JPS5849161Y2 - 成形金型 - Google Patents

成形金型

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Publication number
JPS5849161Y2
JPS5849161Y2 JP4203980U JP4203980U JPS5849161Y2 JP S5849161 Y2 JPS5849161 Y2 JP S5849161Y2 JP 4203980 U JP4203980 U JP 4203980U JP 4203980 U JP4203980 U JP 4203980U JP S5849161 Y2 JPS5849161 Y2 JP S5849161Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
metal
cast metal
filler
backing member
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Expired
Application number
JP4203980U
Other languages
English (en)
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JPS56142849U (ja
Inventor
桂二 上島
秀夫 大和
Original Assignee
豊田合成株式会社
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Publication date
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Priority to JP4203980U priority Critical patent/JPS5849161Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、溶射法、電鋳法等により得られ、キャビテ
イ面等を形成する金属皮膜を裏打部材で補強した成形金
型に関する。
上記金属皮膜は、強度的に問題があるため、金型として
は、第1図に示すように、金型枠1に保持され、キャビ
ティ部4を形成する金属皮膜2の裏面を鋳込金属等で形
成される裏打部材3で補強して使用するのが通常である
しかし、裏打部材が全て鋳込金属で形成されるため、下
記のような欠点があった。
■ 裏打部材の重量が大であり、金型重量が大きくなる
■ 裏打部材の材料費、及び、溶融、鋳込費用が割り高
で、金型製作費用が高くつく。
■ 鋳込金属の鋳込容量及び各キャビティ位置間におけ
る鋳込層の肉厚差が犬であり、鋳込溶融材料の冷却に伴
なう鋳造歪の発生により金型キャビティ部の精度が低下
する。
この考案は、上記にかんがみて、キャビティ部等を形成
する金属皮膜を裏打部材で補強した成形金型において、
金型重量の小さい、製作費の低廉な、かつ、キャビテイ
面の精度も良好な成形金型を提供することを目的とする
この考案の要旨は、キャビティ部等を形成する金属皮膜
を、裏打部材で補強した成形金型において、金型の使用
時に他の部材に比して高い応力を生じる金属皮膜の背面
における裏打部材のみを層状に鋳込金属で形威し、残部
の裏打部材な鋳込金属より軽量な充填材で形成し、さら
に、充填材を貫通して鋳込金属と接合する複数本のサポ
ートピンを配設した成形金型にある。
以下、この考案の実施例を、図例に基づいて説明する。
第2〜3図に示すものは、ブロー成形金型への適用例を
示す。
この金型においては、パーティング面6と、その周辺の
キャビティ部4には、袋状材料8の外周部ノエアシール
と、材料押しつぶしのための型締力が負荷され、パーテ
ィング面6とキャビティ表面を形成する金属皮膜9に対
し約1000Ky/crlの圧縮応力が生じる。
一方、その他のキャビティ部4においては、袋状材料8
をキャビティ表面形状に沿って引きのばすためのエア圧
力が負荷されるだけで、この部分の金属皮膜9に対して
は約5Ky/caの圧縮応力が生じるだけである。
このため、この成形金型においては、溶射法、電鋳法等
により得られる金属皮膜9の、金型使用時他の部位に比
して高い応力を生ずる部位、すなわち、パーティング面
6とその周辺のキャビティ部4の背面における裏打部材
11のみを層状に鋳込金属12で形成する。
この鋳込金属としては、従来と同様な、亜鉛合金、ろう
質金属等の低融点金属を使用する。
裏打部材11の残部は、鋳込金属12より軽量かつ安価
で、硬化結合時歪を生じにくい充填材13で形成する。
この充填材13としては、合成樹脂バインダが塗布され
た金属粒(A1等)、砂等又は石膏、熱硬化性樹脂、発
泡性樹脂等を例示できる。
さらに、該充填材13を貫通して鋳込金属12と接合す
る複数本のサポートピン15,15が配設されている。
サポートピン15と鋳込金属12との接合は、鋳込金属
12溶融時に行ない、残部を充填材13で形成後、金型
枠1から突出する部分を切断する。
サポートピン15の一端は金型枠1の取付板1aに当接
する。
このサポートピン15の配設本数、位置は該部の負荷応
力に応じて適宜決定する。
第4図に示すものは、射出成形金型に適用した例であり
、第5図に示すように凸部Aに大きな曲げ応力を生ずる
ため、該部位における金属皮膜9Aの背面の裏打部材を
鋳込金属12Aで形成するとともに該鋳込金属12Aと
接合するサポートピン15を配設し補強したものである
第6図に示すものは、同じく射出成形金型に適用した例
であり、第7図に示すように凹部Bに大きな集中応力を
生ずるため、該部位における金属皮膜9Bの背面の裏打
部材を鋳込金属12Bで形成するとともに、該鋳込金属
12Bと接合するサポートピン15を配設し補強したも
のである。
この考案の成形金型は、上記のような構成なので、下記
のような効果を奏する。
(a) 金型の使用時、高い応力を生じる金属皮膜の
背面における裏打部材のみを層状に鋳込金属で形成し、
残部の裏打部材を軽量な充填材で形成し、さらに、鋳込
金属と接合するサポートピンを配設したから、十分な裏
打強度を有するとともに、金型重量が軽減する。
(b) 上記(a)と同様な理由から、裏打部材の材
料費、及び、溶融、鋳込費用が節約でき、金型製作費が
低減する。
(C)上記(a)と同様な理由から、鋳込金属の肉厚差
が小さく、鋳込量も小さいので、鋳込溶融材料の冷却に
伴なう鋳造歪の発生も小さく、金型キャビティ部の精度
も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の成形金型の概略断面図、第2図はこの考
案の一例を示す成形金型の使用時の概略断面図、第3図
は第2図の■−■線部分断面図、第4図はこの考案の他
の一例を示す成形金型の概略部分断面図、第5図は第4
図における凸部の応力分布図、第6図はこの考案のさら
に他の→りを示す成形金型の概略部分断面図、第7図は
第6図における凹部の応力分布図である。 1・・・・・・金型枠、2・・・・・・金属皮膜、3・
・・・・・裏打部材、4・・・・・・キャビティ部、9
,9A、9B・・・・・・金属皮膜、11・・・・・・
裏打部材、12,12A、12B・・・・・・鋳込金属
、13・・・・・・充填材、15・・・・・・サポート
ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 キャビティ部等を形成する金属皮膜を、裏打部材で補強
    した成形金型において、 金型の使用時に他の部位に比して高い応力を生じる金属
    皮膜の背面における裏打部材のみを層状に鋳込金属で形
    成上、残部の裏打部材を前記鋳込金属より軽量な充填材
    で形成し、さらに、該充填材を貫通して前記鋳込金属と
    接合する複数本のサポートピンを配設した 構成の成形金型。
JP4203980U 1980-03-28 1980-03-28 成形金型 Expired JPS5849161Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4203980U JPS5849161Y2 (ja) 1980-03-28 1980-03-28 成形金型

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JP4203980U JPS5849161Y2 (ja) 1980-03-28 1980-03-28 成形金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56142849U JPS56142849U (ja) 1981-10-28
JPS5849161Y2 true JPS5849161Y2 (ja) 1983-11-10

Family

ID=29637419

Family Applications (1)

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JPS56142849U (ja) 1981-10-28

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