JPS5848003Y2 - チヤツク - Google Patents

チヤツク

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Publication number
JPS5848003Y2
JPS5848003Y2 JP15355379U JP15355379U JPS5848003Y2 JP S5848003 Y2 JPS5848003 Y2 JP S5848003Y2 JP 15355379 U JP15355379 U JP 15355379U JP 15355379 U JP15355379 U JP 15355379U JP S5848003 Y2 JPS5848003 Y2 JP S5848003Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
ring
collet
tool
spindle
chuck
Prior art date
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Expired
Application number
JP15355379U
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English (en)
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JPS5672608U (ja
Inventor
■俊 阿部
Original Assignee
共立精機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 共立精機株式会社 filed Critical 共立精機株式会社
Priority to JP15355379U priority Critical patent/JPS5848003Y2/ja
Publication of JPS5672608U publication Critical patent/JPS5672608U/ja
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  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、切削工具等を把持するチャックに関し、詳し
くは、切削時に工具先端部分に生ずる振動を極めて少な
くするように改良したチャックに関するものである。
切削工具等を把持するチャックには環状のコレット(す
り割りのないコレット)を外部から平均的に押圧するこ
とによってコレットを収縮せしめて工具の柄(シャンク
)を把持するようにしたチャックがある。
このチャックは、スピンドルに対する工具の軸芯を合せ
る上で極めて有効なチャックであることから、この種の
チャックは、多くの改良を重ねられて現在に至っている
例えば、第1図に示すように、コレット8aの外方を環
状の咬持スリーブ4aで覆い、との咬持スリーブ4aと
前記コレット8aとの間にクサビ環11aを位置させて
、このクサビ環11aとコレラh8a及びクサビ環11
aと咬持スリーブ4aの間にニードルベアリング16a
、 19aを介在させるとともに、コレラ)8aの外
周面及びクサビ環11aの内周面をテーパ状に形成し、
更にこれらの間に介在するニードルベアリング16aを
第3図に示すように軸線に対してθだけ傾斜させたチャ
ックがある。
このチャックは、クサビ環11aを回転させることによ
ってころがるニードルベアリング16aが螺旋運動をす
ることによりチャックの軸線方向に移動する作用を利用
してコレット8aを収縮又は開放し、工具9aをチャッ
クに着脱するようにしている。
したがって、このチャックは、操作性が良い長所を有し
ている。
しかし、従来のこの種のチャックは、第1図から判るよ
うにシャンク部3aとコレット8aとを1体に形成し咬
持スリーブ4aをボルトで取り付けるようにしている。
したがって、シャンク部3aと咬持スリーブ4aとを締
付けるには、鍔22が必要であることから咬持スリーブ
4aの基端はスピンドル2からオーバーハングすること
になる。
したがって、咬持スリーブ4aに対応する一tVット8
aも当然スピンドル2の端面からオーバハングするので
コレット8aに把持される工具9aの柄も第1図に示す
t2だけスピンドル2の端面から離れた位置になる。
一般に、工具9aを把持する際、把持すべき工具9aの
長さく第1図のt)は工具9aの柄の直径りによっても
異なるが柄の直径の2倍以上(t〉2D)にしないと安
定して工具9aを把持できない。
したがって、第1図に示すようにスピンドル2の端面か
らコレラ)8aの先端1での長さtlも必然的に長くな
る。
その結果、工具9aで被切削物を加工すると、第1図に
示すt2間のチャツク本体1a部分で工具9aに加わる
トルク及び′曲げモーメントを受けなければならないた
め、従来のチャックに於いては、ビビリ現象が被加工物
の切削面に生じ切削面の仕上りがよくない。
これは、換言すれば、工具9aの切込み深さを制限され
ることにもなり、作業性を悪くすることになる。
本来、被加工物を切削する時には、先ず所望形状に近く
なる1で材料を荒加工し、最後に切り込み深さを浅くし
て仕上加工するので、チャックは、荒加工時にはできる
たけ切り込み深さを深くするとともに、仕上加工時には
、ビビリ現象を生じることがないようにしなければ、作
業性の向上を計れないばかりか、仕上面の精度及び所望
の荒さを得ることができず、高精度を要求される機械加
工には適用できない。
そこで本考案は、スピンドルの軸芯に対して工具の軸芯
を合せられるようにした上で、更に、被加工面の仕上り
をよくし、また切り込み深さも深くすることができるよ
うにしたチャックを提供することを目的とする。
この目的を達成するための本考案は、スピンドルに嵌入
するシャンク部と、このシャンク部の前部にそれと1体
に形成した咬持スリーブとで本体を形成するとともに、
前記咬持スリーブ内に有底の円筒孔を形成して、この円
筒孔内に外面に先細り状のテーパを形成したコレット環
を取り付け、このコレット環と前記円筒孔との間に前記
コレラ環の外面に対応するテーパ面を形成したクサビ環
を位置させ、このクサビ環を回転させることによってそ
れが軸方向に移動して前記コレット環内に嵌入する工具
の柄を締付は又は開放する着脱機構を前記クサビ環と連
動するように設けたチャックに於い−C1前記円筒孔の
底部を前記スピンドル内に位置する前記シャンク部に設
けるとともに、前記コレット環を前記円筒孔の底部に取
り付けて前記工具の柄の前記コレット環への嵌入端を前
記スピンドル内に位置させることによって、前記スピン
ドルから突出する前記コレット環の長さを短かくしたチ
ャックを特徴とするものである。
次に第2図及び第3図により本考案の実施例を説明する
第2図にむいて、チャックの本体1は、スピンドル2に
嵌入するシャンク部3とこのシャンク部3の前部に設け
た咬持スリーブ4とで形成されている。
この咬持スリーブ4には、前端面を開口した有底の円筒
孔5が形成されており、この円筒孔5の底部6は、スピ
ンドル2内に位置するシャンク部3に位置している。
前記円筒孔5の底部6には、鍔7付きのコレット環8が
取り付けられている。
このコレット環8の鍔7外周は、前記円筒孔5の内周に
しつくり入る程度(例えば鍔7の外径と円筒孔5の内径
との月−性差が数十ミクロン程度)に仕上げられている
捷た、前記コレット環8の胴部外周は、すり割り溝を有
しない先細り状のテーパ面に形成されてトリ、この胴部
の中心には工具の柄9を把持する把持孔10が形成され
ている。
この把持孔10の長手方向の寸法は、コレット環8の前
端からスピンドル2内に位置するシャンク部3の底面付
近1でのt、+t3(第2図)の寸法に定められていて
、工具の柄9の後端は、t2だけスピンドル2内に入っ
たコレット環8の鍔7付近に位置するように成されてい
る。
このようにして把持孔10内に工具の柄9を挿入するよ
うにしたコレット環8の胴部は、外周が強く押圧される
とわずかに把持孔10が収縮して工具の柄9を固定でき
るような厚さに定められてしる。
一方、前記コレット環8外周と咬持スリーブ4の円筒孔
5内周との間には、クサビ環11が位置している。
このクサビ環11の外周は、前記円筒孔5の内周に対応
するように円筒状に形成するとともに、それらの間には
隙間12を形成している。
またクサビ環11の内周面は、前記コレット環8の外周
に形成したテーパ面と同一の角度をもつテーパ面に形成
されており、これらの間にも隙間13を形成している。
更に前記クサビ環11の前端部外周にはこのクサビ環1
1を回転させる際の掛合溝14とローレット等の凹凸が
形成されている。
このように配置したクサビ環11内周の前記隙間13に
は、このクサビ環11を回転させた時にそれと連動する
着脱機構15が設けられている。
この着脱機構15は、例えば、ニードルベアリング16
を前記隙間13全周に多数配列するとともに、これらの
ニードルベアリング16をリテーナ17で保持するよう
にしている。
またこのリテーナ17は、クサビ環11に対して軸方向
に移動しないようにスナップリング18で止められてい
る。
そして、第3図に示すように各ニードルベアリング16
をチャックの軸線に対してθだけ傾斜させて配置してい
る。
即ち、前記クサビ環11を第3図矢印Y方向へ回転させ
るとニードルベアリング16は、矢印XY方向に転動す
る。
この時に発生する分力Xにより、クサビ環11はコレッ
ト環8に対して矢印A方向(第2図)へ移動し、この移
動によるクサビ作用によりコレット環8が収縮して工具
の柄9を把持するようにしている。
一方、クサビ環11外周の前記隙間12には、通常のニ
ードルベアリング19及びこれを保持するリテーナ20
が介在してあ・す、クサビ環11がコレット環8に対し
て回転する時にその回転をなめらかにしている。
なお、着脱機構15は、前述したようなニードルベアリ
ングをクサビ環11の外周及び内周部分に介在させるよ
うにすれば、クサビ環11の回転をなめらかにできると
ともに、ニードルベアリング16をクサビ環11のA−
B方向の移動に利用できるので構造が簡単であって好捷
しいが、この着脱機構15を螺子にしてクサビ環11を
回転させながらA−B方向に移動するようにしてもよく
、いずれにしてもクサビ環11を回転させた時にそれが
A−B方向に移動するようにすればよい。
このように横取したチャックに工具の柄9を把持する際
に、この柄9の後端を第2図に示すようにスピンドル2
の端面からZ 2 f<け入った位置斗でコレット環8
の把持孔10に差し込めば、把持するための必要長さく
t≧2D)を確保した上でスピンドル2からの工具の突
出長さを短かくできる。
この状態からクサビ環11の掛合溝14により、とのク
サビ@11を回転させてそれを着脱機構15により第3
図矢印Y方向へ移動させれば、クサビ作用によりコレッ
ト環8は収縮するので、工具の柄9は把持孔10に固定
される。
この固定の際、万一コレット環8が本体1に対して芯が
違っていても、クサビ環11が咬持スリーブ4の円筒孔
5に倣ってコレット環8を締付けるので求芯作用をする
ことにもなりコレット環8をチャック軸芯に一致させる
ことができる。
換言すれば、□サビ環11を矢印A方向に移動させるこ
とによりチャックの本体1、即ちスピンドル2に対して
工具を同芯にすることができる。
このようにしてチャックに取り付けた工具により加工を
開始すると、工具の柄9と本体1とのトルクの伝達経路
は、主に、咬持スリーブ4、二ドルベアリング19、ク
サビ環11、ニードルベアリング16及びコレット環8
を介して工具の柄9に伝達され、また工具の先端付近に
加わる負荷による曲げモーメントをコレット環8の先端
部分と工具の柄9の後端部分、即ちコレット環8の鍔7
部分で受けることになる。
しかし、この曲げモーメントは、工具の柄9の後端付近
では、鍔7及び本体1を介してスピンドル2が受けるこ
とになるので、従来のようにこの曲げモーメントによる
負荷をチャックの本体が受けるのと違って、極めて強固
に受けることができる。
しかも、コレット環8の先端のスピンドル2からの突出
長さは、従来のチャックを示す第1図と本考案のチャン
クを示す第2図を比較しても判るように、従来のチャッ
クが、スピンドル2から大きく突出しているのに対し、
本考案のチャックはその突出長さ11を極めて小さくで
きるので、このコレット環8の先端付近で工具の曲げモ
ーメントによる負荷を受はテモ、コレット環8、即ち咬
持スリーブ4の撓ミが極めて小さい。
したがって、切削による震動が実験によれば従来のチャ
ックに比して1/2 以下になり、切削面ときれいに仕
上げることができる。
また、切削震動か小さいということは、換言すれば切り
込み深さを従来のチャックに比して深くできるので作業
効率を顕著に向上できることにもなる。
一方、前記コレット環8を本体1とは別に形成したこと
により、良質の材料はコレット環8のみに使用すればよ
く経済的である。
なチー、上述した実施例では、咬持スリーブ4の外周の
形状をNC工作機械に工具を自動交換する時に使用する
Vグリップ21にしたが、咬持スリーブ4の外周は第1
図に示すような形状にしてもよい。
以上のように本考案によれば、工具のビビリ現象を防止
できるので、切削面の仕上りを良好にすることができる
とともに、切り込み深さを従来のチャックに比して深く
することができる。
したがって、作業効率をよくした上で仕上面のきれいな
切削物を得ることができるばかりか、常に工具をチャッ
ク即ちスピンドルの軸芯に簡単に合せることもできる有
益な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のチャックを示す半断面図、第2図は、本
考案の実施例を示す半断面図、第3図は、ニードルベア
リング16の平面視の一部説明図である。 1・・・本体、2・・・スピンドル、3・・・シャンク
部、4・・・咬持スリーブ、5・・・円筒孔、6・・・
底部、8・・・コレット環、9・・・工具の柄、11・
・・クサビ環、15・・・着脱機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スピンドルに嵌入するシャンク部と、このシャンク部の
    前部にそれと1体に形成した咬持スリーブとで本体を形
    成するとともに、前記咬持スリーブ内に有底の円筒孔を
    形成して、この円筒孔内に外面に先細り状のテーパを形
    成したコレット環を取り付け、このコレット環と前記円
    筒孔との間に前記コレット環の外面に対応するテーパ面
    を形成したクサビ環を位置させ、とのクサビ環を回転さ
    せることによってそれが軸方向に移動して前記コレット
    環内に嵌入する工具の柄を締付は又は開放する着脱機構
    を前記クサビ環と連動するように設けたチャックに於い
    て、前記円筒孔の底部を前記スピンドル内に位置する前
    記シャンク部に設けるとともに、前記コレット環を前記
    円筒孔の底部に取り付けて前記工具の柄の前記コレット
    ’fRへの嵌入端を前記スピンドル内に位置させること
    によって、前記スピンドルから突出する前記コレット環
    の長さを短かくしたことを特徴とするチャック。
JP15355379U 1979-11-05 1979-11-05 チヤツク Expired JPS5848003Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15355379U JPS5848003Y2 (ja) 1979-11-05 1979-11-05 チヤツク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15355379U JPS5848003Y2 (ja) 1979-11-05 1979-11-05 チヤツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5672608U JPS5672608U (ja) 1981-06-15
JPS5848003Y2 true JPS5848003Y2 (ja) 1983-11-01

Family

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JP15355379U Expired JPS5848003Y2 (ja) 1979-11-05 1979-11-05 チヤツク

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