JPS5847296B2 - 組立機用部品供給装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、組立機に用いられる部品供給装置の動作位置
決め精度を、ピンブツシュの位置決め機構を用いて、廉
価に高い位置決め精度を長期間維持するようにした組立
機用部品供給装置に関するものである。

以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。

１は本体である。カム支持柱２は、ボルト３により、前
記本体１に固着されている。

カム４は、前記カム支持柱２に回転できるように、図示
しない深溝玉軸受２個で支持されている。

前記カム４には２本の上側と下側カム溝４ａ、４ｂがあ
り、上側のカム溝４ａにはカムフォロア５が入っており
、カムフォロア５はリンク６に固着されている。

リンク６は、前記本体１の前両立上り壁１ａとＬ形ブロ
ック７に固着されたピン８を中心に第２図矢示のように
揺動する。

Ｌ形ブロック７は、ボルト９により、前記本体１に固着
されている。

リンク６の他端には、カムフォロア１０が固着され、上
下ブロック１１に設けられた溝１１ａにカムフォロア１
０が入っている。

上下ブロック１１は、スライドメタル５０を介して貫通
したガイドバー１２に沿って上下に動くようになってい
る。

ガイドバー１２は、両端を支持ブロック１３゜１４に固
着され、支持ブロック１３．１４は、ボルト１５，１６
により本体１の前両立より壁１ａに固着されている。

カム４の下側のカム溝４ｂには、カムフォロア１７が入
っており、カムフォロア１７は、リンク１８に固着され
ている。

リンク１８は、本体１の後部の立上り壁１ｂとＬ形ブロ
ック１９に固着されたピン２０を中心に第１図矢示のよ
うに揺動する。

Ｌ形ブロック１９は、ボルト２１により本体１の後部の
立上り壁１ｂに固着されている。

リンク１８の他端には、カムフォロア２２が固着されて
おり、カムフォロア２２は、スライダーブロック２３の
テーパ一部２３′ａ付の溝２３ａに入っている。

スライダーブロック２３に図示しないボルトで固着され
たスライドパー２４は、上下ブロック１１のスライドメ
タル５１を介して貫通しており、スライドパー２４の先
端には、角ブロック２５がボルト２６により固着されて
いる。

スライダーブロック２３には、位置決めピン２７が隙間
嵌めで入るテーパ一部２３′ｂ付の穴２３ｂがあり、ピ
ン２７は、ボルト２８により本体２に固着されている。

本発明に係る装置の動力伝達は、モータ３０の回転によ
り、モータ３０の出力軸に固着されたプーリ３１からベ
ルト３２を経て減速機３３の入力軸に固着されたプーリ
３１へと伝えられ、その効果減速機３３で所望の回転数
に減速された回転が、減速機３３の出力軸３４からでて
くる構成となっている。

減速機３３の出力軸３４は、カム軸２９に図示しないキ
ーを介して固着されている。

このように構成された本発明に係る装置の動作は、カム
４に切られた２本のカム溝４ａ、４ｂのうち上側のカム
溝４ａにより、リンク６が第２図に矢示した如く揺動運
動をし、上下ブロック１１を第２図に示す如く上下運動
させる。

また、下側のカム溝４ｂにより、リンク１８が第１図に
矢示した如く揺動運動をし、角ブロック２５を前後運動
させる。

この上下、前後の各動作タイミングをカム４に予め設定
しておくことにより、第６図イ２０、ハ、二、ホそして
へのようなスライダーブロック２３の動作を得ることが
出来る。

なお、本発明に係る装置を実際に使用する際には、角ブ
ロック２５に第５図に示すようなつかみ装置４０等を付
加して、所望の仕事を得ることになる。

上述した本発明に係る装置の動作において、角フロック
２５の位置精度が必要な箇所は、第４図のＡ、Ｂ部の２
箇所である。

この位置は、図示しない組立部品の搬送を例に説明する
と、Ａ部は図示しない搬送部品の整送された位置であり
、Ｂ部は図示しない搬送部品が供給される位置となる。

この２位置における位置決め精度が良ければ、組立作業
は円滑、確実に行なえる。

以上の如く本発明によれば、角ブロックの上下動作を利
用して、スライダーブロックのピン孔と位置決めピンと
を係脱可能としたので、カムとカムフォロア、スライダ
ーブロックとカムフォロアの各すきまには関係なく、ス
ライダーブロックのピン孔と位置決めピンとの嵌合隙間
によって位置精度が決まるので、高い位置精度が廉価に
得られることになった。

また、スライダーブロックのピン孔および溝にテーパ一
部分を設けることにより、本発明に係る装置の前後動作
行程を２〜３間可変行程にでき、その上に、本発明に係
る装置を小型化できる。

なお、位置精度の維持は、スライダーブロックと位置決
めピンの摩耗度に応じて、位置決めピンのピン径のオー
バーサイズ品との交換のみで、位置精度の復帰、修複が
できる。

【図面の簡単な説明】

図は全て本発明組立機用部品供給装置の一実施例を示す
もので、第１図は一部切欠断面図を含む左側面図、第２
図は正面図、第３図は右側面図、第４図は動作例を示す
右側面図、第５図は実際に使用する際に、付加するつか
み装置を示す斜視図、そして第６図はスライダーブロッ
クと位置決めピンとの相対的な位置関係をイ２２０、ハ
二、ホそしてへの順に示した第１図の部分拡大左側面図
である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・カム支持柱、４・
・・・・・カム、４ ａ 、 ４ ｂ−上下側のカム溝
、５，１０，１７゜２２・・・・・・カムフォロア、６
，１８・・・・・・リンク、８゜２０・・・・・・ピン
、１１・・・・・・上下ブロック、１１ａ・・・・・・
溝、１２・・・・・・ガイドバー、２３・・・・・・ス
ライダーブロック、２３ａ・・・・・・溝、２３′ａ・
・・・・・テーパ一部、２３ｂ・・・・・・ピン穴、２
３′ｂ・・・・・・テーパ一部、２４゜２４・・・・・
・スライドパー、２５・・・・・・角ブロック、２７・
・・・・・位置決めピン、３０・・・・・・モータ、３
３・・・・・・減速機。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 本体１のカム支持柱２に二つのカム溝４ａ。 ４ｂを有するカム４を上下動可能に設け、前記本体１の
   ガイドバー１２に上下ブロック１１を上下動し得るよう
   に取付け、前記本体１のピン８，２０に二つのリンク６
   ．１８を夫々回動可能に設け、前記カム４の上側のカム
   溝４ａには、前記一方のリンク６に固着されたカムフォ
   ロア５を係合させ、また前記カム４の下側のカム溝４ｂ
   には、前記他方のリンク１８の先端に固着されたカムフ
   ォロア１７を係合せしめ、前記一方のリンク６に固着さ
   れた別のカムフォロア１０を前記上下ブロック１１の溝
   １１ａに係合させ、前記上下ブロック１１にはスライド
   パー２４．２４を摺動可能に設け、該スライドパー２４
   の一端に角ブロック２５を固着し、またその他端にスラ
   イダーブロック２３を固着せしめ、前記スライダーブロ
   ック２３のテーパ一部２３ａ付の溝２３ａには、前記他
   方のリンク１８に固着されたカムフォロア２２を係脱可
   能とし、また前記スライダーブロック２３の別のテーパ
   一部２３′ｂ付のピン穴２３ｂには前記本体１に固着さ
   れた位置決めピン２７の先端が係脱し得るようにせしめ
   、前記本体１に取付けられた減速機３３付のモーフ３０
   の駆動により、前記カム４が上下動することにより、前
   記角ブロック２５が所望の往復繰返し運動をするように
   構成したことを特徴とする組立機用部品供給装置。