JPS5847326Y2 - 遊星歯車装置 - Google Patents
遊星歯車装置Info
- Publication number
- JPS5847326Y2 JPS5847326Y2 JP13089580U JP13089580U JPS5847326Y2 JP S5847326 Y2 JPS5847326 Y2 JP S5847326Y2 JP 13089580 U JP13089580 U JP 13089580U JP 13089580 U JP13089580 U JP 13089580U JP S5847326 Y2 JPS5847326 Y2 JP S5847326Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- planetary gear
- housing
- internal gear
- planetary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、遊星歯車の両側に、外径が遊星歯車のヒツチ
円直径に等しい円板を添設するとともに、内歯車の両側
にも、外径および内径がそれぞれ内歯車の外径およびピ
ッチ円直径に等しい円環を添設した遊星歯車装置の、内
歯車を歯車箱に固設する手段の改良に関する。
円直径に等しい円板を添設するとともに、内歯車の両側
にも、外径および内径がそれぞれ内歯車の外径およびピ
ッチ円直径に等しい円環を添設した遊星歯車装置の、内
歯車を歯車箱に固設する手段の改良に関する。
従来のこの種の遊星歯車装置においては、内歯車および
円環ならびにこれらを両側より挾持する歯車箱を重ね合
わせて、この側面円周上に穿設した複数個の精密な共通
の貫通孔に、密嵌合或は滑嵌合して締め付けたボルト、
ナツトにより歯車箱に固設していた。
円環ならびにこれらを両側より挾持する歯車箱を重ね合
わせて、この側面円周上に穿設した複数個の精密な共通
の貫通孔に、密嵌合或は滑嵌合して締め付けたボルト、
ナツトにより歯車箱に固設していた。
これらのボルト、ナツトは締付力の外に内歯車の噛合力
による剪断力を同時に受けるが、この剪断力はその大き
さおよび方向が絶えず変動するのみならず、時には衝撃
力となる等、極めて苛酷な条件下に置かれている。
による剪断力を同時に受けるが、この剪断力はその大き
さおよび方向が絶えず変動するのみならず、時には衝撃
力となる等、極めて苛酷な条件下に置かれている。
従って、これらのボルト、ナツトはとかく弛み勝ちであ
り、最悪の場合には折損するという欠点があった。
り、最悪の場合には折損するという欠点があった。
本考案は、従来の遊星歯車装置のかかる欠点を改良する
目的でなされたものであって、本考案は、内歯車および
円環を重ね合わせたものを歯車箱内面に嵌装し、この嵌
装面に少なくとも1個以上のキーを配設することにより
前記剪断力を負担せしめ、前記ボルト、ナツトの負担を
軽減したものである。
目的でなされたものであって、本考案は、内歯車および
円環を重ね合わせたものを歯車箱内面に嵌装し、この嵌
装面に少なくとも1個以上のキーを配設することにより
前記剪断力を負担せしめ、前記ボルト、ナツトの負担を
軽減したものである。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、1は円環状の筐体1aと
、これを両側より挾持する円板状蓋板1 b 、1 c
とよりなる歯車箱で、その内部中心に、入力軸孔2aを
有する太陽歯車2を設ける。
、これを両側より挾持する円板状蓋板1 b 、1 c
とよりなる歯車箱で、その内部中心に、入力軸孔2aを
有する太陽歯車2を設ける。
3は均等な間隔で太陽歯車2を囲繞してこれと噛み合う
4個の遊星歯車である。
4個の遊星歯車である。
4は互に対向して各遊星歯車3を両側より挾持する円板
で、その外径は遊星歯車3のピッチ円直径に等しく、そ
の内側中央に凸段したボス部4aの外周に遊星歯車3を
嵌装する。
で、その外径は遊星歯車3のピッチ円直径に等しく、そ
の内側中央に凸段したボス部4aの外周に遊星歯車3を
嵌装する。
13は円板4のボス部4aの中心を貫通して円板4を回
動自在に支持する遊星軸で、その両端をキャリヤ上盤1
4とキャリヤ副盤15とにより固持する。
動自在に支持する遊星軸で、その両端をキャリヤ上盤1
4とキャリヤ副盤15とにより固持する。
キャリヤ上盤14の中心には出力軸孔14cを穿設する
。
。
キャリヤ上盤と副盤14゜150内側には、それぞれ対
応して連結部14a。
応して連結部14a。
15aが隆起しており、上盤連結部14aには突起14
bを、副盤連結部15aには嵌合孔15bを形成し、突
起14bを嵌合孔15bに密嵌合せしめてキャリヤ上盤
14とキャリヤ副盤15とを結合する。
bを、副盤連結部15aには嵌合孔15bを形成し、突
起14bを嵌合孔15bに密嵌合せしめてキャリヤ上盤
14とキャリヤ副盤15とを結合する。
5は遊星歯車3の外側にあってこれらと噛み合う円環状
の内歯車である。
の内歯車である。
6は互に対向して内歯車5を両側より挾持する円環で、
その外径および内径はそれぞれ内歯車5の外径およびピ
ッチ円直径に等しい。
その外径および内径はそれぞれ内歯車5の外径およびピ
ッチ円直径に等しい。
従って、円環6の内周面は円板4の外周面に接触してい
る。
る。
本考案の要部は、内歯車5を歯車箱1に固設する構造に
ある。
ある。
内歯車5を筐体1aの内側面8に嵌装し、内歯車5の外
周面7および筐体1aの内側面8に形成した少なくとも
1個以上のキー溝9にキー10を係入する。
周面7および筐体1aの内側面8に形成した少なくとも
1個以上のキー溝9にキー10を係入する。
筐体1aと蓋板1b。1cを重ね合わせてその側面円周
上に複数個の貫通孔11を穿設し、これらに締結要素1
2を遊嵌合せしめて締め付け、筐体1aと蓋板1b、1
cとを結合して歯車箱1を形成するとともに、蓋板lb
、Icにより内歯車5および円環6を両側から適当な押
圧力をもって挾持する。
上に複数個の貫通孔11を穿設し、これらに締結要素1
2を遊嵌合せしめて締め付け、筐体1aと蓋板1b、1
cとを結合して歯車箱1を形成するとともに、蓋板lb
、Icにより内歯車5および円環6を両側から適当な押
圧力をもって挾持する。
この押圧力を得るために、蓋板1 b t 1 cと筐
体1aとの間、または蓋板1b、1cと円環6との間に
弾性を有する円環状のシートを介在せしめてもよい(図
示せず)。
体1aとの間、または蓋板1b、1cと円環6との間に
弾性を有する円環状のシートを介在せしめてもよい(図
示せず)。
上記の構成を有する本考案の遊星歯車装置においては、
内歯車5に作用する噛合力はすべてキー10を介して直
接筐体1aに伝達されるので、筐体1aを基礎に固着し
ておけば締結要素12に噛合力が作用することはない。
内歯車5に作用する噛合力はすべてキー10を介して直
接筐体1aに伝達されるので、筐体1aを基礎に固着し
ておけば締結要素12に噛合力が作用することはない。
従って、締結要素12は歯車箱1を形成するための締付
力および内歯車5から来る若干のスラストに耐える程度
のものでよく、さらに貫通孔11との嵌合は遊嵌合でよ
いから、内歯車5および円環6の固定を極めて安全かつ
加工容易な構造とすることができる。
力および内歯車5から来る若干のスラストに耐える程度
のものでよく、さらに貫通孔11との嵌合は遊嵌合でよ
いから、内歯車5および円環6の固定を極めて安全かつ
加工容易な構造とすることができる。
なお、第3図に示す如く、キー溝9を延長して円環6の
外周面7aに形成すれば、円環6の滑りを完全に防止で
きるので、円環60両側面および外周面が摩耗するおそ
れはなくなる。
外周面7aに形成すれば、円環6の滑りを完全に防止で
きるので、円環60両側面および外周面が摩耗するおそ
れはなくなる。
第1図は本考案の実施態様を示す一部切欠き正面図、第
2図は第1図におけるA−A線断面図、第3図は円環に
もキー溝を形成した本考案の実施態様の要部の一部を示
す正面図である。 1・・・・・・歯車箱、1a・・・・・・筐体、1b、
Ic・・・・・・蓋板、2・・・・・・太陽歯車、3・
・・・・・遊星歯車、4・・・・・・円板、5・・・・
・・内歯車、6・・・・・・円環、7・・・・・・外周
面、8・・・・・・内側面、9・・・・・・キー溝、1
0・・・・・・キー11・・・・・・貫通孔、12・・
・・・・締結要素。
2図は第1図におけるA−A線断面図、第3図は円環に
もキー溝を形成した本考案の実施態様の要部の一部を示
す正面図である。 1・・・・・・歯車箱、1a・・・・・・筐体、1b、
Ic・・・・・・蓋板、2・・・・・・太陽歯車、3・
・・・・・遊星歯車、4・・・・・・円板、5・・・・
・・内歯車、6・・・・・・円環、7・・・・・・外周
面、8・・・・・・内側面、9・・・・・・キー溝、1
0・・・・・・キー11・・・・・・貫通孔、12・・
・・・・締結要素。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 10円環状筐体1aとこれを両側より挾持する円板状蓋
板1’b、1cとよりなる歯車箱1の内部に、太陽歯車
2と、太陽歯車2を囲繞してこれと噛み合う複数個の遊
星歯車3と、遊星歯車30両側に添設され外径が遊星歯
車3のピッチ円直径に等しい円板4と、遊星歯車3の外
側にあってこれらと噛み合う円環状内歯車5と、内歯車
50両側に添設され外径および内径がそれぞれ内歯車5
の外径およびピッチ円直径に等しい円環6とを有する遊
星歯車装置において、内歯車5および円環6を筐体1a
の内側面8に嵌装し、内歯車5の外周面7および筐体1
aの内側面8に形成した少なくとも1個以上のキー溝9
にキー10を係入し、筐体1aおよび蓋板1b。 1cを重ね合わせて、その側面円周上に穿設した複数個
の貫通孔11に挿入した締結要素12により結合したこ
とを特徴とする遊星歯車装置。 2、キー溝9を延長して円環6の外周面7aにも形成し
たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
の遊星歯車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13089580U JPS5847326Y2 (ja) | 1980-09-12 | 1980-09-12 | 遊星歯車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13089580U JPS5847326Y2 (ja) | 1980-09-12 | 1980-09-12 | 遊星歯車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5753148U JPS5753148U (ja) | 1982-03-27 |
JPS5847326Y2 true JPS5847326Y2 (ja) | 1983-10-28 |
Family
ID=29491196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13089580U Expired JPS5847326Y2 (ja) | 1980-09-12 | 1980-09-12 | 遊星歯車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847326Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2662598A1 (en) * | 2012-05-08 | 2013-11-13 | ZF Wind Power Antwerpen NV | Planetary gear stage with plain bearings as planet bearings |
-
1980
- 1980-09-12 JP JP13089580U patent/JPS5847326Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5753148U (ja) | 1982-03-27 |
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