JP2506497Y2 - 製茶装置用の遠赤外線放射構造 - Google Patents

製茶装置用の遠赤外線放射構造

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JP2506497Y2
JP2506497Y2 JP1989136170U JP13617089U JP2506497Y2 JP 2506497 Y2 JP2506497 Y2 JP 2506497Y2 JP 1989136170 U JP1989136170 U JP 1989136170U JP 13617089 U JP13617089 U JP 13617089U JP 2506497 Y2 JP2506497 Y2 JP 2506497Y2
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光男 榛葉
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有限会社ミヤムラ式蒸機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、製茶装置に用いる遠赤外線放射構造。詳し
くは既存の製茶装置に何ら改造を加えず簡便に実施し得
て効果が大きい遠赤外線の放射構造に関する。
(従来の技術) 従来、製茶装置用の遠赤外線放射手段として、製茶装
置の茶葉の収容部,移送部,加工部等に遠赤外線の透過
部を設け、その外側に茶葉に対して遠赤外線を放射する
放射体を配設した構成のものは、実開平2−20492号公
報により公知であり、このものは遠赤外線の放射体が茶
葉と接触しないため、摩粍や損傷が防止されて耐久性の
向上に貢献している。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前記のように製茶装置を構成する部材に遠赤
外線の透過部を設けることは新規製造の製茶装置に於て
は問題はないが、既存の製茶装置においてはその構成部
材を網状若しくは多孔状に加工することは不可能である
から、部材を透過部を設けたものと交換する改造が必要
になって遠赤外線放射体線体の設置費よりもこの改造費
の方が高く付くという問題点があった。
本考案は、この現状に則してなされたもので、従来、
金属は透過しないとされていた遠赤外線も実験して見る
と、金属を透過してその機能を物品に及ぼことが確認さ
れ、本考案を完成したものである。即ち、遠赤外線の放
射セラミックスの上に鋳物,ステンレス等の金属板を敷
いてその上にコップに入れた酒を置いたものと、遠赤外
線の放射セラミックスの上に直接コップに入れた酒を置
いたものとを数分間放置して、遠赤外線特有の熟成の効
果を感能的に比較して見た。すると両方のコップの中の
酒は、同じようにまろやかな味に変わっていて、何れに
も遠赤外線の熟成効果が作用していることが確認され、
今までの通説に反し、遠赤外線は金属も透過することを
認知して、製茶装置の茶葉収容部,移送部,加工部等を
構成する部材の背面側に遠赤外線の放射層を形成し、従
来の内部に放射層を形成したものと比較したところ、部
材の外側に遠赤外線の放射層を形成しても、中側に形成
したものと同様に遠赤外線が茶葉に作用し、製茶の品位
を向上させて、しかも、部材の背面側に透過部を設け
ず、遠赤外線の放射層を添設すれば、部材に透過部を設
ける改造が不要となるため、遠赤外線の放射層の形成費
用だけで余分な改造費は一切となるから、極めて経済的
であって、しかも、遠赤外線の放射層の茶葉が接触しな
いから、これの摩粍や損傷が防止されて長期間の継続使
用にも耐える製茶装置用の遠赤外線放射構造を提供する
ことを目的としている。
ロ.考案の構成 (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため本考案に係る製茶装置用の遠
赤外線放射構造は、茶葉の収容部,移送部,加工部,等
を構成する部材の背面側に透過部を設けず遠赤外線の放
射層を添設して、この放射層から前記部材を通して茶葉
へ遠赤外線を放射させる構成を採用することを特徴とす
る。
この考案に於て茶葉の収容部とは、生葉の保管装置や
製品の貯蔵室,若しくは加工途中の茶葉のプール等であ
り、これらの茶葉の乗面及び囲壁,その他の構成部材の
茶葉に対して背面側に遠赤外線の放射層を形成させる。
茶葉の移送部とは、茶葉を保管所から加工機,先の加
工機から次の加工機,最終の加工機から製品貯蔵所等へ
送るコンベア,エレベーター,シュート,風送機,その
他で、茶葉の乗る搬送面やその囲枠,管路,等の構成部
材の茶葉に対して背面側に遠赤外線の放射層を形成させ
る。
茶葉の加工部とは、荒茶の製造工程に於いては、茶葉
に蒸し,粗揉,中揉,精揉,乾燥,等を施す主機と、こ
れら主機の間において中間処理を施す機械で、これら機
械の茶葉を収容する部分と、収容された茶葉に拡散,揉
込み,等の加工を施す加工部材等を構成する部材の茶葉
に対して背面側に、遠赤外線の放射層を形成させるもの
であり、又、前記した荒茶製造工程により製造された荒
茶を仕上げる仕上工程においては、乾燥機,篩分機,切
断機,唐箕,摩擦機,木茎分離機,ほうじ機,合組機,
等の茶葉を容入する部分、及び茶葉を拡散する部材等を
構成する部材の茶葉に対して背面側に放射層を形成させ
る。
次に遠赤外線放射層の形成は、被着対象となる部材の
材質によって、遠赤外線の放射材料、即ちセラミックス
を部材上にコーティングするか、セラミックスを部材に
溶射するか、セラミックス塗料を塗布するか、セラミッ
クスインキにより印刷するか、或はセラミックスのコー
ティング又は塗布をした布帛,合成樹脂,金属,その他
の膜材を添設,若しくは貼着するか、複層の部材の間へ
挟むかなどによって行うものである。
(作用) 前記のように構成される製茶装置用の遠赤外線放射構
造は、茶葉収容部を形成する部材の茶葉に対して背面側
に遠赤外線の放射層を形成し、収容部の中に生葉や加工
途中の茶葉、製茶を保管,貯蔵して置けば、放射層が茶
葉へ触れない状態において、茶葉に対して遠赤外線を放
射し、生葉に対してはその鮮度保持を、加工途中の製品
に対しては内部からの加熱,乾燥を、製茶に対してはそ
の熟成をそれぞれ効果的に行わせる。
又、茶葉移送部を形成する部材の茶葉に対して背面側
に遠赤外線の放射層を形成し、生葉、加工中の茶葉,製
品を移送すれば、放射層が茶葉へ触れない状態におい
て、茶葉に対して遠赤外線を放射し、生葉に対してはそ
の鮮度保持を、加工途中の製品に対しては内部からの加
熱,乾燥を、製茶に対してはその熟成を効果的に行わせ
る。
更に、茶葉加工部を形成する各部材の茶葉に対して背
面側に遠赤外線の放射層を形成し、蒸し炒り等の前処理
をした茶葉の加工を行えば、放射層が茶葉へ触れない状
態に於いて、茶葉に対して遠赤外線を放射し、加工中の
茶葉は内部からの加熱,乾燥を効果的に行わせ、製茶は
その熟成を効果的に行わせるものである。
(実施例) 以下に本考案に係る製茶装置用の遠赤外線放射構造の
実施例を図面に基いて説明する。
図面第1図〜第5図は、遠赤外線の放射層の各例を示
すもので、この放射層1は、製茶装置に於ける茶葉の収
容部,移送部,加工部等を構成する部材2の茶葉に対し
て背面側に、図面第1図に示すように遠赤外線を放射す
るセラミックのコーティングaを施して放射層1を形成
するか、第2図に示すように部材2の茶葉に対して背面
側に、セラミックコーティングaを施した後、その上に
バックコーティングbを重ねて放射層1を形成するか、
第3図に示すように基材2の茶葉に対して背面側に、前
記したセラミックスを溶解したものを吹き付ける溶射c
により放射層1を形成するか、第4図に示すように部材
2の茶葉に対して背面側に、セラミックスの混合塗料d
を塗布した布帛,合成樹脂,金属,その他の膜材3を貼
着して放射層1を形成するか、第5図に示すように部材
2にダク,揉盤,網等の部材2′を重ねた複層部材の場
合は、部材2と2′との間に前記した第1図及び第4図
に示す手段の一つにより放射層1を形成するか、又は第
14図に示すように基材2の茶葉に対して背面側に遠赤外
線を放射する鉱物の粉末fを二枚のシートgの間に挟
み、前記シートgを第16図に示すように碁盤目状等に綴
って粉末の移動を抑制することにより放射層1を形成す
るか、第15図に示すように遠外線を放射する鉱物の粉末
を結合剤により固めた薄片hを第16図に示すように碁盤
目状等に綴るシートgに挟むかした放射層1を形成し、
これら放射層1の外に必要に応じて金属等の保護層iを
設けるかするもので、これらの放射層1の中から各製茶
装置、又は補助装置に適したものを選択使用するもので
ある。
第6図は、本考案の対象となる製茶装置における茶葉
収容部Aの一例、生葉管理装置を示すもので、通気性コ
ンベア等の受面3の上に囲枠4を立て、この中に茶葉を
所定の高さに堆積して強制通気を計りながら保管するも
のであり、受面3と囲枠4の全部、又は一部を構成する
部材2の茶葉に対して背面側に遠赤外線放射層1を第1
図〜第5図に示す構造の中から適当なものを選定して形
成し、この放射層1から部材2を通して茶葉に遠赤外線
を放射させる。
この場合、囲枠4の上方の開口にも赤外線の放射層
1′を形成すれば、更にその効果を助長することができ
るものである。
第7図は本考案の対象となる製茶装置における茶葉移
送部Bの一例、振動コンベアを示すもので、底面fと側
枠gとよりなる振動樋5を、振動手段6により振動さ
せ、これにより茶葉を移送させるものであり、底面fと
側枠gの全部か、又は一部を構成する部材2の茶葉とは
反対側に、遠赤外線の放射層1を第1図〜第5図に示す
構造の中から任意なものを選定して形成し、この放射層
1から部材2を通して移送中の茶葉に遠赤外線を放射さ
せるようにしてある。
この場合も、側枠gの上方の開口に赤外線の放射層
1′を形成すれば、更にその効果を助長することができ
るものである。
第8図は本考案の対象となる製茶装置における茶葉加
工部Cの一例、蒸機を示すもので、茶葉の投入口7と蒸
気の供給部8とを有する固定蒸胴9に、回転蒸胴10を連
設して、両胴9,10の中央部に撹拌部材11を取付けた軸12
を通して、撹拌部材11と回転蒸胴10との回転により両胴
9,10内に茶葉を移送する間に蒸気により茶葉を蒸すもの
であり、固定蒸胴9,回転蒸胴10,撹拌部材11を構成する
部材2の全部か、又は一部の茶葉に対して背面側に遠赤
外線放射層1を第1図〜第5図に示す構造の中から適当
なものを選定して形成し、この放射層1より部材2を通
して蒸し中の茶葉に対して、遠赤外線を放射させるよう
にしてある。
第9図は茶葉加工部Cの一例、茶葉粗揉機を示すもの
で、箱形の上部に茶葉の投入口15を、背部に熱風の吹込
口16を設け、半円形の揉底dに茶葉の排出口17を設けた
胴部18の中央に葉渫19と揉手20を取付けた軸21を通し
て、葉渫19と揉手20の回転により熱風が流通する胴部18
内において茶葉の拡散と揉込みとを行って茶葉を粗揉す
るものであり、胴部18と葉渫19,揉手20等を構成する部
材2の全部か、又は一部の茶葉に対して背面側に遠赤外
線の放射層1を、第1図〜第4図に示す構造の中から任
意のものを選定して形成し、この放射層1より部材2を
通して加工中の茶葉に遠赤外線を放射させるようにして
ある。
第10図は茶葉加工部Cの一例、揉捻機を示すもので、
ひる20を取付けた揉盤21上に旋回腕22により旋回される
揉鉢23を設け、この揉鉢23内に分銅24により加圧される
揉蓋25を嵌め込み、揉鉢23に茶葉を入れて揉蓋25をし、
揉鉢23の旋回により茶葉を揉盤21の上を圧迫転動させ
て、茶葉の水分を搾出させる揉捻を行うものであり、そ
の揉捻23,揉蓋25,揉盤21,ひる20等を構成する部材2の
全部か、又は一部の茶葉に対して背面側に、遠赤外線放
射層1を第1図〜第5図に示す構造の中から任意のもの
を選択して形成し、この放射層1より部材2を通して揉
捻中の茶葉に遠赤外線を放射させるようにしてある。
第11図は茶葉加工部Cの一例、中揉機を示すもので、
回転胴26の周面に茶葉を出入れする開閉蓋27を設け、一
側と熱風送入口28を他方に排気口29を設け、回転胴26の
中央部には揉手30を取付けた軸31を通して、揉手30と回
転胴26を回転させると、熱風の流通する回転胴26内にお
いて茶葉が拡散と揉込みを加えられ、中揉されるもので
あり、回転胴26と揉手30等を構成する部材2の全部か、
又は一部に、遠赤外線の放射層1を第1図〜第5図に示
す構造の中から任意のものを選定して形成し、この放射
層1より部材2を通して遠赤外線を放射させるようにし
てある。
第12図は茶葉加工部Cの一例、精揉機を示すもので、
半円形の揉盤32の上に軸33により往復揺動され、分銅34
により揉圧を加えられる揉具35を設け、揉盤32の両側
(図面には一方しか示してない)に乾燥溝36を設けて、
この乾燥溝36内に揉盤32から落ちた茶葉を乾燥溝36と揉
盤32の間を往復する戻し樋37へ掃き上げる往復箒38を設
け、前記戻し樋37内には戻された茶葉を揉盤32へ掃き込
む回転箒39を設けて、揉盤32と揉具35との間において茶
葉に揉み込みを加え、茶葉が乾燥溝36へ落ちると、ここ
で加熱乾燥して、揉盤32に戻して揉み込みを行わせ、茶
葉の精揉を行わせるものであり、揉盤32,揉具35,乾燥溝
36,戻し樋37等を構成する部材2の全部か、又は一部の
茶葉に対して背面側に、遠赤外線の放射層1を第1図〜
第5図に示す構造の中から任意のものを選定して形成
し、この放射層1から部材2を通して精揉中の茶葉に対
し遠赤外線が放射されるようにしてある。
第13図は茶葉加工部Cの一例、乾燥機を示すもので、
下部から熱風を供給して上方へ排出する乾燥室40内に、
通気性のコンベア41を複数段張設し、その始端側に茶葉
の投入口42を、終端に排出口43を設けて、熱風の流通す
る乾燥室40内にコンベア41により茶葉を移送して乾燥さ
せるものであり、乾燥室40と通気性コンベア41を形成す
る部材2の全部か、又は一部の茶葉に対して背面側に、
遠赤外線の放射層1を第1図〜第5図に示す構造の中か
ら任意のものを選定して形成し、この放射層1より乾燥
中の茶葉に対して遠赤外線を放射させるようにしたもの
である。
尚、前記した各機械の他にも、形式,構造の異なる多
くの機械,装置があり、又、製造された荒茶を仕上げる
ための各種の仕上機械及び付属装置があるが、これらへ
の遠赤外線放射層の形成と、その作用効果は前記した実
施例に準じるものであるから、その図面並びに説明は省
略する。
ハ.考案の効果 前述した通り本考案に係る製茶装置用の遠赤外線放射
構造は、製茶装置を構成する部材の背面側に透過部を設
けず、遠赤外線の放射層を添設するから、その設置費だ
けで透過部を設ける従来手段のように余分な改造費を要
しないから、極めて経済的に遠赤外線効果を製茶に利用
できる特徴を有して、生葉の場合は、その鮮度保持を効
果的に行うから、従来、不可避的に生じた体積茶葉の表
層部の萎れや、中層以下のむれが防止されて、しかも路
地栽培された茶葉の色と性状が覆栽培の茶葉のように改
善される。
加工中の茶葉をプールする際、その温度低下やむれの
発生がなく、内部水分の減少により茶葉全体の水分平均
化が計れる。
製品の貯蔵に際しては、これの増湿や変質が防止され
ると共に、熟成の高価も促進されて、貯蔵品の色,香,
味,栄養分を長期間そのままに保持し得る。
茶葉の移送、特に加工中のものの移送に際しては、外
気による茶葉の冷却を補わせて茶葉の温度低下を減少さ
せ得る。
生葉の蒸しにおいては、蒸しが芯部まで良く通るた
め、茶葉は均一に蒸されて、葉色が一律に冴えた緑色に
なり、手触りは柔かで、ぐしゃつかず、むれ香のない芳
香に優れた蒸茶が短時間で得られる。
蒸葉の粗揉においては、茶葉がぐしゃつかないため揉
み込み良好に行われて、もみ手への茶渋の付着が少な
く、例え、付着しても簡単に取り除けて、茶葉の乾燥が
熱風と遠赤外線で外と中から並行的に行われるため、各
部を均一にしかも速やかに乾燥されて、良い粗揉茶が短
時間に得られる。
茶葉の揉捻においては、圧迫による内部水分の搾出に
加えて乾燥も行われ、その茶葉の水分減と均一化が充分
に達成されるから、質の良い揉捻茶が短時間に得られ、
揉鉢やひるへの茶しぶの付着が少なくて、付着しても容
易に取れる。
中揉においては、内部水分の表面抽出により、熱風乾
燥で外乾きする傾向にある茶葉の表面を湿潤させ、次の
精揉に適したしとりを持った中揉茶を短時間で得られ
る。
精揉においては、内部水分の表面抽出により良好な成
形性を有してもみ込みを受け、塊状化や粉化を生じるこ
となく、針状に細よりされるため、形状のよい精揉茶が
短時間に得られる。
乾燥においては、製茶から内部水分を速やかに効率良
く除かれると共に、乾燥中の茶のむれを変質を防止され
るため、品位の高い乾燥茶を短時間で得ることができ
る。
荒茶の仕上を行う諸装置に付いても前記に準じた効果
が奏される。
遠赤外線の放射層を、茶葉の収容部,移送部,加工
部,等を構成する部材の茶葉に対して背面側に形成した
から、放射層は茶葉に対して遠赤外線を放射しても、茶
葉によって摩擦はされないので、強力な揉圧が加わる製
茶装置に於ても、剥離や摩粍も起こさずに何時までも現
状を保持し、遠赤外線による優れた諸効果を茶葉に及ぼ
して、これを高品位の製品にし高価販売を永続させるた
め、多額の設備費を掛けてもこれを回収して、尚充分な
余剰収益が上げられる高い経済性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案に係る製茶装置用の遠赤外線放
射構造に使用する遠赤外線放射層の各例を示す一部の拡
大断面図。第6図は本考案の遠赤外線放射構造を採用し
た生葉管理装置の縦断側面図。第7図は同上の茶用移送
装置の縦断側面図。第8図は同上の茶葉蒸機の縦断側面
図。第9図は同上の茶葉粗揉機の縦断側面図。第10図は
同上の揉捻機の縦断正面図。第11図は同上の中揉機の縦
断側面図。第12図は同上の精揉機の縦断側面図。第13図
は同上の乾燥機の縦断正面図。第14図及び第15図は遠赤
外線放射層の他の実施例を示す一部の拡大断面図。第16
図は同上に於るシートの綴り方を示す一部の平面図であ
る。 1:遠赤外線の放射層 2:部材 A:茶葉の収容部 B:茶葉の移送部 C:茶葉の加工部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】製茶装置における茶葉の収容部、移送部、
    加工部等を構成する部材の背面側に透過部を設けず遠赤
    外線の放射層を添設して、この放射層から前記部材を通
    して茶葉に遠赤外線を放射させることを特徴とした製茶
    装置用の遠赤外線放射構造。
JP1989136170U 1989-11-24 1989-11-24 製茶装置用の遠赤外線放射構造 Expired - Lifetime JP2506497Y2 (ja)

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