JPS58501367A

JPS58501367A - 試薬の貯蔵、分配装置

Info

Publication number: JPS58501367A
Application number: JP50290282A
Authority: JP
Inventors: ハリス・アーサー・ミルトン
Original assignee: ベツクマン　インスツルメンツ　インコ−ポレ−テツド
Priority date: 1981-08-31
Filing date: 1982-08-31
Publication date: 1983-08-18
Also published as: WO1983000932A1; EP0086833A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】試薬の貯蔵、分配装置本発明は収容装置の分野に関する。特に、本発明は、収容装置であって該収容装置から物質を分配するための手段を有する収容装置に関する。さらに特徴づけるものとして、しかしこれに限定するのではなく、本発明はラックに固定される少なくとも一つの容器を備え・該容器をラックに固定すると、容器のシールが貫通されて容器内の液体が排液される。

医療用機器のような分析器械においては、体液の試料が試薬または他の物質と混ぜ合わされて特定の成分の有無およびパーセントを検査される。これらの試薬または物質の使用に際して重要なことは、試薬が無菌にかつ汚染されないように維持されることである。

さらに、前記物質はその不使用時には貯蔵されねばならない。器械の多くは、新たな試薬が追加される詰め替え可能の容器を使用している。他の器械の多くは、管類が挿入される試薬ぴんと、使用に供される液体または他の物質を引き出すポンプとを使用している。これらの設備は意図された目的に適合されるが、試薬のびんが、漏れなしにあるいは最少量の漏出で、器械に容易に挿入されまた器械から容易に取り去られるように、しかも安全に貯蔵されるように、拘束機構を備えることが望ましい。

試薬の長期にわたる貯蔵は冷所においてなされるため、試薬のために使用される貯蔵機構は、容易かつ迅速に、器械への挿入および器械からの移動を可能とするものでなければならない。さらに、試薬は、漏れおよび汚染を防止するために、容器内に実質的に密封して維持されねばならない。

本発明は、−または複数の物質を分析器械に供給するための装置である。この装置は、予め定められた容積の内部を規定する少なくとも一つの容器を有し、該容器はその内部に連通ずる開口を有ｊる頚部を備える。容器が固定される支持手段が、これに容器が固定される際に密封手段を貫くための手段を備える。

支持手段は、容器の頚部と係合することにより容器と係合しかつ容器を固定するための受け入れ部を有するラックを備える。受は入れ部は、容器の頚部における開口を封止する隔壁を突き通すための中空針を有する。容器が支持ラックに固定されると、中空針の入口をして容器内の試薬または他の物質が容器から中空針を経て分析器械に流れることを許すように、中空針が隔壁を経て伸長する。

図面の簡単な説明第１図は容器および支持ラックの部分断面図、第２図はラックに固定された容器の断面図、第３図は分離貯蔵ラック内の容器の図、および第４図は内部に折り畳み可能のライナを有する容器を示す。

第１図を参照すると、複数の容器１１，１２．１３が、それぞれ、隔壁１６が挿入された口１５を規定する頚部１４を備える。頚部１４はその外面にねじ山１７を有する。容器１１，１２．１３はまた、脆い開口用のタブ１８を有する。容器１１，１２．１３は、それぞれ、予め定められた容積の内部を規定する。支持ラック１９が、容器１１，１２．１３に適合するように形成されたキャップ２１．２２．２３を有する。キャップ２１．２２．２３は支持ラック１９に取り付けられている。キャップ２１，２２．２３は、内面に、容器１１，１２．１３のねじ切りされた頚部１４と係合するねじ溝部を有する。キャップ２１，２２．２３はまた、好ましくはそれぞれの中央に中空針２４を有する。導管２５が中空針２４に接続されている。

第２図を参照すると、容器の支持ラック１９への取り付けが示されている。明確を期するためにこの取り付けは容器１１に関して描かれているが、容器１２．１３も同様にして取り付けられることは明らかであろう。容器１１の頚部１４は、支持ラック１９に取り付けられたキャップ２１にねじ係合されている。隔壁１６は容器の１１内部への液体または他の物質の侵入を封じる。中空針２４は、該中空針の入口２６が容器１１の予め定められた容積の内部と連通して中空針２４内を液体が流通するように、隔壁１６を貫通し、容器１１の内部に伸長している。

導管２５は中空針２４に取り付けられている。

第３図を参照すると、容器１１，１２．１３は、分析器械から試薬の貯蔵所を離しておくため、別個の保管ラック２７に置かれる。

容器１１，１２．１３は、脆い開口用のタブ１８（第１図）を取り去ることによって残る穴２８を有する。

第４図を参照すると、予め定められた容積の内部に折りたたみ可能のライナ３１を有する容器２９が示されている。この代わりの例では、前記した容器１１，１２．１３のように、ねじ切りされた頚部１４が支持ラック１９に取り付けられる。隔壁１６は前記したように形状付けられる。

第１図および第２図を参照すると、容器１１，１２．１３は、試薬または他の物質が入れられる、前もって決められた容積を規定する。頚部１４の口１５に嵌合する隔壁１６は、容器１１，１２゜１３内に封入された前記試薬または他の物質が漏出しないように液密性および気密性を与える。隔壁１６はシリコンゴムのようなエラストマ材料で形成され、容器１１，１２．１３が、それぞれ、キャップ２１，２２．２３にねじ込まれるとき、中空針２４が隔壁１６を突き通って容器に規定された室内に達する。このことは第１図により明確に示されており、容器１１がキャップ２１にねじ込まれた状態で適当に示されている。試薬は中空針２４および導管２５を経て容器１１から反応の場（図示せず）へ導かれる。容器１１の内外の圧力を等しくするために、例えばタブを折ることにより試薬が一定に流れるように脆いバルブ１８が開かれる。　第１図に示された容器は、容器１１，１２．１３の内容物の漏れなしに支持ラック１９から移される。すなわち、もし、例えば、−日の終わりにおいて、試薬のすべてが容器１１，１２．１３から使用されない場合、該容器は冷所あるいは他の適当な場所に保管すべく移される。

容器１１，１２．１３をねじまわして抜くと、中空針２４が隔壁１６から引き抜かれる。しかしながら、隔壁１６の弾性質のために、エラストマ材料は中空針に占められた空隙を満たし、これにより中空針２４によってあけられた穴が効果的に封じられる。

第１図および第２図に示された容器において、脆いベントが開かれると容器の底部に穴が形成される。したがって、容器の内容物が全く使用されず、また再使用のために容器が保管される場合、容器が、第３図に示すように、保管ラック２７のような保管のための適当な保持手段に、びんの首を下方に向けて据えられる。

このラックは、それから、適切な保管場所に置かれる。このラックは隔壁１６を突き通すための針を有していないことを除き、保持ラック１９に類似する。

第１図に示す脆い開口用タブ１８に代えて、第４図に示すように、容器２９に折り畳み可能のライナ３１を用いることができ、該ライナは容器２９に穴をあけることを不要にする。すなわち、試薬がライナ３１から取り出されるとき、ライナ内の圧力を等しくするために空気が必要でなく、したがって、通気が不要である。容器２９は、他の点では、隔壁１６およびねじ切りされた頚部１４と第１図および第２図に関して述べた構造および作用とを有する容器１１．１２．１３と同様である。

使い捨て可能のびんの便宜性と扱い易さとに加えて、本発明は、分析器械にかけられたとき、再現可能の結果を確保するために、試薬のための安全で汚染のおそれの無い容器を提供する。さらに、ラックからの容器の移動可能性によって、試薬が全て使用されないとき、＠記容器を保管ラックに移すことができる。異なるサイズのねじ山、ねじ溝が各容器およびこれに対応するキャップに用いられている。このようにして、各容器の支持ラックへの配置が確実にされる。あるいは色分けを利用できる。容器が支持ラックから移動されるとき、再封止可能の隔壁が漏れを防止する。また、感光性の試薬が保護されるように、折り畳み可能のライナが不透明にされる。

シリコンゴムの隔壁が開示されたが、いかなるエラストマ材料も隔壁としての使用のために適切であることが理解されよう。さらに、ねし山、ねじ溝が容器をラックに確保するために使用されたが、いかなるタイプの固定手段、例えば、クランプ、スナップばめ（ｓｎａｐ　ｆｉｔ）あるいはブレスばめでも使用される。

さらに、中空針が隔壁を刺し通すための手段として開示されたが、いかなるタイプの貫通手段、例えばナイフを採用することができる。さらに、中空針の穴は側部に位置することが望ましいが、容器からの試薬の流動を促進するために、針の異なる個所に都合良く配置される。さらに、脆い開口用タブが容器に通気孔を付けるために開示されたが、いかなる開口、例えば、取り外し可能の栓、二重針等が採用されることが理解されよう６本発明の典型的な態様が好ましい実施例に関して開示されたが。

これは、本発明の最大限に意図された範囲から逸脱しないでなされた変更および修正に制限を与えるものではない。

Claims

【特許請求の範囲】

１．一または二以にの物質を分析装置に供給するための装置であって、それぞれが予め定められた容積の内部を規定しかつ前記内部と連通ずる開口を有する少なくとも一つの容器と、各容器と協同して該容器を支持するための手段と、前記開口に挿入可能の、前記容器を実質的に密封するための手段と、各容器および前記支持手段と協同して該支持手段に各容器を固定するための手段と、前記支持手段に接続されかつ前記内部と連通可能の、前記容器から前記物質を案内するための手段とを含む、供給装置。２、前記支持手段は、支持ラックと、該ラックに結合された少なくとも一つのキャップであって前記少なくとも一つの容器を受け入れるように適合されたキャー２プとを含む、請求の範囲第１項の供給装置。３、前記密封手段はエラストマ系の隔壁を備える、請求の範囲第１項の供給装置。４、前記固定手段は、前記容器と前記支持手段との、互いに係合するねじ部分を備える、請求の範囲第１項の供給装置。５、前記案内手段は、前記支持手段に接続された針であって、前記容器が前記支持手段に固定されるとき前記密封手段を刺し貫ぬくように方向付けられた針を備える、請求の範囲第１項の供給装置。６、前記針は、一端が前記密封手段を貫ぬくように形成され、また他端が分析装置に接続可能である、少なくとも部分的に中空の針を備え、蝕針は前記予め定められた容積に連通ずる少なくとも一つの入口を有する、請求の範囲第５項の供給装置。７、前記少なくとも一つの入口は前記中空針の側壁に位置する、請求の範囲第６項の供給装置。８、前記容器は、前記開口と反対側に凹状の底部を備え、該凹状の底部は脆弱なベントを有する、請求の範囲第１項の供給装置。９、前記容器は、前記予め定められた容積内において変形可能でかつ可撓性のライナを備える、請求の範囲第１項の供給装置。１０、支持ラックと、予め定められた容積の内部を規定し、開口を有する頚部を備える少なくとも−っの容器であって前記頚部が前記支持ラックの係合可能部分と保合可能の部分を有する容器と、各容器の開口に挿入可能の、エラストマ系の隔壁と、前記ラックの係合可能部分に近接しかつ前記内部に連通ずる少なくとも一つの針とを含む、液体の貯蔵、分配装置。１１、前記針は、一端が前記エラストマ系の隔壁を貫ぬくように形成され、また他端が分析装置に接続可能である、前記内部と連通する少なくとも部分的に中空の針を備え、該中空針は前記内部と連通ずるための少なくとも一つの入口を有する、請求の範囲第１０項の装置。１２、前記少なくとも一つの入口は前記中空針の側壁に位置する、請求の範囲第１１項の装置。１３、前記容器は、前記開口部と反対側に凹状の底部を備え、該凹状の底部は脆弱なベントを有する。請求の範囲第ｉｏ項の装置。１４、前記容器は、前記予め定められた容積内において変形可能でかつ可撓性のライナを備える、請求の範囲第１０項の装置。１５、前記係合可能部分は、前記頚部および前記支持ラックの係合ねじを備える、請求の範囲第１０項の装置。