JPS584541Y2 - 出目当て玩具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、外部から見えるようにした表示部に納まる
表示用小片を、玩具全体を手で振り動かすことによって
変化させ、その変化を予想するなどして楽しめるように
した出目当て玩具の改良に関する。

この考案の出目当て玩具は、中央空間部より狭くした狭
小空間部を形成する表示部を備えた容器に複数の表示用
小片を収容し、前記表示部は透明にするかまたはそれへ
切り欠きを設け、上記の容器はその表示部が外部へ表わ
れるようにして人物または動物の形をした玩具本体内に
設けて戒る出目当て玩具において、前記表示部は容器に
対し２個設けたもので、対をなすその表示部を人物また
は動物の形をした玩具本体の両眼の位置に配したことを
特徴とする。

以下図面についてこの考案の実施例を説明する。

第１図〜第４図において、１は人物または動物の形状を
なす中空または中実の玩具本体で、その玩具本体１には
、色分けされあるいは数字、記号などが付された複数の
球形その他任意形状の表示用小片３を収容した容器２を
、後述の表示部２Ｃを本体１に設けた窓１ａに嵌め込み
容器２に一体に設けた支持片２ｄを接合するなど任意の
手段によって装着する。

前記玩具本体１と容器２とは一体として形成することも
できる。

前記容器２には比較的広い中央空間部２ａ−より狭くし
た狭小空間部２ｂを形成する表示部２Ｃを２個設ける。

各表示部２Ｃの狭小空間部２ｂの先端は１個の表示用小
片３が留まる程度の広さにする。

そして、容器２は表示部２Ｃ部分のみか、または全体を
透明材料で形威し、あるいは第５図に示すように表示部
２Ｃには表示用小片３の一部が外部へ露出するように切
り欠き２ｅを設ける。

これは玩具全体１を手で振り動かすことにより容器２の
表示部２Ｃに至った表示用小片３を外部から本体１の窓
１ａを通じて見ることができるようにしたものである。

また、容器２の各表示部２Ｃは、人物または動物の形を
した玩具本体１の両眼の位置に設けた窓１ａ、１ａから
それぞれ外部へ表われるように設けるものとする。

このような構成によれば、表示部２Ｃ２２Ｃに表われる
表示用小片３，３の変化が眼球の動きのように見えるこ
とになる。

更に、前記の表示部２Ｃ１２Ｃは、玩具本体１を振り動
した後静止状態で表示用小片３，３がその狭小空間部２
ｂ、２ｂに留まることができるように中央空間部２ａよ
り下方に位置するように形成することが望ましい。

なお、玩具全体を比較的小形に形成したような場合はそ
れに伴って表示部２Ｃも小さくなるので、表示用小片３
の判別が困難になるが、そのような場合には、第６図に
示すように本体１の窓１ａに凸レンズ４を固定し、ある
いは透明にした表示部２ｃの先端部を一体に凸レンズ状
に形成して見易くすることもできる。

次に上述のこの考案の出目当て玩具の使用について説明
する。

先ず玩具本体１を逆さにするなどして振り動かすと、識
別されるべき表示用小片３は容器２内で攪拌されるが、
本体１を正立させて静止すると、いずれかの小片３が表
示部２Ｃの先端に留まるところとなり、遊戯者はその小
片３により種々区別される表示を認識できる。

表示用小片３には色、記号、数字などが付されているの
で、予めそれぞれの得点を決めておいて獲得した点数を
競うゲームとしたり、一対の表示部２ ｃ 、２ ｃに
表われる小片３，３を連勝番号に模して競馬券や競輪券
のように予想してその的中を楽しむゲームとしたり、あ
るいはサイコロと同様な利用を図るなどして種々の遊戯
に供されるものである。

なお、この考案の玩具は、十分小さく形成して鉛筆など
他の物品に取り付けて使用することもできる。

以上に説明したこの考案の出目当て玩具は、玩具本体１
を振り動かすことによって容器２の表示部２Ｃ，２Ｃに
納まる表示用小片３，３を変化させ、そこへ現われる表
示用小片３，３の相違によって点数を競うゲームあるい
は予想ゲームとして利用できる上、２個対をなす表示部
２Ｃ，２Ｃは、人物または動物の形をした玩具本体１の
両眼の位置に備えられているので、玩具本体１を振り動
かした時は両眼の眼球が動くように見え、また、玩具本
体１を静止した時は、表示部２Ｃ，２Ｃに納まる表示用
小片３，３の相違により人物または動物の形をした玩具
本体１の目の表情がその都度変化したように見え、遊戯
者の興味を一段と増すものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の出目当て玩具の一実施例を示す正面
図、第２図は第１図ＩＩ −ＩＩ線によるその縦断側面
図、第３図はその要部す′なわち容器部分の拡大縦断正
面図、第４図は同じくその要部の拡大縦断平面図、第５
図は別の実施例における容器の表示部の拡大部分縦断平
面図、第６図は更に別の実施例における容器の表示部の
拡大縦断平面図である。 １・・・・・・玩具本体、２・・・・・・容器、２ａ・
・・・・・中央空間部、２ｂ・・・・・・狭小空間部、
２Ｃ・・・・・・表示部、２ｅ・・・・・・切り欠き、
３・・・・・・表示用小片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中央空間部２ａより狭くした狭小空間部２ｂを形成する
   表示部２Ｃを備えた容器２に複数の表示用小片３を収容
   し、前記表示部２Ｃは透明にするがまたはそれへ切り欠
   き２ｅを設け、上記の容器２はその表示部２Ｃが外部へ
   表われるようにして人物または動物の形をした玩具本体
   １内に設けて成る出目当て玩具において、前記表示部２
   Ｃは容器２に対し２個設けたもので、対をなすその表示
   部２Ｃ，２Ｃを人物または動物の形をした玩具本体１の
   両眼の位置に配したことを特徴とする出目当て玩具。