JPS5847650B2 - ねじり振動を測定する方法 - Google Patents

ねじり振動を測定する方法

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JPS5847650B2
JPS5847650B2 JP53157692A JP15769278A JPS5847650B2 JP S5847650 B2 JPS5847650 B2 JP S5847650B2 JP 53157692 A JP53157692 A JP 53157692A JP 15769278 A JP15769278 A JP 15769278A JP S5847650 B2 JPS5847650 B2 JP S5847650B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H1/00Measuring characteristics of vibrations in solids by using direct conduction to the detector
    • G01H1/003Measuring characteristics of vibrations in solids by using direct conduction to the detector of rotating machines

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は振動を測定する方法に関し、特に、回転軸のね
じり振動を測定する方法に関する。
概説すると、本発明は、回転部材と共に動く複数の周方
向に間隔をおいて配置された被検出要素の通過を検知す
ることによって回転部材のねじり振動を測定し、そして
該ねじり振動を表わす真成分を含み且つ前記要素の不均
質性を表わす選ばれた偽成分が除去された電気信号を発
するための方法を提供する。
(先行技術の説明) 重さが数トンに達するような回転軸を有する大形機械で
は、軸の極めて小さなねじり振動によって軸の損傷を起
こすような応力が発生し、その結果、場合によっては軸
が破損するとともに機械が破壊してしまう。
このような危険性はねじり振動が0.01°程度の小さ
なものであっても存在する,米国特許第3885420
号にはこのような小さな振動の検出を測定が可能な装置
が開示されている。
上記引用特許に開示された測定装置の一実施例は、軸と
共に回転する歯車と、この歯車の歯のプローブ近傍の通
過に応じて電気信号を発する磁気プローブと、検出回路
とを包含する。
検出回路はプローブからの信号を受けて、軸の瞬時およ
び平均角速度をそれぞれ表わす第1および第2パルス列
を生み出す。
検出回路はまた第1パルス列の各パルスの位置と第2パ
ルス列の対応パルスの位相とを比較する。
軸の角位置が均一増加する値から瞬間的に変化すると、
対応しあう両パルス間の位相関係に変化が生じ、そして
検出回路は刺ねしり振動の振幅と振動数とを表わす出力
信号を発する。
前記引用特許の装置は小さなねじり振動に対する感度が
高いが、ある振動数の振動の測定には使用できない。
特に、軸回転速度(軸速度)の倍数に等しい振動数で生
ずる振動の測定には利用できない。
これらの振動数では、出力信号は実際の軸振動を表わす
真成分から区別され得ない偽成分を含む。
これらの偽成分は、歯車の歯相互の不規則な間隔または
歯の金属学的組成の差のような歯車の不均質性{こよっ
て生ずる。
(発明の概要) 本発明の主目的は軸回転速度の倍数である振動数で生ず
るねじり振動を明確に測定する追加的な能力を有する上
記の型のねじり振動測定装置を提供することである。
軸回転速度の倍数で生ずるねじり振動の測定は、次のよ
うな基本原理、すなわち、任意の時点において、回転部
材をこ取付けられた一要素の不均質性はその不均質性の
存する特定箇所に於でのみ検出可能であるが、しかし回
転部材のねじり振動は回転部材周囲の任意の位置で検出
され得るという原理の利用によって達成される。
通常使われる単一プローブに対して適当な位置に置かれ
た別のプローブと、別の検出回路とを利用することkこ
より、選ばれた振動数の偽成分を振動測定装置の出力信
号から除去することができ、かくてこれらの振動数で生
ずる実際の振動の明確な測定が可能であるということが
判明した。
上記の偽成分の除去は、両検出回路によって生ずる出力
信号の偽成分の選ばれた振動数の位相差を1800とす
るに適する角度だけ両プローブを相隔てることによって
達成される。
その後、これらの選ばれた振動数の偽成分は両出力信号
の電気的加算によって除去され得る。
(好ましい実施例の記載) 第1図は小さなねじり振動を測定し得る従来の装置を示
す。
この装置は回転部材12の外周に配設された複数の周方
向に間隔をおいて配置された要素10を有する。
代表的な場合、回転部材12は大形の軸であり、また要
素10は軸に同心的に取付けられた歯車の歯である。
代替的に、要素10は軸とは光反射性が異なる複数の条
片でもよく、あるいは回転部材と共に動き得そして検知
可能な特性を有する他のいかなる種類の要素でもよい。
要素10の通過を検知するため、要素に近接してプロー
ブ14が設けられている。
代表的な場合、このプローブは金属性歯車の歯の通過を
検知し得る磁性ピックアップ、または光反射帯条の通過
を検知し得る光感応装置である。
プローブ14は要素の検知された通過を表わす電気信号
を発し、この信号は検出回路16に与えられる。
検出回路16は上記の信号を受けると米国特許第388
5420号に述べられている方式で働き、出力信号を発
する(前述の様にこの方式は、被検出要素10の通過を
ブローブ14で検知して、検出回路16内で回転軸の角
速度瞬時値に比例する周波数の第1パルス列を発生し、
また別途前記回転軸の角速度平均値に比例する周波数の
第2パルス列を発生し、この第1パルス列と第2パルス
列の対応パルスの位相差に比例した信号を出力信号とし
て発生する)。
この出力信号は端子20に伝えられ、要素10の検知さ
れた通過の変動を表わす。
この出力信号は回転部材12に生ずるねじり振動の振動
数と振幅を表わす振動数と振幅を有する成分を含み、そ
して診断的な目的のため、あるいは破壊的な影響を及ぼ
すおそれのある振動を警報するため{こ端子20{こお
いて監視され得る。
残念ながら、非常Gこ小さなねじり振動の測定を可能に
する上記装置の高感度はまた、プローブを通過する周方
向に間隔をおいて配置された要素のわずかな不均質性の
検知をも可能にしてしまう。
検出回路16は、実際の振動Oこよって生ずるプローブ
からの電気信号の変化と、通過中の要素の不均質性によ
って生ずる変化とを区別することができない。
従って、検出回路出力信号は回転部材の実際のねじり振
動を表わす真成分だけでなく、要素の不均質性を表わす
偽成分をも包含する。
このように出力信号の真成分と偽成分とを区別できない
ことから生ずる問題をより良く理解する一助として一例
を考える。
代表例において回転部材12は3 6 0 0 rpm
の回転速度で回転するタービン軸である。
要素10は軸(こ取付けられた歯車の歯でさり、不均質
性を有する。
例えば、mAがわずかな欠陥をもつことがあり、このた
めプロa−ブは歯が完全である場合に比べてわずかに遅
れてmAの通過を検知する。
歯Aは毎秒60回プローブを通過するので、端子20に
おける出力信号は、毎秒60回の割合で生ずる回転部材
の角速度の変動を示す60Hzの偽戒分を含む。
他の偽成分も60Hzの倍数である調和振動数、すなわ
ち、120Hz ,180Hz ,240Hz−−一で
生ずる。
これらの偽戒分および歯車の歯における他のすべての不
均質性によって生ずる偽成分は、偽成分と同じ振動数で
回転部材に生ずる実際のねじり振動を表わす真成分から
区別され得ない。
従って、従来の装置は回転部材の回転速度の倍数である
振動数で生ずるねじり振動の測定には使用できない。
これらの振動数で生ずる成分を除去するためにフィルタ
作用を利用し得るが、このようなフィルタ作用はまた、
偽成分ばかりでなく、回転部材の回転速度の倍数に等し
い振動数で生ずるいかなる真成分をも除去してしまう。
要素Oこ近接して配設されそして第1プローブから所定
角度だけ離れた第2プローブと、第2検出回路とを有す
るねじり振動測定装置を作ることによって、真成分を除
去することなく選ばれた振動数の偽成分を除去し得ると
いうことがわかった。
このような装置は第2図に示されており、第2プローブ
15と第2検出回路17を含む。
これらはそれぞれ第1図の従来例に利用された型の第1
プローブ14および第1検出回路16と同じものである
第2プローブを備えることによりこの装置は回転部材の
ねじり振動と、通過する要素の不均質性とを区別できる
このような区別が可能であるのは、任意の時点において
、ねじり振動は回転部材周囲の任意の位置で検出され得
るが、回転部材に取付けられた要素の不均質性はその不
均質性の存する特定箇所に於でのみ検出可能であるから
である。
換言すれば、ねじり振動は両プローブにおいて同時に検
知されるが、不均質性は両プローブにおいて順次検知さ
れる。
不均質性の順次検知により、(第2プローブから電気信
号を受ける)第2検出回路は、第1検出回路からの出力
信号の偽成分とは位相の異なる偽取分を含む出力信号を
発する。
両検出回路によって生ずる対応偽成分相互間の位相差の
大きさは偽成分の振動数と両プローブの離間角度と(こ
依存する。
以下Oこ詳述するようGこ、選ばれた振動数の対応偽成
分は位相が180°相異なるようにされ、そして離間角
度θの適当な選定により電気的加算によって除去される
第2図に示すよう昏こ、加算手段18が本発明の好適実
施例に設けられて第1検出回路16と第2検出回路17
からの検出信号の平均をとる。
加算回路18は端子20へ向かう出力信号を発する。
この出力信号は選ばれた振動数の偽成分を含まない。
角度θと偽成分が除去される振動数との関係は第2図を
参照することGこよって得られる。
角速度ω0で回転する部材12に基準印Bをつけ、この
角度と重なるねじり振動をφ8(t)とすれば、基準線
R(こ対するBの瞬間的な角位置を次式で表わすことが
できる。
(1)φ(1)一ω t+φ8(t) O もし回転部材12に取付けられた要素10が完全に均質
であれば、プローブ14はsinφc(t)の形の電気
信号を発する。
ただしφ8(t)は要素10の数(N) tcよってφ
(t)&こ関係づけられる。
(2) φc(t)=Nφ(1) もし要素10が完全0こ均質でなければ、角度φ(1)
はノイズ成分φf(t)だけ変わり、そしてプローブ1
4によって生ずる電気信号はsinφc(t)の形をと
る。
ただし、 (3)φ。
(t)=N(φ(1)+φf(0〕しかし、ノイズ成分
は周期的であり、回転部材が1回転する毎に、すなわち
、φ(1)が2πだけ増加する毎【こ繰返して生ずる。
この周期性の故Gこ、φ(1)を引数(argumen
t)としてφf(t)をフーリエ級数で表わし得る。
(4)φf(1)一ΣCL nSin ( nφ(1)
十βn)1 ただしα。
とβ。の値はノイズ信号の特定の形(こよる。
方程式の組合せにより次式が得られる。方程式(5)は
プローブ14から検出回路16に与えられる電気信号を
表わす。
検出回路16は振動数N,otこ同調された局部発振器
を有する位相ロック式ループを含む。
ただしfは回転部材12の平均回転速度である。
局部発振器(こよって生ずる信号はsinφosc (
t)によって表わされ得る。
ただし、(6) φ (t)=N2πfo(t)
=Nω。
tOSe 検出回路16からの出力信号はプローブ14によって生
ずる信号の位相との差を表わす。
回転速度f。
の整数倍に等しい振動数で生ずるねじり振動φ8(t)
は次式で表わされる。
n=mとした場合の上式内の和{こおける諸項は検出回
路16によって生じた出力信号の次のような偽或分、す
なわち式(8)のねじり振動φ8(t)を表わす真成分
と同じ振動数を有する偽成分を表わす次に角度θだけプ
ローブ14から離れたプローブ15によって生ずる電気
信号を考える。
この信号はプローブ14による信号と同様であるが、φ
8(t)以外のすべての或分が角度θだけ移相されてい
る。
φs(t)が移相されていないのは、これによって表わ
されるねじり振動が両プローブによって同時に検知され
るからである。
プローブ15によって生ずる信号は式(5)と同様の式
によって表わされる。
検出回路17は振動数Nfoに同調された局部発振器を
有する位相ロック式ループを含むが、この局部発振器に
よって生ずる信号は検出回路16の局部発振器による信
号によりNθだけ位相がずれている。
すなわち、(11)φ’ (t)一Nω。
t−NθOSC 検出回路17からの出力信号はプローブ15によって生
ずる電気信号の位相と局部発振器の発生信号の位相との
差を表わす。
加算回路1Bは両検出回路16,17からの出力信号を
電気的に平均して、端子20に出現する出力信号を発す
る。
nの特定値のnmに対し、式(13)内の和における諸
項をゼロにすることができる。
これらの特定値はnmθをπの奇数倍に等しくすること
によって定められる。
ただしmは整数(ottt2−−−’)である。
上記の特定値に対して和における対応項がゼロになるの
は次式が成立つからである。
式(13)の最後の項が端子20に出現する出力信号の
すべの偽成分を含むことに注意されたい。
nω。
はこれらの戒分の振動数であるから、プローブ14,1
5を角度θだけ離すことによって除去される偽成分の特
定振動数は式(15)を用いて決定される。
除去すべき偽成分の振動数をfmとすれば、次式が成立
つ。
除去される振動数と両プローブの離隔との関係は式(1
5)と式(16)を組合わせることによって確定する8 ただし角度θの単位はラジアンである。
次に3600rpmの速度で回転中のタービン軸の例を
再び考え、軸が振動数1 20Hzの繰返しねじり振動
を受けていると仮定する。
第2図に示した装置を利用すると、これらのねじり振動
は、もし両プローブ14,15が900すなわちTラジ
アンの角度だけ離れていれば端子20で明確に監視され
得る。
式(17)からわかるように、Tラジアンの離間に対し
て、foの奇数倍数の2倍に等しい振動数の偽成分を除
去された信号が端子20に現われる。
上例ではfoが60Hzであるから、振動数120Hz
,360Hz,600Hz− 一一の偽成分除去され、
120Hzの振動を表わす真成分が監視され得る。
以上の説明からわかるように、本発明を用いることによ
って、回転部材のねじり振動を測定する既存の装置と方
法の能力をかなり改良できる。
この改良は既存装置に複雑な改変を施す必要なしになさ
れ、そして単に、通常使用されるプローブから適当に離
れた第2プローブの追加と、既存装置によって発生する
種類の2つの信号の加算のみを必要とする。
以上、米国特許第3885420号に開示されているよ
うなねじり振動測定装置の能力を改良するための本発明
の特定適用例を開示したが、本発明はこのような用例に
限定されない。
本発明の装置と方法は本発明の範囲内において当業者が
容易に推考し得る任意の態様で使用し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転部材のねじり振動を測定する代表的な従来
装置の概略図、第2図は回転部材のねじり振動を測定す
るための本発明の実施例の概略図である。 10・・・・・・周方向に間隔をおいで配置された要素
、12・・・・・・回転部材、14,15・・・・・・
プローブ、16,17・・・・・・検出回路、18・・
・・・・加算回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 周方向に間隔をおいて配置された複数個の被検出要
    素を有する回転部材の回転軸のねじり振動瞬時値を、■
    前記回転部材の近くlこ設置されたプローブで該被検出
    要素の通過を検出することlこより得る、前記回転軸の
    角速度瞬時値に比例する周波数で第1の信号を発生する
    第1の手段と、■前記回転軸の角速度平均値Cこ比例す
    る周波数で第2の信号を発生する第2の手段と、■前記
    第1及び第2の信号を受ける様に接続され、これGこ応
    答して両信号の間の位相差に比例する平均値を有する第
    3の信号を発生する第3の手段とを有するねじり振動瞬
    時値測定装置を用いて測定する際に、この測定値より偽
    戒分を除去する方法において、該方法が、 (a) 前記測定装置を2台用意し、 (b) 夫々の測定装置のプローブを関係式f =
    −(2m+1)fo m θ ただし、fm=除去すべき偽成分の振動数fo=前記回
    転部材の回転速度 m 二整数0,1,2,・・・・・・・・・によって決
    定される角度θ(ラジアン)だけ周方向に相互に離して
    設置し、 (c) 夫々の測定装置の第3の信号を電気的に加算
    する、 各段階からなることを特徴とする方法。 2 前記回転部材がタービン軸である特許請求の範範囲
    第1項記載の方法。 3 前記周方向に間隔をおいて配置された複数個の被検
    出要素が歯車の発明でありそして前記プローブが磁気ピ
    ックアップ装置である特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 4 前記周方向に間隔をおいて配置された複数個の被検
    出要素が前記回転部材に設けた複数の帯条から成り、そ
    して前記プローブが前記回転部材と前記帯条との表面特
    性の差に応じて働く光学的ピックアップ手段である特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
JP53157692A 1977-12-22 1978-12-22 ねじり振動を測定する方法 Expired JPS5847650B2 (ja)

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JPS5499679A JPS5499679A (en) 1979-08-06
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