JPS5845730A - 置換コハク酸無水物の水性分散液、その製造方法、及び該置換コハク酸無水物の水性分散液からなる製紙用サイズ剤 - Google Patents

置換コハク酸無水物の水性分散液、その製造方法、及び該置換コハク酸無水物の水性分散液からなる製紙用サイズ剤

Info

Publication number
JPS5845730A
JPS5845730A JP56143320A JP14332081A JPS5845730A JP S5845730 A JPS5845730 A JP S5845730A JP 56143320 A JP56143320 A JP 56143320A JP 14332081 A JP14332081 A JP 14332081A JP S5845730 A JPS5845730 A JP S5845730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
succinic anhydride
substituted succinic
polymer
aqueous dispersion
acrylamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP56143320A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiko Yoshioka
吉岡 成彦
Hideto Yamada
秀人 山田
Kimihiko Goto
公彦 後藤
Yoshio Adachi
足立 善男
Kazuo Miyahana
宮花 和男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd filed Critical Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP56143320A priority Critical patent/JPS5845730A/ja
Priority to US06/415,585 priority patent/US4533434A/en
Publication of JPS5845730A publication Critical patent/JPS5845730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furan Compounds (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な置換コハク酸無水物の水性分散液、該分
散液の製造方法、及び該分散液からなる製紙用サイズ剤
に関するものであり、安定性に優れた置換コハク酸無水
物の水性分散液。
該分散液を容易、かつ確実に得る方法、及び調整後の初
期のサイズ効果に優れ、調整後比較的長時間にわたって
優れ゛たサイズ効果を持続する製紙用サイズ剤を提供す
るものである。
置換コハク酸無水物の水性分散液は、製紙用サイズ剤や
繊維処理剤として利用し得ることは公知であわ、カチオ
ン澱料やある種の界面活性剤による分散剤を利用した置
換゛コハク酸無水物の水性分散液が提案されている(特
公昭3つ一2305号公報、特公昭53−3601+キ
号公報参照)。しかしながら、このカチオン澱粉やある
種の界面活性剤による分散剤を利用して調整された従来
の置換コへり酸無水物の水性分散液は、極めて不安定で
、水性分散液の調整後の数時間で、該分散液が有してい
た初期の作用。
効果をほぼ完全に消失してしまったり、あるいは分散液
に分離や凝集等が生じエマルジョンの破壊を生ずるとい
う致命的な欠陥を有しているので、置換コへり酸無水物
の水性分散液は、調整後初期の段階では優れたサイズ効
果を有しているにも拘らず、これを工業的規模で利用す
るまでには至っていないのが現状である。
本発明は特許請求の範囲第1項目の構成とすることによ
り水分散安定性に優れた置換コハク酸無水物の水性分散
液を、特許請求の範囲第7項目および8項目の構成とす
ることにより水分散安定性に優れた置換コハク酸無水物
の水性分散液を容易、かつ確実に製造する方法を、更に
特許請求の範囲第9項目の記載とすることにより、調整
後の初期のサイズ効果に優れ、かつ調整後比較的長時間
にわたって擾れたサイズ効果を持続する製紙用サイズ剤
を提供し得たものである。
本発明で使用する置換コハク酸無水物は、炭素数5以上
のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基あるいはア
ラルケニル基を有する置換コへり酸無水物で、それ自体
は、本質的には水不溶性のものであり、α−オレフィン
、内部オレフィン、あるいはプロピレンやブテン等のオ
リゴマー類と無水マレイン酸との付加反応によって得ら
れるアルケニルコハク酸無水物、該アラケニルコ八り酸
無水物を水素添加して得られるアルキルコハク酸無水物
、及び芳香族環を有するオレフィン化合物から誘導され
るアラルキルあるいはアラルケニルコハク酸無水物等、
具体的には、オクテニルコハク酸無水物、ノネニルコハ
ク酸無水物、ドデシルコハク酸無水物。
ドデセニルフハク酸無水物、ペンタデセニルコハク酸無
水物、ペンタデシルコハク酸無水物。
ヘキサデセニルフハク酸無水物、オクタデセニルコハク
酸無水物、(1−オクチル−2−デセニル)−コハクm
無水物、’C1−へキシル−2−オクテニル)−コハク
酸無水物、ブテンオリゴマーと無水マレイン酸との付加
反応物、プロピレンオリゴマーと無水マレイン酸との付
加反応物、ブタジェンオリゴマーあるいはその部分水素
添加物と無水マレイン酸との付加反応物等である。
分散剤として使用する両性のアクリルアミド系ポリマー
は、カチオン性基とアニオン性基とを具備するもので、
主たる繰り返し単位がアクリルアミド、またはメタクリ
ルアミド、あるいはこれらの両者から成っている水溶性
または水分散性のコポリマーであり、特に、2〜80モ
ル%、好ましくは3〜50モル%のカチオン性基と、3
〜20モル%、好ましくは5〜15モル%のアニオン性
基とを有する分子量5万〜100万程度、のものが、こ
のアクリルアミド系ポリマーの有する分散性能の点から
より好ましい。この両性のアクリルアミド系ポリマーが
具備するカチオン性基としては第1級、第2級あるいは
第5級アミ7基や第4級アンモニウム塩基等であり、こ
れらの単独あるいは2種以上であっても良く、また、ア
ニオン、性基としては、カルボキシル基、スルホン酸基
あるいはリン酸基等である。
本発明で使用するこの両性のアクリルアミド系ポリマー
の製法には特別な制限はないが、例えばアクリルアミド
・またはメタクリルアミド、あるいはこれらの両者の混
合物と、カチオン性モノマー、アニオン性モノマー、更
に必要に応じて他のコモノマーとを共重合させる方法、
アクリルアミドまたはメタクリルアミPの重合体あるい
はこれらの重合体の混合物を変性してカチオン性基とア
ニオン性基とを導入する方法、アクリルアミドまたはメ
タクリルアミドあるいはこれらの混合物と、アニオンi
ぞ/マーまたは他のコモ/マーあるいはこれらの混合物
との共重合体を変性してカチオン性基×アニオン性基と
を導入する方法等が利用できる。この場合、カチオン性
モノマーとじては、アクリル酸またはメタクリル酸のア
ミノアルキルエステル、七ノーまたはジ−アルキルアミ
ノアルキルエステル、更にはこれらの第4級アンモニウ
ム塩、七ノーまたはシーアルキルアミノアルキルアクリ
ルアミドあるいはメタクリルアミド、ビニルピリジン、
ビニルイミダゾール、アリルアミン。
あるいはシアリルアミン等があり、またアニオン性モノ
マーとしては、アクリル酸あるいはメタクリル酸、マレ
イン酸、イタコン酸、クロトン酸、ヒニルスルホン酸、
スルホン化スチレン。
ヒドロキシアルキルアクリレートあるいはメタクリレー
トのリン酸エステル等がある。さらに、使用されるその
他のコモノマーとしては、酢酸ビニル、プロピ1オン酸
ビ、ニル等のビニルエステル類、メチルビニルエーテル
、スチレンあるいはその誘導体、アクリル酸あるいはメ
タクリル酸のアルキルエステル、アクリロニトリルある
いはメタクリロニトリル等があり、アクリルアミド系ポ
リマー中でI+Oモル%までの量を使用することができ
る。1 前記アクリルアミド系ポリマーの製造方法例の中で、ア
クリルアミドまたはメタクリルアミドの重合体あるいは
これらの重合体の混合物を変性してカチオン性基とアニ
オン性基とを導入する方法や、アクリルアミドまたはメ
タクリルアミドあるいはこれらの混合物と、アニオン性
モノマーまたは他のコモノマーあるいはこれらの混合物
との共重合録を女性してカチオン性基とアニオン性基と
を導入する方法においては、前記重合体あるいは一共重
合体をホフマン分解反応ある、いはマンニッヒ反応に付
し、両性のアク、リルアミド系ポリマーを得゛るのが便
利である。
本発明の置換コハク酸無水物の水性分散液。
その製造方法及び該水性分散液からなる製紙用サイズ剤
においては、分散剤たる両性のアクリルアミド系ポリマ
ーと置換コハク酸無水物との使用割合についての特別の
制限はないが、両性のアクリルアミド系ポリマーの使用
量を、置換コハク酸無水物の使用量に対して1〜2’ 
O0重量%、好ましくは10〜100重量%程度にする
のが好ましく、これらの両者の使用割合は、使用する置
換コハク酸無水物や両性のアクリルアミド系ポリマーの
種類に応じて予め予備試験を行い、その使用割合を決定
しておくのが良゛い。
本発明において分散剤として使用するカチオン性基とア
ニオン性基とを併有する両性のアクリルアミド系ポリマ
ーが、特に置換コハク酸無水物の水性分散性能において
優れた作用を呈し、他の分散剤に比較して優れた分散性
能を長時間持続し1かつ1この分散剤を利用した置換コ
ハク酸無水物の水性分散液が、調整後の初期のサイズ効
果に極めて優れ、しかも比較的長時間にわたって優れた
サイズ効果を発現する理由は明らかではないが、本発明
の置換コハク酸無真水物の水性分散液あるいは該水性分
散液からなる製紙用サイズ剤の製造工程中、置換コへり
酸無水物と両性アクリルアミド系ポリマー水溶液との混
合の際、あるいは得られた混合物を更に均質化処理する
段階で、一部の置換コへり酸無水物が両性アクリルアミ
ド系ポリマーと反応して置換コハク酸無水物残基による
疎水基を有する両性アクリルアミド系ポリマー〉生成し
、これが一種の高分子界面活性剤として称用し、安定な
水性分散液を生成するためではないかと゛推定される。
両性のアクリルアミド系ポリマーの存在下に、置換コハ
ク酸無水物が水性媒体中に分昭せしめられている水性分
散液を確実、ア・つ容易に得るには、適量の分散剤たる
5両性のアクリルアミド系ポリマーを含有している水性
媒体中に、該水性媒体の攪拌下に、所定の置換コハク・
酸無水物を添加、混合し、得られた混合液をホモミキサ
ー、ホモジナイザーあるいは超音波乳化機等を用いて均
質化処理するか、あるいは水性媒体中に置換コハク酸無
水物を′強制的に分散させながら同時に、あるいは強制
的に分散させた後で、両性のアクリルアミド系ポリマー
を含有している水性媒体を添加、混合し、次いで、得ら
れた混合液をホモミキサー、ホモジナイザーあるいは超
音波乳化機等を用いて均質化処理する方法が利用できる
本発明の置換コハク酸無水物の水性分散液。
その製造方法、及び該置換コハク酸無水物の水“性分散
液からなる製紙用サイズ剤は叙上の通りの構成から成る
もので、水性分散液は優れた安定性を具備し、特に調整
後の初期のサイズ効果に極めて優れており、しかも調整
後比較的長時間にわたって優れたサイズ効果を持続する
ので、工業的規模での製紙用サイズ剤としては勿論のこ
と、繊維板用サイズ剤、その他各種の繊維処理剤、撥水
剤、防水剤、水性塗料添加剤等、広範囲の用途を有する
工業的価値の極めて高いものであり、その製造方法は、
前述の通すの特徴を有する水性分散液を容易、かつ確実
に得ることができるという作用、効果を奏するものであ
る。
以下本発明の置換コへり酸無水物の水性分散液の製造方
法及び得゛チれた水性分散液の構成について★施例を以
って説明し、該水性分散液の有する性質について、比較
例で得られた水性分散液と比較し、説明する。
調製例1 500cc四ツロフラスコに、濃度15%のポリアクリ
ルアミド水溶液(粘度1ooo。
OPS/25°c)18(lと、水(F、09および四
級化変性剤としての塩化ペンシルとジメチルエタノール
アミンとの等モル反応物3.69を仕込み、均一に混合
、溶解させる。これに、有効塩素濃度13%の次亜塩素
酸ソーダ水溶液L+1+7、苛性カリ5.27および水
55gを混合して予め調製しておいた水溶液を、20〜
30℃の温度で、l+5分間にわたって滴下する。その
際、必要に応じて冷却し、温度20〜30℃を維持する
その後、更に同温度にて30分間反応させ、10%稀塩
酸で中和してPH1+、 5に調整し、反応を゛完了し
、両性のアクリルアミド系ポリマーの水溶液CI)を得
た。
得られた両性のアクリルアミド系ポリマーの水溶液(1
)は、ポリマー濃度8%、粘度350 cps/25℃
で、コロイド滴定法によるポリマーのイオン基の定量結
果は、カチオン性基(第1級アミノ基および第4級アン
モニウム塩基)17.2モル%とアニオン性基【カルざ
キシル基)50モル%とを併有するものであった。
調製例2 500cc四ツ目フラスコに濃度15%のアクリルアミ
ド系ポリマー水溶液(アクリルアミド95モル%とアク
リル酸5モル%との共重合体水溶液:粘度9200 c
ps/25°C)180ノ、水609、および四級化変
性剤としての塩化ヘンシルとジメチルアミ/エタノール
゛アミンとの等モール反応物5.キクを仕込み、均一に
混合、溶解させる。これに、有効塩素濃度13%の次亜
塩素酸ソーダ水溶液65g、苛性カリ7.57および水
55gを混合して予め調製しておいた水溶液を20−3
0℃の温度で45分間にわたって滴下する。その際必要
に応じて冷却し、温度20〜30℃を維持する。
以下の操作は、調製例1における以降の操作と同様にし
、両性のアクリルアミド系ポリマーの水溶液(n)を得
た。
得られた両性のアクリルアミド系ポリマーの水溶液(1
1)は、ポリマー濃度8%、粘度400 cps/25
℃で、コロイド滴定法によるポリマーのイオン基の定量
結果は、力4オン性基(第1級アミノ基および第4級ア
ンモニウム1基)’24.8モル%とアニオン性基(カ
ルボキシル基)102モル%とを併有するものであった
調1例3 500cc四ツロフラスコに、濃度6%のポリアクリル
アミド水溶液(粘度IF!100Ocps/25℃〕2
00gを仕込み、温度7 o−a o℃に昇温する。こ
れに濃度18%の苛性カリ水溶液1.6gを加えて1時
間同温度に保持して、部分加水分解したのち、水80g
を加えて稀釈し、50℃まで冷却する。
次いで37%ホルマリン39および50%0%ジメチル
アミン液l+りを加え、50〜55℃で90分間反応さ
せた。しかる後に、稀塩酸でpH1+、 5に調整し、
両性のアクリルアミド系ポリマーの水溶液(1)を得た
得られた両性のアクリルアミド系ポリマーの水溶液(I
t)は、ポリマー濃度5.1%、粘度2800 cps
/25℃で、3041滴定法によるポリマーのイオン基
の定量結果は、カチオン性基(第3級アミ7基)165
モル%と、アニオン性基(カルボ七シル基)9.5モル
%とを併有するものであった。
調製例ヰ 500■四ツ目フラスコに濃度6%のポリアクリルアミ
r水溶液(粘度18000 cps/25’C)200
gを仕込み、温度7’ O−F!O℃に昇温する。これ
に濃度6%の苛性カリ水溶液1δりを加えて1時間同温
度に保持し、部分加水分解したのち、水1509を加え
゛て稀釈し、50℃まで冷却する。
次いで37%ホルマリン9gおよび50%ジメチルアミ
ン水溶液10りを加え、50〜55℃で90分間反応さ
せた。しかる後に、稀塩酸でPH45に調整し、両性の
アクリルアミド系ポリマーの水溶液(IV)を得た。
得られた両性のアクリルアミド系ポリマーの水溶液〔■
、〕は、ポリマー濃度5.3%、粘汝2キロ 0 c、
ps/25℃で、コロイド滴定法によるポリマーのイオ
ン基の定量結果は、カチオン性基(第3級アミ7基)l
+8.6モル%と、アニオン性基6.1モル%とを併有
するものであった。
調製例5 500cc四ツ目フラスコにアクリルアミ−モノマー2
1+ 9 、ジメチルアミ/エチルメタクリレート3g
、メタクリル酸3り、および酢酸1.52を仕込み、こ
れに水を加えて全量を2809とし、均一に溶解した後
、500Cに昇温し、過硫酸アンモニウム0.03!7
を含む水溶液109、および重亜硫酸ソーダ0.032
を含む水溶液1(lを添加して重合を開始させた。これ
を60〜70℃で2時間保温し、次いで重合反応を終了
させ、両性のアクリルアミド系ポリマーの水溶液(V)
を得た。
得られた両性のアクリルアミド系ポリマーの水溶液〔■
〕は、ポリマー濃度10.5%、粘度15000 cp
s/25℃で、3041滴定法によるポリマーのイオン
基の定量結果は、カチオン性基(第3級アミ7基)4.
9モル%と、アニオン性基8.9モル%とを併有するも
のであった。
調製例6,7.8 アクリルアミドモノマー、ジメチルアミノエチルメタ、
クリレート、およびメタクリル酸からなるモノマーの使
用量および酢酸の使用量を第1表の調製例6,7.8の
各欄に示した通りにし、それ以外の操作は前記調製例5
と全く同一の手順で操作し、両性のアクリルアミド系ポ
リマーの水溶液〔■〕および〔■〕と、゛比較のための
カチオン性アクリルアミド系ポリマーの水溶液〔■〕を
得た。
得られた各水溶液のポリマー濃度と粘度とを各水溶液に
おけるポリマーのイオン基含有量と共に後記第1表に併
せ表示する。
調製例9 500!四ツ目フラスコにアクリル−アミドモノマー2
8り、アクリル酸3qおよび10%苛性カリ水溶液22
9を仕込み、これに水を加えて全量を280gとし、均
一に溶解した後、50℃に昇渇し、これに過硫酸アンモ
ニウム0,1りを含む水溶液10g、およ、び重亜硫酸
ソーダ0.17を含む水溶液10gを添加して重合を開
始させた。これを60〜70℃で2時間保温し、次いで
重合反応を終了させ、比較のためのアニオン性アクリル
アミド系ポリマーの水溶液(IX)を得た。
得られたアニオン性アクリルアミド系ポリマーの水溶液
(IX)は、ポリマー濃度103%、粘度9000 c
ps/25℃で、ポリマーのアニオン性基は96モル%
であった。
実施例1 調製例1により得られた両性のアクリルアミド系ポリマ
ーの水溶液(I)について、ポリマー分259を含む水
溶液を水で稀釈して959とし覧これを200の容のビ
ーカーにとり、ドデセニルコハク酸無水物5gを加えて
混合し、直ちに試験用ホモミキサー(特殊機化工株式会
社製、TKホモミキサーHV−M型)を用いて9000
 RPMで90秒間攪拌乳化による均質化処理を行い、
両性のアクリルアミド系ポリマーの存在下にドデセニル
コハク酸無水物が水性媒体中に分散せしめられている水
性分散液紅)ヲ得た。
得られた水性分散液は)の分散粒子の平均粒子径は01
〜1.0μで、この分散液の安定性は良好であった。
実施例2 実施例1における操作手順のうち、ドデセニルコハク酸
無水物の使用に代え、プロピレンオリゴマー(5〜7量
体の混合物)と無水マレイン酸との付加反応物であるア
ルケニルコハク酸無水物、を用い、その他の手順は全て
実施例1と同様の手順を施し、アルケニルコハク酸無水
物が水性媒体中に分散せしめられている水性分散液(b
)を得た。
得られた水性分散液(b) Q分散粒子の平均粒子径は
−0,1〜1.0μで、該分散液の安定性は良好であっ
た。
実施例3〜F3 実施例2における操作手順のうち、両性のアクリルアミ
ド系ポリマーの水溶液(1)の使□用に伐木、調製例2
〜7で得られた両、性のアクリルアミド系ポリマーの水
溶液(II’)・〜〔■〕の各々を用い、その他の手順
は全て実施例2と同様の手順を施し、アルケニルコハク
酸無水物が水性媒体中に分散せしめられている水性分散
液(C)、け)、h)、釦)、 @)’、 Q−1)を
得た。
得られた各水性分散液(C)〜Q′1)の性状を後記第
2表に表示する。
比較例1 実施例2における操作手順の゛うち、両性のアクリルア
ミド系ポリマーの水溶液CI)の使用に代え、調製例8
で得られた比較のためのカチオン性アクリルアミド系ポ
リマーの水溶液〔■〕を用い、その他の手順は全て実施
例2と同様の手順を施し、比較のためのアルケニルコハ
ク酸の水性分散液(i)を得た。
得られた水性分散液住)の性状を後記第2表に示す。
比較例2 実施例2における操作手順のうち、両性のアクリルアミ
ド系ポリマーの水溶液CI)の使用に代え、調製例9で
得られた比較のためのカチオン性アクリルアミ“ド系ポ
リマーの水溶液(K)を用い、その他の手順は全て実施
例2と同様の手順を施し、アルケニルコハク酸無水物を
水中に分散させたが、乳化不能たった。
比較例5 実施例2における操作手順のうち、両性のアクリルアミ
1系ポリマーの水溶液CI)の使用に代え、市販のカチ
オン性澱粉〔商品名0ATO−F :玉子ナショナル(
株)製〕5りを水185g中に加熱溶解さiて得られた
カチオン性澱粉溶液95gを用い、その他の手順は全て
実施例?と同様の手順を施し、比較のためのアルケニル
コハク酸無水物の水性分散液0)を得た。
得られた水性分散液0)の性状を後記第2表に示す。
なお、第2表中において、置換コハク酸無水物の水性分
散液の安定性については、○・・・僅かに凝集はあるが
、安定性は良好。
△・・・凝集9分離ともに多少あり、安定性はや\悪い
で表示した。
以上の実施例および比較例で得られたアルケニルコハク
酸無水物の水性分散液の製紙用サイズ剤としての効果を
次の試験例に基づJ・て行なった。
試験例1 前記実施例2.実施例4.実施例6により得られた調製
直後のアルケニルコハク酸無水物の水性分散液および比
較例1.比較例3により得られた調製直後のアルケニル
コハク酸無水物の水性分散液の各々を水で稀釈し、アル
ケニルコハク酸無水物の濃度を0.5重量%に調整した
得られた稀釈直後の各アルケニルコハク酸無水物の水性
分散液を、それぞれ別々のL−BKP(C8F  I+
30ω)の1重量%パルプスラリーに、パルプ乾燥重量
に対するアルケニルコハク酸無水物の重量で0.5重量
%添加し、十分に攪拌、混合した後、後記第5表に示し
た硫酸バンドの所定量を添加、混合し、得られた10種
類の手抄き紙のサイズ効果をステキヒトサイズ度(秒)
を以って第3表に示す。
試験例2 前記試験例1における水による稀釈操作によシ濃度0.
5重量%のアルケニルコハク酸無水物の水性分散液を得
た後、各得られた濃度0.5重量%のアルケニルコハク
酸無水物の水性分散液を6時間常態で放置後、これを用
いて、以後試験例1におけるその後の操作と全く同様の
手順を施し、10種類の手抄き紙を得た。
得られた10種類の手抄き紙のサイズ効果をステキヒト
サイズ度(秒)で第5表に示す。
なお、第3表中硫酸バンドの添加量(%)は、パルプ乾
燥重量に対する添加重量%である。
特許出願人 、星光化学工業株式会社 代理人 市  川   理  吉 新  井   清  子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  両性のアクリルアミド系ポリマーの存在下に
    、置換コハク酸無水物が水性媒体中に分散せしめられて
    いることを特徴とする置換コハク酸無水物の水性分散液
    。 (2)置換コハク酸無水物が、アルキルコへり酸無水物
    あるいはアルケニルコへり酸無水物である特許請求の範
    囲第1項記載の置換フハク酸無水物の1水性分散液。 (3)両性のアクリルアミド系ポリマーが、カチオン性
    基3〜50モル%と、アニオン性基5〜15モル%とを
    有するアクリルアミド系ポリマーである特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の置換コノ・り酸無水物の水性
    分散液。 (4) 両性のアクリルアミ1系ポリマーが、アクリル
    アミド系ポリマーのホフマン分解反応物である特許請求
    の範囲第3項記載の置換コノ・り酸無水物の水性分散液
    。 (5)  両性のアクリルアミド系ポリマーが、アクリ
    ルアミド系ポリマーのマンニッヒ反応物である特許請求
    の範囲第3項記載の置換コへり酸無水物の水性分散液。 (6)両性のアクリルアミド系ポリマーが、(メタ)ア
    クリルアミド、(メタ)アクリル酸。 及びジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートの
    三元共重合体である特許請求の範囲第6項記載の置換コ
    へり酸無水物の水性分散液。 (7)  両性のアクリルアミド系ポリマーを含んでい
    る水性媒体中に置換フハク酸無水物を添加。 混合し、次いで均質化処理することを特徴とする置換コ
    ハク酸無水物の水性分散液の製造方法。 (8)  水性媒体中に置換コハク酸無水物を強制的に
    分散させると同時に、あるいは水性媒体中に置換コハク
    酸無水物を強制的に分散させた後、両性のアクリルアミ
    ド系ポリマーを含んでいる水性媒体を添加、−混合し、
    次いで均質化処理することを特徴とする置換コハク酸無
    水物の水性分散液の製造方法。 (9)  両性のアクリルアミド系ポリマーの存在下に
    、置換コハク酸無水物が水性媒体中に分散せしめられて
    いる置換コハク酸無水物の水性分散液からなることを特
    徴とする製紙用サイズ剤。 (10)  fit換コハコハク酸無水物アルキルコハ
    ク酸□ 無水物あるいはアルケニルコへり酸無水物である特許請
    求の範囲第9項記載の製紙用サイズ剤。 (11)  両性のアクリルアミド系ポリマーが、カチ
    オン性基3〜50モル%と、アニオン性基5〜15モル
    %とを有するアクリルアミド系ポリマーである特許請求
    の範囲第9項または第1O項記載の製紙用サイズ剤。 (ロ) 両性のアクリルアミ−系ポリマーが、アクリル
    アミド系ポリマーのホフマン分解反応物である特許請求
    の範囲第11項記載の製紙用サイズ剤。 (13)  両性のアクリルアミド系ポリマーが、アク
    リ1ルアミド系ポリマーのマンニッヒ反応物である特許
    請求の範囲第11項記載の製紙用サイズ剤。 0嚇 両性のアクリルアミド系ポリマーが、(メタ)ア
    クリルアミド、(メタ)アクリル酸。 及びジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートの
    三元共重合体である特許請求の範囲第11項記載の製紙
    用サイズ剤。
JP56143320A 1981-09-11 1981-09-11 置換コハク酸無水物の水性分散液、その製造方法、及び該置換コハク酸無水物の水性分散液からなる製紙用サイズ剤 Pending JPS5845730A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56143320A JPS5845730A (ja) 1981-09-11 1981-09-11 置換コハク酸無水物の水性分散液、その製造方法、及び該置換コハク酸無水物の水性分散液からなる製紙用サイズ剤
US06/415,585 US4533434A (en) 1981-09-11 1982-09-07 Process for sizing paper and process for making plasterboard base paper sized thereby

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56143320A JPS5845730A (ja) 1981-09-11 1981-09-11 置換コハク酸無水物の水性分散液、その製造方法、及び該置換コハク酸無水物の水性分散液からなる製紙用サイズ剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5845730A true JPS5845730A (ja) 1983-03-17

Family

ID=15336034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56143320A Pending JPS5845730A (ja) 1981-09-11 1981-09-11 置換コハク酸無水物の水性分散液、その製造方法、及び該置換コハク酸無水物の水性分散液からなる製紙用サイズ剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5845730A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034697A (ja) * 1983-08-04 1985-02-22 荒川化学工業株式会社 自己乳化型サイズ剤組成物
JPS62119255A (ja) * 1985-11-18 1987-05-30 Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd 置換コハク酸無水物の水性分散液
US4785036A (en) * 1987-05-27 1988-11-15 Exxon Chemical Patents Inc. Freeze-thaw stable polyacrylamide emulsions
US4845138A (en) * 1988-04-15 1989-07-04 Exxon Chemical Patents Inc. Freeze-thaw stable polyacrylamide emulsions
US4859720A (en) * 1983-11-07 1989-08-22 Allied Colloids Ltd. Process and compositions for sizing paper
JPH025040A (ja) * 1988-02-16 1990-01-09 Felix Schoeller Jr Gmbh & Co Kg 写真層支持体用原紙およびその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034697A (ja) * 1983-08-04 1985-02-22 荒川化学工業株式会社 自己乳化型サイズ剤組成物
US4859720A (en) * 1983-11-07 1989-08-22 Allied Colloids Ltd. Process and compositions for sizing paper
JPS62119255A (ja) * 1985-11-18 1987-05-30 Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd 置換コハク酸無水物の水性分散液
US4785036A (en) * 1987-05-27 1988-11-15 Exxon Chemical Patents Inc. Freeze-thaw stable polyacrylamide emulsions
JPH025040A (ja) * 1988-02-16 1990-01-09 Felix Schoeller Jr Gmbh & Co Kg 写真層支持体用原紙およびその製造方法
US4845138A (en) * 1988-04-15 1989-07-04 Exxon Chemical Patents Inc. Freeze-thaw stable polyacrylamide emulsions

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2056433C1 (ru) Способ получения полимера с функциональными группами, способными сшивать указанный полимер
CN101255668B (zh) 高稳定性阳离子分散松香胶及其制备方法
CN106968132A (zh) 一种纸张干强剂
JPH0352901A (ja) 水性重合体分散液の製造方法
JPS5845731A (ja) 置換コハク酸無水物の水性分散液,その製造方法,及び該置換コハク酸無水物の水性分散液からなる製紙用サイズ剤
JPS5845730A (ja) 置換コハク酸無水物の水性分散液、その製造方法、及び該置換コハク酸無水物の水性分散液からなる製紙用サイズ剤
JPS60258245A (ja) ケテンダイマ−系水性分散液
JPH06299494A (ja) 製紙用サイズ剤組成物およびそれを用いる紙の製造方法
JPH11502575A (ja) 紙サイズ剤混合物
JPS6134298A (ja) 製紙用サイズ剤
JPH034247B2 (ja)
JPH06128896A (ja) アルケニルコハク酸系エマルションサイズ剤
JPH0693591A (ja) アルケニルコハク酸系エマルションサイズ剤
JPS58120897A (ja) 紙のサイジング方法
US4654386A (en) Ketene dimer-acrylamide polymer aqueous dispersion
WO1993005231A1 (en) Rosin emulsion size for papermaking
EP0177260B1 (en) Aqueous dispersed solution of substituted succinic anhydride and process for producing the same
JPS60258244A (ja) ケテンダイマ−系水性分散液
EP0228801B1 (en) Aqueous dispersed solution of substituted succinic anhydride
CN108467450B (zh) 一种基于皮克林乳液型交联剂的高聚合度消光聚氯乙烯的合成方法
WO2000060168A1 (fr) Liant utilise dans la fabrication du papier, procede de fabrication du papier, et papier ainsi fabrique
JPS5850602B2 (ja) 高分子水性組成物の製造法
CN108329425A (zh) 一种用于烯基琥珀酸酐的乳化剂
JPH02127594A (ja) 置換コハク酸無水物を使用して行う製紙原料のサイズ化法
JP4593801B2 (ja) 紙力増強方法