JPS584524Y2 - スキ−ストツク用テ−パ金属管 - Google Patents

スキ−ストツク用テ−パ金属管

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Publication number
JPS584524Y2
JPS584524Y2 JP13289378U JP13289378U JPS584524Y2 JP S584524 Y2 JPS584524 Y2 JP S584524Y2 JP 13289378 U JP13289378 U JP 13289378U JP 13289378 U JP13289378 U JP 13289378U JP S584524 Y2 JPS584524 Y2 JP S584524Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal tube
tapered metal
bending
cross
regular
Prior art date
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Expired
Application number
JP13289378U
Other languages
English (en)
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JPS5551211U (ja
Inventor
義治 前
庸 竹内
Original Assignee
三菱マテリアル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱マテリアル株式会社 filed Critical 三菱マテリアル株式会社
Priority to JP13289378U priority Critical patent/JPS584524Y2/ja
Publication of JPS5551211U publication Critical patent/JPS5551211U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、特にスキーストックに用いるのに適したテ
ーパ金属管に関するものである。
一般に、スキーストックの製造には、断面形状が円形の
テーパ金属管が用いられている。
第1図に、この従来スキーストック用テーパ金属管1が
一部欠除した側面図で示してあり、また第2図には第1
図X矢視拡大図が示しである。
上記従来テーパ金属管1は、例えばクロムモリブデン鋼
、′あるいはAA規格6000番台または同7000番
台のアルミニウム合金などで形成され、標準的にはグリ
ップ側端部の外径”、’ 18 mm、’先端側外径:
8.5mm、長さ: 1200 mm、肉厚:0.5二
〇、8trimの寸法をもっている。
゛この種のテーパ金属管で゛構成されたスキーストック
においても、使用時の運動性向上をはかる目的で可能な
限り軽量化することが望まれている。
しかし、軽量化のためには小径あるいは薄肉、もしくは
小径でかつ薄肉なものとすればよいが、それだけ曲がり
易いものとなるため、スキーストックとしては不向きと
なる。
また、従来鋼製であったものをアルミニウム合金製にす
れば、それだけ軽量化することができるが、アルミニウ
ム合金のヤング率は鋼のほぼ+であるので曲がりの点で
は不利である。
この考案は、上述のような観点に基き、薄肉、小径化し
ても必要かつ十分な強度を保持し、曲がりにくいスキー
ストック用テーパ金属管を提供するもので、断面形状を
正五角形とすることによって異方性のない状態で著しい
強度向上をはかった点に特□徴を有するものである。
ついで、この考案のテーパ金属管を実施例により図面を
参照しながら説明する。
第3図にはこの考案のスキーストック用テーパ金属管の
実施例を一部欠除した側面図で示してあり、また第4図
には第3図のY矢視拡大図が示しである。
図示されるように、この考案のテーパ金属管2は断面形
状を正五角形としである。
この実施例のテーパ金属管2は、通常の断面円形の素管
をスウエージ加工することによって大径側外径:18m
m、小径側外径8.5mm、長さ: 1200mm、肉
厚:0゜55mmの寸法をもった断面円形のテーパ金属
素管を成形し、ついで前記素管に、長さ方向の変形が生
じない条件でプレス加工を施して断面形状を正五角形と
することによって製造されたものである。
実施例 1 外径:21.7mm、肉厚:Q、73mmの寸法をもっ
た断面形状が円形のチタン合金素管(JI32種)に圧
伸加工を施して外径:18mm、肉厚:0.55ri1
mの寸法をもった断面円形の直管を成形じた。
゛また、前記直管に、長さ方向の変形が生じない条件で
プレス加工を施して、断面形状が正五角形光よび正六角
族の直管をそれぞれ製造した。
このように成形した断面形状がそれぞれ円形、正五角形
、および正六角形の直管より長さ:250mmの試験片
を切出し、第5図に示されるように、スパンlを200
mmとし、曲げ半径lQmmのポンチ3を使用して曲
げ試験を行ない、前記直管のそれぞれについて、第6図
に荷重と変位の関係図で示されているように比例限度(
直線関係にある)と最大荷重とを測定した。
なお、断面形状が正五角形および正六角形の試験片に対
する曲げ試験は、第7図aおよび第8図aに示される姿
勢において荷重Wを与える第1種の場合と、第7図すお
よび第8図すに示される姿勢において荷重Wを与える第
2種の場合とについて行なった。
これらの測定結果を第1表に示した。なお、上記曲げ試
験では、試験片の長さ方向形状が同一の9管を使用した
が、これは前記曲げ試験が試験片中央の1点曲げによる
ものであるため、直管でもテーパ管でもほぼ同じ測定結
果を示すことにもとづくものである。
第1表に示されるように、断面形状が円形の場合、比例
限度: 51 kg Lが示さないのに対して、正五角
形断面としたものは第1種曲げで75 kg、第2種曲
げで78 kgの高い比例限度を示し、大幅な改善効果
がみられる。
また正六角形のものは、第2種曲げで72 kgの比較
的高い比例限度を示すものの、第1種曲げでは60 k
gの正五角形のものに比してきわめて低い値しか示さず
、しがも曲げ方向に対して大きな異方性をもつことが明
らがであり、スキーストックにとって曲げ方向によって
著しい強度差があることは致命的欠陥である。
実施例 2 外径:17.9mm、肉厚:0.3mmの寸法をもち、
断面形状が円形の焼鈍状態のSUS 304製直管に、
実施例1におけると同様にプレス加工を施して、断面形
状が正五角形および正六角形の直管を製造した。
ついで、上記の断面形状がそれぞれ円形、正五角形、お
よび正六角形の直管より長さ3QQ mmの試験片を切
出し、スパン長さlを250 mmとする以外は実施例
1におけると同一の条件で曲げ試験(第5図参照)を行
ない、同じく比例限度および最大荷重を測定した。
この結果を第2表に示す。第2表に示される結果から明
らかなように、実施例2においても実施例1におけると
同様な結果を示しており、断面形状を正五角形とするこ
とによって異方性なく、強度向上をはかることができる
のである。
比例限度の大小が直接、金属管の曲がりにくさの大小を
示すものであり、したがって、できるだけ曲がりにくく
軽いことが要求されるスキーストックにとって、曲げ方
向により強度(比例限度)にほとんど差がなく、高い強
度を有する正五角形断面が最も適していることがわかる
このほか断面形状がそれぞれ正三角形および正七角形の
金属管についても検討を行なったが、正三角形のものは
従来の円形断面のものに比して形状的に差異が大きすぎ
るので望ましくなく、また正七角形のものは、曲がりに
くさの点で従来の円形断面のものとほぼ同じ性質しか示
さない。
上述のように、この考案のテーパ金属管によれば、曲げ
方向に対する異方性がきわめて少ない状態で、著しく高
い強度(比例限度)向上がはかれるので、軽量化のため
の小径化や薄肉化が可能となり、したがってスキースト
ックとして使用した場合にすぐれた機能を発揮するので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスキーストック用テーパ金属管の一例を
示す一部欠除した側面図、第2図は第1図のX矢視拡大
図、第3図はこの考案のテーパ金属管の実施例を示す一
部欠除した側面図、第4図は第3図のY矢視拡大図、第
5図は曲げ試験態様の説明図、第6図は曲げ試験におけ
る荷重と変位の関係を示す曲線図、第7図aおよび第8
図aは第1種曲げ試験における試験片に対する荷重方向
の説明図、第7図すおよび第8図すは第2種曲げ試験に
おける試験片に対する荷重方向の説明図である。 図面において、1・・・・・・従来のテーパ金属管、2
・・・・・・この考案のテーパ金属管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テーパ金属管の断面形状を正五角形としたことを特徴と
    するスキーストック用テーパ金属管。
JP13289378U 1978-09-29 1978-09-29 スキ−ストツク用テ−パ金属管 Expired JPS584524Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13289378U JPS584524Y2 (ja) 1978-09-29 1978-09-29 スキ−ストツク用テ−パ金属管

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13289378U JPS584524Y2 (ja) 1978-09-29 1978-09-29 スキ−ストツク用テ−パ金属管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5551211U JPS5551211U (ja) 1980-04-04
JPS584524Y2 true JPS584524Y2 (ja) 1983-01-26

Family

ID=29100852

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13289378U Expired JPS584524Y2 (ja) 1978-09-29 1978-09-29 スキ−ストツク用テ−パ金属管

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JPS5551211U (ja) 1980-04-04

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