JPS5847655Y2 - コネクタキヤツプの保持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プラグ、ジャック等のコネクタにおいてプラ
グやジャックの接続面を覆う防塵キャップの保持装置に
関するもので、上記キャップが取外されてコネクタの接
続時においてキャップを紛失したりしないように保持す
るものである。

従来コンセントやその類のもので電気の接続面に防塵キ
ャップを用いることは周知であるが、これが不使用時の
保持については何等の考慮がなされていなかった、屋外
のコンセット等ではねじ込みキャップに鎖などをつけて
壁面より吊り下げ保持している程度のものであった。

特にケーブルコネクタではこの鎖などでコネクタに連結
されているとキャップはフリーの状態であるから鎖がケ
ーブルに絡みついたりしてコネクタの操作に防げを生ず
るなどの欠点があった。

本考案はキャップの不使用時には、これをケーブルに保
持させておいて、ぶらつかないようにするものである。

次に図面に示した本考案の実施例即ち３線式プラグにつ
いて詳細に述べると、プラグ１は、端子２を有する中栓
３と、この端子２と接続されているケーブル４とを一体
的に成形する外被５とより戒り外被５にはつまみ部６と
、ケーブル４の可撓性のための多数の溝より成る櫛歯状
の可撓部７を有するものにおいて、接続面を覆うキャッ
プ８は、外被５に嵌合する外筒部９と中栓３と嵌合する
内筒部１０とより成り且つこのキャップ８の盲側外表面
にはケーブル４が押し込み得る程度の大きさの切開部１
１と、ケーブルを保持する逆り字形の弾性を有する保持
片１２より成り、このキャップ８に可撓性の連結部１３
を介して係合止部１４が形成され且つこの止部１４の内
周面に保合突起１５が形成されて戊り、これらは弾性材
をもって一体的に成形される。

キャップ８は係合止部１４がケーブル４に挿通されて係
合止部１４の係合突起１５がプラグ１の可撓部７に形成
されている櫛歯状の溝内に係合されてプラグ１より外れ
ることなく連結されていて、キャップ８の部分はプラグ
１の接続面に外筒部９が嵌合してキャップ使用時の防塵
作用を有効に行なっている。

プラグ１の接続の場合はキャップ８を接続面より外し、
ケーブル４に切開部１１より押し込み保持片１２により
キャップ８をケーブル４に保持せしめる。

なおキャップ８はプラグ１に対応するジャック１′側の
ケーブル（図示せず）に保持させてもよい。

本考案はこのようにキャップをケーブルの途中において
保持するので、連結部がケーブルに近くこれに沿って張
られ、プラグのつまみ部を持ってにぎるときもキャップ
や連結部がじゃまにならず又キャップがフリー状態の垂
れ下り状態でコネクタに絡みついたりしてコネクタの操
作を防げたりすることなく、また床や器内において他に
触れることなくゴミなどの付着することがないのでキャ
ップの着脱において接続面内に塵埃などを付着させる欠
点か゛除かれる。

さらにこれらキャップより連結部及び保合止部は一体的
に弾性材で成形し得るので廉価に製造されその実用性は
高いものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案装置の実施例を示したもので第１図は装置の
全体の斜視図、第２図はプラグに取付けた一部切断正面
図、第３図は同じく平面図である。 符号、１はプラグ、４はケーブル、７は櫛歯状の可撓部
、８はキャップ、１１は切開部、１２は保持片、１３は
連結部、１４は係合止部、１５は係合突起である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 多数の溝より戊る櫛歯状の可撓部を有するコネクタに用
   いるコネクタキャップにおいて、コネクタの接続面を覆
   え着脱自在のキャップの盲側外表面に、ケーブルが押し
   込み得る大きさの切開部と、ケーブルを保持する逆り字
   形の弾性を有する保持片を設けるとともに、このキャッ
   プと可撓性の連結部を介して、前記櫛歯状の可撓部の溝
   に係止する保合突起を内周に有する係合止部を一体に連
   接したコネクタキャップの保持装置。