JPS5848853A - 微量全窒素の分析方法 - Google Patents

微量全窒素の分析方法

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JPS5848853A
JPS5848853A JP14836681A JP14836681A JPS5848853A JP S5848853 A JPS5848853 A JP S5848853A JP 14836681 A JP14836681 A JP 14836681A JP 14836681 A JP14836681 A JP 14836681A JP S5848853 A JPS5848853 A JP S5848853A
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oxidizing
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N31/00Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods
    • G01N31/005Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods investigating the presence of an element by oxidation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として液体および固体試料中の微量全窒素を
分析する方法に関するものである。
近年、窒素酸化物による大気汚染あるいは水質の富栄養
化現象等に関連して、重油、石炭等の燃料や排水、環境
水などの窒素分を測定するら各種の分野で広く利用され
てきた。  しかし、この方法で正確な分析値を得るに
は窒素化合物の形態に応じて各種の前処理が必要であり
、高度な技術と熟練が請求される。 不活性ガス中に酸
素ガスを混ぜて燃焼・酸化・還元を行ない窒素ガスを測
定する各種の改良デューマ法は穿索分の絶対量を正確に
測定できるが、感度の点でIIK’ M分析には適当で
ない。 4【素化合物を水添分解してアンモニアとする
テルミューレン法と電量滴定法あるいは何気伝導度法と
を組み合オ)せた方法は高淵で多量の水素を使用するた
めガスもれ等の安全面の配慮が必要である。  −た、
水溶液あるいは限定された有椙溶媒の故体試If シか
測定できなく、かつ、過酸化物などの酸化性物質を含む
試料は画定できないなどの矢先てんの反応管中に酸素ま
たは空気を流しながら、試料を導入して燃焼あるいはト
〃化にまり9素化合物を一酸化窒素とし、これを化学発
光法で検出定量する方法がある。 この方法は従来技術
の中で最も高感度で測定できろが、窒素化合物を燃焼J
)るいは酸化したW+台、−酸化窒素と二酸化♀訟が同
+1efに生成する。 この両者の生成比率は化合物お
よび?lJ luによって髭なり、−酸化窒素だけを検
出>1.′にするこの方法は正確度か不充分である。 
また、炭酸ガスなど多輪の燃焼生成ガスあるいは酸化生
成ガスを生ずる試料では、これらの干渉を受けるなどの
欠点を有している。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、これ
ら従来技術の欠点を解消し、主として、液体および固体
試料中の微量全窒素を迅速簡単、かつ正確に測定できる
分析法を提供ずべく鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。
すなわち、本発明は高温に加熱した酸化触媒または酸化
剤層に酸素または空気を流し、試料を導入して窒素化合
物を一酸化窒素と二酸化窒素に変換したのち、酸性過マ
ンガン酸カリウム水溶液で一酸化窒素を二酸化窒素に酸
化し、全二酸化窒素をサルラマン法の吸収発色液に完全
吸収させ、生成17たアゾ化合物の橙赤色を545nm
で吸光度測定することにより、試料中の全窒素を分析す
る方法に関するものである。
本発明方法における窒素化合物を窒素酸化物化銅などを
用いることができる。 形状としては試料導入により生
成したガス状物質が触媒または酸化剤層を瞬間的に通過
しないものであればよく、かつ適当な吸着力を有するも
のが好ましい。 即ち、例えば、20ないし60メツシ
ユのアルミナにパラジウムあるいは白金を0.3ないし
3 wt%担持させたもの、あるいは20ない(760
メツシユの粒状四ヨ酸化コバルトあるいは三二酸化コバ
ルトまたは20ないし60メツシユの粒状多孔質酸化銅
などが適当である、。
これらを充てんして使用する反応管は石英製が好ましく
、酸化触奴または酸化剤層の温度は550°C以J−I
 1.000°C以下が適当である。
550°C未満では窒素化合物の形態により検出率が大
巾に変化し、かつ、バラツキが大きくなる。 アルミナ
にパラジウムまたは白金を担持させた酸化触媒は1.0
00°Cを越えると測定に影蕾するほど窒素ガスを窒素
酸化物に酸化する。
四三酸化コバルトまたは三ニコバル)は900°Cを越
えると石英管と反応し、かつ、−酸化コバルトとなり形
状が収縮し、接触効率が悪くなるので900°C以下で
使用するのが適当である。
また、酸化銅は酸素中950°Cを越えると石英管と反
応して劣化し破損するので950°C以下で使用するの
が適当である。
窒素化合物を窒素酸化物に変換した後のカス中窒素酸化
物の測定技術は人気中あるいは排カス中の窒素酸化物測
定法で広く知られているザルラマン法を適用する。  
この方法を適用した場合の酸素または空気の流速は25
0m11分以上が好ましく、これ以下では生成した二酸
化窒素のザルラマン法吸収発色液への吸収効率が悪くな
る。 −酸化窒素を二酸化窒素に酸化する酸性過マンガ
ン酸カリウム水溶液の過マンガン酸カリウム濃度は工な
いし5wt%、硫酸濃度は1ないしlQwt%が適当で
ある。 ザルラマン法の吸収発色液組成として、N−(
1−ナフチル)エチレンジアミンニ塩酸tn11度1.
i o 、 o O2゜ないし0.01wt%、スルフ
ネニル酸濃度o、3ないし0.5wt%、酢酸濃度3な
いし15wt%が適当である。
添加可面:な中性塩類としては亜硝酸イオンを不純物と
して含まないものでありさえすればよく具体的に(J塩
化ナナトリウム塩化カリウム、硫酸すI・リウム、硫酸
カリウム等が挙げられろ。
ザルラマン法の吸収発色液に二酸化窒素を吸収させ発色
させたのちの吸光度を測定する分光光度計は吸光度のフ
ルスケールを任意に設定できる自記分光光度U]が好ま
しい。
次に本発明方法を図面に基づいてさらに詳しく説明する
第1図が本発明方法に用いた水溶液試料中の9索化合物
をすべて二酸化窒素に変換、7>るいは酸化触媒または
酸化剤層を通過【ッて生成した二酸化窒素のみをザルラ
マン法吸収発色液に吸収発色させる装置の概要図の一例
である。
1はキャリアーガスボンベで酸素または空気を用いるこ
とができる。 キャリアーガスは減圧器2、流量制御器
4、流量計5、逆流防止毛細管7および試料導入部10
を経て反応管11に入る。 流量制御器はベロー弁型の
定圧流量制御方式よりも定流量方式のマスフローが好ま
しく、流速が100ない1,1,0OO1JLe/分の
間で±20m7!以内の精度で任意に設定できるものが
適当である。 逆流防止毛細管は試料を導入したときの
ガス状生成物の逆流を防止するもので、内径0.2ない
し0..611J長さ3m以」二のものが適当である。
反応管は加工の関係」二あるいは内部状態を観察できる
透明石英製が好ましく、内径12ないし251N、長さ
20ないし50cInのもので、下部の外径が6ないし
10朋にしぼったものが適当である。 反応管に充てん
する酸化触媒または酸化剤13の上部および下部を固定
する物質12.14は線径1ないし10ミクロンの石英
綿あるいはセラミックウールなどを用いることができる
、 反応管を加熱する電気炉15は400ないI、 1
.200°Cの間で±20°C以内の9は自動注入装置
あるいはマイクロシリンジを用いることができる。 反
応管に8.(籾を導入して生成したH2O、CO2、N
O,NO2などのガス状生成物質はキャリアーガスとと
もにI方コック16を経て酸化管17に入る。 ガス状
生成物質のなかの一酸化審素は酸化管内の酸性過マンガ
ン酸カリウム溶液18と接触して二酸化窒素に酸化され
ろ。
一酸化窒素と酸性過マンガン酸カリウム溶液の接触によ
る酸化効率は接触部がノズル型よりIGまたは2Gのカ
ラスフィルター19が適当である。 酸化管より出たガ
スは酸化液飛沫除去管20、導管21.三方コック22
、導管24およびガラスフィルター27を経て、ネジ付
きバ 試験管25中の吸収発色液2」2に導入され、二酸化窒
素は吸収され、ジアゾ化カップリング反応により発色す
る。 三方コック16および22(9) は仝素酸化物を吸着17ないテフロン製が適当である。
 酸化管は内径20ないし50闘、高さ10ないし20
CIRのガラス製が好ましい。 酸化液飛沫除去管は酸
性過マンガン酸カリウム溶液の飛沫が吸収発色液に導入
されないためのもので内径6ないし15鮎、長さ3ない
176αのガラス管に1ないし10ミクロンの石英綿な
どを充てんして用いることができる。 導管21れるネ
ジ付き試験管は内径20ないし30闘、高さ12ないし
18αのものが適当で、二酸化窒素の吸収発色操作の前
後は空気中の二酸化窒素の吸収による誤差を防ぐためキ
ャップ28を取付けて密閉することが望ましい。 ネジ
付き試験管に導入する吸収発色液量は8ないし2〇−が
適当である。 二酸化窒素と吸収発色液の接触部は二酸
化窒素の吸収効率の点より2Gまたは3Gのガラスフィ
ルター27が適当である。
また反応管より出たガス状生成物中の二酸化r10) 窒素のFILを知るために、コック16、導管23、コ
ック22および導管24の順に流れるようにコック16
および22を切り換えて使用することができろ。
第2図は本発明方法に用いた液体試料あるいは固体試料
中の窒素化合物を二f戸化窒素に変換I7、全二酸化窒
素をサルラマン法吸収発色液に吸収発色させる装置の概
要図の一例である。
第1図の装f)Rでは有機溶媒試料を直接導入すると爆
発するので、有機溶媒は導入できない。
そこで、液体試料あるいは固体試料を対象とした装置を
組立てたものが第2図である。 第1図に基づいて説明
した内容と共通ずる部う)は簡単に説明し、異なる部分
について詳細に説明する。
1はキャリアーガスボンベで酸素または空気を用いろこ
とができる。 キャリアーガスは減圧器2、流M1制御
器4、流量計5、逆流防止毛細管7および試料導入部1
0を経て反応管13に入る。 反応管は内径12ないし
25朋、長さ40ないし70t1nのもので、キャリア
ーガス入口側にはマイクロシリンジなどで液体試料を導
入できるセプタムを取伺けた液体試料導入口12が設け
てあり、キャリアーガス出口側は外径6ないし10MI
IIにしぼった透明石英管が好寸しい。 反応管に充て
んする酸化触媒または酸化剤15の入口側および出口側
を固定する物質14.16は線径1ないし10ミクロン
の石英綿あるいはFツクスウールなとを用いることがで
きる。 反応管を加熱する電気炉17は400ないし1
.200℃の間で任意に温度制御できろものが適当であ
る。
固体および粘稠液体試料の導入は試料導入部10を開き
、試料導入棒9を引き出し、試料を採取したボート11
を試料導入棒の先端にセットし、ボートが液体試料導入
口12の下部に位置するよう試料導入棒を導入して、試
料導入部を閉じたのち、ボートが反応管の高温部に移動
するよう試料導入棒をスライドさせて試料を燃焼させる
有機溶媒および水溶液試料はマイクロシリンジなどで採
取して、液体試料導入口よりポー ト中に滴下したのち
、ボートが反応管の高温部に移動するよう試料導入棒を
スライドさせて試料を燃焼させる。 ボートに熱伝導度
の大きい白金製などを用いると、有機体試ネ4は燥発燃
焼にJ:って分解するので、熱伝導度の小さい石英製が
好ましい。 揮発性試料の場合はボートを高温部に導入
する前に着火する場合かあるので液体試料導入口近辺に
空冷導管30を設けて、空冷ポンプ29で冷却すること
が好ましい。
試料を埒大して燃焼した11□0,002、N01N0
2などのガス状生成物質はギヤリアーガスとともに導管
18を経て酸化管19に入り、−酸化窒素はガラスフィ
ルター21と酸性過マンガン酸カリウム溶液により二酸
化窒素に酸化される。 酸化管より出たガスは酸化液飛
沫除去管22、導管23.24およびガラスフィルター
27を経て、ネジ伺き試験管25中の吸収発色’/p7
26に導入されて二酸化窒素は吸収され、ジアゾ化カッ
プリング反応により発色する。 二酸化窒素の吸収発色
操作の前後は空気中の二酸化窒素吸収による誤差を防ぐ
ためキイツブ28を取付けて、分光光度計で吸光度測定
するまで密閉する仁とが好ましい。 また、導管18と
導管24を直接連結して、反応管より出たガス状生成物
中の二酸化窒素の量を知ることができる。
以下、本発明方法を実施例に基づいて説明するが、本発
明方法はこれに限定されるものではない。
実施例1 第1図に示した装置を用いて、以下に示した条件で尿素
、硝酸すl・リウム、硫酸アンモニウムおよびグリシン
の全窒素I Q p p Ill水溶液をマイクロシリ
ンジで各々100μ!導入して、酸化触媒または酸化剤
と温度とによる窒素化合物を窒素酸化物に変換する能力
の測定を行なった。
反応管に外径18MM、内径15朋、全長33Cutで
下部5 Cmが外径8翳、内径5 MMの透明石英管を
用い、反応管の内径15鞘の下部より1ないし6ミクロ
ンの石英綿を約30朋充てんし、その」二に酸化触媒と
して、20ないし40メツシユのアルミナにパラジウム
オたは白金を1.5wt%担持させたもの、あるいは酸
化剤として20ないし40メツシユの粒状四三YIA2
 化コバルトまたは20ないし40メツシユの多孔質粒
状酸化銅あるいは線径0.6問、長さ2ないし51NM
の線状耐パ化銅を130問充てんし、さらにその」二に
1ないし6ミクロンの石英綿を約20闘充てんしで、炉
長24cmの電気炉で500.550.600.700
.800.900および1.000°Cに加熱して用い
た。
酸化管にlO朋$の2Gガラスポールフイルターを有す
る内径30問、高さ20cmのガラス製ガス((j1収
管を用い、この中に2 、5 wt%過マンガン酸カリ
ウムと2.5wt%硫酸を含む酸化q120 mlを入
れて用いた。 内径8闘、長さ5mのガラス製酸化液飛
沫除去管に1ないし6ミクロンの石英綿を充てんし、二
酸化窒素の吸収用ガラスフィルターに2G10桐$ボー
ルフイルターを用い、内径24朋、高さ15鐸のネジ伺
き試験管に吸収発色液をディスペンサーで5 m1人ね
て用いた。
吸収発色液の組成は1β中、酢酸50me、スJL/ 
7アニル85y、N−(1−ナフチル)エチレンジアミ
ン50Q+のものを用いた。逆流防止毛細管に内径0.
3闘、外径1問、長さ5歯のステンレス管を用い、キャ
リアーガスに酸素または空気を流速300mJ/分で流
し、試料を導入してから5分間吸収発色させたのちキτ
ツブをし、2分以上放置したのち、吸収発色液を1自セ
ルに移し、545nmでの吸光度測定を行なったところ
、酸素キτリアーガスの場合、第1表の結果が得られた
また、空気キτリアーガスの場合、第2表の結果が得ら
れた。
第1表および第2表において、各温度における4成分の
各々の測定吸光度の最大値から最小値を差(ッ引き、こ
れを4成分の測定吸光度の平均値で割り、そして100
を掛けた数値が5%以内である条件が有効である。 第
1表および第2表に、この範囲内にあるものを太線で囲
んで示した。
(17) 実施例2 通常の大気分析におけろ窒素酸化物は比較的低濃度のガ
スが対象となるが、本発明方法のように水溶液の窒素化
合物が窒素幇として数ppmでも、大気分析に比べて非
常に高濃度の窒素酸化物となり、二酸化窒素が吸収発色
液に完全吸収されない可能性がある。 そこで、吸収効
率の打曲条件追求のための測定を行なった。
第1図に示した装置で、キャリアーガスに空気を、流速
200ないし400m11分で流し、20ないし40メ
ツシユのアルミナに白金を1.5wt%担持させた酸化
晒媒を反応管に充てんし、700°Cに加熱して用いた
。 二酸化窒素の吸収用ガラスフィルターに2Gまたは
3Gを用い、吸収発色液が微細な気泡とな他の条件はす
べて実施例1と同じ条件で使用した。 尿素の全窒素量
1.2.5およびl Q p l) In水溶液を10
 Q 1tB、導入して、吸収発色液を545nmで吸
光度測定したところ第3表の結果が得られた。
また、吸収発色液に亜硝酸す) IJウムの水溶液を窒
素′FII−として1ないし12ppmとなるよう添加
して、軽く振り混ぜたのち7分間以上敢闘【7て発色さ
せた発色液の吸光度測定を行なったもの、および第3表
のうち、空気流速300m/!/分におけろ塩類無添加
の吸収発色液でガラスフィルター2(」と3Gの副定例
、t(らびに1没収発色液に塩化ナト’Jウム2wt%
添加I7て、ガラスフィルター20と3Gで測定を行な
った例の全窒素濃度と吸光度との関係を第3図に示]7
た。
第3図および第3表から明らかなごとく、吸収発色液に
亜硝酸イオンを直接添加して得られた発色液の亜硝酸態
窒素h1と吸光度との関係は微小の曲線を示すが、吸光
度0.5以下ではほぼ良好な直線関係と見なすことがで
きる。 しかし、塩類無添加のlJμ収発色枝を用いた
場合の窒素h4−と吸光度との関係は明らかな曲線とな
る。 これに対して、塩類を添加した吸収発色液を用い
ればガラスフィルターから発生する気泡はより微細なも
のとなり二酸化窒素の吸収がほぼ完全に行なわれるため
摸好な直線関係となる。
また、大気中の二酸化窒素分析におけるサルラマン法で
は二酸化窒素が吸収発色Nvに吸収され、吸収発色液中
で生成する亜硝酸イオンの比率、ずなイ)ちNO:ハ0
2がザルラマン係数といオ)れ、0.72を報告してい
る。 その後、各所で追試実験が行なわれ、多数の人か
らこの係数の妥当性が支持され、大気中の窒素酸化物分
析法に広く活用されるようになつた。
これに対して、吸収発色液に直接亜硝酸ナトリウム水溶
液を添加して発色させた吸光度と実施例2の第3表にお
ける空気′iti 250 m27分以上で3Gガラス
フイルターを使用し、かつ吸収発色液に塩化ナトリウム
1ないし3wt%または硫酸カリウム2wt%添加して
測定した吸光度とが同一の吸光度を示す窒素濃度の比率
を求めたところ0.71ないし0.74となりザルラマ
ン係数とほぼ一致する結果が得られた。 すなわち、本
発明方法によれば水溶液中の窒素化合物をほぼ100%
二酸化窒素に変換していることになる。
実施例3 第1図に示した装置により、キャリアーガスの流量を3
001n!、7分で用い、塩化すI・リウムを2wt%
添加した吸収発色液と二酸化窒素の吸収用ガラスフィル
ターに10酎ダ、3Gのものを用い、他の条件は実施例
1と同一条件で使用した。 尿素、硝酸ナトリウム、硫
酸アンモニウム、グリシンおよびm−ジニトロベンセン
の全窒素I Q p p m水溶液を反応管中に100
μ!導入して、キq’)アーガスの流れを酸化管に通し
た場合と、通さない場合の酸化触媒または酸化剤の60
0ないし800°Cにおけろ反応管を通過して生成した
二酸化窒素のみによる吸光度と、酸化管で一酸化窒素を
二酸化窒素に酸化して得られた全二酸化窒素による吸光
度から反応管を通過して生成した   NO2比率を求
めたとこNO+NO□ ろ第4表の結果がfilられた。
て、変i!t!+が小さい測定条件はど定量性および再
現法の好ましい条件といえる。
また、キャリアーガスに空気を用い、アルミナにパラジ
ウムを担持させた酸化触媒をs o O’Cで使用した
場合、実施例3で用いた窒素化合物の範囲では82±2
%が一酸化金索となるため、これを化学発光法で有効に
検出定量できる。
実施例4 第1図に示した装置により空気流量300祠/分で、ア
ルミナに白金を1,5wt%担持させた酸化触媒を70
0°Cで用い、他は実施例3の条件で使用した。 各種
の窒素化合物の水溶液を調製し、尿素による全窒素1.
10および200ppm水浴液を基準として、マイクロ
シリンジで5ないly 400μmを反応管に導入し、
1および3mセルで吸光度測定を行ない全窒素証を求め
たところ第5表の結果が得られた。
(27) 331− 実施例5 第2図に示した装置を用いて、以下に示した以外は実施
例3の条件で使用した。
液体試料導入口を設(プた例径18朋、内径15π1全
N: 55anでキャリアーガスの出口側、l:す、線
径1ないし6μの石英綿を約30鮎、20ないし40メ
ツシユの多孔質酸化銅を約20011、および線径1な
いし6μの石英綿を約30酊充てんして、炉長35 C
11rの電気炉で900°Cに加熱して用いた。 キャ
リアーガスに酸素を300+++//分で用い、巾10
朋、長さ30順、深さ5 IIIの石英ボート中に、各
種窒素化合物の水溶液、エタノール溶液およびトルエン
溶液をマイクロシリンジで20μ!滴下したのち高温度
に導入し、尿素の窒素量5o ng/μ!水溶液を基準
として全窒素量の測定を行なったところ第6表の結果が
得られた。
(28) 第6表 実施例6 第2図に示した装ftfを用いて、実hiti例5と同
一条件で使用し、微量窒素含有の固体および粘稠液体試
料を5ないし30〜セミミク「1大秤で石英ボートに精
秤し、V素の窒素量50 p p m+水溶nkを基準
として全窒素量の測定を行ない、合せて試料を0゜1な
いし2y採取してケルクール分解−インドフェノール法
での分析値と比較を行なったところ第7表の結果が得ら
れた、。
7I−7( (′:“・・2.;1 9〕ゝ ゞ このJこうに本発明の微量全窒素の分析方法によれば、
極めて簡単な装置で、酸素または空気をギヤリアーガス
とし、酸化触媒または酸化剤にJ:す、液体および固体
試料中の窒素化合物を100%窒累酸化物に変換したの
ち、−酸化窄素を二酸化窒素に酸化し、全二酸化9素を
塩61を添加したザルラマン法の吸収発色液で吸収発色
させ、分析機器の中でも最も広く活用されているうちの
一つである分光光度肝で吸光度測定を行なうことができ
るので、安価で安全かつ簡単、正確に微量の全窒素測定
ができる。
特に、近年問題となっている海域あるいは湖沼、河川な
どの富栄養化に関連して、これらの環境水に充分適用で
きるill M窒素性の迅速かつ正確な分析法J)るい
は自II測定装置または干二ター用装置が望まれていた
。 本発明方法の窒素化合物を窒素酸化物に変換する技
術と、広く世の中で使用されているザルラマン法あるい
は化学発光法による大気中の窒(32) 素酸化物自動測定装置とを組み合オ)すことにより、環
境水などの全窒素自動測定装置あるいはモニター用装置
が極めて容易に可能となるなど、本発明方法の効果は絶
大なものがJ。
ろ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するために用いた水溶液中
の微量窒素の測定装置の概要図である。 図中、1はキτリアーガスボンベを、2はキャリアーガ
ス用減圧器を、4は流量制御器を、5は流量計を、7は
逆流防止毛細管を、9は試料導入器を、10は試料導入
部を、11は反応管を、工3は酸化触媒または酸化剤を
、12および14は酸化触媒または酸化剤を固定する物
質を、15は電気炉を、16′および22は三方コック
を、17は酸化管を、18は酸性過マンガン酸カリウム
溶液を、19は一酸化窒素酸化用ガラスフィルターを、
20は酸性過マンガン酸カリウム溶液の酸化液飛沫除去
管を、25はネジ付き試験管を、26は吸収発色液を、
27は二酸化9素1iに収用ガラスフィルターを、28
はネジイ」き試験管用キャップを、3.6.8.21.
23および24は導管を各々示している。 第2図は本発明の方法を実施するために用いた液体およ
び固体試ネ21中の敞)71窒素の測定装置の概要図で
ある。 図中、11X1キヤリアーガスボンベを、2はキャリア
ーガス用減圧器を、4は流量制御器を、5は流用計を、
7け逆流防出毛細管を、9は試料導入棒を、10け試料
導入部を、11はボートを、12け液体試ネZ1導入口
を、13は反応管を、15は酸化触媒または酸化剤を、
14および16は酸化触媒または酸化剤を固定する物質
を、17はi(気炉を、I9け醇化管を、20は酸性過
マンガン酸カリウム溶液を、21は一酸化窒素酸化用ガ
ラスフィルターを、22は酸性過マンガン酸カリウム溶
液の酸化液飛沫除去管を、25はネジ付き試験管を、2
6け吸収発色液を、27は二酸化窒素吸収用ガラスフィ
ルターを、28はネジ伺き試験用キτツブを、29は空
冷ポンプを、30は空冷導管を、3.6.8、]8.2
3および24は導管を各々示している。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  酸化触媒または酸化剤を充てんし、550°
    C以上1. OQ Q ℃以下に加熱した反応管中に酸
    素または空気を流し、該反応管中に試料を導入して、窒
    素化合物を一酸化窒素と二酸化窒素に変換したのち、酸
    性過マンガン酸カリウム水溶液で一酸化窒素を二酸化窒
    素に酸化し、全二酸化窒素を検出定量することを特徴と
    する微量全窒素の分析方法。
  2. (2)酸化舖媒がアルミナにパラジウムまたは白金を担
    持させたものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の分析方法。
  3. (3)  酸化剤が酸化コ゛パルトまたは粒状多孔質酸
    化銅であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の分析方法。
  4. (4)全二酸化窒素を検出定量する方法として吸二酸化
    窒素の吸収効率を向上さ一1jだザルラマン法を適用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の分析方
    法。
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