JPS5849630B2 - 含油粉錫再生回収法 - Google Patents
含油粉錫再生回収法Info
- Publication number
- JPS5849630B2 JPS5849630B2 JP15205479A JP15205479A JPS5849630B2 JP S5849630 B2 JPS5849630 B2 JP S5849630B2 JP 15205479 A JP15205479 A JP 15205479A JP 15205479 A JP15205479 A JP 15205479A JP S5849630 B2 JPS5849630 B2 JP S5849630B2
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- JP
- Japan
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- tin
- oil
- tin powder
- powder
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ブリキ製DI缶(DRAWING ANDI
RONING CAN)の製缶に使用済みの冷却剤等の
各種油に混入した錫粉末を再生回収する方法に関する。
RONING CAN)の製缶に使用済みの冷却剤等の
各種油に混入した錫粉末を再生回収する方法に関する。
従来は含油粉錫の再生回収する技術は皆無であり、特に
ブリキ製DI缶の製缶に当っては、プレス工具等により
ブリキ板に絞り加工を加えカップ状として次いでこのカ
ップにしごき加工等を強制的に加えるためそのしごき加
工に於いてしごきグイとカップの表面錫メッキ層に大き
な摩擦力が生じしごきグイにより錫メッキ層を掻き取る
作用が働き、その際摩擦熱を減ずるため冷却機能をもつ
比重0.9818水分88.14係,残留油分等11.
s6%の乳化油と潤滑機能をもつ鉱油との混合からなる
冷却剤(クーラント)をしごきグイとカップ間に吹き付
けながら進行するため、使用済みの冷却剤中には掻き取
られた高価な錫粉末が多量に混入することとなり、南効
な処理策のない現状では不経済ではあるが廃棄の止むな
きに至り、近年頓に叫ばれている公害汚染液の垂流し禁
止と省資源の要請と相俟って含油粉錫再生回収技術の早
期解決が強く求望されている。
ブリキ製DI缶の製缶に当っては、プレス工具等により
ブリキ板に絞り加工を加えカップ状として次いでこのカ
ップにしごき加工等を強制的に加えるためそのしごき加
工に於いてしごきグイとカップの表面錫メッキ層に大き
な摩擦力が生じしごきグイにより錫メッキ層を掻き取る
作用が働き、その際摩擦熱を減ずるため冷却機能をもつ
比重0.9818水分88.14係,残留油分等11.
s6%の乳化油と潤滑機能をもつ鉱油との混合からなる
冷却剤(クーラント)をしごきグイとカップ間に吹き付
けながら進行するため、使用済みの冷却剤中には掻き取
られた高価な錫粉末が多量に混入することとなり、南効
な処理策のない現状では不経済ではあるが廃棄の止むな
きに至り、近年頓に叫ばれている公害汚染液の垂流し禁
止と省資源の要請と相俟って含油粉錫再生回収技術の早
期解決が強く求望されている。
本発明はこのような早急の要望に応えて各種油中に混入
する錫粉末の再生回収に有効適切な画期的な含油粉錫再
生回収法を提供せんとするものである。
する錫粉末の再生回収に有効適切な画期的な含油粉錫再
生回収法を提供せんとするものである。
ブリキ製DI缶の製缶に使用済みの冷却剤に含まれた錫
粉末の再生回収に適用した本発明の第一施工例につき第
1図を参照して説明する。
粉末の再生回収に適用した本発明の第一施工例につき第
1図を参照して説明する。
本発明法は、錫粉末を含んだ使用済み冷却剤を静置する
ことにより最上部の鉱油層と中間部の乳化油層からなる
比重約0.8813程度の上澄油と、錫および鉄粉末を
沈積した下部沈積層とに分離し、約27qbの錫粉末を
含む残りは鉄粉末64.46%程度の含油水からなる比
重約1.248の下部沈積層たる含油錫粉を出発原料a
として抽出する前処理と、当該出発原料aに容積比1.
2〜1.5倍量の溶剤bを加えて攪拌すると錫粉末は流
動性を持つので液中に均一に分散した状態で攪拌を停止
し、10分程度静置すると錫粉末が分離沈積する下部液
を残し上部汚濁液を取り出す第1洗浄工程と、その都度
得た下部液に新しい溶剤bを出発原料容積比l:lの割
合で加えて第1洗浄工程と同様の操作をその度毎に行う
第2洗浄工程と第3洗浄工程と第4洗浄工程と第5洗浄
工程とからなる溶剤脱脂処理と、当該第5洗浄工程で得
た濾過性の良好な下部液に完全を期す為にこれに清浄な
溶剤bを適量加えて遠心又は加圧濾過により、例えば6
4.46%程度の油脂量を流出し35.54%程度の濾
過残渣に分離した今だ溶剤bの付着する錫以外の固形物
を8.43%含有する湿潤錫粉末を得る脱液工程と当該
錫粉末を乾燥器にて100゜C位で乾燥して付着する溶
剤bを蒸発させ例えば見掛比重1.026,空間率83
.197係,錫含有量約90係を有し出発原料比25〜
28係の中間原料を得る乾燥工程とからなる中間前段処
理と、苛性ソーダ3 0 0 g/lと硝酸ソーダ60
g/lの組成からなるアルカリ溶解液を85〜90℃に
加温して徐々にアルカリ溶解液500CCに対して中間
原料50gの割合で加え灰褐色の気泡を全体に含んだク
リーム状の錫8 0 g/13を含有する錫酸ソーダの
固形物を析出した脱水性良好な錫溶解液を得るアルカリ
溶解工程と当該錫溶解液を水冷後吸引濾過脱水しケーキ
を得るケーキ作戒工程とからなる中間後段処理と、当該
ケーキに水又は湯を加えて前記錫酸ソーダを錫酸イオン
に再溶解しさらに濾過してコロイド状の鉄粉を除去しほ
ぼ無色透明な電解液を作成する電解液作成工程と当該電
解液を約75℃に加温し陽極に鉄板,陰極に錫板を採用
し、攪拌しながら電解し錫板表面に金属錫を析出回収す
る電解精錬工程とからなる電解回収処理とを順次一貫経
由してなる。
ことにより最上部の鉱油層と中間部の乳化油層からなる
比重約0.8813程度の上澄油と、錫および鉄粉末を
沈積した下部沈積層とに分離し、約27qbの錫粉末を
含む残りは鉄粉末64.46%程度の含油水からなる比
重約1.248の下部沈積層たる含油錫粉を出発原料a
として抽出する前処理と、当該出発原料aに容積比1.
2〜1.5倍量の溶剤bを加えて攪拌すると錫粉末は流
動性を持つので液中に均一に分散した状態で攪拌を停止
し、10分程度静置すると錫粉末が分離沈積する下部液
を残し上部汚濁液を取り出す第1洗浄工程と、その都度
得た下部液に新しい溶剤bを出発原料容積比l:lの割
合で加えて第1洗浄工程と同様の操作をその度毎に行う
第2洗浄工程と第3洗浄工程と第4洗浄工程と第5洗浄
工程とからなる溶剤脱脂処理と、当該第5洗浄工程で得
た濾過性の良好な下部液に完全を期す為にこれに清浄な
溶剤bを適量加えて遠心又は加圧濾過により、例えば6
4.46%程度の油脂量を流出し35.54%程度の濾
過残渣に分離した今だ溶剤bの付着する錫以外の固形物
を8.43%含有する湿潤錫粉末を得る脱液工程と当該
錫粉末を乾燥器にて100゜C位で乾燥して付着する溶
剤bを蒸発させ例えば見掛比重1.026,空間率83
.197係,錫含有量約90係を有し出発原料比25〜
28係の中間原料を得る乾燥工程とからなる中間前段処
理と、苛性ソーダ3 0 0 g/lと硝酸ソーダ60
g/lの組成からなるアルカリ溶解液を85〜90℃に
加温して徐々にアルカリ溶解液500CCに対して中間
原料50gの割合で加え灰褐色の気泡を全体に含んだク
リーム状の錫8 0 g/13を含有する錫酸ソーダの
固形物を析出した脱水性良好な錫溶解液を得るアルカリ
溶解工程と当該錫溶解液を水冷後吸引濾過脱水しケーキ
を得るケーキ作戒工程とからなる中間後段処理と、当該
ケーキに水又は湯を加えて前記錫酸ソーダを錫酸イオン
に再溶解しさらに濾過してコロイド状の鉄粉を除去しほ
ぼ無色透明な電解液を作成する電解液作成工程と当該電
解液を約75℃に加温し陽極に鉄板,陰極に錫板を採用
し、攪拌しながら電解し錫板表面に金属錫を析出回収す
る電解精錬工程とからなる電解回収処理とを順次一貫経
由してなる。
なお中間後段処理におけるケーキ作成工程で得る濾過液
は褐色透明な液で、新たな硝酸ソーダおよび若干の苛性
ソーダを補給してアルカリ溶解工程で再度錫粉末の溶出
にリサイクル使用される。
は褐色透明な液で、新たな硝酸ソーダおよび若干の苛性
ソーダを補給してアルカリ溶解工程で再度錫粉末の溶出
にリサイクル使用される。
またこれと平行して溶剤脱脂処理における第1乃至第5
洗浄工程でその都度取り出した上部汚濁液は廃液収集工
程で一括集められ、蒸溜工程で蒸溜装置にて水および油
分その他と分離回収するに当り、蒸溜装置に入れた使用
済の汚濁溶剤液を加温すると75℃で最初の沸騰が始ま
る。
洗浄工程でその都度取り出した上部汚濁液は廃液収集工
程で一括集められ、蒸溜工程で蒸溜装置にて水および油
分その他と分離回収するに当り、蒸溜装置に入れた使用
済の汚濁溶剤液を加温すると75℃で最初の沸騰が始ま
る。
これは水と溶剤との共沸点であり、冷却された蒸気は乳
濁状である。
濁状である。
これを数時間〜数10時間放置すると下部に澄明な溶剤
,上部に水分と二層に分離する。
,上部に水分と二層に分離する。
この共沸状態が過ぎると蒸気温度は87℃(トリクレン
の場合)まで上り溶剤のみが蒸発を続ける。
の場合)まで上り溶剤のみが蒸発を続ける。
蒸発の最高温度を100℃としてそれを蒸溜の終点とす
る。
る。
この点までで使用溶剤の94〜95%が回収されるので
水分と分離し、溶剤脱脂処理における溶剤の再使用に供
する。
水分と分離し、溶剤脱脂処理における溶剤の再使用に供
する。
100℃以上に残液を加熱すると、110℃付近では若
干の溶剤と共に多量の水分が蒸発し、さらに115℃以
上では溜液に油分を含むようになり最終的に廃油として
処理される。
干の溶剤と共に多量の水分が蒸発し、さらに115℃以
上では溜液に油分を含むようになり最終的に廃油として
処理される。
乳化油は90係近い水分を含むので回収溶剤は必ず水分
離を行った後再使用又は貯蔵する。
離を行った後再使用又は貯蔵する。
なお図中二重枠ブロックは中間生成物又は最終生戒物を
表わす。
表わす。
次に第2図に示す本発明法の第二施工例は、前記第一施
工例における前処理で得た出発原料aに容積比1.2〜
1.5倍量の溶剤bを加えて攪拌すると錫粉末は流動性
を持つので液に均一に分散した状態で攪拌を停止し10
分程度静置すると錫粉末が分離沈積する下部液を残し上
部汚濁液を取り出す第1洗浄工程と、その都度得た下部
液に新しい溶剤bを出発原料a容積比1:1の割合で加
えて第1洗浄工程と同様の操作をその都度行う第2洗浄
工程と第3洗浄工程と第4洗浄工程と、当該第4洗浄工
程を経ると沈積粉末の濾過性は非常に良くなり、即ち第
3洗浄工程迄は濾過性が非常に悪いが第4洗浄工程以後
は簡単に低圧を加えるだけで分離するのでこれを遠心又
は加圧濾過して錫粉末を分離する予備脱液工程と、さら
にこれに新たな溶剤bを出発原料a容積比1:1の割合
で加えて第1洗浄工程と同様の操作を行う第5洗浄工程
とからなる溶剤脱脂処理に引続き前記本発明の第一施工
例と同一の中間前段処理,中間後段処理,電解処理のプ
ロセス工程を順次経由して最終金属錫を析出回収する。
工例における前処理で得た出発原料aに容積比1.2〜
1.5倍量の溶剤bを加えて攪拌すると錫粉末は流動性
を持つので液に均一に分散した状態で攪拌を停止し10
分程度静置すると錫粉末が分離沈積する下部液を残し上
部汚濁液を取り出す第1洗浄工程と、その都度得た下部
液に新しい溶剤bを出発原料a容積比1:1の割合で加
えて第1洗浄工程と同様の操作をその都度行う第2洗浄
工程と第3洗浄工程と第4洗浄工程と、当該第4洗浄工
程を経ると沈積粉末の濾過性は非常に良くなり、即ち第
3洗浄工程迄は濾過性が非常に悪いが第4洗浄工程以後
は簡単に低圧を加えるだけで分離するのでこれを遠心又
は加圧濾過して錫粉末を分離する予備脱液工程と、さら
にこれに新たな溶剤bを出発原料a容積比1:1の割合
で加えて第1洗浄工程と同様の操作を行う第5洗浄工程
とからなる溶剤脱脂処理に引続き前記本発明の第一施工
例と同一の中間前段処理,中間後段処理,電解処理のプ
ロセス工程を順次経由して最終金属錫を析出回収する。
なお予備脱脂工程および脱液工程では溶剤bの沸点が低
いので減圧濾過は不適である。
いので減圧濾過は不適である。
さらに前記中間前段処理において硝酸ソーダを含む苛性
ソーダ溶液に中間原料粉末を加え85〜90℃に保った
液に粉末を徐々に加えて行く手法を採用したのは、中間
原料をそのま\加熱熔融しようとすると酸化して酸化錫
の微粉末になったり、またタブレットマシンによって圧
縮しても空間率が高いのと、粘着性が無いのでそのま\
では固化出来なかった所、P−ニトロ安息香酸又はニト
ロベンゼンスルホン酸を含む苛性ソーダ溶液には良く溶
けて、平衡電解液を得ることが出来たが、本発明法では
電解と同時に錫の溶解を行わねばならないので、液中に
錫および鉄粉末が浮遊する状態となり、それが陰極板に
付着し、錫の析出状態は良好と言えず、陰極板に粉末が
付着するのを防止する目的で陰極板を布でつ\み電解を
行った結果、初期数時間は良好な状態で錫が析出したが
、やがて鉄等の微粉末が布を目詰りさせ、又陰極板に発
生する水素ガスの気泡の気散がスムーズに行なわれず結
果は良くなかったこと5、硝酸ソーダを含む苛性ソーダ
溶液に中間原料粉末を加えると、一定温度(85〜90
℃)で突沸的に反応が高まり、気泡によって液が殆んど
持出されてしまうことによる。
ソーダ溶液に中間原料粉末を加え85〜90℃に保った
液に粉末を徐々に加えて行く手法を採用したのは、中間
原料をそのま\加熱熔融しようとすると酸化して酸化錫
の微粉末になったり、またタブレットマシンによって圧
縮しても空間率が高いのと、粘着性が無いのでそのま\
では固化出来なかった所、P−ニトロ安息香酸又はニト
ロベンゼンスルホン酸を含む苛性ソーダ溶液には良く溶
けて、平衡電解液を得ることが出来たが、本発明法では
電解と同時に錫の溶解を行わねばならないので、液中に
錫および鉄粉末が浮遊する状態となり、それが陰極板に
付着し、錫の析出状態は良好と言えず、陰極板に粉末が
付着するのを防止する目的で陰極板を布でつ\み電解を
行った結果、初期数時間は良好な状態で錫が析出したが
、やがて鉄等の微粉末が布を目詰りさせ、又陰極板に発
生する水素ガスの気泡の気散がスムーズに行なわれず結
果は良くなかったこと5、硝酸ソーダを含む苛性ソーダ
溶液に中間原料粉末を加えると、一定温度(85〜90
℃)で突沸的に反応が高まり、気泡によって液が殆んど
持出されてしまうことによる。
こ\において本発明における第二施工例の溶剤脱脂処理
と中間前段処理のテスト条件と結果および電解処理のテ
スト条件と結果による各種デークーを表記する。
と中間前段処理のテスト条件と結果および電解処理のテ
スト条件と結果による各種デークーを表記する。
■.溶剤脱脂処理テスト
なお原料は出発原料の略である。
2
電解処理テスト
次に電解処理テストの/I62のケースにおける陰極板
の組成変動と析出度合を下表からみるとかくして本発明
法で回収した錫には析出量に対し約o.o4%の鉄を含
み鉛および銅は微量であり錫純度はほぼ99.96%で
ある等優れた効果を奏する。
の組成変動と析出度合を下表からみるとかくして本発明
法で回収した錫には析出量に対し約o.o4%の鉄を含
み鉛および銅は微量であり錫純度はほぼ99.96%で
ある等優れた効果を奏する。
第1図は本発明法の第一施工例を工程順に示すブロック
ダイヤグラム,第2図は同・第二施工例における溶剤脱
脂処理を示すブロックダイヤグラムである。 a・・・・・・出発原料、b・・・・・・溶剤。
ダイヤグラム,第2図は同・第二施工例における溶剤脱
脂処理を示すブロックダイヤグラムである。 a・・・・・・出発原料、b・・・・・・溶剤。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 前処理された含油粉錫に溶剤を加えて攪拌後静置し
、錫粉末の沈積分離した下部液を抽出する溶剤脱脂処理
と、当該抽出した下部液を濾過乾燥して中間原料を得る
中間前段処理と、当該中間原料をアルカリ溶解後濾過脱
水してケーキを得る中間後段処理と、当該ケーキを水又
は湯で溶解し不溶解残存する他の金属不純物を濾過抽出
した濾過液で電解精錬を行い最終金属錫を析出回収する
電解処理とを一貫経由してなる含油粉錫再生回収法。 2 前処理は、ブリキ製DI缶の製缶に使用済みにして
錫および鉄粉末が混入しかつ乳化油および鉱油の組成か
らなる冷却剤を静置せしめ、分離した最上部の鉱油層お
よび中間部の乳化油層から下部沈積層を抽出し出発原料
の含油粉錫を得てなる特許請求の範囲第1項記載の含油
粉錫再生回収法。 3 溶剤脱脂処理は、出発原料に容積比1.2〜1.5
倍量の溶剤を加えて攪拌静置し錫粉末が沈積する下部液
を残し上部汚濁液を取り出す第1洗浄工程と、当該下部
液に新しい溶剤を出発原料容積比1:1の割合で加えて
攪拌静置し錫粉末が沈積する下部液を残し上部汚濁液を
取り出す第2洗浄工程と、当該第2洗浄工程と同一内容
の操作を行う第3洗浄工程と第4洗浄工程と第5洗浄工
程とからなる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の含
油粉錫再生回収法。 4 溶剤脱脂処理は、出発原料に容積比1.2〜1.5
倍量の溶剤を加えて攪拌静置し錫粉末が沈積する下部液
を残し上部汚濁液を取り出す第1洗浄工程と、当該下部
液に新しい溶剤を出発原料容積比1:1の割合で加えて
攪拌静置し錫粉末が沈積する下部液を残し、上部汚濁液
を取り出す第2洗浄工程と、当該第2洗浄工程と同一内
容の操作を行う第3洗浄工程および第4洗浄工程と、当
該第4洗浄工程で抽出した下部液を濾過する予備脱液工
程と、前記第2洗浄工程と同一内容の操作を行う第5洗
浄工程とからなる特許請求の範囲第1項又は第2項記載
の含油粉錫再生回収法。 5 中間前段処理は、下部液を遠心又は加圧濾過する脱
液工程と、当該脱液した湿潤錫粉末を加熱乾燥して中間
原料を得る乾燥工程とからなる特許請求の範囲第1項,
第2項,第3項又は第4項記載の含油粉錫再生回収法。 6 中間後段処理は、硝酸ソーダを含む苛性ソーダ溶液
に中間原料粉末を徐々に加えて錫酸ソーダの固形物を析
出した錫溶解液を得るアルカリ溶解工程と、当該錫溶解
液を水冷後濾過脱水してケーキを得るケーキ作成工程と
からなる特許請求の範囲第1項,第2項,第3項,第4
項又は第5項記載の含油粉錫再生回収法。 7 電解処理は、ケーキに水又は湯を加えて錫酸ソーダ
を錫酸イオンに再溶解し鉄粉末を濾過除去して電解液を
作成する電解液作成工程と、当該電解液を加温し、陽極
に鉄板,陰極に錫板を用い電解液を攪拌しながら電解精
錬を行い前記錫板表面に錫を析出回収してなる電解精錬
工程とからなる特許請求の範囲第1項,第2項,第3項
,第4項,第5項又は第6項記載の含油粉錫再生回収法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15205479A JPS5849630B2 (ja) | 1979-11-26 | 1979-11-26 | 含油粉錫再生回収法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15205479A JPS5849630B2 (ja) | 1979-11-26 | 1979-11-26 | 含油粉錫再生回収法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5675539A JPS5675539A (en) | 1981-06-22 |
JPS5849630B2 true JPS5849630B2 (ja) | 1983-11-05 |
Family
ID=15532031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15205479A Expired JPS5849630B2 (ja) | 1979-11-26 | 1979-11-26 | 含油粉錫再生回収法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5849630B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0444721A (ja) * | 1990-06-08 | 1992-02-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器のスイッチ取付け装置 |
-
1979
- 1979-11-26 JP JP15205479A patent/JPS5849630B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0444721A (ja) * | 1990-06-08 | 1992-02-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器のスイッチ取付け装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5675539A (en) | 1981-06-22 |
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