JP4277724B2 - 疲労特性に優れた2次加工鋼管 - Google Patents

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本発明は、疲労特性に優れた2次加工鋼管に関する。
近年、自動車部品の軽量化を図るため、中空ロアアームが注目されている。図5には、車体102と車輪103の間をつなぐ中空ロアアーム100、101を示した。104は自動車の前進方向を示す。中空ロアアーム100、101には、自動車の走行に伴って負荷が繰り返しかかる。このような自動車車体の足まわり部材には、鋼管長手方向断面で見て空洞が円形の鋼管を塑性加工して用いられる場合がある。この塑性加工して得た2次加工鋼管を自動車車体の足まわり部材として適用するには、疲労特性に優れた鋼管とする必要がある。
例えば、自動車車体の足まわり部材である中空スタビライザを製造するに際し、疲労特性を向上させることを目的として、鋼管素材の表面性状を調整することが提案されている(特許文献1、2)。
特許第3082558号 特開平7−266837号公報
上記特許文献1には、中空スタビライザとして、素材である鋼管の内面が、25〜1200μm研削加工されている中空スタビライザが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載のような、素管の内面が25〜1200μm研削加工され、その後曲げ加工して得た2次加工鋼管は、素管の疲労強度に対する疲労強度低下が著しい場合があるという問題があった。
また、特許文献2には、素材として熱間仕上げ継目無鋼管を用い、この鋼管の曲げR部に相当する部分の内表面と外表面の少なくとも一方を研磨し、鋼管表面の欠陥を除去し、かつ表面粗さをRmax50μm(JIS B 0601:2001の最大高さ粗さRzに相当する)以下にしたのち、曲げ加工する中空スタビライザの製造方法が記載されている。
しかしながら、特許文献2に記載された、素管の曲げR部に相当する部分の内表面と外表面の少なくとも一方を研磨し、表面粗さをRmax50μm以下にしたのち、曲げ加工して得た2次加工鋼管は、素管の疲労強度に対する疲労強度低下が著しい場合があるという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、素管の疲労強度に対する疲労強度低下が小さい2次加工鋼管を提供することを目的とする。
本発明者らは、素管を表面に圧縮ひずみの作用する塑性加工して得た2次加工鋼管において、素管の疲労強度に対する疲労強度低下が著しい原因を鋭意検討した。その結果、外形が真円に近い素管を扁平加工した場合には、図6(a)に示す管の内表面201Aに相当する部位は、2次加工時、加工工具と接触しないため、圧縮ひずみが生じる部位の肌が荒れ、圧縮ひずみが増大するに伴い、図6(b)に示すようなしわ201Bが生じることがわかった。
そして、(2次加工に供する鋼管)の圧縮ひずみが生じる部位の最大高さ粗さRzを所定値以下とすることで、素管の疲労強度に対する2次加工鋼管の疲労強度低下を抑制できることを知見して、本発明をなした。
本発明は、長手方向断面で見た空洞が円形でかつ長手方向に真っ直ぐな素管の特性値は、JIS11号管状試験片を用いた引張試験によって得た破断時全伸びが40%以上、降伏応力YSと引張強さTSの比YS/TSが0.8以下であり、かつ該素管の内、外表面での最大高さ粗さRzが10μm以下であり、該素管を用い、該素管の長手方向の一部もしくは全部にわたり表面での圧縮ひずみが30%以下となるように塑性加工したことを特徴とする疲労特性に優れた2次加工鋼管である。
本発明でいう最大高さ粗さRzとは、JIS B 0601:2001で規定された断面曲線の最大高さである。
本発明によれば、素管の疲労強度に対する疲労強度低下が小さい2次加工鋼管を提供することができる。このため、素管表面に圧縮ひずみが作用する塑性加工して製造される自動車車体の足まわり部材などに適用することが可能となる。
本発明に係る鋼管は、図1に示すように長手方向断面で見た空洞が円形でかつ長手方向に真っ直ぐな素管1である。
本発明に係る2次加工鋼管の素材である素管1は、素管1の疲労強度に対する2次加工鋼管の疲労強度低下を抑制するため、JIS11号管状試験片を用いた引張試験によって得た破断時全伸びが40%以上、降伏応力YSと引張強さTSの比が0.8以下であり、かつ鋼管の内、外表面での最大高さ粗さRzが10μm以下である鋼管とする。
このように限定する理由は、前記破断時全伸びか、降伏応力YSと引張強さTSの比か、もしくは鋼管の内、外表面での最大高さ粗さRzのいずれかの特性値が上記範囲にない鋼管を素管1として用い、塑性加工して2次加工鋼管を製造した場合、2次加工時における表面での圧縮ひずみを30%以下としても、素管1の疲労強度に対して得られる2次加工鋼管の疲労強度低下が大きいからである。この原因としては、図6に示したような、圧縮加工して得た2次加工鋼管201の内表面201Aに生じるしわ201Bの影響により、内表面での最大高さ粗さRzが20μmを超えてしまうことが挙げられる。
これに対して本発明に係る素管1は、JIS11号管状試験片を用いた引張試験によって得た破断時全伸びが40%以上、降伏応力YSと引張強さTSの比YS/TSが0.8以下であり、かつ鋼管の内、外表面での最大高さ粗さRzが10μm以下である鋼管とした。
このような鋼管を素管1として用い、塑性加工して2次加工鋼管を製造した場合には、2次加工時における表面での圧縮ひずみを30%以下とすることによって、得られる2次加工鋼管の内、外表面での最大高さ粗さRzを20μm以下にできる。このため、素管1の疲労強度に対する疲労強度低下が小さい2次加工鋼管を得ることができる。
また、本発明において、疲労特性に優れた2次加工鋼管とは、2次加工鋼管の疲労強度低下の程度を(2次加工鋼管の疲労強度)/(素管の疲労強度)×100で評価し、その値が80%以上である2次加工鋼管とした。
ここで、最大高さ粗さRzを表面性状パラメータとして用いた理由は、図6に示したような、圧縮加工して得た2次加工鋼管201の内表面201Aに生じるしわ201Bの程度をよく表すことができるからである。
また、本発明に係る鋼管において、素管1の内、外表面での最大高さ粗さRzが10μm以下と限定するのは、素管1の表面粗さが大きいと2次加工時、素管1の表面に作用する圧縮ひずみにより素管1の初期凹凸部が集中的に変形し、2次加工鋼管の表面粗さが著しく増大するためである。
本発明に係る素管1を電縫鋼管とする際には、通常の工程を経て得た熱延鋼帯、または焼鈍した冷延鋼帯にスキンパス圧延を施し、スキンパス圧延を施した鋼管用鋼帯を管状に曲げ成形し、長手方向に溶接して管体とする。この管体に冷牽あるいはスラリーによる研磨を施すことによって製造することができる。
本発明に係る素管1に用いる熱延鋼帯は、熱間圧延のままで用いられ、熱延鋼帯に施すスキンパス圧延の伸び率を0.5〜3%、焼鈍後の冷延鋼帯に施すスキンパス圧延の伸び率を0.2〜1.0%とすることにより鋼板表面の最大高さ粗さRzを10μm以下にすることができる。
また、本発明に係る素管1としてシームレス鋼管等の熱間縮径圧延鋼管を用いる場合には、管体に冷牽加工を施すことで、素管1の内、外表面での最大高さ粗さRzを10μm以下とした鋼管とすることができる。あるいは、本発明に係る素管1には、管体に施すスラリーによる研磨において、スラリーの粒度を#100〜#400のようにして行うことで、内、外表面での最大高さ粗さRzを10μm以下とした鋼管としても良い。このように管体の内、外表面での表面性状の調整を行うことで2次加工鋼管に用いる素管1の最大高さ粗さRzを10μm以下とすることができる。
ここで、本発明に係る2次加工鋼管を製造する際の表面での圧縮ひずみ(%)は、例えば、塑性加工である扁平加工、縮径加工および曲げ加工では、以下のように定義されている。また、扁平加工、縮径加工および曲げ加工で得られる2次加工鋼管は、例えば、図2-1、図3-1、図4-1に示すような形状を有する。
なお、本発明に係る2次加工鋼管を製造するには、例えば、扁平加工、縮径加工および曲げ加工では以下の実施例で説明する図2-2、図3-2、図4-2、図4-3のように行うことができる。但し、本発明に係る2次加工鋼管を製造する製造方法は、鋼管表面に圧縮が加わる加工であれば特に限定されず、素管1の長手方向の一部もしくは全部にわたり表面での圧縮ひずみが30%以下となるように塑性加工することができればよい。また、2次加工鋼管の素材である素管1の外径a、肉厚tは、素管1の製造方法により適宜な範囲とすることができる。
図1に示すように外形aが75mm、肉厚tが2.6mmの電縫鋼管を、上述した工程で製造した。得た2次加工を行う前の素管特性を表1〜表5に示す。それぞれの素管1には以下の条件で2次加工を施し、得られた2次加工鋼管の最大高さ粗さRzを測定すると共に疲労強度を求めた。
Figure 0004277724
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素管区分Eは、従来の鋼帯製造条件により製造した冷延鋼帯を用い、従来の電縫鋼管の製造工程により製造した鋼管である。
一方、素管区分A、B、Cは、素管区分Eに用いた鋼帯と冷間圧延工程まで同条件で製造し、冷間圧延後、焼鈍を経たのちのスキンパス圧延で伸び率を0.5%に設定し、従来の伸び率1.0%より小さくしてスキンパスした。その後さらに電縫鋼管の製造工程においてフィンパスロール、スクイズロール、サイザーロールで付加される管周方向絞り率の総和が3%以下になるようにして造管した。さらに冷牽を行い最大高さ粗さRzを10μm以下とした。素管区分Dは、素管区分Eの鋼管に用いた鋼帯と同じ鋼帯製造条件により製造した鋼帯を用い、電縫鋼管の製造工程において管体の状態でスラリーにより研磨して素管の最大高さ粗さRzを10μm以下とした鋼管である。
いずれの鋼管も成分は、JIS規格STKM15A相当とした。
また、素管の特性値は、以下のようにして得た。
素管の最大高さ粗さRzは、触針式表面粗さ測定機を用い、素管から切り出した試験片について、測定方向を管軸方向又は管周方向とし、JIS B 0633に規定される表面性状評価の方式及び手順にしたがって測定した。但し、内、外面の両方について最大高さ粗さRzを測定し、大きい方の値を素管の最大高さ粗さRzとした。
素管の引張試験は、素管から切り出したJIS11号管状試験片を用い、JIS 2241に規定される金属材料の引張試験方法に準拠して室温で行い、その結果から破断時全伸びおよび降伏応力YSと引張強さTSを求め、YS/TSで表される降伏応力YSと引張強さTSの比を算出した。
前記素管を用い、2次加工方法を以下の3条件として2次加工鋼管2を得た。
(i)扁平加工
扁平加工により得た2次加工鋼管2を図2-1に示す。この場合、扁平加工は、図2-2に示すような断面形状が楕円状の孔型を有する上下の金型21、22により行った。扁平加工による表面の圧縮ひずみを変えるには、孔型K1、K2、K3、K4の順に短軸長を短くし、かつ長軸長を素管1の外径に一致させた楕円状の孔型で1回以上圧縮して行った。
扁平加工による表面の圧縮ひずみ(%)は、(t/2)/S×100(%)で定義した。
t:肉厚
S:長軸側の中立軸曲率半径
上述した扁平加工により得た2次加工鋼管2は、扁平加工による表面の圧縮ひずみを増大するほど、図2-1に示す2次加工鋼管2の長手方向に直角な断面において扁平比A/Bが大きくなる。また、長軸A側の曲率半径が短軸B側の曲率半径よりも小さい。
(ii)縮径加工
縮径加工により得た2次加工鋼管3を図3-1に示す。この場合、縮径加工は、図3-2に示すようなダイス孔の断面形状が円状のダイスを用い、引き抜きにより行った。縮径加工による表面の圧縮ひずみ(%)を変えるには、ダイス内径D1、D2、D3、D4をこの順に素管1の外径aより小さくしたダイス31、32、33、34に素管1を1回以上通過させて行った。
縮径加工による表面の圧縮ひずみ(%)は、{1−(2次加工鋼管2の内周長)/(素管1の内周長)}×100で定義される。
上述した縮径加工により得た2次加工鋼管3は、縮径加工による表面の圧縮ひずみを増大するほど、図3-1に示す2次加工鋼管3の長手方向に直角な断面において外径に対する縮径比b/aが小さくなる。但し、2次加工鋼管3の外径がbである部分3Aが縮径加工を受けた部分であり、縮径加工を受けた部分3Aにつながる部分3Bは、縮径加工を受けていない。
(iii)曲げ加工
曲げ加工により得た2次加工鋼管4を図4-1に示す。この場合、管の曲げ加工は、公知のパイプベンダー40により図4-2、図4-3に示すようにして行った。
なお、図4-1中、Rは曲げ半径を示し、Oは曲げ中心を示す。円弧PQは曲げ中心Oを中心とした曲げ半径Rの円弧を示す。曲げ加工において表面の圧縮ひずみを変えるには、回転曲げ半径が異なる回転曲げ型41を複数用意しておき、回転曲げ型41を交換することにより行った。
パイプベンダー40は、図4-2、図4-3に示したように、回転曲げ型41と素管1の曲げ中心の内側に配置された当て型42と、素管1の曲げ中心の外側に配置された圧力型43とクランプ型44を備えている。前記圧力型43とクランプ型44は、互いに所定の間隔をおいて配置され、かつ回転曲げ型41の周りに移動可能に設けられている。
ここで、2次加工鋼管4の部分4Aは、曲げ加工を受けた部分であり、その両側の部分4B、4Cは、曲げ加工を受けていない。曲げ加工を受けた部分4Aの円弧PQより内側が圧縮変形した箇所である。
曲げ加工による表面の圧縮ひずみ(%)は、(D/2)/R×100で定義される。
但し、Dは素管1の内径、Rは上述した曲げ半径である。
このようにして得た2次加工鋼管2、3、4の2次加工を受けた部分から表面粗さ測定用試験片および疲労試験片をそれぞれ採取し、表面粗さ測定と疲労試験を行った。
表面粗さ測定は、適宜な大きさの表面粗さ測定用試験片を2次加工を受けた部分からそれぞれ採取して、素管1の表面粗さ測定に用いた表面粗さ測定機により同様な条件で2次加工鋼管2、3、4の内側に相当する試験片表面の最大高さ粗さRzを測定した。その際、表面粗さの測定方向は、扁平加工および縮径加工の場合は、周方向とし、曲げ加工の場合には、円弧PQ方向とした。
疲労試験にはJIS Z 2273に準拠した試験片を採取した。疲労試験片の長さ方向が扁平加工の場合は、図2-1に示す2次加工鋼管2の長手方向に一致させ、縮径加工の場合は、図3-1に示す2次加工鋼管3の長手方向に一致させて採取した試験片を用い、JIS Z 2273に準拠して、片振り引張疲れ限度を求め、疲労強度とした。また曲げ加工の場合には、JIS Z 2273号疲労試験片を、曲げ加工を受けた部分4Aのうちから、曲げ中心の最内側表面を含むように疲労試験片の長さ方向を円弧PQ方向に一致させて採取しフラットニンク後、前記と同様に片振り引張疲れ限度を求め、疲労強度とした。
このようにして得た2次加工鋼管2、3、4の最大高さ粗さRzおよび片振り引張疲れ限度である疲労強度を前記表1〜5に合わせて示した。但し、素管区分A、B、C、D、Eの素管1についても、JIS Z 2273号疲労試験片を同様に採取して、片振り引張疲れ限度を求め、素管1の疲労強度とし、(2次加工鋼管の疲労強度)/(素管1の疲労強度)×100(%)により2次加工鋼管の疲労強度評価を行った。
2次加工鋼管の疲労強度の評価は、2次加工鋼管の疲労強度が素管の疲労強度の80%以上である場合を○、すなわち疲労特性が優れるとし、2次加工鋼管の疲労強度が素管の疲労強度の80%未満である場合を×、すなわち疲労特性が劣るとした。
表1〜5(表1、表2は参考例)に示した結果から、素管の特性値は、JIS11号管状試験片を用いた引張試験によって得た破断時全伸びが40%以上、降伏応力YSと引張強さTSの比YS/TSが0.8以下であり、かつ前記管の内、外表面での最大高さ粗さRzが10μm以下である素管を用い、圧縮ひずみが30%以下となるように圧縮加工した、本発明の範囲を満たす2次加工鋼管は、素管の疲労強度に対する疲労強度低下が小さい。
前記本発明の範囲を満たしていない素管を用いるか、もしくは本発明の範囲を満たす素管を用い、圧縮ひずみが30%超えとなるように圧縮加工した2次加工鋼管は、素管の疲労強度に対する疲労強度低下が大きい。
素管1の形状を示す長手方向に直角な断面図である。 扁平加工により得た2次加工鋼管2の形状を示す長手方向に直角な断面図である。 扁平加工方法の説明図である。 縮径加工により得た2次加工鋼管3の一例の形状を示す図である。 縮径加工方法の説明図である。 曲げ加工により得た2次加工鋼管4の一例の形状を示す図である。 曲げ加工方法の説明図である。 曲げ加工方法の説明図である。 中空ロアアームの形状を示す概略図である。 (a)は素管を圧縮加工して得た2次加工鋼管の断面模式図であり、(b)は2次加工鋼管に生じたしわを示す模式図である。
符号の説明
1 素管
a、b 外径
D 内径
t 肉厚
A/B 扁平比
b/a 縮径比
O 曲げ中心
R 曲げ半径
S 長軸側の中立軸曲率半径
2、3、4 2次加工鋼管
3A、3B、4A、4B、4C 2次加工鋼管の部分
21、22 ロール
K1、K2、K3 K4 孔型
31、32、33、34 ダイス
D1、D2、D3、D4 ダイス内径
40 パイプベンダー
41 回転曲げ型
42 当て型
43 圧力型
44 クランプ型
100、101 中空ロアアーム
102 車体
103 車輪
104 前進方向
201 2次加工鋼管
201A 内表面
201B しわ

Claims (1)

  1. 長手方向断面で見た空洞が円形でかつ長手方向に真っ直ぐな素管の特性値は、JIS11号管状試験片を用いた引張試験によって得た破断時全伸びが40%以上、降伏応力YSと引張強さTSの比YS/TSが0.8以下であり、かつ該素管の内、外表面での最大高さ粗さRzが10μm以下であり、該素管を用い、該素管の長手方向の一部もしくは全部にわたり表面での圧縮ひずみが30%以下となるように塑性加工したことを特徴とする疲労特性に優れた2次加工鋼管
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