JPS58500197A - 硬化性組成物を分配する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 硬化性組成物を分配する装置 発明の背景 本発明は、基剤や促進剤のような二種以上の材料を所定の比率で混合した混合物 からなる重合可能なエポキシ樹脂のような多成分硬化性組成物を混合し、分配す る装置に関する・いっそう詳しくは、本発明は始動時１通常作業時ｔたは運転停 止時に組成物またはその成分のいかなる無駄をも防ぐ装置および方法に関する。

多成分硬化性組成物を混合し、分配する装置はこの分野で周知である。このよう な装置は、普通、たとえば、基剤や促進剤のような材料を別々に計量しながら所 定の比率で混合装置に圧送するための適当な圧送機構を包含する。これらの材料 は混合装置で完全に互に混合わされる。混合時、これらの材料は互に反応して流 動性のある硬化性組成物となｐｌこの組成物が比較的短い時間（硬化時間と呼ば れることが多い）で非流動状態に硬化することになる。このような組成物の例と しては重合性樹脂などがあシ、これらの材料において、基剤は多硫化樹脂のよう な未反応重合体のす１かに粘度制御のためのトルエンのような稀釈用溶剤を含む 物質からなｐ１促進剤は基剤と混合わせたときに所望の化学反応を起させる適当 な酸化剤のような重合開始剤からなる。混合組成物の物理的特性を調節するため に基剤あるいは促進剤のいずれでも他の種々の化学成分やこれらの成分の組合わ せを用いることができ、温度のような環境パラメータを制御して所望に応じて硬 化時間を増減することができる◎いずれにしても、混合組成物は硬化する前に混 合装置から適当な分配ノズルまで迅速に供給して表面に塗布しなければならない 。

ここで述べている一般的な形式の硬化性組成物は、たとえば、広い範囲にわたっ て工業的な用途において接着剤またはシーラントとして用いられる。混合組成物 は分配装置から分配ノズルを通してこの組成物を必要とする表面または用途点に 直接塗布される・普通の組立ライン式の作業では、混合組成物を組立ラインに沿 って移動している生産物に順次塗布するので、分配ノズルがある生産物から他の 生産物に移動する間に組成物のかなシの無駄を防ぐ丸めに混合組成物の流れは間 欠的にならざるをえない◎ 生産現場では、組成物が出来るだけ早く硬化し、目立った遅延なしに連続生産作 業を行えるようにすることが非常に望ましい。組成物の硬化時間をかなり短くす る方法として、二種の材料の混合比を調節した９、混合組成物の温度レベルを上 昇させたシすることがある。しかしながら、望ましい急速硬化組成物を用いた場 合、生産環境の間欠分配という性質上、組成物が混合装置を九は分配ノズルを出 る前に非流動硬化状態になシ、装置の目１ｉ！ま）を生じさせる傾向がかな夛高 くなる。この目１ｓｔｐ問題は、作業員の休憩時間１部品または製品の不足１機 械の故障などから生じる通常の生産ラインの中断によってさらに大きくなる。装 置がひとたび結まった場合には、時間をかけて分鱗し清掃しなければこれを除く ことはできない。

したがって、従来は、比較的長い硬化時間（たとえば、２０時間から２４時間） の硬化性組成物を利用して組成物分配装置の目ｉ＊ｔｉを防いでいるのが現状で ある。しかしながら、この方法では、硬化時間を短縮し良い場合には組成物を硬 化させるために生産物を加熱して余分な費用をかけなければならない。あるいは 、周囲温度で硬化が完了するまで適当な保管場所に製品を格納しておかなければ ならず、より生産性を高めるのに利用するのが望ましい工場の床面積を不当に占 有せざるをえない◎ ある種の従来の分配装置では、目詰ｔシが生じるはどの時間９組成物の分配を停 止するときには装置から混合組成物をパージしている。たとえば、いわゆる溶剤 パージ装置というものが知られてお夛、ここでは適当な溶剤を混合装置に供給し て混合装置および分配ノズルに流し、組成物を洗い流している。その結果生じた 溶剤と組成物の汚染浴液は廃棄し、組成物をさらに必要とするまで基剤および促 進剤を混合装置に供給することはない０ 溶剤パージ装置には次のような欠点がある■比較的高価な溶剤、たとえばメチレ ンクロライドなどの石油ペースの溶剤を比較的多量に必要とするＯである。この 種の溶剤は、洗い流した組成物と共に有害な廃秦物とな夛、廃棄するのが容易で もないし費用もかかる・さらに、分配を再開したときに、混合組成物の最初Ｏ部 分が「規格外れＪ　（ｏｆｆ　−ｒａｔｉｏ　）となる傾向があシ、望ましくな い微量の溶剤を含んでいる可能性があシ、汚染されていない均質な混合物を得る まで組成物のこの最初の部分を無駄にせざるをえない。

従来提案された別のパージ方法として、混合装置および分配ノズルから混合組成 物を洗い流すためのいわゆる基剤パージ方法がある。この方法では、パージを必 要とするときに混合装置へ向かう促進剤の流れを止め、十分な時間基剤を流し続 けて混合装置および分配弁から混合組成物を完全に洗い流すのである。高い割合 で基剤を含む洗い流された材料は廃棄され、混合装置内の未混合未硬化基剤が装 置の目ｆｉ！まシを防ぐ。たとえば、米国特許第３９８９２２８号を参照された い。

基剤パージ方法にも次のような欠点がある。すなわち、廃棄する「規格外れ」洗 い流し材料は高価でおｐかつ有毒である＠さらに、装置を再始動したとき、最初 の混合組成物は、未混合基剤が混合装置分配ノズルから完全に洗い流されるまで かなりの時間にわたって「規格外れ」の１まである。これは、廃棄しなけれトな らない高価な廃棄材料が多くなるので望ましくない◎本発明は硬化性組成物を分 配するための改良装置を提供することによって従来技術の問題および欠点を解決 する。本発明によれば、必要なだけひんばんに始動。

停止を行いながら組成物のいかなる部分をも無駄にすることのない装置および方 法を得ることができる。

発明の要約 本発明によれば、複数の成分材料のいかなる部分をも無駄にすることなくこれら の成分材料から形成された硬化性組成物を混合２分配することができる・本発明 の装置は、基剤および促進剤のような少なくと％２株類の成分材料を所定の比率 で個々のタンクから成分混合機に供給するための圧送計量装置を包含する。この 混合機はこれらの材料を混合わせて組成物、たとえば重合樹脂とする。組成物は 混合機から分配弁を通−して供給され、この分配弁が制御されて開閉し、分配ノ ズルに流れる組成物の流量を制御する。本発明によれば、分配弁が閉じていると き、組成物は均質な組成物となるまで始動時稀釈回路にバイパスされ、運転停止 時には、混合組成物が混合機から洗い流されるまでバイパスされる。

本発明の好ましい形態では、分配装置の始動時、分配弁は閉ざされ、バイパス弁 が開いて最初の混合組成物を稀釈回路にある稀釈混合機の上ｆｆ端に連絡する。

この最初の混合組成物は、２種の成分材料の内比較的大量の一方の成分材料から なる稀釈剤流と十分に混合され、十分な割合に稀釈されて十分に少ない量の他方 の材料を含む稀釈混合物となり、少なくとも適度な時間にわ九って硬化を阻止す る。稀釈混合物は十分な時間が経過するまで稀釈流のタンクに戻されて成分混合 物の出口に均質な混合物が現われるようにし、このとき、バイパス弁が閉ざされ 、分配弁は需要に応じて開かれて組成物の分配を行わせることができる。

運転停止を行いたいときには、バイパス弁が再び開かれ、分配弁が閉ざされる。

同時に、セレクタ弁が切替えられて他方の成分材料、代表的には促進剤の流れを そのタンクに直接戻し、成分混合機には通さない〇一方の成分材料、代表的には 基剤の供給は続けられて不成分混合機を満たし、混合組成物を成分混合機からバ イパス弁を通して稀釈回路に洗い流し、稀釈混合機において組成物の適当な稀釈 を行い、稀釈された混合物を適当なタンクに戻す。成分混合機の洗い流しが完了 するに十分な時間が経過すると、再始動を望むまで作動ポンプ等は停止される。

再始動時、分配弁が閉ざされ、バイパス弁が開かれて先の洗い流し段階で成分混 合機に残った未混合成分材料を含む最初の成分混合物が稀釈回路にバイノ（スさ れて稀釈される。これら分配弁およびバイパス弁の位置は、成分混合物の出口で の混合組成物が均質になったときに逆転されて混合組成物を分配ノズルを通して 分配させる。

本発明の他の特徴および利点は発明の原理を示す６付図面に関連した以下の詳細 な説明から明らかとなろう。

図面の簡単な説明 添付図面は本発明を図示してお夛、この図面において、 第１図は本発明の新規な特徴を備えた分配装置を示す概略図であり、 第２図は本発明の装置の一部をいくぶん概略的に示す拡大断片断面図である。

第３図は本発明の別の実施例を示す概略図であシ、第４図は本発明のまた別の実 施例を示す概略図であるＯ 好ましい実施例の詳細な説明 図に示したように、分配装置１０Ｆｉ硬化性組成物を混合１分配するために設け である。組成物は２種以上の成分材料の混合によって形成され、図には２＆の成 分材料が「パー）ＡＪと「パートＢＪで示しである。成分材料Ｆｉ流動性のある 非硬化性物質からなル、これらの物質は所定の割合で混合わされたときく、互に 反応して流動性のある硬化性組成物とな）、この組成物が比較的短い時間で非流 動状態すなわち硬化状態に硬化することになる。本発明の分配装置１（ｌ成分材 料およびそれから生じた混合組成物を、始動を九は停止時にそのいかなる部分を も無駄にすることなく混合処理するように設計しである。

混合組成物は、その多くの代表的な用途において重合性樹脂などからな９、成分 材料「パー）ＡＪは多硫化樹脂のような未反応重合体を含む基剤を包含する。

粘度を制御するために基剤の一部としてトルエンのような溶剤を含むことが多い 。他の成分材料［パートＢＪは、代表的には、基剤と混合わされたときに重合を 化学的に開始させる材料、たとえば適当な酸化剤からなる０重要なことであるが 、基剤、促進剤の一方共に広い範囲の化学物質から形成することができ、周知の 要領で精密セットの物理パラメータ、たとえば硬化時間。

こわさ、結合強度などを生みだすための種々の成分の組合わせを含み得る。しか しながら、説明の便宜上、ここでは「促進剤」は「パー）ＡＪを示し、「基剤」 は「パートＢ」を示すように用いることにする。「促進剤」、「基剤」が発明の 範囲を限定するつもりはなく、組合わせたときに反応して硬化性組成物となる２ 種の流動性のある物質を示しているだけであることは了解されたい。

第１図に示すように、促進剤１２はタンク１４に収容してあり、基剤１６Ｆｉ別 のタンク１８に収容しである。普通は、タンク１４．１８は、材料を輸送するド ラムまたはバレルである。タンク１４．１８のそれぞれと組合わせて一対の１１ −１ポンプ２４．２６が８＃７てあり、これらのポンプはポンプ入口導管２０． ２２ｔ−通して、計量しながらタンクから促進剤、基剤を引出し、圧送するよう になっている。これらの計量ポンプ２４．２６の構造動作は白業者であれば十分 に理解できると考える。

２つの計量ポンプ２４．２６はそれぞれのポンプ出口導管２８．３０を通して促 進剤、基剤を混合接続点３２に供給し、七こでこれらの成分材料が所定の比率で 互に混合わされて適当な流路３４を通して成分混合機３６に流れる。促進剤が流 れるポンプ出口導管２８はセレクタ弁３Ｔによって中断されており、このセレク タ弁は第１図に破線で示す位置にあるとき促進剤を混合接続点３２に流すように なっている。多くの重合性樹脂においては、混合比は約１０体積部の基剤対約１ 体積部の促進剤の割合である。

成分混合機３６は成分材料を混合して所定比率の均質混合物にし、硬化性組成物 を形成するための任意適当な混合装置である。なんら特定の混合機構造を示さな いが、米国％杵第３４０４８６９号および同第３５８３６７８号に記載されてい る形式のいわゆる静圧式混合機が好オしい。このような静圧式混合機は複数の内 部流路を包含するが、計量ポンプ２４．２６によって圧送される材料を分割した シ丹合流したりするように設計した可動部分を持たず、七の結果混合機３６の下 ＠＠３８を出る組成物は均質に混合されたものとなる。分配弁４０が成分混合機 ３６の下流端３８に設置してあって分配ノズル４４を通る流路４２を開閉する０ 分配弁４０が第１図に破線で示す位置にあるとき、流路４２は開いており、混合 成分が分配ノズル４４から外に自由に流れる。代表的々作業環境では、分配弁４ ０はトリガスイッチ（図示せず）などによって手動開閉される。

少なくとも分配ノズル４４は可撓性導管の自由端に装着されて混合組成物流を所 望の用途面に塗布する。

装置を始動したとき、２つの計量ポンプ２４．２６が適当に駆動されて促進剤１ ２と基剤１６を所定の割合で成分混合機３６に供給する。しかしながら、混合機 ３６からの混合材料の最初の部分は正確には所定割合の所望均質組成物とはなっ ていないことがある。これは材料が比較的短かい初期混合時間を経過するまで混 合機３６を通して混合わさる均衡流と普通ならないからである。さらに混合組成 物の最初の部分は先の洗い流し段階で混合機に残った一方の材料を高い割合で含 んでいる可能性がある。いずれにしても、この最初の「規格外れ」すなわち混合 の不十分な組成物は捨てられずに稀釈回路４６にバイパスされる。

いっそう詳しく言えば、装置１０の始動時２分配弁４０は第１図に実線で示すよ うに閉ざされ、バイパス弁４８が開かれ（第１図にこれも実線で示す）、混合機 ３６の下流端３８から稀釈回路４６に通じるバイパス流路５０ｔ−開く。したが って、最初の「規格外れ」、すなわち混合不十分な組成物はこのバイパス流路５ ０を通して混合接続点５２に送られ、この材料は稀釈回路導管５４を通して流れ ている稀釈流と混合することによって稀釈される。

稀釈回路導管５４は基剤タンク１８に通じる入口晦５６を有し、稀釈回路計量ポ ンプ５８がこのタンクから基剤１６を計量しながら引出して導管５４を通して混 合接続点５２に送る。好ましくは、稀釈回路導管５４を通る基剤の流量はバイパ ス流路５ｏを通、る全流量よ）もかな夛大きく、混合Ｗ！続点５２における促進 剤の全比率は比較的低い。混合接続点におけるこの促進剤の比率が適度な時間、 たとえば少なくとも２，３時間、稀釈混合物の効果を阻止するに十分に低いとい うことは重要である。稀釈基剤および混合組成物の全流れは稀釈混合機６０に供 給され、この稀釈混合機６ｏも好ましくは米国’ｌ？杵第３４０４６８９号およ び同第３５８３６７８号に開示されている形式の静圧式混合機である。この静圧 式混合機はそこを通る材料を十分に混合して均質な混合物とし、この均質混合物 を基剤タンク１８に稀釈回路導管５４のもどり部分を通して排出する。

装置１０の代表的な作動例では、基剤１εと促進剤１２は約１０対ｌの割合で混 合わされて硬化性組成物となる。組成物の初期「規格外れ」すなわち混合不十分 な部分は稀釈回路４６にバイパスされて未混合基剤１６の稀釈流と混合わされる 。この稀釈流はバイパス材料に対して約ｌＯ対１の割合で混合接続点５２に送ら れ、それによって、基剤タンク１８にもどされる稀釈混合物は約１００対ｌの基 剤対促進剤比となっている。大部分の装置環境では、この程度の比較的小さな汚 染では数日の適度な滞留時間でタンク１８内の基剤が硬化するということはなく 、さらに、その後の組成物のための基剤が小量の促進剤を含んでいるとしても分 配ノズル４４を通して供給されるその後の混合組成物の特性はこの汚染が悪影響 を与えるということもない。

通常の作業では、分配ｊＰ４０は閉ざされたままとなシ、バイパス弁４８Ｆｉ混 合ａ３６の下流端３８の所の組成物が所望の物理特性に達する、すなわち所定割 合の均質混合物となるに十分な時間始動期間にわたって開かれたｔまとなる。こ の期間が経過すると、バイパス弁４８が閉ざされ、次に分配弁４０が分配ノズル ４４を通して組成物を分配するために所望に応じて開閉される。この弁４０．４ ８の動作は適当な時間の経過後に手動で行われるか、あるいは適当なタイミング 装置（図示せず）を含む制御装置６２および弁の位置制御を行う制御回路６４に よって自動的に行われ得る。この制御装置６２は適当な回路６６によって計量ポ ンプ２４．２６．５８にも！！続することができ、それによってこれらのポンプ のオンオフ状急に制御することができる。弁および計量ポンプに信号を送り、そ れに応じてそれらを作動させるのに必要なタイミング装置を含む適当な制御装置 ６２の詳細は画業＠によって周知のものと考える。

ａｍの任意の部分において組成物の効果が生じる可能性のある期間にわたって分 配弁４０を閉じ位置に維持しなければならない場合には、混合組成物を成分混合 機４６．流路４２９分配弁４０１分配ノズル４４から洗い流す、すなわちパージ しなければならない。この洗い流し段階で、分配弁４ｏは閉じ位置に維持され、 バイパス弁４８が開かれる。同時に、セレクタ弁３Ｔが第１図に実線で示すパー ジすなわち洗い流し位置に動かされて促進剤１２をタンク１４にもどシ導管６８ を経てもどす。望むならば、セレクタ弁３Ｔのこの制御は弁３７に接続した制御 回路７０を経て制御装置６２によって自動的に行い得る。

この作動状態において、計量ポンプ２６によって供給される基剤は成分混合機３ ６に流れ続けてバイパス弁４８を通して稀釈回路４６に混合組成物を洗い流す。

そこで、バイパス組成物は混合接続点５２０所で稀釈流と合流し、その全流れは 稀釈混合機６０に供給されて稀釈材料と混合わされ、促進剤の割合を影響のない ほど低いレベルに変える。この促進剤濃度のレベルは洗い流し作業の初期に最大 であシ、ナベての混合組成物が成分混合機３６から取シ除かれるに十分な時間が 経過するまで安定した状態で減少する。ここで大事なことは、稀釈混合機６０を 通って流れる材料の相対的な比率が、稀釈混合物の硬化時間が洗い流し作業の最 初で許容できるほど長いものとなるように選ばれるということである。この稀釈 混合物４基剤タンク１８にもどされ、十分な時間がたった後、各種計量ポンプは 手動または制御装置６２によって停止させられて分配装置１０を停止状態に置く 。このような停止が行われる間、成分混合機３６は基剤１６で満たされるＯこの 基剤はなんら意味のある割合の促進剤がないので適度な期間にわたって硬化する ことがない＠分配装置を再始動したとき、計量ポンプ２４　、２６が付勢されて 促進剤および基剤を所定の割合で成分混合機３６に供給する０これらの材料は未 混合基剤すなわち「規格外れ」材料を混合機から稀釈回路４６に洗い流して計量 ポンプ５８によって圧送されている稀釈流と混合わされる。この作動状態は、成 分混合機３６の下流端３８における組成物が基剤、促進剤の所望比率を有する均 質な混合物を含む物理的状態に達するまで十分な時間にわたって維持される。そ の後、バイパス弁４８が閉ざされ、分配弁４０がノズル４４を通して混合組成物 を分配するように必要に応じて開閉され得る。

本発明の分配装置１０は促進剤および基剤が均質に混合わされ、いかなるときに も材料のいかなる部分をも無駄にする仁となく分配ノズルを通して所定の割合で 供給されるという点で非常に有利な装置である。この装置は始動時または再始動 時に材料の「規格外れ」すなわち混合不十分な部分をバイパスし、後の使用のた めに硬化させることなくこのバイパス材料を保管する。同様にして、運転停止時 に、硬化性組成物はその材料の比率を変え、この比率の変えられた材料を後の使 用のために硬化させることなく保管することによってなんら無駄なしに装置から 洗い流される。

分配装置１０の一部のある好ましい配置が第２図により詳しく示しである。図示 したように、分配ノズル４４は弁ブロックＴ２内に形成されておシ、この弁ブロ ックはその内部から大気に開く先細の通路としての組成物流路４２を包含する。

分配弁４０はシールしたステム開口Ｔ８を貫いて適当な作動装置（図示せず）に 接続された弁ステムＴ６によって与えられた同じようにテーパの付いた弁ヘッド ７４として具体化されている。この弁ヘッドＴ４は、弁ステムＴ６の軸線に沿っ て、第２区に示す分配ノズル４４から引込んだ開位置とノズル４４のテーバ付き の内側表面に係合する閉位置とに動くことができる。この分配弁構造ではそれが 閉じたとき残留体積が１−１とんとゼロとなり、硬化性組成物のいかなる部分も が閉じた分配弁４０の区域に捕えられないという利点がある。

弁プロツク７２は成分混合機３６の下流端３８に通じる入口ボート８０を包含す る。この混合機３６にはその上流電と接続したポンプ出口導管３０によって基剤 が供給され、促進剤は他方のポンプの出口導管２８によって導管３０内５ＩＷＪ 心に混合機に供給される。図示したように、この導管２８の下ａＳはボール弁組 立体８２などを包含し、材料が逆流するのを防いでいる。

弁ブロック７２には出口ボート８４が形成してあって、これは稀釈回路４６の稀 釈混合８＆６０の上流電に接続している。この出口ボート８４は弁ブロツク内の 流路８６を経て入口ボート８０と連通しておシ、この流路８６ｔｉ分配ノズル４ ４と遅過している。【、たがって、分配弁４０が開いたとき、流路８６の一部と 分配ノズル４４を通して大気に成分混合ｆｆ１３６から混合組成物を排出する開 いた流路が構成される。しかしながら、分配弁４０が閉じているときには混合機 ３６からの組成物または材料は流路８６に閉じこめられる。

バイパス弁４８＃′ｉ分配弁４０の下流で弁ブロツク流路８６の長さ方向にある 弁座９２と係合するポペット弁ヘッド８８を包含する。この弁ヘッド８８は弁ス テノ１９０によって支えられておシ、この弁ステムはシールした開口９４を通し て弁ブロック７２から外匈に突出し、適当な作動装置（図示せず）に遵結しであ る。

バイパス弁ヘッド８８は、ｗＪ２図に示す開いた位置では、流路８６内の組成物 を稀釈混合機６０に通じる。

勿舖バイパス弁ヘッドが閉じている４合には、成分混合機３６から稀釈混合機６ ０への組成物の流れは阻止される。

第２の入口ポート９６が出口ポート８４に隣接して弁ブロックＴ２に形成しであ る。この第２人口ボート９６は稀釈回路導管５４に接続してあ）、この稀釈回路 導管を通して基剤の稀釈流がポンプ５８（第１図）によって供給される。この入 口ボート９６は弁座９２およびバイパス弁ヘッド８８のすぐ下流の位置において 内側流路８６と交差している。したがって、稀釈流はバイパス弁４８が開いてい ようと閉じていようとそれには無関係に稀釈混合機６０に自由に流入し、入口ボ ート９６と流路８６の交点が混合接続点５２を構成している。

第２図に示す弁体配置は成分混合機３６の下流端３８と分配ノズル４４の間の流 路を短かくするという利点を有する。さらに、分配弁４０とバイパス弁４８との 間に短かい流路が設けられて、バイパス弁４８が閉ざされ、分配弁４０が開かれ たときにこれら２つの弁の間に捕えられる残留材料が非常に少なくなる０さらに 、バイパス弁４８が開かれ、分配弁４０が閉ざされたとき、入口、出口ボー）８ ０．８４間の全流路８６は比較的短かくな９、そこを流れる材料によってほぼ完 全に洗い流される。したがって、洗い流し中、混合組成物は短かい流路８６を通 してすぐ隣りの混合接続点５２に完全に洗い流され、この組成物は次に纂２人ロ ボート９６から出口ボート８４に流れる稀釈流によって完全に洗い流される。

第２図の混合機３６．６０を含む弁体配置は一体のヘッド組立体に組込むことが でき、これは比較的寸法が小さく重量も軽い。これにより、糧々の始動、停止時 に必要とされる材料の体積が最小となｐｌまたこのヘッド組立体のオペレータが 所望の用途点に向けるのが容易となる。

本発明の別の実施例が第３図に示してあり、これは種々の改良点を含んでいる。

便宜上、第３図の実施例は第１．２図に示す構成要素と共通の構成要素に同じ符 号にダッシュを付けて示しである。図示したように、促進剤１２′および基剤１ ６′はそれぞれ一対のポンプ１２４．１２６によって導管２０’、２２’を通し てタンク１４’　、　１８’から引出される。これらのポンプ１２４゜１２６は それぞれ適当な計器１２３．１２５および出口導管２８’　、　３０’を通して 混合接続点３２′、さらに成分混合機３６′に材料を供給する。先の実施例と同 様に、セレクタ弁３７’が第３図に実線で示す位置にあるとき促進剤を混合接続 点３２′に送るように作動し、Ｗ＊で示す位置にあるときにはもどシ導管６８′ を経てタンク１４′に促進剤をもどすようになっている。

ヒータ２００が基剤出口導管３０′に沿って接続してあり、基剤を成分混合機３ ６′に送る前に選択的に温度上昇させるようになっている。このヒータ２００は 遍尚な熱入力装置、たとえば電気抵抗回路２０２を包含する。した、かって、混 合機３６′の下流端３８′を出た硬化性組成物はかなシ温度が上昇していて硬化 時間をかなシ短かくすることができる。たとえば、室温で約２４時間の硬化時間 を有する重合性樹脂では、それを約９０℃まで温度上昇させた場合、この樹脂は 約５分で不粘着性となシ、約３時間で完全に硬化する。

加熱され混合された組成物は弁ブロック７２′を通して分配弁４０′に供給され 、さらに弁４０′が開いているときには分配ノズル４４′に送られる。しかしな がら、始動時または再始動時には、組成物の最初の部分が均質に混合されておら ずまた「規格外れ」となっている可能性があり、そのため分配弁４４′は閉ざさ れたｔまとされ、これらの最初の部分は開いたバイパス弁４８′を通して稀釈回 路４６′にバイパスされる。

稀釈回路４６′は導管５４′を包含し、この導管５４′はこの実施例で便宜上計 器１２５の上流の位置において基剤ポンプ１２６の下流端に接続してもよい。基 剤稀釈流は適当な割合で与えられて稀釈混合物が適度な時間内で硬化することが ないようにパイノくスされた材料を稀釈する。この稀釈混合物が未加熱稀釈流に よってかなり温度を下けられて混合物の硬化する傾向を減じ、冷却された混合物 は稀釈混合機６０’に送られて十分均質に混合される。

冷却され稀釈された混合物Ｆｉ導管５４′の残ｐの部分を通して基剤タンク１８ ′に再循環される。図示したように、導管５４′のこの部分は第３の混合機１６ １、たとえば制圧式混合機を包含し、この混合機はタンク１８′に隣接して設け てあって材料を再度混合わせ、促進剤が稀釈混合物の局部に集中するのを防ぐ。

さらに、導管５４′の出口端５７はタンク１８′の内側で終っており、したがっ て、再循環された稀釈混合物はポンプ入口導管２２′の入口端５９付近に堆積す る１、この配置では、部分的に汚染された混合物はタン　１８内に止まる時間が 比較的短かい。それは、作業が貴会されたときに真先にタンクから引出されるか らである。

第３図の装置の動作Ｆｉ第１区に示した装置のそれとほぼ同じである。成分材料 は始動時、再始動時、洗い流し時に再循環され稀釈されてなんらの無駄がない。

この装置は非常に短かい硬化時間を持った加熱組成物を扱うことができる。それ は、装置を繰返し停止させ、洗い流し、再始動することが必要に応じて出来るか らである。「規格外れ」すなわち混合不十分な加熱組成物は冷却されかつ稀釈さ れて無駄なしに硬化を阻止される。必要ならば、第３図の装置における種々の構 成要素を＃Ｉ１図に関連して延べた形式の適邑な制御装置によって自動的に制御 することができる。

本発明のまた別の実施例が第４図に示してあり、この実施例では混合組成物の稀 釈回路に選択的にバイパスさせる装置が簡単なものとなっている◎いっそう評し くいえば、第１図の混合機３６と同じ成分混合機２３６に入口導管２３４を通し て基剤および促進剤が計量されながら供給される。この導管は可撓性、のめるホ ースまた＃′ｉ同等のもので形成すると便利である。この混合機２３６は２種０ 材料を十分に混合して分配弁２４６を通して供給する。この分配弁２４０は、第 ４図のｌｉＮｍ位置において、組成物を分配ノズル２４４を通して送り、分配を 選択的に行えるようにする。

第４図の実施例において、混合機２３６９分配弁２４０、分配ノズル２４４は単 一の計量分配ヘッド２４１に組込んであｐｌこの分配ヘッドは組成物を分配する ために所望の用途点に向かって動かすのが容易である。このようにすることによ って、材料タンク。

ポンプなどのような装置の残夛の構成要素を可動分配ヘッドと別体の支持フレー ムなど（図示せず）に据付けることが出来る。しかしながら、混合機２３６を通 る組成物が十分に均質でなく、すなわち「規格外れ」である場合、または装置か ら混合組成物を洗い流したい場合には、組成物はかなりの１の基剤と、第１−３ 図について説明したと同じ要領で混合わすことによって迅速かつ容易に稀釈する ことができる。しかしながら、第４図の実施例では分配ノズル２４４は稀釈回路 ２４６に解放自在に接続できるようになってお夛、その結果、稀釈回路の構成要 素も分配ヘッドと別体の支持フレームに据付けることができる。

いっそう詳しくいえば、分配ノズル２４４は適輪な急速解放継手２４８に挿入し かつ解放自在に従続するようになってお９１この継手はノズル２４４と接続した ときに、ばね負荷式ポール弁２４９を開いて組成物を混合接続点２５２に接続す る。この混合接続点２５２にも別の導管２５４を通して基剤の稀釈流が供給され ておシ、基剤はこの導管２５４を通して第１ｖＡの導管５４および混合接続点５ ２について説明したと同じ要領で供給される。このようにして混合された組成物 は稀釈混合機２６０に送られ、そこで十分に混合されて導管２５４の別の部分を 通してタンクにもどされる。

基剤のこの稀釈流がボール弁２４９を囲む体積を洗い流して、組成物のいかなる 部分もボール弁によって堆ら見られることがないように混合接続点を通して流れ ると便利である。

作動にあたって、基剤および促進剤は所定の割合で均質に混合わされて分配弁２ ４０およびノズル２４４を通して適当な用途点に供給される。装置から組成物を 洗い流したい場合には、分配ノズル２４４が稀釈回路２４６の急速解放継手２４ ８に接続され、分配弁がその開位置に動かされる。この時点で、混合機２３６へ の促進剤の供給が止められ、基剤の供給は続けられて混合組成物を稀釈回路２４ ６に洗い流し続け、基剤で稀釈する。

装置を再始動したい場合には、基剤および促進剤が組成混合機２３６に再供給さ れてそこから未混合基削を洗い流す。分配ノズル２４４を出た組成物が均質とな り、所望比率の成分材料を持つまで、分配ノズル２４４は稀釈回路と接続され続 けて不完全すなわち「規格外れ」組成物をバイパスして稀釈する。混合物が所望 の状態に対するに十分な時間が経過した後、分配弁２４０が閉ざされ、ノズル２ ４４が急速解放継手２４８から分離される。このとき、装置は分配弁を操作する ことによって通常の要領で組成唆ｃ分配する準備ができたことになる。

ここに述べ良発明についての種々の変更および改良は当業者にとって明らかであ ると考える。したがって、本発明を先の説明に限定するつもりはなく、その範囲 Ｆｉ請求の範囲にのみ定義されているものである。

−れ、１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．第１．第２０材料の混合物によって形成された硬化性組成物を分配する方法 であって、第１．第２の材料を所定０割合でｊｇｌの混合装置に供給し、混合し 、組成物を第１の作動状態の閣ｇｌの混合装置から分配し、組成物を第２の混合 装置内で、はぼ第１の材料で形成される稀釈流で稀釈し、この第１材料がかなシ の時間にわ九って稀釈混合物の硬化を防ぐに十分に低い濃度の第２材料を有する 稀釈混合物を形成するに十分な量となっていることを特徴とする方法。 ２、請求の範囲第１項記載の方法において、第２の作動状態の間第２材料の供給 を止め、纂ｌ材料の供給を続けて組成物を第１混合装置から第２混合装置に洗い 流して稀釈流と混合わせ、稀釈混合物を第１材料のタンクにもどす段階を包含す ることを特徴とする方法。 ３、請求の範囲第２項記載の方法において、前記もどし段階が稀釈混合物を第１ 混合装置に比較的迅速に引出すようにタンクの区域にもどすことを包含すること を％黴とする方法。 ４、請求の範囲第１項記載の方法において、前記稀釈段階が第１材料を組成物に 対して所定の比率で第２混合装置に供給することを包含することを１＃黴とする 方法０ ５、請求の範囲第１項記載の方法におｉて、纂１．第２の材料の少なくとも一万 をＩ！ｌ混合装置に供給するのをやめて高温の組成物を形成し、稀釈流をこの高 温よシもかなシ低い温度を持った稀釈混合物とする温度に維持する段階を包含す ることを特徴とする方法。 ６、請求の範囲第２項記載の方法において、稀釈混合物を第１材料のタンクに隣 接して設けた第３の混合装置内でさらに混合する段階を包含することを特徴とす る方法。 ７、請求の範囲第１項記載の方法において、前記分配段階が、組成物事所望セッ トの物理的特性を持ったときにこの組成物を第１混合装置から分配ノズルを通し て分配することを包含し、前記稀釈段階が組成物を第２混合装置に供給して、組 成物が前記所望セットの物理的特性を欠いているときに稀釈流と混合わせること を包含することを特徴とする方法０ ８、請求の範囲第２項記載の方法において、第２材料を第２の作動状態の間その タンクにもどす段階を包含することを特徴とする方法。 ９、請求の範囲第１項記載の方法において、前記供給混合段階が最初の作動期間 において組成物を第１混合装置から第２混合装置に供給して組成物を十分な分量 の第１材料と混合わせ、かな９の時間にわたって稀釈混合物の硬化を防ぐに十分 に低い１１１度レベルの＠２材料を有する稀釈混合物を形成し、前記分配段階が 前記最初の作動期間の後組成物を成分混合機から分配ノズルを通して分配するこ とを包含し、前記稀釈段階が罰紀分配検階の後ｗ、ｌ混合装置から組成物を選択 的に洗い流すことを包含し、これが第２の材料の第１Ｓ合装置への供給を停止し かつその中の組成物を第２混合装置に供給して十分な量のＭｌ材料で稀釈し、か なりの時間にわたって稀釈混合物の硬化を防ぐに十分に低い濃縮レベルの第２材 料を有する稀釈混合物を形成することによって行われることを特徴とするｙ：法 。 １０、Ｉｃｌ、第２０材料の混合物によって形成された硬化性組成物を分配する 装置であって、第１．第２の材料を第１混合装置に供給し、所定の割合で混合し て硬化性組成物を形成する装置と、第１の作動状態の間分配ノズルを通して組成 物を分配する装置と、この組成物を第２の混合装置に供給して第２の作動状態の 間かなシの第１材料の稀釈流と所定の割合で混合わせ、この稀釈流が十分な量で かなシの時間にわたって稀釈混合物の硬化を防ぐに十分に低い濃度の第２材料を 有する稀釈混合物を形成することを特徴とする装置。 １１、請求の範囲第１０項記載の装置において、組成物が前記１ｇ２混合装置に 供給されたときに少なくともある作動状態の間第２材料の前記ｇｌ混合装置への 供給を停止する装置を包含することを特徴とする装置。 １２、請求の範囲ｇｉｏ項記載の装置において、稀釈混合物を第１材料のタンク にもどす装置を包含することを特徴とする装置Ｏ １３、請求の範囲第１０項記叔の装置において、前記累ｌ混合装置が静圧式混合 機であシ、前記第２混合装置が静圧式混合機であることを％黴とする装置。 １４、請求の範囲第１Ｏ項記載の装置において、前記第１混合装置に供給される 第１．第２の材料のうち少なくとも一方を加熱する装置を包含することを特徴と する装置。 １５、請求の範囲第１２項記載の装置において、前記第１材料タンクに隣接した 位置において、前記第１材料タンクに稀釈混合物をもどす前にこの稀釈混合物を さらに混合する第３の混合装置を包含することを特徴とする装置。 １６、請求の範囲第１０項記載の装置において、閉じたときに残留体積がほぼゼ ロとな多分配ノズルおよび第２混合装置への前記組成物の供給を選択的に制御す るための選択制御式分配弁を包含すること′ｆｃｓ歌とする装置。 １７、　請求の範囲第１６項記載の装置において、前記分配弁の体積がこの弁が 組成物を第２混合装置に接続する位置にあるときに前記稀釈流によってほとんど 洗い流されることを特徴とする装置。