JPS5845773A - 金属缶の補修方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属缶の補修方法に関し、さらに詳しくは塗料
による金属缶の補修方法に関する。

金属缶（本−細書においては金属缶胴体および門属蓋を
も含めて金属缶とよぶ）、例えば側面接合部が溶接によ
り形成された金属缶胴体は、通常側面接合部およびその
近傍以外の部分は予め塗膜又は印刷膜が形成されている
が、側面接合部およびその近傍は金属面が露出している
ので、防錆、防食、美観等の点から露出金属面を補修す
る必要がある・補修方法としては７目的に応じて粉体塗
装、グラスチックフィルムの融着等の種々の方法（１） が採用されるが、比較的薄い塗膜の形成で補修の目的が
達せられる場合は、溶剤型塗料の匡アレスこの場合、従
来はｉ　１図に示すように、エアレススプレーノズルｌ
からの噴出する塗料のスプレーパターン２の霧化領域３
を被塗装面４（側面溶接部５ａおよびその近傍５　ｍｌ
附近に対応）に当てて塗装を行なっていた。なお竺１図
において、５はめ金属ブランク（図示せず〜５に対応）
に形成された内面塗膜である。そのため第１図、第２図
に示すように、塗料が被塗装面４以外の内面塗、膜６の
上の側面溶接部５ａを遥か離れた部分に多量に飛散−す
るという現象が起る。従って被塗装面４上の塗着塗料膜
７の境界７ａ（すなわち補修部の境界）が不明瞭となる
ばかシか、側面溶接部５ａを遥か離れた内面塗膜６の面
上にも塗着塗料膜７が多数飛沫状に形成される。通常は
塗着塗料膜７のキュアのための加熱は、側面溶接部５ａ
およびその近（２） 傍５　ａ／に対してのみに行なわれるので、前記飛沫状
に形成された塗着塗料膜７の多くはキュア不十分かキュ
アされることなく、金属缶胴体５の内面に残ることにな
る。そのため補修后の外観が汚い（特に缶外面補修の場
合）のみならず、内容品を次後、該飛沫状の塗着塗料膜
７が剥離 して内容品中に混入したシ、あるいは該塗着塗料膜７中
の低分子量成分が内容液中に溶出して衛生上の問題を招
くおそれがある。これを防止するため、側面溶接部５ａ
を遥か離れた部分をもキュア温度まで加熱するととは、
加熱設備の大型化と加コストの増大を招き、さらに内面
塗 膜６もしくは外面塗膜又は印刷膜（図示せず）の局部的
オーバキュアという問題を生ずるおそれがある。

本発明は以上に述べた従来技術の問題点の解決を図るこ
とを目的とする。

上記目的を達成するため、本発明はエアレススプレーノ
ズルにより面状の塗料膜を有するスプレーパターンを形
成し、該塗料膜を金属缶の補修す。

べき被塗装面に当てて塗装することを特徴とする金属缶
の補修方法を提供するものである。

以下図面を参照しながら本発明について説明する。

第３図・、−第４図、第５図において、第１図、第２図
と同一符号の部分は同一部分もしくは同一機能の部分を
示す。

一納１図の場合スプレーパターン２は、霧化領域３と扇
形の面状の塗料膜８よりなる非霧化領域よりなっており
、非霧化領域の大きさは、一般に塗料の噴出圧力の調節
によって変えることができる。

噴出圧力が小さくなるに従い非霧化領域は大きくなるが
、噴出圧力がある値（エアレススプレーノズル１の設計
、塗料の種類、粘度等によって異なる−）よシ小さくな
ると、扇形面状°ρ形状が崩れ、凸レンズの断面形状の
面状に近づく傾向にある。

第３図、第４図は扇形の面状の塗料膜８の幅が、被塗装
面４の幅（側面溶接部５ａおよびその近傍５　ａ／の露
出金属面の幅よシ若干広い幅）よりも広くなるように噴
出圧力を調節して（通常ゲージ圧で約０．５〜３．０ψ
割、面状の塗料膜８を直接被塗：　装面４に当てながら
、金属缶胴体を矢印方向（第４図）に移動して、被塗装
面４上に塗着塗料膜７を形成する状態を示したものであ
る。かくする仁とによシ、第５図に示されるように、被
塗装面上の塗着塗料膜７の境界’７　ａはを１ぼ直線状
に７ヤーグになり、また内面塗膜６上に飛沫状の塗着塗
料膜が形成されることがない。

面状の塗料膜８をエアレススプレーノズル１力）ら形成
することができる塗料としては、溶剤型塗料（この場合
水も広義の溶剤として含めるものとする）およびオルガ
ノゾル等が好ましい。上船溶剤型塗料を例示すれば、フ
ェノール・エポキシ系塗料、フェノール・アミノ系塗料
、アク１Ｊル系塗料、エポキクエステル系、アクリル・
アミン系、アルキッド系、アミノ・アルキッド系、ポ＋
７ウレ〜９０重量−が好ましい。必要に応じビヒクル中
（５） に顔料を含んでもよい。

又、塗料粘度は一般的に３０秒以下（２５℃。

＃４フォードカッゾ測定）が好ましい。粘度を低くした
い時は、通常溶剤にて稀釈するか、塗料を加温する。こ
の様な方法で最適粘度が選定される。例としである特定
のノズルを使用した時の塗゛料圧力とスプレーパターン
の関係を表−１に示したが、この表によるとストライプ
（＋なわち被塗装面４）の巾が２’０１１以上を必要と
し、且つ缶とノズル間の距離が作業上２０１ｍ以上を希
望する場合、最適な圧力は１．　ｏ　ｋｌ？／ｃ＋＋Ｌ
２　とｋる。

表−１ （６） 註：（１）使用塗料：エポキシ・フェノール・系固形分
＝１５重量俤 粘　　　度：１５秒（２５℃、＃４フォー助ツノにて測
定）ノ　ズ　ル：　ノードンン■製、ス（シャルノード
ノンクロスカットノズル （２）　Ｌは非霧化領域の長さ、Ｗは非霧化゛領域の最
大幅を示す（第１図参照） 以上の例では塗料膜８は平面状であったが、円錐面状、
もしくはその他の形状の面状の塗料膜８を用いてもよい
。

本発明は以上に述べた、金属缶胴体の側面溶接部の内外
面の補修に限定されるものでなく、金属缶の各種の補修
に適用できる。以下に２，３の例を示す。

第６図、第７図は錫めっき鋼板よりなる絞り−しどき缶
胴体１０の底部１１およびその近傍を示したものであっ
て、底部１１には缶胴体の正立安定性を確保するため環
状周縁突出部１２が形成されている。環状周縁突出部１
２の接地面１２ａは、搬送のさい等の摩擦によシ表面錫
が失なわれ地鉄面が露出して発錆し易い。そのため接地
面１２ｇ近傍を塗装によシ補修することが屡々行なわれ
る。

第７図の７′は、本発明の方法によシ接地面１２ａ上に
形成された塗着塗料膜よりなる焼付塗膜を示すＯ 大型缶（例えば２〜１０リットル缶）の場合、補強効果
と意匠効果をあげるために、第８図に示す缶胴体１３の
ように１鉢巻状の突出部１４を設けることがある。缶胴
体１３が錫めっき鋼板もしくはティンフリースチール（
電解クロム酸処理鋼板）等の表面処稗鋼板よりなる場合
、突出部１４は輸送中等に缶胴体同士の摩擦を受は易い
。缶胴体１３（Ｄ外面は通常印刷膜又は塗膜が全面に形
成されているのであるが、以上の現象のために特に突°
出部１４のみを塗料によシ補修することが、防突出部１
４上に形成された塗着塗料膜よりなる焼付塗膜を示す。

その他図示されないが、プルタブ方式のイーゾオープン
缶蓋の開口部を区画するスコア部（刻み線）に対応する
当該缶蓋の裏面部分の補修に対しても、本発明は好適に
適用される。

本発明によれば、エアレススプレーノズルによ多形成さ
れた面状の塗料膜を金属缶の被塗装面に当てて補修する
のであるから、塗着塗料膜によ多形成された呻修部６の
輪郭が７ヤーグであり、かつ飛沫状の塗着塗料膜が形成
されない。従って補修部およびその近傍の外観は美朧で
あシ、また補修部をキュアのため加熱した後に、未キユ
アもしくは不完全キュアの飛沫状の塗着塗料膜が残って
、該塗料膜が内容品中に混入したり、あるいは衛生上の
問題を招くおそれがないという効果を有する。

以下実施例について説明する。

実施例 外径６５．３鶴、高さ１００Ｒのマッシュ７−ム側面接
合部を有する錫めっき鋼板（厚さ０１２４關、錫めっき
量（内面）　５．２１１７／ｎ２　）よシなる溶接缶胴
体を作製した。溶接部の鉄面露出部の幅は０．４１１１
であって、缶胴体の内面の他の部分はツラン、りに予め
形成されたフェノール・エポキシ系焼付塗膜（９） エアレススプレーノズル（ノードソン■製、型式：スペ
、シャルノードソンクロスカットノズル）を用意し、下
記あ塗料を圧力１．０　ｋｇ／−２で噴出させた所、扇
形の面状の塗料膜（底辺までの高さ約２０１１１１、底
辺の幅約２’　２’ｌ１ｍ　）よシなる非霧化領域ヲ有
スるスプレー・やターンが得られることが分った。この
エアレススプレーノズルを下向きにして上記缶胴体内に
挿入し、ノズルと溶接部間の距離を１８１１として、缶
胴体を２０ｃｒｎＺ分の速度で軸線方向に移動させなが
ら、１．　、Ｏｋｇ４２の圧力で該塗料を噴出させた所
、溶接部およびその近傍にわたり幅２０關の塗着塗料膜
が形成され、その輪郭は直線状にシャープであシ、飛沫
状の塗着塗料膜は全ぐ形成されなかった。その後溶接部
およびその近傍を高周波誘導加熱により約゛２１Ｏ℃に
加熱して該塗料膜をキュアさせた。キュア後の塗膜厚み
は塗料：タイプ・・・エポキ７・フェノール系固形分・
・・１５重量％ （１０） 粘　　度・・・１５秒（２５℃、＃４フォードカ、グ）
溶剤組成・・・ブチルセロソルブ、メチルイソノチルケ
トン。

ノルマルシタノール、キジロール

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の補修方法を示す１部切断正面図、第２図
は第１図の■−■線からみた平面図であって、塗着塗料
膜の状態を示す図面、第３図は本発明の補修方法の例を
示す１部切断正面図、第４図３図の■−ｖ線からみた平
面図であって、塗着塗料膜の状態を示す図面、第６図は
絞シーシごき缶胴体の底部近傍の縦断面図、第７図は第
６図の缶胴体の底部の接地面を本発明の方法により補修
した状態を示す底面図、第８図は鉢巻状の突出部を本発
明の方法によシ補修された缶胴体の斜視図である。 １・・・エアレススプレーンズル、４・・・被塗装面、
５・・・金属缶胴体（金属缶）、８・・・面状の塗料膜
、１０・−・絞り−しどき缶胴体（金属缶）、１２ｍ・
・・接地面（被塗装面）、１３・・・缶胴体（金属缶）
、１４・・・突出部（被塗装面）。 第１図 第　２　口 第３図 第４図　　　　第５図 →〇− 第６　図 第７図 第８図 手続補正書 昭和！７年３月ｌ？日 特許庁長官　　　島田春樹殿 を事件の表示 昭和５６年特許願第１１１３９０１、 発明の名称 金属缶の補修方法 ３補正をする者 事件との関係　　　　　特許出願人 住所　東京都千代田区内幸町ｌ下目３番１号名称　　（
、？　７４）　　東洋製罐株式会社代表者　高　碕　芳
　部 ｔ２代　理　人　　　〒ｉｏｓ 住所　東京都港区芝大門二丁目１番ｓ＠　１ｉｏｔｉ電
話　０３−１１３７−／♂ざ９ 乙補正の対象 明細書の「発明の詳細な説＃Ｉｊの欄 Ｚ補正の内容 （１ン明細書第弘頁第１ＩＩ行に、「ズルｌの設計、・
・・」とあるを、「ズル／の形状、・・・」に補正する
。。 （２）同第９頁第１５行に、「外径６左３＋ＩＩＩ＋！
、・・・」とあるを、［内径≦左３簡、・・・Ｊに補正
する。 （３）同第９頁第１ざ行に、 露出部の幅は・・・」とあるを、「・・・した。溶接部
の幅は・・・」に補正する。 （４）同第１Ｏ頁第１行の［・・・被覆されていた。」
の次惇、［但し側面接合部に対応する端縁に沿って両面
が幅３１１ＩＩ１１にわたり未塗装部があり、溶接缶胴
の幅はよ６謔である。」を 力１人する。 （５）同第７ＯＮ第１０行に、ｒ−、？　ＯＣｍ１分・
・・」とあるを、「・・・２０ｍ／分１９．」に補正す
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　エアレススプレーノズルにより面状の塗料膜
   を有するスプレーｉ４（ターンを形成し、該塗料膜を金
   属缶の補修すべ、き被塗装面に当てて塗装することを特
   徴とする金属缶の補修方法。