JPS584707Y2 - 紙綴装置

Info

【考案の詳細な説明】本考案は、ノートやスクラップブンクその他多数の紙片
を綴じ込んでいる物品におけろ紙綴装置に関するもので
ある。

従来、加除式になるノートなどにおける加除構造では紙
片の取外しが簡単かつスムースに行うことができなかっ
たことに鑑み、紙片の取付けは普通にしてその取外し加
除が簡単かつスムースに行われるよう・にすることを目
的とした新しい装置を提供せんとするものである。

本考案の構成および作用を図面σノ実施例について説明
する。

１は表紙本体で、この本体において背表紙部２に近傍し
て縦方向に適当長さに成る通孔３を適当間隔をおいて設
ける。

４，４はこの縦通孔３列に近接して一通孔あて２個の通
孔５，５を横方向に設ける。

６は一本の針線により曲折形成した綴じ具で、この綴じ
具は円形に曲折した輪部７とこの基部８において一体に
ほぼ水平方向に曲折して延びる掛止部９とを繰返して連
続形成したものから成る。

１０は前記基部８かも横方向に曲折形成した上向き凸部
で、この上向き凸部間の縦列に後記スライド片１２が抜
挿自在に取付くようになる。

１１はこの上向き凸部１０．１０を表紙本体の外側で縦
方向に連絡している下向き凸部であり、前記掛止部は、
この下向き凸部１１および上向き凸部１０から形成され
ている。

下向き凸部１１は表紙本体の外側をくぐって掛止１つ、
上向き凸部１０は表紙本体の内側をまたいで取付く。

１２はこの上向き凸部１０間列に挿入するスライド片で
、このスライド片をレバーとして抜き挿しすることによ
って本綴じ具６を表紙本体１の内側に着脱するようにす
る。

１３は本綴じ具６の輪部５０両端部１４が嵌合掛止めす
る掛止部材で、表紙本体側に固着する。

１は他の表紙部である。而して、い昔紙片を取付けると
きは渣ずスライド片１２を引いて抜き止る。

すると、綴じ具６の各部は横・縦の通孔４，３からすべ
て取外れてし１い抜は出る。

かかる状態で輪部７内に紙片の取付孔をそれぞれ挿入し
て取付ける。

取付けた後は、掛止部９の先部に、あたる下向き凸部１
１側から各縦通孔３に挿入するとともにこれを水平に起
す。

すると１．表紙本体１の外側から上向き凸部１０が各横
通孔４から上方に浮き出るとともに前記下向き凸部１１
は表紙本体１の外側に密着する。

したがって、この状態でスライド片１２を上向き凸部１
０列に挿入して各上向き凸部１０間を連結する。

これによって紙片は表紙内に綴じられるようになる。

紙片の加除作業は同様の方法によって行えばよい。

本考案はこのような構成および作用から成るものである
ため、ノートその他の物品において紙片の取付は取外し
が簡単かつ円滑に行われるようになり使い易いものとな
り、普たぞの装置は簡単な構造から戒るからコストも安
価にでき、全体として取扱い易い物品になり、その実用
的効果は太きいものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は要部を分解した斜視図、第２図は要部の平断面図、第３図は要
部の正断面図である。

【実用新案登録請求の範囲】