JPS63317324A - 加熱ロ−ラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帯状の被加熱物を巻回接触させる筒状の外周
壁を、その中心軸芯周りで回転自在に設け、前記外周壁
の内部に高温ガスを供給する燃焼装置を設けた加熱ロー
ラに関する。

〔従来の技術〕

従来、第３図に示すように、中心軸芯周りで回転自在な
外周壁（１）の内部にバーナ（１３）を設け、バーナ（
１３）からの熱放射、及び、バーナ（１３）からの高温
ガスによる対流伝熱によって外周壁（１）を加熱し、外
周壁（１）に接触させた帯状の被加熱物（６）を、その
長手方向に移動させながら、かつ、外周壁（１）を回転
させながら連続的に加熱するように構成していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、高温ガ諷の対流伝熱を主にして外周壁（１）を
加熱するため、また、外周壁（１）の一端側に設けた排
気路（５）側に偏って高温ガスが流れるため、外周壁（
１）による加熱温度が中心方向において不均一になり、
被加熱物（６）が巾広になるほど均等加熱処理ができな
くなる欠点があった。

本発明の目的は、外周壁の加熱手段の改良によって、被
加熱物の巾いかんにかがわらず、被加熱物全体の均等加
熱を確実に行えるようにする点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴構成は、中心軸芯周りで回転自在でかつ帯
状被加熱物が巻回される筒状の外周壁の内側に、筒状の
蓄熱体を二重筒状に配置し、燃焼装置からの高温ガスを
前記筒状の蓄熱体の内面に接触させてから排気路に導く
ガイド壁を設けたことにあり、その作用効果は次の通り
である。

〔作　用〕

つまり、ガイド壁の作用で確実に高温ガスを蓄熱体の内
面にほぼ全体にわたり均等に接触させることが可能とな
るため、蓄熱体の温度をほぼ全体に均一にでき、蓄熱体
からの熱放射を主にして外周壁を加熱するから、外周壁
の中心軸芯方向における温度分布を、外周壁が長くても
十分に均一にでき、帯状の被加熱物をその巾いかんにか
かわらず全体にわたって均等に加熱できる。

〔発明の効果〕

その結果、均等加熱性能において優れた加熱ローラを提
供できるようになり、帯状の被加熱物の連続的加熱処理
を一段と良好に行えるようになった。

〔実施例〕

次に、第１図及び第２図により実施例を示す。

円筒状の外周壁（１）の両端を端部壁（３ａ）　、　（
３ｂ）で閉じ、端部壁（３ａ）　、　（３ｂ）の中心に
開口を形成し、開口に連通ずる筒軸（７ａ）　、　（７
ｂ）を端部壁（３ａ）　、　（３ｂ）に連結し、筒軸（
７ａ）　、　（７ｂ）を軸受部（８ａ）　、　（８ｂ）
に支持させて、外周壁（１）をその中心軸芯周りで回転
自在に取付けである。

筒軸（７ａ）　、　（７ｂ）にロータリージヨイント（
９ａ）。

（９ｂ）を付設し、燃焼装置（１０）を一方のロータリ
ージヨイント（９ａ）にかつ排気管（１２）を他方のロ
ータリージヨイント（９ｂ）に接続し、外周壁（１）の
内部空間に対して高温ガスを供給できるように構成しで
ある。

円筒状の外周壁（１）の内側に、円筒状で多孔状の蓄熱
体（２）を二重筒状に配置し、有底円筒状のガイド壁（
４）を蓄熱体（２）の内側にほぼ同芯状に配置し、燃焼
装置（１０）に接続した筒軸（７ａ）からの高温ガスを
ガイド壁（４）の内部に供給するように構成し、ガイド
壁（４）の筒状壁部（４ａ）を多孔状に形成して、多孔
状の筒状壁部（４ａ）から吹出される高温ガスが蓄熱体
（２）の内面にほぼ均等に分散して吹付けられるように
構成し、蓄熱体（２）と接触した高温ガスが排気路（５
）に送られるように構成し、蓄熱体（２）からの放射伝
熱、及び、蓄熱体（２）から均等に分散させて吹出され
る高温ガスによる対流伝熱によって、外周壁（１）を均
等に加熱し、外周壁（１）に巻回接触させた帯状の被加
熱物（６）を、外周壁（１）の回転と共に移動させなが
ら均等加熱するように構成しである。

〔別実施例〕

次に別実施例を説明する。

外周壁（１）や蓄熱体（２）は、形状、寸法、取付構造
、中心軸芯の向き、その他において適当に変更できる。

また、蓄熱体（２）は非通気性のものでもよく、セラミ
ックスや金属、その他適当な材質にできる。

ガイド壁（４）の具体的な構造、形状、配置は適当に変
更でき、燃焼装置（１０）からの高温ガスを蓄熱体（２
）の内面に均等に接触させてから排気路（５）に導く機
能を有したものであればよい。

燃焼装置（１０）は種類、配置、その他において適当に
変更でき、例えばガイド壁（４）の内部に設置してもよ
い。

被加熱物（６）の種類は布や各種のフィルム、その他い
かなるものでもよく、また、加熱目的は乾燥、熱処理、
その他いかなるものでもよく、外周壁（１）への巻回状
態は適当に変更できる。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す断面図、第２図は第１図
のｎ−ｎ線矢視図である。第３図は従来例の断面図であ
る。 （１）・・・・・・外周壁、（２）・・・・・・蓄熱体
、（４）・・・・・・ガイド壁、（４ａ）・・・・・・
筒状壁部、（５）・・・・・・排気路、（６）・・・・
・・被加熱物、（１０）・・・・・・燃焼装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、帯状の被加熱物（６）を巻回接触させる筒状の外周
   壁（１）を、その中心軸芯周りで回転自在に設け、前記
   外周壁（１）の内部に高温ガスを供給する燃焼装置（１
   ０）を設けた加熱ローラであって、前記筒状の外周壁（
   １）の内側に筒状の蓄熱体（２）を二重筒状に配置し、
   前記燃焼装置（１０）からの高温ガスを前記筒状の蓄熱
   体（２）の内面に接触させてから排気路（５）に導くガ
   イド壁（４）を設けてある加熱ローラ。 ２、前記蓄熱体（２）を多孔状に形成し、その蓄熱体（
   ２）の内面に対向する多孔状の筒状壁部（４ａ）を前記
   ガイド壁（４）に備えさせ、前記燃焼装置（１０）を前
   記多孔状の筒状壁部（４ａ）の内部に高温ガスが供給さ
   れる状態で設けてある特許請求の範囲第１項に記載の加
   熱ローラ。