JPS5848705Y2 - 光学的文字発生器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は情報人力機能を備えた光学的文字発生器に関す
る。

従来、光学的文字発生器は予め記憶している文字につい
て文字パターン信号を発生するだけであり、それ以外の
特殊文字、記号などの情報を入力するためには外部情報
人力機構を設けなければならなかった。

例えば第１図に示すように光学的文字発生器１にない文
字等の情報を外部情報入力機構２により入力してメモリ
３に一時たくわえ、次に光学的文字発生器１で文字アク
セス信号により所望の文字パターン信号を発生させ、制
御機構４によりその文字パターン信号とメモリ３の情報
を適当に組合せてテ′イスプレイ装置５で表示したり、
出力機構６にて印字したりしていた。

しがし、このように光学的文字発生器の他に外部情報入
力機構を設けると、コスト高となり、又コンパクト化が
むずかしい。

本考案はこのような点に鑑み、情報入力機能を備えた光
学的文字発生器を提供しようとするものである。

以下図面を参照しながら本考案の実施例について説明す
る。

本実施例は発生可能な文字の種類に限りのある光学的文
字発生器に利用者の必要とする特殊な文字、手書き文字
、記号、書類の定型フォーマット等の情報を自由に入力
できる機能をもたせたものである。

したがって第２図に示すように外部情報を光学的文字発
生器７により人力してメモリ３にたくわえ、次に光学的
文字発生器７で文字アクセス信号により所望の文字パタ
ーン信号を発生させ、制御機構４によりその文字パター
ン信号とメモリ３の報情を適当に組合せてディスプレイ
装置５で表示させたり出力機構６にて印刷したりするこ
とができる。

第３図は本実施例を示すものである。

第１の文字パターン記録体１１はあらかじめ決められた
文字群が記録されており、その文字群のうちの部分群の
文字、つまり文字群の一部が文字選択装置１２で文字ア
クセス信号により選択されて出力手段１３により光学像
として出力され撮像装置１４の撮像面に結像される。

一方、パターン記録体１６は第１の文字パターン記録体
１１に記録されている文字以外の文字、記号、書類の定
型フォーマット等の情報が記録された光透過型の記録体
であり、必要に応じて撮像面１５の直前に挿入できるよ
うになっている。

このパターン記録体１６は撮像面１５の直前に挿入され
た時は照明用光源１７が点灯つることによりその光で照
射され、記録さている情報の像が播像面１５に投影され
る。

撮像装置１４は撮像面１５上の光学像を電気信号に変換
する。

パターン記録体１６は多数用意しておき、必要に応じて
撮像面１５の直前に選択的に挿入することにより所望の
情報を入力することができる。

又パターン記録体１６は光透過型のものが使われるので
、情報が手書き文字の場合は透明シート上に手書きして
作ればよいし、又印刷文字等の反射物に情報を記録した
ものの場合には光透過型の・ものに変換する必要がある
。

この変換は反射物上の情報を■写真フィルムに記録する
、■ジアゾフィルムに焼付ける、■感熱フィルムに焼付
ける、■静電式普通紙複写機で転写紙としてマイラーシ
ートなどの透明体を用いて複写する、等の方法を用いれ
ばよい。

第４図は上記実施例の一部１１〜１３を具体的に示すも
のでる。

”文字パターン記録体１１は多数の文字をそれぞれホロ
グラム１１□〜１１ｎとして同一円周上に記録したホロ
グラム板よりなり、モータ１８に連結されている。

モータ制御回路１９は文字アクセス信号に応じてモータ
１８の回転位置を制御することによってホログラム板１
１における多数のホログラム１１□〜１１ｎのうち所望
のホログラムを再生位置に移動させる。

この再生位置のホログラムがレーザ２０からの固定され
たレーザービーム２１によって照射されて所望の情報の
再生像２２が得られる。

以上のように本考案による光学的文字発生器にあっては
情報入力機能をもたせたので、外部情報入力装置がなく
ても外部情報を自由に入力することができ、低コストで
コンパクトになる。

しかも情報人力機能は撮像装置の撮像面の直前に光透過
型のパターン記録紙を挿入可能にしてこのパターン記録
体を照明用光源で照明することによってパターン記録体
の記録情報を上記撮像面に投影するようにしたので、構
成が簡単でコンパクトであり、複数のパターン記録体を
選択的に撮像面の直前に挿入することができる為に入力
可能な情報を多くすることができる。

また複数のホログラムが記録されたホログラム板を文字
パターン記録体として内部に備えているので、文字パタ
ーン記録体は多くの情報を高密度で記録しておくことが
できる上にゴミ、傷による情報の欠落が殆んどない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の光学的文字発生器の使用例を示すブロッ
ク図、第２図は本考案の応用例を示すブロック図、第３
図は本考案の一実施例を示す正面図、第４図は同実施例
の一部を示す斜視図である。 １１・・・・・・文字パターン記録体、１２・・・・・
・文字選択装置、１３・・・・・・出力手段、１４・・
・・・・撮像装置、１６・・・・・・パターン記録体。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 少くとも次のＡ、Ｂ、Ｃ，Ｄ、Ｅ、Ｆ、Ｇを構成要素と
   する光学的文字発生器。 Ａ、複数のホログラムが円周上に記録され文字パターン
   記録体を構成するホログラム板。 Ｂ、ホログラム板Ａを回転させるモータ。 Ｃ９文字アクセス信号に応じてモータＢの回転位置を制
   御するモータ制御回路。 Ｄ、ホログラム板Ａにおける再生位置のホログラムを対
   照するレーザ。 Ｅ、再生位置のホログラムによる情報の再生像が撮像面
   に投影され撮像面上の光学像を光電変換する撮像装置。 Ｆ、前記撮像面の直前に挿入可能な光透過型のパターン
   記録体。 Ｇ、パターン記録体Ｆを前記撮像面の直前に挿入された
   ときに照明してパターン記録体Ｆに記録されている情報
   を前記撮像面に投影する照明用光源。