JPS5849489Y2 - ヒ−トパイプロ−ラ− - Google Patents

ヒ−トパイプロ−ラ−

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Publication number
JPS5849489Y2
JPS5849489Y2 JP7343579U JP7343579U JPS5849489Y2 JP S5849489 Y2 JPS5849489 Y2 JP S5849489Y2 JP 7343579 U JP7343579 U JP 7343579U JP 7343579 U JP7343579 U JP 7343579U JP S5849489 Y2 JPS5849489 Y2 JP S5849489Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
working fluid
inner cylinder
heat pipe
cylinder
wick
Prior art date
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Expired
Application number
JP7343579U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55172955U (ja
Inventor
重利 高須
一郎 本田
Original Assignee
鈴木金属工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 鈴木金属工業株式会社 filed Critical 鈴木金属工業株式会社
Priority to JP7343579U priority Critical patent/JPS5849489Y2/ja
Publication of JPS55172955U publication Critical patent/JPS55172955U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば電子写真装置の定着ローラーに使用さ
れるヒートパイプローラーに関する。
減圧した空間内に封入された熱搬送媒体が、蒸発部にお
いて潜熱を吸収して気化し、凝縮部においてこの気化潜
熱を放出して液化し、再び蒸発部に環流するサイクルを
繰返して熱搬送作用を行うヒートパイプは、優れた熱特
性を有することから近年各分野で広く使用されるように
なってきた。
第1図に示したヒートパイプローラーは、複写機に代表
される電子写真装置の加熱定着装置に使用されているも
のの一例で、内部に熱源3を有する内筒1と、この内筒
1の両端で一体化された外筒2と、これら内外筒1,2
との間に形成された空間に減圧封入された熱搬送媒体、
つまり作動流体4とから構成されている。
ところで、ヒートパイプ内の作動流体の量は、有効凝縮
面積を増やして均熱性を良くするために極めて少量封入
するのが普通である。
このため、上述した装置ではローラーの作動停止時に内
筒1が作動流体4と接触しないことなって内筒1が空ダ
キ状態となり、熱の授受がほとんど行われず定着装置と
して不可欠な均熱性が損われるばがっでなく、内筒1の
加熱による焼損事故を惹き起す怖れもある。
本考案は上述した従来装置の欠点を解消することを目的
とするもので、ローラーの作動、不作動状態の如何にか
かわらず、常に作動流体が内筒に供給されるような構造
を備えたヒートパイプローラーを提供することにある。
以下、本考案の詳細を図面に基づいて説明する。
第2図、第3図は本考案の一実施例を示すもので、図中
符号10は普通鋼もしくはステンレス鋼よりなるヒート
パイプローラー(外筒)で、その表面にはトナーの焼付
きを防ぐコーティング10 aが施されている。
11は内部にヒーターを備えた内筒で、その材料にはス
テンレス鋼もしくは塗装、メッキが施された普通鋼が使
用される。
12はこれら両筒10,11の両端部に溶接されたエン
ドキャップで、これにより両筒10,11内の空間が気
密に保持される。
13はエンドキャップ12の一方に設けたノズルで、上
記空間内を減圧し、ナフタリン、キノリン、ジフェニー
ル、ダウサムAなどの作動流体14を封入した後、この
ノズル13を封止し、さらにこの上をハンダあるいは樹
脂材からなるノズル押え15を流し込んで、ノズル13
の外損による内部空間の気密破壊を防いでいる。
16は2〜3層の金網で構成されたウィックで、内筒1
1の外周面からエンドキャップ12の内面を覆っている
17はウィック16を内筒11の外周面に保持するため
のコイルばねで、数ピツチ毎にコイルの径が大きく伸び
て外筒10の内周面に達し、外筒10の内底面に溜った
液状作動流体14と、外筒10の内壁面に凝縮した作動
流体14を、この大径部17aに伝わらせて内筒11の
表面に戻すようにしている。
この実施例は上述したような構造を有するので、外筒1
0の内底部に溜った作動流体14はコイルばね17の大
径部17 aに付着し、ローラーが半転した際にその大
径部17 aを伝って内筒11の外周面に流れ下り、ま
た外筒10の内周面に結露した作動流体14も大径部i
7aを伝って環流し、内筒11の外周面は常に作動流体
14の供給を受けて、所要の気化作用を行う。
なお、以上の実施例においては、コイルばね17に単な
る金属線が使用されているが、第3図に示したように、
このコイルばね17に金網を巻いてウィック層16 a
を形成することもでき、このように構成すればコイルば
ね17が担持し得る作動流体14の量は飛躍的に増加さ
せられるばがっでなく、内筒11の表面への作動流体1
4の供給も毛細管作用によって確実性が期せる。
第4図に示した本考案の他の実施例は、数本のコイルば
ね17、・・・・・・を互いにピッチをずらせて、内筒
11外周面と外筒10内周面に沿わせたもので、これに
よりコイルは゛ね17のピッチ間隙は挟まり、内筒11
上への作動流体14の供給量は増加する。
第5図に示したさらに別の実施例は、外筒10の内周面
に多数の凹溝10 bを形成したものであり、この凹溝
10 bによってコイルばね17の大径部17 aを支
持して、長期の使用によって生じるコイルはね17の位
置ずれを防ぐとともに、この凹溝10 bが結露した作
動流体14の導液路の役割を果して、外筒10の内底部
と内筒11の外周面への環流をイ足進する。
なお、以上の各実施例は、いずれもウィック16の端部
がエンドキャップ12の内面から外筒10の内面にまで
達するように張られているから、外筒10の内底部に溜
った作動流体14をこのウィック16が内筒11表面に
環流させる働きも同時に行っている。
以上述べたように本考案によれば、加熱源を持つ内筒の
表面が液状の作動流体に直接接触しなくとも、コイルば
ねの外筒内周面に沿う大径部分に付着した作動流体が、
ローラーの半転の際にこの大径部分を伝って内筒表面に
流下し、また、外筒内周面に結露した作動流体もこの大
径部を伝って内筒表面に環流することになるから、ヒー
トパイプローラーの作動、不作動状態の如何にががわら
ず内筒部で空ダキ現象が生じることなく、均一な加熱作
用が行われる。
さらに、コイルばねの弾性によってウィックを内筒表面
に保持する構造を採っているため、ローラーの回転によ
っても位置ずれを起すことなく、また、コイルばねを絞
るか拡開することによって、その径を容易に変更し得る
から、内外筒にウィック及びコイルばねを簡単に装着さ
せ得るなど、ヒートパイプローラーとして優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヒートパイプローラーの一例を示す断面
図、第2図は本考案の第1の実施例を示す一部断面側面
図、第3図、第4図はいずれも本考案の別の実施例を断
面で示した正面図、第5図は本考案のさらに別の実施例
を示す一部断面側面である。 10・・・・・・外筒、11・・・・・・内筒、12・
・・・・・エンドキャップ、14・・・・・・作動流体
、16,16 a・・・・・・ウィック、17・・・・
・・コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外筒と内筒とで形成する空間内に作動流体を封入したヒ
    ートパイプローラーにおいて、上記内筒外周面にウィッ
    クを被覆するとともに、外筒内周面と内筒外周面に交互
    に沿うよう形成されたコイルばねによって、上記ウィッ
    クを支持したことを特徴とするヒートパイプローラー
JP7343579U 1979-05-30 1979-05-30 ヒ−トパイプロ−ラ− Expired JPS5849489Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7343579U JPS5849489Y2 (ja) 1979-05-30 1979-05-30 ヒ−トパイプロ−ラ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7343579U JPS5849489Y2 (ja) 1979-05-30 1979-05-30 ヒ−トパイプロ−ラ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55172955U JPS55172955U (ja) 1980-12-11
JPS5849489Y2 true JPS5849489Y2 (ja) 1983-11-11

Family

ID=29307048

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JP7343579U Expired JPS5849489Y2 (ja) 1979-05-30 1979-05-30 ヒ−トパイプロ−ラ−

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JPS55172955U (ja) 1980-12-11

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