JPS5845519B2 - 合成繊維の染色法 - Google Patents
合成繊維の染色法Info
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- JPS5845519B2 JPS5845519B2 JP51083938A JP8393876A JPS5845519B2 JP S5845519 B2 JPS5845519 B2 JP S5845519B2 JP 51083938 A JP51083938 A JP 51083938A JP 8393876 A JP8393876 A JP 8393876A JP S5845519 B2 JPS5845519 B2 JP S5845519B2
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- dye
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は合成繊維材料の有機溶剤染色法に関する。
近年ハロゲン化炭化水素系の非水系有機溶剤を用いて合
成繊維材料を染色する方法が種々提案されている(例え
ば特開昭47−14475、特開昭48−6082など
)。
成繊維材料を染色する方法が種々提案されている(例え
ば特開昭47−14475、特開昭48−6082など
)。
しかしながら通常の水系染色法に使用される染料を用い
てこの方法で染色するばあいには、はとんど染まらない
か、または淡い色調にしか染めることが出来ない。
てこの方法で染色するばあいには、はとんど染まらない
か、または淡い色調にしか染めることが出来ない。
この欠点を改良するために特定な群の染料を使用するも
のが考えられ、例えばカルボンアミド基もしくはスルホ
ンアミド基を有する染料が好ましい結果を与えることが
報告されている(例えば特開昭46−3945)。
のが考えられ、例えばカルボンアミド基もしくはスルホ
ンアミド基を有する染料が好ましい結果を与えることが
報告されている(例えば特開昭46−3945)。
これらの染料群は水系の染色法に使用される染料に比べ
れば合成繊維材料を比較的濃い色調に染めることが出来
るが、吸尽率が通常の水系染色の場合より劣り、そのた
めに染色浴に残存する染料が多くきわめて不経済なため
に、工業的規模で広く普及するまでには至っていない。
れば合成繊維材料を比較的濃い色調に染めることが出来
るが、吸尽率が通常の水系染色の場合より劣り、そのた
めに染色浴に残存する染料が多くきわめて不経済なため
に、工業的規模で広く普及するまでには至っていない。
また、合成繊維材料を有機溶剤中で吸尽法により染色す
るばあい、染色媒体たる有機溶剤に比較的溶は難い染料
を用いることが一般的である。
るばあい、染色媒体たる有機溶剤に比較的溶は難い染料
を用いることが一般的である。
このばあい染料は溶剤中に微分散される方式をとるか、
または染液循環経路中にフィルターを設は溶解液を被染
物に送り込む方式か、いずれかの方法がとられる。
または染液循環経路中にフィルターを設は溶解液を被染
物に送り込む方式か、いずれかの方法がとられる。
−万、−合成繊維材料の染色物を得るばあい、限られた
染料群より2種または、それ以上の染料を用い、所望の
色調に染める配合染色を行うのが普通であり、染色終了
後の残存染料が多いばあいは、微分散方式、フィルタ一
方式のいずれのばあいも残存染料は数種の染料の混合状
態で染色残浴中に、もしくはフィルター上に残留し、こ
れらの染料を回収しても各種染料の混合状態であるため
、再利用の方法もきわめて限られた方法しかとれない。
染料群より2種または、それ以上の染料を用い、所望の
色調に染める配合染色を行うのが普通であり、染色終了
後の残存染料が多いばあいは、微分散方式、フィルタ一
方式のいずれのばあいも残存染料は数種の染料の混合状
態で染色残浴中に、もしくはフィルター上に残留し、こ
れらの染料を回収しても各種染料の混合状態であるため
、再利用の方法もきわめて限られた方法しかとれない。
本発明の目的は合成繊維材料の有機溶剤染色において染
色工程と染色された合成繊維材料の洗浄工程を組み合わ
せて一つの複合工程となし、染料の回収が有利であり、
かつ操作が簡単な液循環方式による吸尽染色法を提供す
ることである。
色工程と染色された合成繊維材料の洗浄工程を組み合わ
せて一つの複合工程となし、染料の回収が有利であり、
かつ操作が簡単な液循環方式による吸尽染色法を提供す
ることである。
本発明の方法は、染色槽からポンプを経て再び該染色槽
に至る循環流路の途中に、配合染色に使用する染料の数
に応じた複数の染料カートリッジを並列に設けた循環系
(染色循環系)及び該染色槽からポンプ及び吸着剤カラ
ムを経て再び該染色槽に至る循環系(洗浄循環系)から
なり、かつ液の循環流路をこれらの二つの循環系の間に
任意に切り換えることができる循環系において、まず、
染色循環系に水と混じり合わない有機溶剤を循環させて
染料カー1− IJツジから染色槽に染料を供給しなか
ら吸尽染色を行ない、次いで脱液し、新しく有機溶剤(
洗浄溶剤)を装入し、これを洗浄循環系に循環させて染
色物を洗浄すると同時に染色物から洗浄溶剤に溶は込ん
だ染料を吸着剤カラムに吸着させ除去して洗浄溶剤の清
浄化を行う液循環方式による吸尽染色法である。
に至る循環流路の途中に、配合染色に使用する染料の数
に応じた複数の染料カートリッジを並列に設けた循環系
(染色循環系)及び該染色槽からポンプ及び吸着剤カラ
ムを経て再び該染色槽に至る循環系(洗浄循環系)から
なり、かつ液の循環流路をこれらの二つの循環系の間に
任意に切り換えることができる循環系において、まず、
染色循環系に水と混じり合わない有機溶剤を循環させて
染料カー1− IJツジから染色槽に染料を供給しなか
ら吸尽染色を行ない、次いで脱液し、新しく有機溶剤(
洗浄溶剤)を装入し、これを洗浄循環系に循環させて染
色物を洗浄すると同時に染色物から洗浄溶剤に溶は込ん
だ染料を吸着剤カラムに吸着させ除去して洗浄溶剤の清
浄化を行う液循環方式による吸尽染色法である。
この方法により、配合染色に用いた染料カー) IJツ
ジ内の単品染料の回収・再使用が有利に行われ、また、
染色後染料カートリッジを循環系外に取り外すことによ
り染色残液中の残存染料を最少限に抑え染料の損失を防
ぐことができる。
ジ内の単品染料の回収・再使用が有利に行われ、また、
染色後染料カートリッジを循環系外に取り外すことによ
り染色残液中の残存染料を最少限に抑え染料の損失を防
ぐことができる。
さらに、染色物の洗浄と洗浄溶剤の回収を同時に行なう
ことができる。
ことができる。
上記の染料カートリッジとは、ステンレスメツシュ金網
などで作られた染料を装填するカゴと、それを囲む炉材
(フィルター)部分よりなる容器のことである。
などで作られた染料を装填するカゴと、それを囲む炉材
(フィルター)部分よりなる容器のことである。
染色の際これを複数個準備し、所望の色調を与える数種
の染料を各々単品染料毎に容器に充填し、染色循環系の
液流通経路中に並列に装填して染色を行い、染色終了後
はカートリッジ中の残存染料を各々単品染料として回収
する。
の染料を各々単品染料毎に容器に充填し、染色循環系の
液流通経路中に並列に装填して染色を行い、染色終了後
はカートリッジ中の残存染料を各々単品染料として回収
する。
また吸着剤カラムとは、炉材を施した容器に染料吸着物
質を充填したものであり、洗浄溶剤中に溶解している染
料を吸着して洗浄溶剤の清浄化を行つO 本発明の方法によって染色される合成繊維材料としては
、特にポリエチレンテレフタレート、セルローストリお
よびジアセテート、ならびにポリアミド繊維があげられ
、その形態は糸、フィラメント、編物、もしくは織物の
いずれであってもよい○ 本発明の方法に用いられる染料は、いわゆる分散染料群
に属するもので、スルホン酸基など水溶性基を含有して
いないモノアゾ染料、ジスアゾ染料、アントラキノン染
料、ナフタセンキノン染料、ニトロ染料、キノツクロン
染料、メチン染料、スチリル染料、アブスチリル染料ま
たはナフトキノンイミン染料などである。
質を充填したものであり、洗浄溶剤中に溶解している染
料を吸着して洗浄溶剤の清浄化を行つO 本発明の方法によって染色される合成繊維材料としては
、特にポリエチレンテレフタレート、セルローストリお
よびジアセテート、ならびにポリアミド繊維があげられ
、その形態は糸、フィラメント、編物、もしくは織物の
いずれであってもよい○ 本発明の方法に用いられる染料は、いわゆる分散染料群
に属するもので、スルホン酸基など水溶性基を含有して
いないモノアゾ染料、ジスアゾ染料、アントラキノン染
料、ナフタセンキノン染料、ニトロ染料、キノツクロン
染料、メチン染料、スチリル染料、アブスチリル染料ま
たはナフトキノンイミン染料などである。
また分散型螢光増白剤、例えばクマリン系、ピラゾリン
系、スチルベン系、スチリル系またはナフタルイミド系
螢光増白剤などを使用することもできる。
系、スチルベン系、スチリル系またはナフタルイミド系
螢光増白剤などを使用することもできる。
染料の形態は、取扱いやすさの点から粒状または粉状で
あることが望ましく、必ずしも分散剤などと共に微粒化
粉砕された形態を有する必要はない。
あることが望ましく、必ずしも分散剤などと共に微粒化
粉砕された形態を有する必要はない。
また、上述の染料群のうち、使用する有機溶剤中への溶
解度が染色温度下で0.05,9/lと1 g/ljと
の間にあるものが特に適当である。
解度が染色温度下で0.05,9/lと1 g/ljと
の間にあるものが特に適当である。
本発明の方法の染色循環系で用いる、水と混り合わない
有機溶剤としては、その沸点が40℃と170℃の間に
あるハロゲン化炭化水素が適当である。
有機溶剤としては、その沸点が40℃と170℃の間に
あるハロゲン化炭化水素が適当である。
例えば塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、■、
1−ジクロルエタン、1,2−ジクロルエタン、1,1
.2−1−リクロルエタン、■。
1−ジクロルエタン、1,2−ジクロルエタン、1,1
.2−1−リクロルエタン、■。
1.1.2−テトラクロルエタン、1,1,2゜2−テ
トラクロルエタン、ペンタクロルエタン、1−クロルプ
ロパン、2−クロルプロパン、■。
トラクロルエタン、ペンタクロルエタン、1−クロルプ
ロパン、2−クロルプロパン、■。
2−ジクロルプロパン、111−1−IJクロルプロパ
ン、1−クロルブタン、2−クロルブタン、■。
ン、1−クロルブタン、2−クロルブタン、■。
4−シクロルフタン、ジクロルヘキサン、パーフルオル
−n−ヘキサン、トリフルオルペンタクロルプロパン、
フルオルトリクロルメタン、1,2ジフルオル−112
2−テトラクロルエ タン、1,1.2−1−リプルオル−1,1,2トリク
ロルエタン、パークロルエチレン、トリクロルエチレン
もしくは1,1,1−トリクロルエチレを単独または混
合して使用することが出来る。
−n−ヘキサン、トリフルオルペンタクロルプロパン、
フルオルトリクロルメタン、1,2ジフルオル−112
2−テトラクロルエ タン、1,1.2−1−リプルオル−1,1,2トリク
ロルエタン、パークロルエチレン、トリクロルエチレン
もしくは1,1,1−トリクロルエチレを単独または混
合して使用することが出来る。
また、必要に応じて有機溶剤に対し0.1〜10重量%
の水を添加してエマルジョン浴として使用することがで
きる。
の水を添加してエマルジョン浴として使用することがで
きる。
このばあい、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレエートなどの乳化剤を使用す
ることが好ましい。
チレンソルビタンモノオレエートなどの乳化剤を使用す
ることが好ましい。
本発明の方法における洗浄溶剤とは、染色循環系で用い
られる水と混じり合わない有機溶剤として上に記したハ
ロゲン化炭化水素またはそれらの混合物である。
られる水と混じり合わない有機溶剤として上に記したハ
ロゲン化炭化水素またはそれらの混合物である。
洗浄溶剤と染色循環系で使用される有機溶剤とは、それ
ぞれ同一種のハロゲン化炭化水素であってもよく、また
互に異った種類のものであってもよい。
ぞれ同一種のハロゲン化炭化水素であってもよく、また
互に異った種類のものであってもよい。
本発明の方法に用いられる吸着剤としては、洗浄溶剤に
不溶の固体物質で、供試染料の吸着能が大きく、かつ再
生操作が容易なものが適当であり、粒状もしくは粉状で
あることが望ましい。
不溶の固体物質で、供試染料の吸着能が大きく、かつ再
生操作が容易なものが適当であり、粒状もしくは粉状で
あることが望ましい。
このような物質としては、例えば活性炭、活性白土、活
性珪藻土、シリカゲル、活性アルミナもしくは洗浄溶剤
に不溶の高分子化合物などがあげられる。
性珪藻土、シリカゲル、活性アルミナもしくは洗浄溶剤
に不溶の高分子化合物などがあげられる。
これらを単独または混合もしくは併用して使用すること
が出来る。
が出来る。
本発明の方法においては、常圧または加圧下で40〜1
70℃に加熱された有機溶剤を染色槽内に装填された合
成繊維材料を通して数分間ないし数10分間循環させ、
繊維材料表面に付着する油分をとり除き、かつ繊維束間
の空気を溶剤と置換させ、繊維材料を充分有機溶剤で濡
れさせる条件を作る。
70℃に加熱された有機溶剤を染色槽内に装填された合
成繊維材料を通して数分間ないし数10分間循環させ、
繊維材料表面に付着する油分をとり除き、かつ繊維束間
の空気を溶剤と置換させ、繊維材料を充分有機溶剤で濡
れさせる条件を作る。
しかるのち所望の色調を得るために必要な数種の染料を
別個に充填して並列に設けられた染料カートリッジを通
して染色循環系に液循環させ、数分間ないし数時間染色
を行う。
別個に充填して並列に設けられた染料カートリッジを通
して染色循環系に液循環させ、数分間ないし数時間染色
を行う。
染色温度は40〜170℃、好ましくは110〜130
℃である。
℃である。
染色終了後、脱液する。すなわち、染色終了後染色槽か
ら染色物を取り出すことなく、染色循環系の温度をその
染色温度の近傍に保ったまX有機溶剤を循環系外に抜き
出す。
ら染色物を取り出すことなく、染色循環系の温度をその
染色温度の近傍に保ったまX有機溶剤を循環系外に抜き
出す。
この抜き出した、染料を溶解している有機溶剤は蒸溜そ
の他の便宜的な方法により精製し回収することができる
。
の他の便宜的な方法により精製し回収することができる
。
また、ばあいにより、そのま\次回のロットの染色に使
用することもできる。
用することもできる。
一方、循環系に90〜1200Cに加熱した洗浄溶剤を
装入し、循環系の蔽流路を洗浄循環系に切り換えて数分
間ないて数十分間液循環を行う。
装入し、循環系の蔽流路を洗浄循環系に切り換えて数分
間ないて数十分間液循環を行う。
これにより、染色物の表所に耐着した余分の染料が洗い
落されると同時に、洗浄溶剤中に溶は込んだ染料は吸着
剤に吸着されて除去され、洗浄溶剤の清浄化が行なわれ
る。
落されると同時に、洗浄溶剤中に溶は込んだ染料は吸着
剤に吸着されて除去され、洗浄溶剤の清浄化が行なわれ
る。
この際、溶解染料の量が比較的多い場合は複数の吸着剤
カー1− IJツジに順次分割吸着させると効果がある
。
カー1− IJツジに順次分割吸着させると効果がある
。
染色循環系において、有機溶剤に対して0.1〜10重
量%の水を添加してエマルジョン浴として染色を行った
場合には、染色物の洗浄の効果を高めるために次のよう
な処理をすることが好ましい。
量%の水を添加してエマルジョン浴として染色を行った
場合には、染色物の洗浄の効果を高めるために次のよう
な処理をすることが好ましい。
すなわち、染色終了後脱液し、ついで、まず極性有機溶
剤を含む洗浄溶剤を80〜120℃に加熱して染色槽に
供給し、1〜10分間染色物の洗浄を行って脱液する。
剤を含む洗浄溶剤を80〜120℃に加熱して染色槽に
供給し、1〜10分間染色物の洗浄を行って脱液する。
次に、すでに述べたようにして洗浄溶剤を装入し、洗浄
循環系を循環させて染料物の洗浄と洗浄溶剤の清浄化を
行う。
循環系を循環させて染料物の洗浄と洗浄溶剤の清浄化を
行う。
上記の極性有機溶剤としては、例えばギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸等の低級脂肪酸、メタノール、エタノール、プ
ロパツール、ブクノール等の低級脂肪族アルコール、あ
るいはジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド等
のカルボン酸アミドを使用することができる。
ピオン酸等の低級脂肪酸、メタノール、エタノール、プ
ロパツール、ブクノール等の低級脂肪族アルコール、あ
るいはジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド等
のカルボン酸アミドを使用することができる。
洗浄溶剤中の極性有機溶剤の濃度は一般に0.1〜5重
量%、とくに0.5〜2重量%の範囲にあることが好ま
しい。
量%、とくに0.5〜2重量%の範囲にあることが好ま
しい。
染色物の洗浄及び洗浄溶媒の清浄化の終了後脱液し、つ
いで染色槽内に熱風を送って染色物を乾燥する。
いで染色槽内に熱風を送って染色物を乾燥する。
染色終了後は染料カートリッジを取り出し、染料が残留
しているばあいはこれを有機溶剤(例えばパークロルエ
チレン、もしくはトリクロルエチレン)で軽く洗浄し、
染料の表面に付着している微量の混合染料を除き、秤量
して再び同配合色もしくは他の配合色の配合母体として
再利用する。
しているばあいはこれを有機溶剤(例えばパークロルエ
チレン、もしくはトリクロルエチレン)で軽く洗浄し、
染料の表面に付着している微量の混合染料を除き、秤量
して再び同配合色もしくは他の配合色の配合母体として
再利用する。
染料カーt−IJツジ中に残存する染料は、染料上の汚
染が比較的少くトリクレンなどの洗浄で容易に回収出来
る。
染が比較的少くトリクレンなどの洗浄で容易に回収出来
る。
吸着剤カートリッジは有機溶剤(例えはトリクレン、ジ
メチルフォムアミド)で染料を抽出したのち、通常の方
法によって吸着剤の再生を行う。
メチルフォムアミド)で染料を抽出したのち、通常の方
法によって吸着剤の再生を行う。
本発明の方法における、さらに有利な方法は、それぞれ
が、染料カートリッジおよび吸着剤カラムのいずれとも
液循環系を形威し得る2個の染色槽を準備して行う方法
である。
が、染料カートリッジおよび吸着剤カラムのいずれとも
液循環系を形威し得る2個の染色槽を準備して行う方法
である。
2個の染色槽を準備することにより、1番目の染色槽を
用いて染色した後の染色物を洗浄すると同時に清浄化さ
れた洗浄溶剤を温度を室温まで低下させることなく2槽
目の染色槽にポンプで送り込み、これを染色媒体として
用いることにより、直ちに次ロフトの染色工程を行うこ
とが出来る。
用いて染色した後の染色物を洗浄すると同時に清浄化さ
れた洗浄溶剤を温度を室温まで低下させることなく2槽
目の染色槽にポンプで送り込み、これを染色媒体として
用いることにより、直ちに次ロフトの染色工程を行うこ
とが出来る。
このようにすることにより有機溶剤・洗浄溶剤の排出、
装入およびそれに伴う昇温、冷却工程が簡略出来、恒温
状態で連続的に染色処理が行える。
装入およびそれに伴う昇温、冷却工程が簡略出来、恒温
状態で連続的に染色処理が行える。
本発明の方法により合成繊維材料を染色するときは、簡
単な操作で濃厚な染色物が得られ、比較的吸尽率が低く
残存染料が多いばあいも、きわめて容易に単品染料とし
て回収出来るため、経済的にきわめて有利である。
単な操作で濃厚な染色物が得られ、比較的吸尽率が低く
残存染料が多いばあいも、きわめて容易に単品染料とし
て回収出来るため、経済的にきわめて有利である。
また、染色物の洗浄工程と洗浄溶剤の清浄化工程とを組
合せて一つの複合工程となしているため、洗浄工程の操
作が簡単で洗浄時間も極めて短時間ですみ、同時に洗浄
溶剤を清浄化して回収することができる。
合せて一つの複合工程となしているため、洗浄工程の操
作が簡単で洗浄時間も極めて短時間ですみ、同時に洗浄
溶剤を清浄化して回収することができる。
さらに、連続して次のロフトの処理を行えるため、熱エ
ネルギーの損失が少く、10ツトの処理時間が短縮出来
るので特に有利である。
ネルギーの損失が少く、10ツトの処理時間が短縮出来
るので特に有利である。
次に本発明の方法を実施例によって説明する。
実施例 1
テトロン(ポリエステル)加工糸チーズ1 kgを第1
図に示す液循環方式の染色機の染色槽■に装填し、パー
クロルエチレン101を溶剤タンク■よりバルブP、Q
を通じて装入し、次いでのよりバルブC、J、ポンプ■
、熱交換器0、バルブA。
図に示す液循環方式の染色機の染色槽■に装填し、パー
クロルエチレン101を溶剤タンク■よりバルブP、Q
を通じて装入し、次いでのよりバルブC、J、ポンプ■
、熱交換器0、バルブA。
Bを経て再び■への循環流路で溶剤を流しなから120
’Cに昇温し、更にその温度で5分間液循環を続けて、
繊維束と溶剤を充分なじませるとともに繊維表面の油脂
外の除去を行った。
’Cに昇温し、更にその温度で5分間液循環を続けて、
繊維束と溶剤を充分なじませるとともに繊維表面の油脂
外の除去を行った。
3個の並列にならんだ染料カドリッジ■(炉材を施した
ステンレスメツシュ金網よりなる染料充填器)のうち2
個には、次記する構造式(1)および(II)の染料が
それぞれ別々に20gおよび10gづつ充填しである。
ステンレスメツシュ金網よりなる染料充填器)のうち2
個には、次記する構造式(1)および(II)の染料が
それぞれ別々に20gおよび10gづつ充填しである。
■よりC9J、■、0、バルブH1■、バルブI 、
Bを経て再び■への循環流路に溶剤流路をきりかえ、染
料カートリッジ中の染料を徐々に溶解しながら120°
Cで30分間染色を行った後、バルブSを通じて高温の
ま\脱液して溶剤を排液タンク0中に移した。
Bを経て再び■への循環流路に溶剤流路をきりかえ、染
料カートリッジ中の染料を徐々に溶解しながら120°
Cで30分間染色を行った後、バルブSを通じて高温の
ま\脱液して溶剤を排液タンク0中に移した。
次いで100℃に加熱したパークロルエチレン(洗浄溶
剤)101を溶剤タンク■から装入した。
剤)101を溶剤タンク■から装入した。
2個の並列にならんだ吸着剤カラム■(P材を施した吸
着剤充填器)には予め粒状活性炭が500gづつ充填し
である。
着剤充填器)には予め粒状活性炭が500gづつ充填し
である。
まづ■よりバルブC、D1■、バルブF、■、@、A、
Bを経て再び■への循環流路に溶剤流路をきりかえて染
色物の洗浄、および洗浄溶剤中の溶解染料の吸着操作を
行った。
Bを経て再び■への循環流路に溶剤流路をきりかえて染
色物の洗浄、および洗浄溶剤中の溶解染料の吸着操作を
行った。
又この操作中、循環流路をバルブCからり、■。
Fを経て■への流路から、バルブCからE、■。
Gを経て■への流路へ切換え、吸着操作による溶剤の清
浄化を完結させた。
浄化を完結させた。
次に液流路を■よりC,E、■j Gl■、0゜A1バ
ルブKを経て次ロフトの染色槽■に至る流路に切換えて
(■の中にはあらかじめ次のテトロン(ポリエステル)
加工糸が充填しである)、100℃の清浄化された溶剤
を■中に送液して、次ロフトの染色準備を開始した。
ルブKを経て次ロフトの染色槽■に至る流路に切換えて
(■の中にはあらかじめ次のテトロン(ポリエステル)
加工糸が充填しである)、100℃の清浄化された溶剤
を■中に送液して、次ロフトの染色準備を開始した。
一方ブロワ−[相]よりバルブM、■、バルブQ、P、
冷却器■を経て受容**タンク■に至る流路で150℃
に予熱された熱風を■中に送り込んで、■中の染色物を
乾燥させ、緑色の濃厚な染色物を得た。
冷却器■を経て受容**タンク■に至る流路で150℃
に予熱された熱風を■中に送り込んで、■中の染色物を
乾燥させ、緑色の濃厚な染色物を得た。
このものは日光、洗濯、アイロン、ドライクリーニング
などに対して優れた堅牢性を示した。
などに対して優れた堅牢性を示した。
また、染料カー1− IJッジ■のうちの構造式(1)
の染料を充填した方には残存染料があったので、これを
取り出して20℃のパークロルエチレンで軽く洗浄し、
構造式(I)の染料を7g回収することが出来た。
の染料を充填した方には残存染料があったので、これを
取り出して20℃のパークロルエチレンで軽く洗浄し、
構造式(I)の染料を7g回収することが出来た。
次ロフトの染色では、この回収した構造式(1)の染料
にさらに3g追加して10.9とし、これを染料カー1
−1)ッジの一つに充填し、別の染料カートリッジに欠
配の構造式(III)の染料6gを充填して、第1槽目
のばあいと同様な方法でテトロン(ポリエステル)加工
糸チーズ1 kgの染色を行い、濃厚な紫色の色調の染
色物が得られた。
にさらに3g追加して10.9とし、これを染料カー1
−1)ッジの一つに充填し、別の染料カートリッジに欠
配の構造式(III)の染料6gを充填して、第1槽目
のばあいと同様な方法でテトロン(ポリエステル)加工
糸チーズ1 kgの染色を行い、濃厚な紫色の色調の染
色物が得られた。
このものは、日光、洗濯、アイロン、ドライクリーニン
グなどに対して優れた堅牢性を示した。
グなどに対して優れた堅牢性を示した。
染色残浴は第1槽目の処理のばあいと同様に吸着剤カラ
ムによって清浄化を行い、清浄化された液はすでに染色
物を取り出して、新たに被染物を装填した第1槽のに再
びポンプで送り込んで30ツト目の処理の準備を行うこ
とが出来た。
ムによって清浄化を行い、清浄化された液はすでに染色
物を取り出して、新たに被染物を装填した第1槽のに再
びポンプで送り込んで30ツト目の処理の準備を行うこ
とが出来た。
(I)および(II)の染料の微粒化分散型の染料を用
い循環式染色を行ったばあい、染色残浴に構造式(I)
および(n)の染料が、一部は溶解、残りは分散状態の
混合状態で得られるため、残浴染料を単品で回収するこ
とは出来なかった。
い循環式染色を行ったばあい、染色残浴に構造式(I)
および(n)の染料が、一部は溶解、残りは分散状態の
混合状態で得られるため、残浴染料を単品で回収するこ
とは出来なかった。
また、分散状態の残浴は吸着剤カラムに通しても吸着効
果が著しく劣り、容易に清浄化されず、蒸溜により清浄
化せざるを得なかった。
果が著しく劣り、容易に清浄化されず、蒸溜により清浄
化せざるを得なかった。
また従来の方法では、残浴は染色槽から排出し、染色物
の洗浄のため新たに清浄なパークロルエチレンを装入す
るため、昇温、冷却、排出、装入の繰返しが行われ、熱
エネルギーおよび時間に多大の無駄を費した。
の洗浄のため新たに清浄なパークロルエチレンを装入す
るため、昇温、冷却、排出、装入の繰返しが行われ、熱
エネルギーおよび時間に多大の無駄を費した。
本発明の方法と、従来の方法について連続した30ツト
の染色加工工程の染色プログラムの比較を行うと第3図
(本発明の方法の場合)及び第4図(従来の方法の場合
)のようになった。
の染色加工工程の染色プログラムの比較を行うと第3図
(本発明の方法の場合)及び第4図(従来の方法の場合
)のようになった。
すなわち、従来の方法では連続した30ツトの染色加工
におよそ280分費外し、かつ染色、洗浄の繰返しのた
びに液の装入、排出が伴うのに対し、本発明の方法では
液の装入は最初の染色用および洗浄用の2バツチだけで
よく、その後の液の装入、排出操作が簡単なので、従来
法のイの時間を費やすにすぎなかった。
におよそ280分費外し、かつ染色、洗浄の繰返しのた
びに液の装入、排出が伴うのに対し、本発明の方法では
液の装入は最初の染色用および洗浄用の2バツチだけで
よく、その後の液の装入、排出操作が簡単なので、従来
法のイの時間を費やすにすぎなかった。
また、熱エネルギーもほとんど保温に要する熱エネルギ
ーだけであるので、従来法の×の熱エネルギーを費やす
にすぎなかった。
ーだけであるので、従来法の×の熱エネルギーを費やす
にすぎなかった。
また本発明の方法と従来の方法について、最初*の1バ
ツチの染料利用率を比較すると次のようになった。
ツチの染料利用率を比較すると次のようになった。
すなわち従来の方法では、残存染料が回収出来なかった
ため、染料利用率は40%にとどまったが、本発明の方
法では残存染料中、カー1− IJツジ内の未溶解染料
が7g回収出来たので、実質的な染料利用率は52%に
向上した。
ため、染料利用率は40%にとどまったが、本発明の方
法では残存染料中、カー1− IJツジ内の未溶解染料
が7g回収出来たので、実質的な染料利用率は52%に
向上した。
構造式(l()、(rV)および(V)の染料をそれぞ
れ20g110g、3gづつ充填した染料カートリッジ
を用い、実施例1と同様な方法でテトロン(ポリエステ
ル)加工糸チーズ1kgの処理を行い、濃厚な茶色の色
調の染色物を得た。
れ20g110g、3gづつ充填した染料カートリッジ
を用い、実施例1と同様な方法でテトロン(ポリエステ
ル)加工糸チーズ1kgの処理を行い、濃厚な茶色の色
調の染色物を得た。
このものは日光、洗濯、アイロン、ドライクリーニング
などに対して優れた堅牢性を示した。
などに対して優れた堅牢性を示した。
染色物の洗浄、及び洗浄溶剤の清浄化は実施例1のばあ
いと同じく、粒状活性炭を各々500g充填した吸着剤
カラム2本を用いて効果的に行うことが出来た。
いと同じく、粒状活性炭を各々500g充填した吸着剤
カラム2本を用いて効果的に行うことが出来た。
清浄化された溶剤は100℃〜110℃に温度を保った
まま第1図における第1槽■から第2槽目■の染色槽に
送られ、次ロフトの処理に用いられた。
まま第1図における第1槽■から第2槽目■の染色槽に
送られ、次ロフトの処理に用いられた。
染色終了後染料カートリッジを取り出して、構造式(1
)の染料を6g、(IV)の染料を29づつ回収するこ
とが出来た。
)の染料を6g、(IV)の染料を29づつ回収するこ
とが出来た。
本実施例において3個の染料カートリッジを用いずに、
1個の染料カートリッジに構造式(釦、(IV)および
(V)の染料を混合状態で充填して同様の処理を行った
ばあい、染色終了後染料カー1− IJツジ中には、構
造式(I)および(iV)の染料が混合状態で残留して
おり、単品染料として回収出来なかったので、黒色染色
の配合母体など、極く限られた再利用の方法しかとれな
かった。
1個の染料カートリッジに構造式(釦、(IV)および
(V)の染料を混合状態で充填して同様の処理を行った
ばあい、染色終了後染料カー1− IJツジ中には、構
造式(I)および(iV)の染料が混合状態で残留して
おり、単品染料として回収出来なかったので、黒色染色
の配合母体など、極く限られた再利用の方法しかとれな
かった。
実施例 3
テトロン(ポリエステル゛)加工糸布1kgを第2図に
示すような液循環方式のビーム染色機の染色槽■に装填
し、パークロルエチレン51を装入、1100Gで5分
間液循環を行ない、繊維束と溶剤を充分なじませるとと
もに繊維表面の油脂分の除去を行った。
示すような液循環方式のビーム染色機の染色槽■に装填
し、パークロルエチレン51を装入、1100Gで5分
間液循環を行ない、繊維束と溶剤を充分なじませるとと
もに繊維表面の油脂分の除去を行った。
ついで構造式(VD 、 (Vlll 、 IVII
、 (酌および(I)の染料を、それぞれ表1に記載し
た量を充填した染料カートリッジ■に通ずる液流経路に
きりかえ、染料カー1− IJツジ中の染料を徐々に溶
解しながら120℃で30分間染色を行った。
、 (酌および(I)の染料を、それぞれ表1に記載し
た量を充填した染料カートリッジ■に通ずる液流経路に
きりかえ、染料カー1− IJツジ中の染料を徐々に溶
解しながら120℃で30分間染色を行った。
ついで脱液し、洗浄溶剤として100’Cに加熱された
パークロルエチレン51を装入し、染料カートリッジへ
の液流経路を吸着用カラム■に通ずる液流経路にきりか
え、染色物の洗浄、及び洗浄溶剤中の染料の吸着操作を
行った。
パークロルエチレン51を装入し、染料カートリッジへ
の液流経路を吸着用カラム■に通ずる液流経路にきりか
え、染色物の洗浄、及び洗浄溶剤中の染料の吸着操作を
行った。
吸着剤としては、最初の2個のカラムには粒状活性炭、
1個のカラムには活性アルミナ粉末を各50(l用いた
。
1個のカラムには活性アルミナ粉末を各50(l用いた
。
清浄化された溶剤は、温度を高温に保ちつつ次ロフトの
被染物が装填されている2槽目の染色槽■に送り込んで
、次ロフトの染色を開始した。
被染物が装填されている2槽目の染色槽■に送り込んで
、次ロフトの染色を開始した。
最初の染色槽にはブロワ−[相]より150℃の熱風を
送り込んで、染色物を乾燥させ、黒色の染色物を得た。
送り込んで、染色物を乾燥させ、黒色の染色物を得た。
このものは日光、洗濯、アイロン、ドライクリーニング
などに対して優れた堅牢性を示した。
などに対して優れた堅牢性を示した。
染色終了後、染料カートリッジを取り出して、20°C
のパークロルエチレンで軽く洗浄し、構造式(VD。
のパークロルエチレンで軽く洗浄し、構造式(VD。
(4)および(IX)の染料を、おのおの5g、3g及
び5g回収することが出来た。
び5g回収することが出来た。
これらの染料は、次ロフトの染料の配合単体として再利
用することが出来た。
用することが出来た。
実施例 4
テトロン(ポリエステル)スパン糸チーズ1 kgを第
1図に示すような液循環方式の染色機の染色槽のに装填
してパークロルエチレン9.51を溶剤タンク■よりバ
ルブP、Qを通して装入し、次いで水51およびソルビ
タンモノオレエート(90部)およびポリオキシエチレ
ンソルビタンモノオレエート(10部)よりなる混合乳
化剤1%owfを染色槽に添加した。
1図に示すような液循環方式の染色機の染色槽のに装填
してパークロルエチレン9.51を溶剤タンク■よりバ
ルブP、Qを通して装入し、次いで水51およびソルビ
タンモノオレエート(90部)およびポリオキシエチレ
ンソルビタンモノオレエート(10部)よりなる混合乳
化剤1%owfを染色槽に添加した。
次に、■よりバルブC,J。ポンプ■、熱交換機0、お
よびバルブA、Bを経*て再び■へもどる循環流路で溶
剤を流しながら、還流器ロバルブOを閉じ、密閉加工下
に120℃に昇温し、その温度で5分間液循環させて繊
維束と溶剤を充分なじませるとともに繊維表面の油脂外
の除去を行った。
よびバルブA、Bを経*て再び■へもどる循環流路で溶
剤を流しながら、還流器ロバルブOを閉じ、密閉加工下
に120℃に昇温し、その温度で5分間液循環させて繊
維束と溶剤を充分なじませるとともに繊維表面の油脂外
の除去を行った。
3個の並列にならんだ染料カートリッジ■には、(X)
(XI) および(X[)の染料がそれぞれ別々に30,1(L9
1および10.9づつ充填しである。
(XI) および(X[)の染料がそれぞれ別々に30,1(L9
1および10.9づつ充填しである。
■よりC,J、■、0、バルブH1■、バルブI 、B
1を経て再ひ■へもどる循環流路にきりかえ、染料カー
1− IJツジ中の染料を徐々に溶解しながら120℃
で30分間染色を行った。
1を経て再ひ■へもどる循環流路にきりかえ、染料カー
1− IJツジ中の染料を徐々に溶解しながら120℃
で30分間染色を行った。
ついで、高温のままバルブSから排液タンク0へ脱液し
、ついで酢酸を2%含有するパークロルエチレン101
を給液し120℃で5分間、■リパルプC,Jポンプ■
、熱交換器0、バルブA、Bを経て再び■へもどる循環
流路で染色物の洗浄を行い、再びバルブSから排液タン
ク0へ脱液する。
、ついで酢酸を2%含有するパークロルエチレン101
を給液し120℃で5分間、■リパルプC,Jポンプ■
、熱交換器0、バルブA、Bを経て再び■へもどる循環
流路で染色物の洗浄を行い、再びバルブSから排液タン
ク0へ脱液する。
新たに洗浄溶剤としてパークロルエチレン1(lを溶剤
タンク■よりバルブP、Qを通じて装入し、予め粒状活
性炭500gづつを充填しである吸着カラム■を通じる
循環流路(■→C,D→■→F、■、0→A、B→■)
に溶剤流路を切りかえ、100’Cで5分間循環させて
染色物を洗浄すると同時に洗浄溶剤中の溶解染料の吸着
操作を行った。
タンク■よりバルブP、Qを通じて装入し、予め粒状活
性炭500gづつを充填しである吸着カラム■を通じる
循環流路(■→C,D→■→F、■、0→A、B→■)
に溶剤流路を切りかえ、100’Cで5分間循環させて
染色物を洗浄すると同時に洗浄溶剤中の溶解染料の吸着
操作を行った。
次に、液流路を■よりC,E、■、G、■、0゜A1バ
ルブKを経て次ロフトの染色槽■に至る流路に切換えて
100°Cの清浄化された溶剤を■中に送液して次ロフ
トの染色準備を行った。
ルブKを経て次ロフトの染色槽■に至る流路に切換えて
100°Cの清浄化された溶剤を■中に送液して次ロフ
トの染色準備を行った。
一方、ブロワ−[相]よりバルブM1■バルブQ。
P、冷却器■を経て受容タンク■に至る流路で150°
Cに予熱された熱風を、■中に送り込んでの中の染色物
を乾燥させ、黒色の濃厚な染色物を得た。
Cに予熱された熱風を、■中に送り込んでの中の染色物
を乾燥させ、黒色の濃厚な染色物を得た。
このものは、日光、洗濯、アイロン、ドライクリーニン
グなどに対して優れた堅牢性を示した。
グなどに対して優れた堅牢性を示した。
また、染料カートリッジ■より(X) 、 (XI)お
よび(XII)の染料をそれぞれ7g、3gおよび2g
づつ回収することが出来た。
よび(XII)の染料をそれぞれ7g、3gおよび2g
づつ回収することが出来た。
第1図及び第2図は本発明の実施の態様の一例を示す流
路図である。 第1図及び第2図に於て符号の表す意味を欠配する。 ■・・・・・・最初のロフトの染色槽、■・・・・・・
次ロットの染色槽、■・・・・・・染料カー1− IJ
ツジ、■・・・・・・吸着剤カートリッジ、■・・・・
・・ポンプ、■・・・・・・溶剤タンク、■・・・・・
・還流器、■・・・・・・冷却器、■・・・・・・受容
タンク、[相]・・・・・・ブロワ−10・・・・・・
熱交換器、0・・・・・・被染物、[相]・・・・・・
排液タンク。 第3図は本発明の方法による染色プログラムを表わし、
第4図は従来の方法の場合の染色プログラムを表わす。
路図である。 第1図及び第2図に於て符号の表す意味を欠配する。 ■・・・・・・最初のロフトの染色槽、■・・・・・・
次ロットの染色槽、■・・・・・・染料カー1− IJ
ツジ、■・・・・・・吸着剤カートリッジ、■・・・・
・・ポンプ、■・・・・・・溶剤タンク、■・・・・・
・還流器、■・・・・・・冷却器、■・・・・・・受容
タンク、[相]・・・・・・ブロワ−10・・・・・・
熱交換器、0・・・・・・被染物、[相]・・・・・・
排液タンク。 第3図は本発明の方法による染色プログラムを表わし、
第4図は従来の方法の場合の染色プログラムを表わす。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 合成繊維を、水と混じり合わない有機溶剤から吸尽
法によって2種以上の染料を用いて配合染色を行う方法
に於て、染色槽からポンプを経て再び染色槽に至る液循
環流路の途中に、炉材を備えた染料カートリッジを並列
に設け、該染料カートリッジの各々に1種づ\の染料を
充填し、該液循環流路によって有機溶剤を循環して吸尽
染色を行い、脱液し、新たに洗浄溶剤を装入し、液循環
流路を染色槽からポンプ及び吸着剤カラムを経て再び染
色槽に至る経路に切りかえて洗浄溶剤を循環して染色物
の洗浄と洗浄溶剤の清浄化とを同時に行うことを特徴と
する合成繊維の染色法。 2 合成繊維を水と混じり合わない有機溶剤から吸尽法
によって2種以上の染料を用いて配合染色を行う方法に
於て、染色槽からポンプを経て再び染色槽に至る液循環
流路の途中に、炉材を備えた染料カートリッジを並列に
設け、該染料カートリッジの各々に1種づ\の染料を充
填し、該液循環流路によって有機溶剤を循環して吸尽染
色を行い、脱液し、新たに染浄溶剤を装入し、液循環流
路を染色槽からポンプ及び吸着剤カラムを経て再び染色
槽に至る経路に切りかえて、吸尽染色時の温度付近の温
度で洗浄溶剤を循環して染色物の洗浄と洗浄溶剤の清浄
化とを同時に行い、次いで液流路を染色槽からポンプを
経て、別の染色槽に至る経路に切りかえて、液の温度を
、吸尽染色時の温度付近に保ったまま清浄化された洗浄
溶剤の別の染色槽に導くことを特徴とする合成繊維の染
色法。 3 合成繊維を、水と混じり合わない有機溶剤と水とか
らなるエマルジョン浴から吸尽法によって2種以上の染
料を用いて配合染色を行う方法に於て、染色槽からポン
プを経て再び染色槽に至る液循環流路の途中に、炉材を
備えた染料カートリッジを並列に設け、該染料カートリ
ッジの各々に1種づ3の染料を充填し、該液循環流路に
よって該エマルジョン浴を循環して吸尽染色を行い、脱
液し、次いで極性溶剤を含む洗浄溶剤を装入して染色物
を洗浄し、脱液し、さらに洗浄溶剤を装入し、液循環流
路を染色槽からポンプ及び吸着剤カラムを経て再び染色
槽に至る経路に切りかえて洗浄溶剤を循環して染色物の
染浄と洗浄溶剤の清浄化とを同時に行うことを特徴とす
る合成繊維の染色法。 4 合成繊維を、水と混じり合わない有機溶剤と水とか
らなるエマルジョン浴から吸尽法によって2種以上の染
料を用いて配合染色を行う方法に於て、染色槽からポン
プを経て再び染色槽に至る液循環流路の途中に、炉材を
備えた染料カートリッジを並列に設け、該染料カートリ
ッジの各々に1種づ\の染料を充填し、該液循環流路に
よって有機溶剤を循環して吸尽染色を行い、脱液し、次
いで極性溶剤を含む洗浄溶剤を装入して染色物を洗浄し
、脱液し、さらに洗浄溶剤を装入し、液循環流路を染色
槽からポンプ及び吸着剤カラムを経て再び染色槽に至る
経路に切りかえて洗浄溶剤を循環して染色物の洗浄と洗
浄溶剤の清浄化とを同時に行い、次いで液流路を染色槽
からポンプを経て、別の染色槽に至る経路に切りかえて
、液の温度を、吸尽染色時の温度付近に保ったまま清浄
化された洗浄溶剤を別の染色槽に導くことを特徴とする
合成繊維の染色法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51083938A JPS5845519B2 (ja) | 1976-07-16 | 1976-07-16 | 合成繊維の染色法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51083938A JPS5845519B2 (ja) | 1976-07-16 | 1976-07-16 | 合成繊維の染色法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5310770A JPS5310770A (en) | 1978-01-31 |
JPS5845519B2 true JPS5845519B2 (ja) | 1983-10-11 |
Family
ID=13816521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51083938A Expired JPS5845519B2 (ja) | 1976-07-16 | 1976-07-16 | 合成繊維の染色法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5845519B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3210380C2 (de) * | 1982-03-20 | 1986-01-02 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Verfahren zum gleichmäßigen Färben von hydrophoben synthetischen Fasern nach der Ausziehmethode |
JPH07107229B2 (ja) * | 1987-04-27 | 1995-11-15 | 三菱化学株式会社 | ポリエステル含有繊維の染色法 |
JP2665490B2 (ja) * | 1991-12-13 | 1997-10-22 | ジヨウジフ・クロスフイールド・アンド・ソンズ・リミテツド | 編織布の処理 |
-
1976
- 1976-07-16 JP JP51083938A patent/JPS5845519B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5310770A (en) | 1978-01-31 |
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