JPS5850217Y2 - 蒸発器 - Google Patents

蒸発器

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JPS5850217Y2
JPS5850217Y2 JP12765580U JP12765580U JPS5850217Y2 JP S5850217 Y2 JPS5850217 Y2 JP S5850217Y2 JP 12765580 U JP12765580 U JP 12765580U JP 12765580 U JP12765580 U JP 12765580U JP S5850217 Y2 JPS5850217 Y2 JP S5850217Y2
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JP
Japan
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porous
refrigerant
refrigerant pipe
evaporator
air
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JP12765580U
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JPS5750665U (ja
Inventor
寿男 青木
Original Assignee
サンデン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、冷却装置に用いられる蒸発器に関し、特に冷
却すべき空気の流れ方向に沿って偏平状に形成され、内
部に空気の流れ方向に沿って隣合う複数の冷媒通路を有
する多孔冷媒管及びコルゲートフィンより構成する蒸発
器に関するものである。
一般に偏平状の多孔冷媒管とコルゲートフィンより構成
される蒸発器1′は第1図に示すように蛇行状に形成し
た多孔冷媒管2′の間にコルゲートフィン6′をロー付
固着していたが、該多孔冷媒管2′をアルミニウムの押
し出し加工によって製造する時、生産加工を容易にする
ために多孔冷媒管2′の両端部を円弧状に形成していた
このため、多孔冷媒管2′の横幅と同一幅を有するコル
ゲートフィン6′を第2図に示すように配設すると多孔
冷媒管2′の空気流出側端部に形成した円弧状部2C’
とコルゲートフィン6′の空気流出側端縁6b’との間
に空間7′か゛形成されるとともに、該コルゲートフィ
ン6′は第3図に示すように通過空気に方向性を与える
ためのルーパー6a′が形成しである。
このため、コルゲートフィン6′を通過する空気の風速
が遅い時は蒸発器表面に結露した凝縮水はルーパー6a
′より落下してしまうが、通過空気の風速が速くなると
、ルーパー6aからの落下が減少し、コルゲートフィン
6′の屈曲部6c’に押し寄せられつつ通過空気の進行
方向に進み空気流出側のフィン端部に形成された空間7
′と屈曲部6C′に滞溜していた。
ここで該空間7′及び屈曲部5c’に滞溜している凝縮
した水滴8′は蒸発器1′の空気流入側に設けた送風用
フィン(図示せず)からの送風空気によって飛散される
この飛散した水滴がクーリングユニットとヒーターユニ
ットとの嵌合部より車室内に落下したり、あるいは冷気
吹出口より車室内に飛散して乗員に不快感を与えるとと
もに乗員の衣服や車室内を汚損する虞れがあった。
また、多孔冷媒管2′の空気流出側端部に形成した円弧
状部2c’付近では空気の流れがよどみ、空気の流通が
ほとんど行なわれないので、円弧状部2C’付近の空気
への熱伝達は著しく低下してしまうため、冷媒通路内の
冷媒の蒸発温度が0℃以下であるときは、円弧状部2C
′付近の冷媒管端面温度も0℃以下になってコルゲート
フィン表面及び冷媒管表面に結露した凝縮水が凍結を開
始し、これに加え凝縮水が空気流出側に吹き寄せられる
ので凍結を一層助長し、遂には空気の流れが阻止されて
蒸発器の冷却能力を著しく低下させる等の欠陥を有する
ものであった。
そこで、前記蒸発器には凝縮水の凍結を防止するために
冷媒管の最も空気流出側の冷媒通路に冷媒を流通させな
いように該冷媒通路を押しつぶして閉塞したり、あるい
は第5図a、l)に示すように冷媒管の最も空気流出側
の冷媒通路の肉厚を厚くした構成にすることにより冷媒
通路内の蒸発温度が0℃以下になっても冷媒管表面温度
を0℃以上に上げて保つことにより凝縮水の凍結を防止
していたが、冷媒通路を閉塞する作業工程数が増加する
欠陥を有するとともに、冷媒管の肉厚を厚くすることに
より材料を多く必要とするため材料費及び重量が増加す
る欠陥を有するものであった。
本考案は上記のような欠陥を除去するため蛇行状に形成
した偏平状の多孔冷媒管の空気流出側端部を断面略コ字
状に形成することにより、多孔冷媒管及びコルゲートフ
ィンの空気流出側端部に生ずる凝縮水の滞溜を解消して
排水性を向」ニさせるとともに、凝縮水の凍結及び凍結
による冷却能力の低下を防止することを目的とするもの
である。
また、本考案の他の目的は凍結の発生源である蒸発器の
最も空気流出側において凝縮水の凍結を生じさせない構
造で、かつ軽量で安価な蒸発器を提供するものである。
以下、本考案を実施例を示す図面により説明する。
1は蒸発器で、冷却すべき空気の流れ方向(図中矢印C
で示す)に沿って偏平状に形威され、内部に空気の流れ
方向に沿って隣合う複数の冷媒通路21を有する多孔冷
媒管2と端板5及びコルゲートフィン6により構成され
ている。
ここで、多孔冷媒管2の空気流出側端部あるいは両端部
に断面略コ字状の溝22を形成するとともに該多孔冷媒
管2を折曲げて蛇行状に形成する。
なお、多孔冷媒管2の一端には複数の冷媒通路21に冷
媒を分岐導入する入口側接続管4を配置し、他端には複
数の冷媒通路を通過した冷媒を共通に流出する出口側接
続管3を接続しているとともに、蛇行状に形成した多孔
冷媒管2の間及び多孔冷媒管2と端板5との間にルーパ
ー6aを形成しているコルゲートフィン6を配設し、該
コルゲートフィン6の空気流出側端縁6bが多孔冷媒管
2に設けた溝22を形成し7ている側面に位置するよ−
)配設されている。
また、第8図に示すように、多孔冷媒管2と人口側接続
管3及び出口側接続管4との接合は多孔冷媒管2の両端
部に形成した溝22の部分を削除して、該多孔冷媒管2
に挿入部23を形成し、該挿入部23を入口側接続管3
及び出口側接続管4に形成した挿入[コ3aに挿入しロ
ー付は固着する。
上記のような構成にて成る本考案は、入口側接続管3よ
り導入された熱交換媒体である冷媒が多孔冷媒管2内の
複数の冷媒通路21を流れ、送風ファンによって送風さ
れた空気が蒸発器1を通過する過程で熱交換を行ない冷
却される。
ここで、蛇行状に形成した多孔冷媒管2の間に配設しで
あるコルゲートフィン6の空気流出側端縁6bが多孔冷
媒管2の溝22を形成している側面に位置するように配
設した構成としているので、従来の多孔冷媒管2′の円
弧状部2C′とコルゲートフィン6′の端縁6b’との
間に形成されていた空間7′を解消することができる。
従って、コルゲートフィンの表面あるいは冷媒管の表面
に結露した凝縮水の滞溜を防止でき、凝縮水の排出を良
好に行なうことができる。
しかも、多孔冷媒管2の両端上部の溝を削除して挿入部
23を形成した構成としているので、該多孔冷媒管2と
出入口接続管4.3との固着作業における多孔冷媒管2
の挿入部23の位置決め及び挿入深さの決定を容易に行
なうことができ組付は作業性を向上させている。
また、蒸発器1を構成している多孔冷媒管2の最も空気
流出側には断面略コ字状の溝22を形威し、該溝22に
は冷媒が流通しない構成としているので、冷媒通路21
内の蒸発温度が0℃以下となっても断面略コ字状の溝2
2部の表面温度を0℃以上に上げて保つことができ、凍
結の発生源である最も空気流出側の冷媒管の表面及びコ
ルゲートフィンの表面にン疑縮水が少々滞溜しても、該
凝縮水の凍結を防止することができる。
以上のように本考案は、蒸発器を構性している多孔冷媒
管の空気流出側に断面略コ字状の溝を形成するとともに
、該多孔冷媒管の間に配設するコルゲートフィンの空気
流出側端縁が前記多孔冷媒管の溝を形成している側面に
位置するように配設した構成にすることにより、蒸発器
の表面に結露した凝縮水の滞溜個所を解消でき、凝縮水
の排水性を向上できるとともに、凝縮水の一部が送風作
用によって車室内に飛散することを防止できる。
しかも、凝縮水の排水性を向上させるとともに断面略コ
字状部の表面温度を0℃以上に上げて保つ構成としてい
るので、蒸発器の空気流出側で凝縮水の一部が凍結する
ことを防止でき、凝縮水の凍結による冷却能力の低下等
、凍結によって生ずる不都合も解消できるものである。
また、従来の蒸発器にあっては最も空気流出側の冷媒通
路を閉塞する構成、あるいは冷媒管の空気流出側の肉厚
を厚くする構成とすることにより凝縮水の凍結を防止し
ていたが、本考案の蒸発器の構成によれば冷媒管の空気
流出側を断面略コ字状に形成して凝縮水の凍結を防止し
ているので、従来の蒸発器にくらべ作業工程数を減少さ
せることができるとともに、材料費を低減でき、かつ蒸
発器を軽量化できる実用上優れた効果がある。
さらに、前記多孔冷媒管には出入口接続管に設けた挿入
口に挿入接続するための挿入部を形成した構成にするこ
とにより、出入口接続管と多孔冷媒管との接続部におけ
る位置決め及び挿入深さの決定を容易に行なうことがで
きるので該出入口接続管と多孔冷媒管の組付は作業性を
向上させることか゛できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の多孔冷媒管とコルゲートフィンからなる
蒸発器の外観形状を示す斜視図、第2図は従来の実施例
を示す図でaは第1図のX−X線における断面図、bは
水滴の滞溜状態を示す第2図aのA部拡大説明図、第3
図はコルゲートフィンの拡大説明図、第4図は蒸発器の
空気流出側からの水滴の滞溜状態を示す説明図、第5図
は従来、凍結を防止するために実施されていた蒸発器の
多孔冷媒管を示す図でaは第2図aに相当する断面図、
bは第5図aのB部拡大説明図、第6図乃至第8図は本
考案の実施例を示す図で、第6図は多孔冷媒管とコルゲ
ートフィンからなる蒸発器の外観形状を示す斜視図、第
7図aは第6図のY−Y線における部分断面説明図で、
bは多孔冷媒管の空気流入側の形状を変更した第7図a
に相当する断面図、第8図は多孔冷媒管と出入口接続管
の接合構造を示す説明図である。 1・・・・・・蒸発器、2・・・・・・多孔冷媒管、6
・・・・・・コルゲートフィン、21・・・・・・冷媒
通路、22・・・・・・溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却すべき空気の流れ方向に沿って隣合う複数の冷媒通
    路を有するよう偏平状に形成した多孔冷媒管を蛇行状に
    形成し、該多孔冷媒管の間にコルゲートフィンを配設す
    る蒸発器において、多孔冷媒管の空気流出接端部を断面
    略コ字状に形成したことを特徴とする蒸発器。
JP12765580U 1980-09-08 1980-09-08 蒸発器 Expired JPS5850217Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12765580U JPS5850217Y2 (ja) 1980-09-08 1980-09-08 蒸発器

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JP12765580U JPS5850217Y2 (ja) 1980-09-08 1980-09-08 蒸発器

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Publication Number Publication Date
JPS5750665U JPS5750665U (ja) 1982-03-23
JPS5850217Y2 true JPS5850217Y2 (ja) 1983-11-15

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ID=29488055

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JP12765580U Expired JPS5850217Y2 (ja) 1980-09-08 1980-09-08 蒸発器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010127516A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Sharp Corp 空気調和機

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JP5517745B2 (ja) * 2010-05-24 2014-06-11 サンデン株式会社 熱交換器用チューブ及び熱交換器

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JPS5750665U (ja) 1982-03-23

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