JPS5849743Y2 - 飲食調理用具の板巻柄 - Google Patents

飲食調理用具の板巻柄

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JPS5849743Y2
JPS5849743Y2 JP8700980U JP8700980U JPS5849743Y2 JP S5849743 Y2 JPS5849743 Y2 JP S5849743Y2 JP 8700980 U JP8700980 U JP 8700980U JP 8700980 U JP8700980 U JP 8700980U JP S5849743 Y2 JPS5849743 Y2 JP S5849743Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
processed
plate
attached
food
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JP8700980U
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JPS5710344U (ja
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昭六 小林
貞意知 渡辺
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は飲食調理用具の板巻柄に関するものである。
従来のこの種板巻柄は、金属把持杆を芯材としその上下
に合成樹脂を介して加工板と上型および加工板と下型を
配し加熱圧搾成型して製造されているが、その製品の柄
表面に臀割れが生じたり、或いは艶の無いざらざらした
肌になったり、板巻柄特有の重量感が失われていたり様
々な不良品が多数産出されており、同業者間において大
きな悩みになっている。
これは、この種の板巻板に対する研究が浅いことを示し
ているが、出願人はこの板巻板を加工板の種類、あるい
は加工板の加工法、加熱圧搾成型時の圧力、温度又は金
型の選択等様々な実験を試みた結果、上述した欠陥の主
因は加工板の木目繊維が圧搾時に裂けるところにあるこ
とが明らかになった。
そこでこの考案は、加工板の木目繊維が裂けることをで
きるだけ防止する。
と同時に裂けた部分が隠れるようにするという観点から
実験を進め、ついに従来欠点を一掃し得る飲食調理用具
の板巻柄を提供するに至ったものである。
本考案の構成は第1〜3図に示すように、金属把持杆5
を芯材として合成樹脂を含浸した加工板3,3aを表裏
両面に加熱圧搾成型することにまり板巻柄を形成す゛る
飲食調理用具において、上記加工板3,3aに含浸した
合成樹脂と、この合成樹脂と一体にして加工板3,3a
表面に形成された合成樹脂皮膜層4bとからなることを
特徴とするものである。
すなわちそれは、上下型1,1aに刻設された補形凹部
2,2aと加工板3,3aに合成樹脂材4を付着すると
ともに、金属把持杆5を芯材としその上下に合成樹脂4
aを介して合成樹脂材4を付着した加工板3上型1およ
び合成樹脂材4を付着した加工板3a下型1aを夫々配
して加熱圧搾成型したものであり、さらに詳述するなら
ば、加工板3の表裏と上下型1,1aの補形凹部2,2
aに適宜な手段例えば合成樹脂材を綿の袋等に入れてま
ぶすか、あるいは目皿を有する枠に合成樹脂材を投入し
て撒くことにより合成樹脂材4を付着する。
次に合成樹脂材4を付着した下型1aの凹部2aに合成
樹脂材4を付着した加工板3aと金属把持杆5を順次”
載置し、この下型1aに合成樹脂材4aを投入し、その
上から合成樹脂材4を付着した加工板3と上型1を順次
嵌着して常法により加熱圧搾成型するものである。
なお加工板3には熱硬化性樹脂が含浸されている。
しかして、加熱圧搾成型時に上下型1,1aの熱が上下
型1,1aに付着された合成樹脂材4に直接伝わって先
ずかるくとろりとした状態で溶けて加工板3,3aの表
面を覆うとともに、加工板3,3aの表裏に付着してい
る合成樹脂材4と加工板3,3aに含浸している樹脂も
溶解して加工板3,3aの表面を覆っている樹脂と融合
一体となり加工板3.3aの表面に合成樹脂皮膜4bが
形成されるものである。
この場合上下型1,1aに合成樹脂材4を付着せず加工
板3,3aにのみ合成樹脂材4を付着させた場合は、上
下型1,1aの熱が合成樹脂材4に良く伝わらないため
部分的に合成樹脂の塊が出来て欠陥製品となってしまっ
た。
従来の板巻柄は芯材の上下に熱硬化性樹脂を含浸せしめ
た加工板と上下型を配して加熱圧搾成型していたから、
上下型の熱が直接加工板に伝わりにくいばかりか加工板
に含浸した合成樹脂が表面にあられれにくいため、その
製品の柄は艶の無いざらざらした肌となり、板巻柄特有
の高級品らしい重量感が表われず、陣割れをも生じてし
まうという様々な欠陥を生じていたが、この考案では上
下型1,1aの補形凹部2,2aと加工板3,3aの表
裏に合成樹脂4を先ず付着せしめ、次いで金属把持杆5
を芯材としその上下に合成樹脂4aを介して合成樹脂材
4を付着した加工板3上型1および合成樹脂材4を付着
した加工板3a下型1aを夫々配して加熱圧搾成型した
から、加熱圧搾を開始すると同時に、上下型1,1aの
熱が上下型1,1aに付着された合成樹脂に直接伝わっ
て溶解し加工板3,3aの表面を覆うため、これにより
加工板3の憐割れが少なくなる上、加工板3,3aの表
裏に付着している合成樹脂4が溶解して先に溶解した樹
脂と融合一体となり加工板3,3aの表面に合成樹脂皮
膜層4bが形成される。
この合成樹脂皮膜層4bは全体に均一に形成され、塊が
できる恐れもなく、板巻柄特有の重量感を合成樹脂の艶
とともに表わして板巻柄の欠陥製品は一掃され、一層高
級な感じを有する美麗な板巻柄となった。
なお、このような本案成型で生じた欠陥製品は合成樹脂
を付着せずにもう一度常法の加熱圧搾成型するだけで良
好な製品が得られることが明らかになった。
これにより100%の生産率となる。しがもこれが特殊
な技術を要せず未熟練によっても高能率に生産できるか
らローコストが計られる。
又、図面では金属把持杆5が連続した細杆状で全周面に
加工板3が巻がれているものを示したが、細杆状の把持
杆が切断されているもの、又は平板状の金属把持杆の上
下に加工板が巻がれて左右に金属肌があられれるもの、
或いは鋲を設けたもの等種々の板巻板にも実施できるこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例であり、第1図は平面図、第2
図、第3図は同上断面図、第4図は上下型と加工板の平
面図である。 1・・・・・・上型、1a・・・・・・下型、2,2a
・・・・・・凹部、3,3a・・・・・・加工板、4・
・・・・・合成樹脂材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属把持杆5を芯材として合成樹脂を含浸した加工板3
    ,3aを表裏両面に加熱圧搾成型することにより板巻柄
    を形成する飲食調理用具において、上記加工板3,3a
    に含浸した合成樹脂と、この合成樹脂と一体にして加工
    板3,3a表面に形成される合成樹脂皮膜層4bとから
    なることを特徴とする飲食調理用具の板巻柄。
JP8700980U 1980-06-20 1980-06-20 飲食調理用具の板巻柄 Expired JPS5849743Y2 (ja)

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JP8700980U JPS5849743Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20 飲食調理用具の板巻柄

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JP8700980U JPS5849743Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20 飲食調理用具の板巻柄

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Publication Number Publication Date
JPS5710344U JPS5710344U (ja) 1982-01-19
JPS5849743Y2 true JPS5849743Y2 (ja) 1983-11-12

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ID=29449149

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JP8700980U Expired JPS5849743Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20 飲食調理用具の板巻柄

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JPS62112926A (ja) * 1985-11-11 1987-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理器

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JPS5710344U (ja) 1982-01-19

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