込みが容易である。

さらにこの考案のガスケットは、角隅部が一体成形また
は接合によって完全な形に形つくられた後に連結部を残
して角の一部を切除することによって水抜き孔がつくら
れたものであるから、水抜き孔が形成されていても運搬
に際して型くずれしないとともに嵌今後も連結部に無理
な引張力がかからず、切込条が角隅部で開口してなる従
来の切欠き（例えば実開昭４９−１２３８３６号公報）
のように切込端より裂けるおそれがない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に用いるガスケットの正面図、第２図
は同一部斜視図、第３図は同断面図、第４図は水抜き孔
を設けた角隅部を示す一部斜視図である。 １・・・・・・ガスケット、２・・・・・・補強片、３
・・・・・・ガラス、４・・・・・・水抜き孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 既製窓枠に適合し、全周にわたり切目がなく成形され、
   かつタテ、ヨコ各１対の構成部材からほぼ方形に形成さ
   れたガスケットの少なくとも一角隅部に連結部を残して
   タテ部材からヨコ部材にかけて角の一部を切除してなる
   水抜き孔が形成されであることを特徴とする窓枠用ガス
   ケット。