JPS5848141Y2 - 学習書 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は低学年の児童、生徒が使用する学習書に関し
、その目的とする処は紙を切ったり、貼ったりして解答
の正否を確認するようにして、子供の勉強に面白さを加
え所定の学習を効果的に行なわせるようにしたものを提
供せんとするものである。

以下、この考案の一実施例を図面に従い具体的に説明す
ると、この学習書は本誌１の適当な頁２に、数個の正し
い絵３，４と、間違縁５を横に並べて同じ大きさに印刷
し、且つこの数個の絵の中から間違った絵を答えさせる
問題６を印刷すると共に、この頁の端部位置（例えば下
側コーナー近辺）に、前記各線３〜５の問題６で示され
ている部分３ａ、４ａ、５ａに夫々共通して貼り付けら
れる大きさの切取片７を枠囲８で形成し、その中に間違
縁５の誤部分５ｂを正す正答縁９と絵合せ用部分絵１０
とを答として一見分らないように横向きに印刷し、更に
この切取片７の近傍に解答確認方法を示す指示表示１１
を説明文で記載したものである。

なお、同じ大きさで印刷された前記数個の絵３〜５は、
例えば花が咲いている様子と、その花の種子との関係を
書いた３種類の植物絵であり、問題６ではその関係から
どの種子が間違っているかを解答記入個所１２に丸印で
答えさせる形式となっている。

その場合、各線中の種子部分はそれぞれ同じように円囲
の中に表示され、切取片７の正答縁９を見ても、それが
どの絵の種子に該当するか小さな子供には一見分らない
ようになっている。

そこで、子供は先ず問題６を読んで、数個の絵３〜５の
中から間違っていると思う絵を探がし、その答を解答記
入個所１２に丸印で記入するものである。

そして、その答が合っているかどうかを切取片７を指示
表示１１に従がい鋏みで切り取り、それを自分か′出し
た答の位置に貼り付けることにより確認するのである。

この解答確認は切取片７の絵合せ用部分絵１０と、切取
片７を貼った所の絵が合うか否かで行なわれ、その絵が
切取片７の正しい位置決め貼着により第３図の如く完全
につながれば答は正しかったことになり、それ以外の所
の絵３．４を答として出した場合にはその絵と切取片７
の絵合せ用部分絵１０とがつながらないので、答は間違
っていたことになる。

この考案の学習書は上記のように切取片を切リ、これを
貼って解答確認を行なうものであるから、単に問題を見
て自分で答を出し、解答と合せるだけのものに比べ、紙
を切ったり貼ったりする興趣性を有して小さな子供が面
白く勉強して行くことができ、本を有効に利用て所定の
学習を効果的に行なわせ得る利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案学習書の一実施例を示す斜視図、第２
図は同学習書の要部頁の平面図、第３図は切取片を切っ
て解答位置に貼り付けた解答確認片の状態を示す作用説
明図である。 １・・・・・・本誌、３，４・・・・・・正しい絵、５
・・・・・・間違線、５ｂ・・・・・・誤部分、６・・
・・・・問題、７・・・・・・切取片、８・・・・・・
枠囲、９・・・・・・正答線、１０・・・・・・絵合せ
用部分給、１１・・・・・・解答確認方法の指示表示。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 同じような大きさで印刷せる数個の絵の中から間違って
   いる絵を答えさせる問題を適当な頁に設けた学習書にお
   いて、該頁の端部位置に前記各線の問題で示されている
   部分に共通して貼り付けられる大きさの切取片を枠囲で
   形成し、その中に間違縁の誤部分を正す正答縁と絵合せ
   用部分絵とを印刷し、解答後にこの切取片を切り取り、
   答えた絵の所に位置合せして貼り付けることにより、そ
   の絵が合うか否かで゛解答の正否を確認するようにした
   学習書。