JPS5846096A - 塩化ホスフアイトの製造方法 - Google Patents

塩化ホスフアイトの製造方法

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JPS5846096A
JPS5846096A JP14397181A JP14397181A JPS5846096A JP S5846096 A JPS5846096 A JP S5846096A JP 14397181 A JP14397181 A JP 14397181A JP 14397181 A JP14397181 A JP 14397181A JP S5846096 A JPS5846096 A JP S5846096A
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phosphite
phosphorus trichloride
alkyl group
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Shukichi Nabekawa
奈部川 修吉
Itaru Otsubo
格 大坪
Michinori Hashimoto
橋本 道憲
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は三塩化リンと亜すン醸トリエステルを反応させ
ることにより式(I): RO > Pct  ・・・・・・・・・・・・  (1)I (Rはアルキル基、置換アルキル基、フェニル基、置換
フェニル基を、R′はROまたは塩素原子を示す。)で
未わされる塩化ホスファイトを製造する方法に関するも
のである。
塩化ホスファイトは有機リン系農薬の原料として有用な
ものである。
従来、塩化ホスファイ七の製造方法はトリアルキルホス
ファイト七三塩化リンを無触媒で反応させていたが、こ
の方法では70〜80時間の長時間反応させた場合でも
得られた塩化ホスファイト、例えばジエチルクロルホス
ファイトの収率は理論値の20〜40%と低く、又その
反応生成物は三塩化リンとエチルジクロルホスファイト
の混合物となり、工業的な製造方法には適さないもので
あった。従って、この改良方法として触媒を用いること
により反応を有利に促進する製造方法が提案さりている
。特開昭52−42822号は触媒として酸アミド、例
えばヘキサメチルリン酸トリアミドを添加して製造する
方法であるが、該ヘキサメチルリン酸トリアミドは近年
、発ガン性物質の疑いが有り農薬原料の使用に適さず日
本では製造中止になっている。また特開昭52°−42
823号ではホスホニウム塩を、特開昭55−2593
0号テはホスフィン、ホスフィンオキサイド等を触媒と
して使用する方法が開示されているが、これ等のホスホ
ニウム塩、ホスフィン、ホスフィンオキサイド等は高価
であり工業的製造方法には不適当である。
本発明はこのような従来技術の問題点を克服するために
鋭意研究を行った結果、塩化ホスファイトの製造におい
て三塩化リンと亜リン酸トリエステルを反応させる際に
触媒としてラクタムを存在させることにより短時間の反
応で高純度の製品を高収率で得られ、かつクロルホスフ
ァイト又はジクロルホスファイトを選択的に製造するこ
とが出来る方法を知見し本発明の完成に至ったものであ
る。
即ち、本発明は三塩化リンと式(■):()LO) 、
P  ・・・・・・・・・・・・・・・  (It)(
式中Rはアルキル基、置換アルキル基、フェニル基、置
換フェニル基を示す。)で表わされる亜リン酸トリエス
テルとを反応させて、式(I):  FLO>、pe、
  で表わされる塩化ホスR/ (式中Blは水素原子または炭素数1〜5のアルキル基
、nは1〜5の正の整数を示す。)で表わされるラクタ
ムの一種又は二種以上の存在下で反応させることを特徴
とする塩化ホスファイトの製造方法である。
本発明は三塩化リンと式(II)で表わされる亜リン酸
トリエステルを特定の触媒の存在下で反応させて、式(
I)で表わされる塩化ホスファイトを製造する方法であ
り、その反応は下記の反応式に基づいて行われる。
2 (RO) 、P 十PCl5−鮪L)3 (RU)
 2PC11,、、、、(A)(RO) 、P + 2
PC/、ヱ私5 RO−P Ct 2−=−9,= (
B)上記の(A)及び(B)の反応式から明らかな様に
、本発明は原子の三塩化リンと式(It)で表わされる
亜リン酸トリエステルの量を一定の割合に特定すること
により、選択的にクロルホスファイト、或はジクロルホ
スファイトを製造することが出来る。即ち、両者の割合
をモル比で示すと、(A)反応では三塩化リン1モル当
り、式(II)で表わされる亜リン酸トリエステルを通
常1.8〜2.2モル用いるか、好ましくは1.95〜
2.05モルであり、原子をこの特定の割合で反応させ
ることにより選択的にクロルホスファイトを製造するこ
とが出来る。また(B)反応では三塩化リン1モル当り
、式(II)で表わされる亜リン酸トリエステルを通常
(145〜α55モル用いるが、好ましくは(148〜
152モルであり、この反応により選択的にジクロルホ
スファイトを生成することができる0本発明′の原料と
して使用される亜リン酸トリエステルは式(If)  
:  (Ro)5p で表わされ、式(n)中のRはア
ルキル基、置換アルキル基。
フェニル基、置換フェニル基を示すが、その具体例を示
すと、Rがアルキル基のものとしてはメチル、エチル、
プロピル、ブチル、アミル。
ヘキシル、シクロヘキシル、オクチル、デシル。
Pデシル、テトラデシル、およびこれらの異性体、置換
アルキル基のものとしてはクロルエチル、クロルn −
10ピル、クロルメチル、クロル1−プロピル、シアノ
エチル、エトキシエチル、クロルn−ブチル、クロル1
−ブチル等、フェニル基、および置換フェニル基のもの
としてはメチルフェニル、ニトロフェニル、クロルフェ
ニル、ブロモフェニル等が挙ケらレル。これ等の式(■
)で表わされる亜リン酸トリエステルの中でRが炭素数
1〜13のアルキル基。
置換アルキル基、フェニル基、置換フェニル基のものが
好ましい。
次に本発明の触媒は式(■)で表わされるラクタムの一
種又は二種以上のものが用いられ、該ラクタムの具体例
を示すと、β−プロピオラクタム、γ−ブチロラクタム
(2−ピロリドン)、γ−ノ々レロラクタム、δ−ノ々
レロラクタム(2−ピペリドン)、ε−カプロラクタム
、ヘプトラクタム、5−エチル2−ピロリドン、5−エ
チル2−ピペリドン、5−n−プロピル2−ピロリドン
、5−1−ブチル2−ピペリドン等が挙げられる。
又、本発明の触媒の使用歓は式([1)で表わされるラ
クタムの一種又は二種以上の混合物を式(II)で表わ
される亜リン酸トリエステルに対して[15〜15重量
%、好ましくは1〜7重量%である。触媒添加量が0.
5重量%未満の少量であると効果が低下し、又15重量
%以上の多量に使用しても品質の低下はないが、反応が
終了して式(1)で表わされる塩化ホスファイトを蒸留
して分離した時、過剰触媒により釜残が増加する傾向が
あり経済的でない。
反応条件として、反応温度は使用する原料により異なる
が通常−己0〜80°Cの温度範囲で行われ、圧力は通
常、常圧で行うが、加圧下でも良い。
反応時間は原料の種類、反応温度により異なるが、反応
温度が低い場合には長時間を要し、高温度の場合には短
時間で行われ、通常は[15〜80時間であり、好まし
くは6〜10時間であるが、原料の種類によっては長時
間反応を行っても良い。
上記反応において、原料又は触媒の種類により溶剤を゛
使用しても良いし、また使用しなくても良い。溶剤を使
用する場合には原料及び生成物と反応しない不活性溶剤
を用いるのが望ましく、具体的に例示するとペンぜン、
クロル(ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、ヘキサン、ペンタン、ヘゾタン、オクタン、ノナン
等の飽和炭化水素、ジクロメタン、ジクロルエタン、四
塩化炭素等のハロゲン化炭化水素、ケロシン、リグロイ
ン等の1種又は2種以上の混合物が用いられる。
本発明は式(II)で表わされる亜リン酸トリエステル
に触媒である式(III)で表わされるラクタムの1種
又は2種以上を溶解又はスラリー状に分散し、次に三塩
化リンを滴下して添加した後、所定温度で所定時間反応
を行う。この場合式(If)で表わされる亜リン酸トリ
エステルと三塩化リンは順序を変えて反応を行っても良
い。
次に本発明の効果を列挙すると下記の通りである。
1)従来の方法である無触媒で反応を行った場合には7
0〜80時間反応を行っても、低数率、低純度の塩化ホ
スファイトが得られるのみであったが、本発明により特
に低級アルキル基の塩化ホスファイトを得る場合には、
10時間以内の短時間で反応が終了し、純度の高い製品
を得ることが出来る。
2)本発明の触媒であるラクタムは安価であり容易に入
手できる。特にラクタムの中でも広く用いられているε
−カプロラクタムは6−ナイロンの原料でも有り特に有
利である。
3)ラクタムはへキサメチルリン酸トリアミドの様に発
ガン性の疑いのある物質でなく安心して使用できる。
次に実施例及び比較例を示して本発明をさらに詳しく説
明する。
実施例1 攪拌機、温度計、冷却器、滴下ロートの付いた四ツ目フ
ラスコにトリエチルホスファイ) 33.259を加え
、ε−カプロラクタム2.09を溶解する。(完全に溶
解しない場合は、スラリー状でもかまわない。)10〜
15°Cに冷却後、三塩化リン13.Elを約10分間
で滴下する。滴下終了後25〜30℃に昇温し、5時間
反応する。反応終了後、減圧で蒸留して反応混合物より
生成したジエチルクロルホスファイトを単離した。沸点
は52〜b ホスファイト3a519を得た。(トリエチルホスファ
イトに対し収率は82%である)生成したジエチルクロ
ルホスファイトは、赤外線スペクトル、ガスクロマトグ
ラフおよびマススイクトルにより確認をした。また、ト
リエチルホスファイトと三塩化リンの滴下順序を変えて
も結果はほぼ同じであった。
実施例2〜8 実施例1と同様の方法で、触媒として第1表に示す各種
のラクタムを用いてトリエチルホスファイトを三塩化リ
ンと反応させジエチルクロルホスファイトを得た。その
反応条件及び実験結果を第1表に示した。
実施例9〜15 実施例1と同様の方法で、第2表に示す各種の亜リン酸
トリエステルをε−力ゾロラクタムを用いて三塩化リン
と反応させて各種の塩化ホスファイトを得た。その反応
条件及び実験結果を第2表に示した。
実施例16〜21 実施例1と同様の方法で触媒として第3表に示す各種の
ラクタムを用いてトリエチルホスファイトを三塩化リン
と反応させエチルジクロルネスファイトを得た。その反
応条件及び実験結果を第6表に示した。
実施例22〜27 実施例1と同様の方法で、第4表に示す各種の亜リン酸
トリエステルをε−力ゾロラクタムを用いて三塩化リン
と反応させて各種の塩化ホスファイトを得た。その反応
条件及び実験結果を第4表に示した。
比較例 トリエチルホスファイト33.239へ10〜15°C
に冷却しながら、三塩化リン13.F3りを約10分間
で滴下し滴下終了後25〜30°Cで5時間反応した。
この反応液をガスクロマトグラフで分析すると、トリエ
チルホスファイト29%、クロルホスファイト44%、
ジクロルホスファイト27%であった。
出願人  日本化学工業株式会社 代理人  豊 1)善 雄

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  三塩化リンと弐(RO)5P(式中Rはアル
    キル基、置換アルキル基、フェニル基、置換フェニル基
    を示す。)で表わされる亜リン酸O トリエステルとを反応させて式u 、> P  (−Z
    (式中Rは上記意義を、R′はROまたは塩素原子を示
    す。)で表わされる塩化ホスファ原子または炭素数1〜
    5のアルキル基+ nは1〜5の正の整数を示す。)で
    表わされるラクタムの一種又は二種以上の存在下で反応
    させることを特徴とする塩化ホスファイトの製造方法。
  2. (2)  ラクタムの一種又は二種以上を亜リン酸トリ
    エステルに対してα5〜15重量%の割合で存在させる
    特許請求の範囲第1項記載の塩化ホスファイトの製造方
    法。
  3. (3)反応温度−50℃〜80℃及び反応時間Q、5〜
    80時間で反応させる特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の塩化ホスファイトの製造方法。
JP14397181A 1981-09-14 1981-09-14 塩化ホスフアイトの製造方法 Granted JPS5846096A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5461194B2 (ja) * 2007-12-06 2014-04-02 日本化学工業株式会社 高純度塩化ホスファイトの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5461194B2 (ja) * 2007-12-06 2014-04-02 日本化学工業株式会社 高純度塩化ホスファイトの製造方法

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