JPS5850235Y2 - 回転熱風乾燥機のシ−ル装置 - Google Patents

回転熱風乾燥機のシ−ル装置

Info

Publication number
JPS5850235Y2
JPS5850235Y2 JP11782878U JP11782878U JPS5850235Y2 JP S5850235 Y2 JPS5850235 Y2 JP S5850235Y2 JP 11782878 U JP11782878 U JP 11782878U JP 11782878 U JP11782878 U JP 11782878U JP S5850235 Y2 JPS5850235 Y2 JP S5850235Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
hot air
heat
heating chamber
rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11782878U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5541702U (ja
Inventor
健一 辻
剛 南波
Original Assignee
株式会社リケン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社リケン filed Critical 株式会社リケン
Priority to JP11782878U priority Critical patent/JPS5850235Y2/ja
Publication of JPS5541702U publication Critical patent/JPS5541702U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5850235Y2 publication Critical patent/JPS5850235Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転熱風乾燥機のシール装置に関し、更に詳述
すれば、化学工業、食品工業、産業廃棄物処理、汚泥処
理等に使用する回転熱風乾燥機の静止部分と回転部分と
の間の気体シール装置に関する。
回転胴に被乾燥材を送りながら回転胴を取囲む加熱室に
熱風を送って被乾燥材を間接加熱してこれを乾燥する装
置や、更に、温度が若干低下した排出熱風の一部を回転
胴内に送り込んで被乾燥材の乾燥を促進するようにした
回転熱風乾燥機に於いて、静止部分と回転部分との間で
熱風が漏れたり、外気が吸入されたりすると、余剰のエ
ネルギーを必要としたり、乾燥能力の低下を来す等の問
題を生ずる。
このような部分の気体シールについては、従来からラビ
リンスシール方式、環状リップを摺接する方式、或いは
スプリングによってシールリングを摺接させる方式等が
提案されているが、静止部分や回転部分は加熱を受けて
夫々膨張するので充分なシール性が得られ難く、良好な
シール性を有するシール装置の開発が望まれている。
本考案は上記の要望に応え、良好なシール性を有するシ
ール装置を提供することを目的とするものである。
以下、添付図面によって本考案シール装置の構造を説明
する。
第1図は本考案シール装置を使用する回転熱風乾燥機の
概要を説明するための長手方向縦断面図で、加熱室熱風
送入フード1へ送り込まれた熱風は、加熱室外筒5と回
転胴6とによって形成される加熱室7を通って回転胴6
を加熱し、加熱室排風フード2を経て熱風の大部分は大
気中へ放出される。
更に熱風の一部(全体の約10%程度)はファン10に
よってダクト8および9を経て回転胴入口側フード3の
中を通り、回転胴6、回転胴出口側フード4を経由して
大気中へ放出される。
11は熱の吸収を容易にするために回転胴6の外壁に付
されたリブである。
回転胴6は図示しない駆動装置によってギヤ12および
13を介して回転するようになっている。
被乾燥材は装入口14、スクリューコンベヤ15を経由
してアジテータ16によって回転胴6の内部に散布され
る。
回転胴6には3/100程度の傾斜が与えられてあり、
内部に散布された被乾燥材は図に於いて右から左の方向
に回転胴6の内壁に設けられた図示しないフィンによっ
て攪拌されながら移動し、回転胴出口側フード4、排出
口17を経由して外部に排出される。
被乾燥材は回転胴6の内部を移動する間に加熱室7を通
る熱風によって回転胴6を介して間接加熱されて乾燥す
ると共に、回転胴6の内部を通る熱交換によって若干温
度が低下した熱風の一部(送入熱風の約10%程度)に
よって乾燥が促進され、かつ、蒸発水蒸気が強制排気さ
れることにより排出口17から外部に排出される際には
充分に乾燥される。
回転胴6は回転部分であり、これと接する加熱室熱風送
入フード1、加熱室排風フード2、回転胴入口側フード
3および回転胴出口側フード4は静止部分であって、こ
れらと回転胴6と接する部分18−1.18−2.18
−3および18−4はシール性か゛良好であることが望
ましいことは前述した通りである。
本考案はこれらの部分のシール装置に関するものであり
、図に於いて18−1の個所を例にとって第2図によっ
て本考案の実施態様を説明する。
19は第1図に於ける加熱室熱風送入フード1の側壁で
あって、これに回転胴6の軸に平行に該回転胴を囲むよ
うにスリーブ20か゛全周溶接されている。
スリーブ20の外側にグランドボックス21があり、そ
の中に耐熱性潤滑パツキン23が2個の柔軟な耐熱性パ
ツキン24によってスリーブ20に圧接するようになっ
ていて、グランドボックス21とスリーブ20との間の
間隙部22をシールするようになっている。
静止板25はグランドボックス21に全周溶接され、か
つ、回転胴6の軸に直角に位置されてあり、これに刻設
された2個の環状溝の一方には耐熱性潤滑パツキン27
が、他の一方にはオイレスメタル製シールリング28が
嵌着されてあり、両者が回転胴6にその軸に直角に全周
溶接された摺動板29に対向するようになっている。
加熱室熱風送入フード1の側壁19からスリーブ30を
介して静止板25に設けられた穴26に遊嵌されるロッ
ド31を案内にしてスプリング32が取着けられてあり
、該スプリングの作用によって耐熱性潤滑パツキン27
およびオイレスメタル製シールリング28が摺動板29
に圧接して静止板25と回転胴6との間をシールするよ
うにしである。
オイレスメタル製シールリング28は静止板25と摺動
板29との間をシールする作用を有してはいるが、これ
のみではシール性は不充分であり、寧ろ、この個所のシ
ールは耐熱性潤滑パツキン27で主として受は持たせ、
スプリング32によって受ける荷重をオイレスメタル製
シールリング28で支iることによって、摺動中の耐熱
性潤滑パツキン27の摩耗を防止して耐久性を持たせる
役割を果す。
33および34はスプリング32の一端の位置決め用ナ
ツトである。
スリーブ20が熱風によって加熱されて軸方向に膨張し
ても、耐熱性潤滑パツキン23によってスノーブ20と
グランドボックス21との間の間隙部22のシール性は
良好に保たれ、回転胴6が軸方向に膨張しても、スプリ
ング32によって耐熱性潤滑パツキン27およびオイレ
スメタル製シールリング28が摺動板29に圧接されて
いるので静止板25と回転胴6との間のシール性は良好
に保たれる。
耐熱性潤滑パツキン23および27は耐熱性、耐摩耗性
に優れ、頻繁な起動、停止等の苛酷な条件下でも耐久性
を有し、更に自己潤滑性を備えていて摩擦係数が小さい
ことが要求される。
これらの材料としては、アスベスl−製ロープに潤滑材
を含浸させ、更に表面に黒鉛の皮覆層を形成させたもの
が好適である。
耐熱性パツキン24は柔軟な繊維状精製アスベスト製ロ
ープを細かい金網で覆ったものが好適である。
オイレスメタル製シールリング28は無潤滑状態で耐摩
耗性に優れることが要求され、その材料としては、鋼の
表面に黒鉛を含有する青銅を溶着した黒鉛複合青銅溶着
メタルが好適である。
以上、静止板25に2個の環状溝を刻設し、これに耐熱
性潤滑パツキン27およびオイレスメタル製シールリン
グ28を嵌着した場合について説明したが、2個の環状
溝は摺動板29に設けても良く、また静止板25、摺動
板29の双方に1個づつを設け、一方に耐熱性潤滑パツ
キン27を、他の一方にオイレスメタル製シールリング
28を嵌着しても良い。
以上、第1図に於ける18−1の個所を例に挙げて本考
案を説明したが、第1図に於ける18−2,183およ
び18−4の個所も第2図に示した18−1の個所と同
様の構造を有しており、同様の効果を有することは言う
迄もない。
回転熱風乾燥機にあっては、従来から、シール性の良好
なものであっても、送入熱風に対して10%程度の外気
の吸入はやむを得ないものとされていたが、本考案のシ
ール装置を第1図に示した回転熱風乾燥機に使用した結
果、外気の吸入は上記従来装置の約1/4程度に軽減さ
れており、本考案シール装置は優れたシール性を有する
ことが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転熱風乾燥機の構造を説明するための長手方
向縦断面図で、1は加熱室熱風送入フード、2は加熱室
排風フード、3は回転胴入口側フード、4は回転胴出口
側フード、5は加熱室外筒、6は回転胴、14は被乾燥
材装入口、17は排出口、18−1゜18−2.18−
3および18−4は回転胴6と静止部分との間のシール
装置である。 第2図は本考案の一実施態様を示す縦断面図で、19は
加熱室熱風送入フード1の側壁、20はスリーブ、21
はグランドボックス、23および27は耐熱性潤滑パツ
キン、24は柔軟な耐熱性パツキン、25は静止板、2
8はオイレスメタル製シールリング、29は摺動板、3
2はスプノングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱室熱風送入フード1、加熱室排風フード2、回転胴
    入口側フード3および回転胴出口側フード4に回転胴6
    の軸に平行にスリーブ20が夫々封着され、スリーブ2
    0の外側にこれと摺接する耐熱性潤滑パツキン23およ
    びこれを押圧する少なくとも1個の柔軟な耐熱性パツキ
    ン24が嵌入されたグランドボックス21を封着した静
    止板25が回転胴6の軸に直角に設けられてあり、回転
    胴6にはその軸に直角に摺動板29が封着されてあり、
    静止板25および摺動板29の何れかに刻設された2個
    の環状溝の一方には耐熱性潤滑パツキン27が、他の一
    方にはオイレスメタル製シールリング28が嵌着されて
    あり、かつ、加熱室熱風送入フード1、加熱室排風フー
    ド2、回転胴入口側フード3および回転胴出口側フード
    4に夫々取着けられたスプリング32によって摺動板2
    9が耐熱性潤滑パツキン27およびオイレスメタル製シ
    ールリング28を介して静止板25に圧接し摺動する構
    造を有する回転熱風乾燥機のシール装置。
JP11782878U 1978-08-30 1978-08-30 回転熱風乾燥機のシ−ル装置 Expired JPS5850235Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11782878U JPS5850235Y2 (ja) 1978-08-30 1978-08-30 回転熱風乾燥機のシ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11782878U JPS5850235Y2 (ja) 1978-08-30 1978-08-30 回転熱風乾燥機のシ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5541702U JPS5541702U (ja) 1980-03-18
JPS5850235Y2 true JPS5850235Y2 (ja) 1983-11-15

Family

ID=29071623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11782878U Expired JPS5850235Y2 (ja) 1978-08-30 1978-08-30 回転熱風乾燥機のシ−ル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5850235Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4461380A (en) * 1981-10-08 1984-07-24 Duo-Fast Corporation Fastener feeder
JPS60195126U (ja) * 1984-06-04 1985-12-26 株式会社 ア−ルシ−デイエンジニアリング ワ−クの自動整列移送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5541702U (ja) 1980-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6703640B2 (ja) 回転シール機構
JPS5850235Y2 (ja) 回転熱風乾燥機のシ−ル装置
JPS60248914A (ja) 廃物からガスを回収するための装置
CA1084544A (en) Rotary seal
JP3840685B2 (ja) 外熱式ロータリーキルン
NO151944B (no) Tetningsanordning for aksler
CA2064521A1 (en) Rotary joint with extended life seal
US4358119A (en) Apparatus for gas-tight sealing of connection points of rotationally mounted machine parts
CN209783267U (zh) 一种化工转炉
JPS5872887A (ja) 回転再生式熱交換装置
JPH07269714A (ja) 軸封装置
US4103908A (en) Seal structures for rotary regenerative heat exchangers of gas turbine engines
CN218223289U (zh) 一种阻燃防火罩布加工用冷却装置
SU796633A1 (ru) Устройство дл уплотнени зазораМЕжду ВРАщАющиМС бАРАбАНОМ иНЕпОдВижНОй КАМЕРОй
SU949310A1 (ru) Устройство дл уплотнени зазора между вращающимс барабаном и неподвижной камерой
SU798459A1 (ru) Барабанна печь
JPS629517Y2 (ja)
CN217519223U (zh) 设备辊轴正压密封装置
SU1375923A1 (ru) Устройство дл уплотнени вращающейс печи лабиринтного типа
SU1677470A1 (ru) Устройство дл уплотнени зазора между вращающейс печью и неподвижной камерой
JPH0547328Y2 (ja)
SU700761A2 (ru) Устройство дл уплотнени зазора между вращающимс барабаном и неподвижной камерой
JP2001507781A (ja) シーリング装置
SU737748A1 (ru) Устройство дл уплотнени печи с вращающимс барабаном
CN105627740A (zh) 回转窑密封装置