JPS584466B2 - 半導体素子の製造方法 - Google Patents
半導体素子の製造方法Info
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- JPS584466B2 JPS584466B2 JP50038373A JP3837375A JPS584466B2 JP S584466 B2 JPS584466 B2 JP S584466B2 JP 50038373 A JP50038373 A JP 50038373A JP 3837375 A JP3837375 A JP 3837375A JP S584466 B2 JPS584466 B2 JP S584466B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はNPN接合の単位素子を複数個メサ型構造に配
置した半導体素子の製造方法に関する。
置した半導体素子の製造方法に関する。
半導体素子のうちジャイアントトランジスタやゲートタ
ーンオフサイリスクなどにあっては、その機能を十分に
発揮させるため単位素子を複数並列的に配置するいわゆ
るメサ型構造を採用しているものが多い。
ーンオフサイリスクなどにあっては、その機能を十分に
発揮させるため単位素子を複数並列的に配置するいわゆ
るメサ型構造を採用しているものが多い。
ところで、メサ型構造を採用したこれらの素子、一例と
してゲートターンオフサイリスクは一般に、第1図に示
すように構成されている。
してゲートターンオフサイリスクは一般に、第1図に示
すように構成されている。
すなわち、P型層1,2およびN型層3,4を図示の如
くP−N−P−Nの4層構造に接合するとともにN型層
4をエッチングなどによって複数に分割し、この分割に
よって露出したP型層2の表面にアルミニウムなどを蒸
着してゲート電極5とし、同様にN型層4、P型層1の
表面にもアルミニウムなどを蒸着してこれらをそれぞれ
力ソート電極6、アノード電極7としている。
くP−N−P−Nの4層構造に接合するとともにN型層
4をエッチングなどによって複数に分割し、この分割に
よって露出したP型層2の表面にアルミニウムなどを蒸
着してゲート電極5とし、同様にN型層4、P型層1の
表面にもアルミニウムなどを蒸着してこれらをそれぞれ
力ソート電極6、アノード電極7としている。
なお、図中8は酸化被膜などの絶縁層を示している。
しかしながら、上記のように構成されたゲートターンオ
フサイリスタにあっては、特にメサの部分つまりエミッ
タとPベースとの部分に次のような問題があった。
フサイリスタにあっては、特にメサの部分つまりエミッ
タとPベースとの部分に次のような問題があった。
すなわち、この種サイリスクを製造するに当っては、通
常、N型基板の両面にP型不純物を拡散させてP型層1
,2を形成し、次に上記P型層2の表面側にN型不純物
を拡散させてN型層4を形成し、この状態でメサエッチ
ングを施すようにしている。
常、N型基板の両面にP型不純物を拡散させてP型層1
,2を形成し、次に上記P型層2の表面側にN型不純物
を拡散させてN型層4を形成し、この状態でメサエッチ
ングを施すようにしている。
したがって、各メサに形成されるP型層2とN型層4と
の接合面9は第2図に拡大して示すように平坦となる。
の接合面9は第2図に拡大して示すように平坦となる。
そして、上記のようにメサエツチングを施すと接合面9
の近傍の抵抗値が高いことが原因して接合面9の外周縁
部のエッチング速度が他の部分より遅くなり、このため
上記部分が第2図中10で示すように外方へ向けて突出
したものとなる。
の近傍の抵抗値が高いことが原因して接合面9の外周縁
部のエッチング速度が他の部分より遅くなり、このため
上記部分が第2図中10で示すように外方へ向けて突出
したものとなる。
すなわち、たとえば一般的なエッチング液であるHF(
弗酸)HNO3(硝酸)液でエッチングすると通常、抵
抗値の高い部分は反応速度が遅い。
弗酸)HNO3(硝酸)液でエッチングすると通常、抵
抗値の高い部分は反応速度が遅い。
しかるに、接合面9の近傍はキャリアの存在しない空乏
層の存在によって抵抗値が高いためエッチング速度が遅
くこのため上述の如く突出したものとなる。
層の存在によって抵抗値が高いためエッチング速度が遅
くこのため上述の如く突出したものとなる。
このように、接合而9が平坦で、しかも接合面9の外周
縁部が外方に向けて突出していると、取扱い中に上記突
出部10に外力が加わり易く、このため、突出部10が
破壊され易い。
縁部が外方に向けて突出していると、取扱い中に上記突
出部10に外力が加わり易く、このため、突出部10が
破壊され易い。
突出部10は接合面9の外周縁に位置しているので、上
記のように突出部10が破壊されると接合面9の外周縁
も直接的に破壊されることになり、この結果、電気的特
性の悪化を招く欠点があった。
記のように突出部10が破壊されると接合面9の外周縁
も直接的に破壊されることになり、この結果、電気的特
性の悪化を招く欠点があった。
また、P型層2は一般に拡散によって形成されるのでN
型層4に近い程高濃度になっている。
型層4に近い程高濃度になっている。
そして、接合面9の位置は一般に耐電圧性能を考慮して
P型濃度が1017原子/cm3未満の領域に設定され
ている前述のように接合面9は平坦に形成されているの
で接合面9の外周縁部も1017原子/cm3のP型濃
度領域に接していることになる。
P型濃度が1017原子/cm3未満の領域に設定され
ている前述のように接合面9は平坦に形成されているの
で接合面9の外周縁部も1017原子/cm3のP型濃
度領域に接していることになる。
P型層2の表面濃度が1017原子/cm3未満である
とき、その表面に酸化被膜等の絶縁層8を形成すると、
P型層2の表面にN型と同じ機能を発揮する反転層が接
合面縁部に接触した状態で形成される。
とき、その表面に酸化被膜等の絶縁層8を形成すると、
P型層2の表面にN型と同じ機能を発揮する反転層が接
合面縁部に接触した状態で形成される。
この反転層が生じるとカソード電極6とゲート電極5と
の間に加わる逆電圧が増加した場合、上記反転層を通し
て電流が流れ、第3図に示すように漏洩電流が非常に大
きくなる。
の間に加わる逆電圧が増加した場合、上記反転層を通し
て電流が流れ、第3図に示すように漏洩電流が非常に大
きくなる。
そこで、従来は上記した漏洩電流を抑えるために、基板
に構造損傷を与えない程度にγ線を照射したり、エッチ
ングされたP型層2の表面に新たに高濃度のP型拡散を
施したり、あるいはまたエッチングされたP型層2の表
面にP2O5やpocl3によるリンガラスを生成させ
て表面イオンの動きを阻止するなどの手段が採用されて
いる。
に構造損傷を与えない程度にγ線を照射したり、エッチ
ングされたP型層2の表面に新たに高濃度のP型拡散を
施したり、あるいはまたエッチングされたP型層2の表
面にP2O5やpocl3によるリンガラスを生成させ
て表面イオンの動きを阻止するなどの手段が採用されて
いる。
しかし、このような手段を採用すると製作の複雑化を招
く問題があった。
く問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、メサの側面に形成される突出部が
たとえ破壊されても、この破壊が電気特性に直接影響を
与える虞れがなく 格別な特殊処理等を施すことなしに勝れた電気的特性を
発揮する、NPN接合の単位素子をメサ型構造に複数配
置した半導体素子を複雑な工程を伴なわずに製造する方
法を提供することにある。
目的とするところは、メサの側面に形成される突出部が
たとえ破壊されても、この破壊が電気特性に直接影響を
与える虞れがなく 格別な特殊処理等を施すことなしに勝れた電気的特性を
発揮する、NPN接合の単位素子をメサ型構造に複数配
置した半導体素子を複雑な工程を伴なわずに製造する方
法を提供することにある。
以下、本発明の製造方法を詳細に説明する。
第4図は本発明を適用して製造したゲートターンオフサ
イリスクの断面を示すもので、このサイリスクは次のよ
うに構成されている。
イリスクの断面を示すもので、このサイリスクは次のよ
うに構成されている。
すなわち、シリコンのP型層11,12とN型層13.
14とを図示の如くP−N−P−Nの4層構造に接合す
るとともにN型層14を所定のパターンに分割して複数
のメサを形成し、この分割によって露出したP型層12
の表面にアルミニウムなどを蒸着してゲート電極15と
し、同様にN型層14、P型層11の表面にもアルミニ
ウムなどを蒸着してこれらをそれぞれカソード電極16
、アノード電極17としている。
14とを図示の如くP−N−P−Nの4層構造に接合す
るとともにN型層14を所定のパターンに分割して複数
のメサを形成し、この分割によって露出したP型層12
の表面にアルミニウムなどを蒸着してゲート電極15と
し、同様にN型層14、P型層11の表面にもアルミニ
ウムなどを蒸着してこれらをそれぞれカソード電極16
、アノード電極17としている。
なお、図中18は酸化被膜などの絶縁層を示している。
しかして、前記各メサのN型層14とP型層12との接
合面19は、第5図に拡大して示すように中央部分19
aが平坦で、周辺部分19bが外周縁に近づくにしたが
ってN型層14の厚みを薄くするように折曲している。
合面19は、第5図に拡大して示すように中央部分19
aが平坦で、周辺部分19bが外周縁に近づくにしたが
ってN型層14の厚みを薄くするように折曲している。
そして、接合面19の中央部分19aはP型層12のP
型濃度が1017原子/cm3未満の領域に接する位置
に、また、接合層19の最外周縁部はP型層12のP型
濃度が1017原子/cm3以上の領域に接する位置に
それぞれ配置されている。
型濃度が1017原子/cm3未満の領域に接する位置
に、また、接合層19の最外周縁部はP型層12のP型
濃度が1017原子/cm3以上の領域に接する位置に
それぞれ配置されている。
次に上記構成のゲートターンオフサイリスタを本発明方
法で製造した場合の一実施態様を図面を参照しながら説
明する。
法で製造した場合の一実施態様を図面を参照しながら説
明する。
なお、第4図に示す部分と同一部分は同一符号で示して
ある。
ある。
まず、第6図aに示すように厚さ数100μ,面指数<
1−1−1>、抵抗率数10Ω篩の濃度均一なN型基板
13を用意し、このN型基板13の両面にGaあるいは
ボロンなどのP型不純物を温度1000℃以上で数10
時間拡散し、所定の表面濃度のP型層11,12を厚さ
10μに形成する。
1−1−1>、抵抗率数10Ω篩の濃度均一なN型基板
13を用意し、このN型基板13の両面にGaあるいは
ボロンなどのP型不純物を温度1000℃以上で数10
時間拡散し、所定の表面濃度のP型層11,12を厚さ
10μに形成する。
続いて同図bに示すようにP型層12の表面にリンなど
のN型不純物21を1000℃以上の温度で数時間デポ
ジション拡散して濃度一定のN型不純物層を形成し、そ
の後同図Cに示すようにN型不純物21の側から所定の
パターンに写真蝕刻を施してN型不純物21に近づくに
したがって細くなる台形のメサを複数形成する。
のN型不純物21を1000℃以上の温度で数時間デポ
ジション拡散して濃度一定のN型不純物層を形成し、そ
の後同図Cに示すようにN型不純物21の側から所定の
パターンに写真蝕刻を施してN型不純物21に近づくに
したがって細くなる台形のメサを複数形成する。
次に同図dに示すように1000℃以上の温度で数十時
間ドライブイン拡散を行ないN型不純物21をP型層1
2内へ拡散させてN型層14を形成する。
間ドライブイン拡散を行ないN型不純物21をP型層1
2内へ拡散させてN型層14を形成する。
この場合、各メサを台形に形成していることが有効に作
用し、N型層14とP型層12との間の接合面19は、
中央部分19aが平坦になり、周辺部分19bが外周縁
に近づくにしたがってN型層14の厚みを薄くする方向
に折曲したものとなる。
用し、N型層14とP型層12との間の接合面19は、
中央部分19aが平坦になり、周辺部分19bが外周縁
に近づくにしたがってN型層14の厚みを薄くする方向
に折曲したものとなる。
そして、拡散時間を制御することによって接合面19の
中央部分19aをP型層12のP型濃度か1017原子
/cm3未満の領域に、また、接合面19の最外周縁部
をP型層12のP型濃度が1017原子/cm3以上の
領域にそれぞれ接するように位置させる。
中央部分19aをP型層12のP型濃度か1017原子
/cm3未満の領域に、また、接合面19の最外周縁部
をP型層12のP型濃度が1017原子/cm3以上の
領域にそれぞれ接するように位置させる。
その後、同図eに示すようにN型層14の表面およびP
型層12の表面に酸化被膜18を形成し、これを蝕刻し
てP型層12の表面にゲート電極15を、またN型層1
4の表面にカソード電極16をそれぞれ蒸着などによっ
て形成するとともにP型層11の表面にアノード電極1
7を固着する。
型層12の表面に酸化被膜18を形成し、これを蝕刻し
てP型層12の表面にゲート電極15を、またN型層1
4の表面にカソード電極16をそれぞれ蒸着などによっ
て形成するとともにP型層11の表面にアノード電極1
7を固着する。
そして、このようにして出来上ったものを表面処理した
後パッケージして製造工程を終了する。
後パッケージして製造工程を終了する。
このように、濃度が均一なN型基板13内に濃度が厚み
方向に順次変化するP型層12を拡散によって形成し、
このP型層12の高濃度側にN型層14を拡散接合した
NPN接合の単位素子を複数個並列的にメサ型構造に配
設するに当って、厚み方向に濃度が徐々に変化するP型
層12の高濃度側にN型不純物21をデボジョンした後
、写真蝕刻等によって複数の台形のメサを形成し、その
後で上記N型不純物21をドライブイン拡散させてN型
層14を形成するとともに上記N型層14と前記P型層
12との間の接合面19の中央部19aをP型層12の
1017原子/cm3未満の濃度領域に、また接合面1
9の最外周縁部をP型層12の1017原子/cm3以
上の濃度領域にそれぞれ接触するように位置させている
。
方向に順次変化するP型層12を拡散によって形成し、
このP型層12の高濃度側にN型層14を拡散接合した
NPN接合の単位素子を複数個並列的にメサ型構造に配
設するに当って、厚み方向に濃度が徐々に変化するP型
層12の高濃度側にN型不純物21をデボジョンした後
、写真蝕刻等によって複数の台形のメサを形成し、その
後で上記N型不純物21をドライブイン拡散させてN型
層14を形成するとともに上記N型層14と前記P型層
12との間の接合面19の中央部19aをP型層12の
1017原子/cm3未満の濃度領域に、また接合面1
9の最外周縁部をP型層12の1017原子/cm3以
上の濃度領域にそれぞれ接触するように位置させている
。
したがって、次のような利点がある。
すなわち、上記のような製造方法を採用すればエッチン
グによって台形メサを形成したときに、各台形メサの側
面でかつN型不純物21とP型層12との境界部分に突
出部30が形成されるが、その後のドライブイン拡散工
程において、N型不純物21がP型層12内へ拡散する
ことによって、拡散によって形成されたN型層14とP
型層12との接合面19が第5図に示すように突出部3
0の位置よりN型層13側へ移動して形成されることに
なり、この結果、接合面19の外周縁に対して突出部3
0が位置的に離れることになる。
グによって台形メサを形成したときに、各台形メサの側
面でかつN型不純物21とP型層12との境界部分に突
出部30が形成されるが、その後のドライブイン拡散工
程において、N型不純物21がP型層12内へ拡散する
ことによって、拡散によって形成されたN型層14とP
型層12との接合面19が第5図に示すように突出部3
0の位置よりN型層13側へ移動して形成されることに
なり、この結果、接合面19の外周縁に対して突出部3
0が位置的に離れることになる。
したがって、外力によって突出部30がたとえ破壊した
場合であっても、この破壊によって接合面19の外周縁
部が直接的に破壊されるようなことはないので、結局、
外力に伴う電気的特性の低下を抑え得るものを製造でき
る。
場合であっても、この破壊によって接合面19の外周縁
部が直接的に破壊されるようなことはないので、結局、
外力に伴う電気的特性の低下を抑え得るものを製造でき
る。
また各メサを台形に形成しているので、ドライブイン拡
散によって形成された接合面19は第5図に示すように
必然的に中央部分19aが平坦に、また周辺部分19b
が外周縁部に近づくにしたがってN型層14の厚みを薄
くする方向に折曲したものとなる。
散によって形成された接合面19は第5図に示すように
必然的に中央部分19aが平坦に、また周辺部分19b
が外周縁部に近づくにしたがってN型層14の厚みを薄
くする方向に折曲したものとなる。
そして、本発明では上記折曲現象を利用して、接合面1
9の最外周縁部だけをP型層12のP型濃度が1017
原子/cm3以上の領域に接する位置に設定している。
9の最外周縁部だけをP型層12のP型濃度が1017
原子/cm3以上の領域に接する位置に設定している。
この濃度領域においては、その表面に酸化被膜等の絶縁
層18を設けてもN層に近い機能を発揮する反転層が生
じない。
層18を設けてもN層に近い機能を発揮する反転層が生
じない。
したがって、反転層が接合面縁部に接触するのを防止で
きるので従来のように格別な反転層除去処理を施さなく
ても、つまり複雑な工程を必要とせずに第7図のAで示
すように逆電圧−漏洩電流特性の勝れたものが得られる
。
きるので従来のように格別な反転層除去処理を施さなく
ても、つまり複雑な工程を必要とせずに第7図のAで示
すように逆電圧−漏洩電流特性の勝れたものが得られる
。
すなわち、第7図のAは接合面の最外周縁部がP型拡散
層の1.5×1017原子/cm3の濃度域に位置した
例の特性を示し、また、Bは同じく8.8×1016原
子/cm3の濃度域、Cは8.2×1016原子/cm
3の濃度域、Dは7×1016原子/cm3の濃度域に
位置した例の特性を示している。
層の1.5×1017原子/cm3の濃度域に位置した
例の特性を示し、また、Bは同じく8.8×1016原
子/cm3の濃度域、Cは8.2×1016原子/cm
3の濃度域、Dは7×1016原子/cm3の濃度域に
位置した例の特性を示している。
この図から判るように、漏洩電流番十分に小さくするに
は、接合面19の最外周縁部をP型拡散層の1017原
子/cm3以上の濃度領域に位置させることが必要であ
る。
は、接合面19の最外周縁部をP型拡散層の1017原
子/cm3以上の濃度領域に位置させることが必要であ
る。
また、ジャイアントトランジスタをオフさせたり、ゲー
トターンオフサイリスクをターンオフさせたりするには
、ゲート・カソード間、つまり、P−N接合に逆電圧を
加える必要があるが、高い逆電圧を加える程、オフ能力
を高めることができ、またターンオフ時間を速めること
ができる。
トターンオフサイリスクをターンオフさせたりするには
、ゲート・カソード間、つまり、P−N接合に逆電圧を
加える必要があるが、高い逆電圧を加える程、オフ能力
を高めることができ、またターンオフ時間を速めること
ができる。
したがって、このように機能させるためには、P−N接
合の逆方向降服電圧が10V以上であることが望まれる
。
合の逆方向降服電圧が10V以上であることが望まれる
。
シリコンで形成されたP−N接合の場合、一般に接合面
のP型濃度が1×1017原子/cm3のとき逆方向降
服電圧が10■である。
のP型濃度が1×1017原子/cm3のとき逆方向降
服電圧が10■である。
したがって、逆方向降服電圧を10V以上にするには、
接合面19の中央部を1017原子/cm3未満のP型
濃度領域に位置させる必要がある。
接合面19の中央部を1017原子/cm3未満のP型
濃度領域に位置させる必要がある。
なお、接合面19の最外周縁部は前述の如く、1017
原子/cm3以上のP型濃度領域に接しているが、この
部分は界面の影響を受けて空乏層の広がりが大きく、し
たがって、この部分によって逆方向降服電圧が決定され
るようなことはない。
原子/cm3以上のP型濃度領域に接しているが、この
部分は界面の影響を受けて空乏層の広がりが大きく、し
たがって、この部分によって逆方向降服電圧が決定され
るようなことはない。
なお、本発明方法を適用するに当って、N型不純物21
をデポジョンする代りにN型不純物をイオン化してP型
層12の高濃度側に打込んで濃度一定のN型不純物層を
形成し、次にメサエツチングした後上記N型不純物をド
ライブイン拡散させてもよい。
をデポジョンする代りにN型不純物をイオン化してP型
層12の高濃度側に打込んで濃度一定のN型不純物層を
形成し、次にメサエツチングした後上記N型不純物をド
ライブイン拡散させてもよい。
また、上述した実施例は本発明をゲートターンオフサイ
リスクに適用した例であるが本発明はNPN接合の単位
素子を複数並列的にメサ型構造に配設する素子全般に適
用できる。
リスクに適用した例であるが本発明はNPN接合の単位
素子を複数並列的にメサ型構造に配設する素子全般に適
用できる。
さらに上記実施例では接合面19の最外周縁部をP型層
12の1017原子/cm3以上の濃度領域に接触させ
ると説明したが、好ましくは1×1017原子/cm3
乃至8×1017原子/cm3付近である。
12の1017原子/cm3以上の濃度領域に接触させ
ると説明したが、好ましくは1×1017原子/cm3
乃至8×1017原子/cm3付近である。
また接合面19の中央部もP型層12の2×1016原
子/cm3乃至8×1016原子/cm3の濃度領域に
接触させるのが好ましい。
子/cm3乃至8×1016原子/cm3の濃度領域に
接触させるのが好ましい。
以上詳述したように本発明によれば、機械的にも電気的
にも勝れた特性を発揮し得るNPN接合の単位素子を複
数並列的に配置してなるメサ型構造の半導体素子を頗る
簡単な工程だけで製造できる製造方法を提供できる。
にも勝れた特性を発揮し得るNPN接合の単位素子を複
数並列的に配置してなるメサ型構造の半導体素子を頗る
簡単な工程だけで製造できる製造方法を提供できる。
第1図はこの種素子を要素とした従来のゲートターンオ
フサイリスタの縦断面図、第2図は同サイリスタの要部
を拡大して示す図、第3図は同要部の特性を説明するた
めの図、第4図は本発明を適用して製造されたゲートタ
ーンオフサイリスタの縦断面図、第5図は同サイリスタ
の要部を拡大して示す図、第6図は本発明の製造方法を
工程順序に示す図、第7図は本発明によって製造された
素子と他の素子との特性を説明するための図である。 12・・・・・・P型層、14・・・・・・N型層、1
5・・・・・・ゲート電極、16・・・・・・カソード
電極、19・・・・・・接合面、21・・・・・・N型
不純物層。
フサイリスタの縦断面図、第2図は同サイリスタの要部
を拡大して示す図、第3図は同要部の特性を説明するた
めの図、第4図は本発明を適用して製造されたゲートタ
ーンオフサイリスタの縦断面図、第5図は同サイリスタ
の要部を拡大して示す図、第6図は本発明の製造方法を
工程順序に示す図、第7図は本発明によって製造された
素子と他の素子との特性を説明するための図である。 12・・・・・・P型層、14・・・・・・N型層、1
5・・・・・・ゲート電極、16・・・・・・カソード
電極、19・・・・・・接合面、21・・・・・・N型
不純物層。
Claims (1)
- 1 各部の濃度が均一なN型基板内に高濃度側表面が露
出するように濃度が厚み方向に順次変化するP型拡散層
を設ける工程と、上記P型拡散層の上記高濃度側表面に
濃度が均一なN型不純物層を形成する工程と、上記N型
不純物層の側から前記P型拡散層の中途位置まで所定の
パターンに蝕刻して複数の台形メサを形成する工程と、
この工程の後に前記N型不純物層をドライブイン拡散さ
せ、この拡散によるN型拡散層と前記P型拡散層との接
合面の最外周縁部が上記P型拡散層の1017原子/c
m3以上の濃度領域に接触し、上記接合面の中央部が上
記P型拡散層の1017原子/cm3未満の濃度領域に
接触してなるNPN接合の単位素子を複数形成する工程
とを具備してなることを特徴とする半導体素子の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50038373A JPS584466B2 (ja) | 1975-03-29 | 1975-03-29 | 半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50038373A JPS584466B2 (ja) | 1975-03-29 | 1975-03-29 | 半導体素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51113474A JPS51113474A (en) | 1976-10-06 |
JPS584466B2 true JPS584466B2 (ja) | 1983-01-26 |
Family
ID=12523469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50038373A Expired JPS584466B2 (ja) | 1975-03-29 | 1975-03-29 | 半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS584466B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62147363U (ja) * | 1987-03-12 | 1987-09-17 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS503576A (ja) * | 1973-05-14 | 1975-01-14 |
-
1975
- 1975-03-29 JP JP50038373A patent/JPS584466B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS503576A (ja) * | 1973-05-14 | 1975-01-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51113474A (en) | 1976-10-06 |
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