JPS5844534Y2 - 電池収納装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電気機器の電池収納装置に関する。

電池を使用する電気機器は、いかにして電池を収納する
かが最も問題となる。

電池の出し入れが容易であること、スペースができる限
り小さいこと、電気機器の外観上自然さがないこと、か
つ、収納された電池が安定的に保持されること等を考慮
しなければならない。

電気機器の種類によっては、電池の収納場所が問題とな
ることが多い。

リチウム電池等の小型のボタン型の場合はともかく、重
工型電池を数本必要とする場合、収納個所が著しく制限
される。

電気機器の使用上の問題から電気部品を収納しない余分
なスペースがあれば、そこに収納するのが最も望ましい
。

電気機器の一種であるストロボは、種類によって握部を
設けなければならないものがある。

ここには電気部品を収納しないこともあるので、ここに
電池を収納することがある。

握部は円柱又は丸みをおびた角柱であるため、その出し
入れが困難である。

本考案は、このような丸みをおびた角柱体中に電池を収
納するもので、出し入れが容易であり、かつ確実に電池
を保持することのできる電池収納装置を提供することを
目的としてなされたものである。

以下図示の実施例に基すいて本考案を説明する。

図示の実施例は、重工型乾電池を四本収納するようにな
っている。

電気的には、これらが直列接続となっている。

本実施例は、電気機器１の外装ケースの一部となる着脱
体２と、この着脱体２に回転自在に取り付けられ、実際
に電池を保持している箱体３とからなる。

着脱体２は、第２図に示すように外装ケースの形状に合
わせて断面Ｕ字形に形成された壁部４と、壁部４の一端
に壁部の長さ方向と直角方向に設けられた端子保持部５
とからなる。

壁部４の両細部６，６の中央に突出し、ここに外装ケー
スに着脱体２を取り付けるための係止片７．７が取り付
けられている。

外装ケースは当然のことながら、この着脱体２と同一の
形状の切欠部を有し、着脱体２を取り付けることによっ
て一個の柱体となる構成である。

端子保持部５は通常の板体からなるものであり、それに
、電池接片８，９が設けられている。

接片８は二個の電池を直列に接続するためのもので、接
片９，９は電池の出力を取り出すためのものである。

この電池接片８に設けた突出部１４は箱体３に設けた突
片１５とかみ合って箱体３を着脱体２に沿わせておくた
めのものである。

接片９，９は端子保持部５の裏側にまで導かれ電気機器
１に設けた取出接片１３と接触させられる。

この着脱体２の端子保持部５に設けた端部と反対側の端
部の細部６の付根の所に軸受１０が設けられている。

もちろん両側に設けられている。一方箱体３は、一端が
開放された有底筒体であリ、底部にコイル又は板状に形
成された電池接片１１．１１を有している。

さらに、底部外側の一隅には前記軸受１０に挿入される
軸１２．１２が取り付けられている。

この箱体３は、その軸１２．１２を軸受１０に入れて着
脱体２に回転自在に取り付けられる（第３図）。

人口の一辺に突片１５を有するのは前記の通りである。

電池は箱体３の中に４本並べて入れである。

この箱体３を着脱体２の壁部４に沿うように並べれば電
池の電極は端子保持部５の電池接片８，９に各々接触す
る。

従って、接片９，９から電力を取り出すことができる。

電気機器１中には、前記のように、接片９，９と接する
位置に取出接片１３を配しであるので、ここから電気部
品に電力が供給される。

電池を交換するときには、着脱体２の細部６の中央部分
を押して係止片７の係止を外せば簡単に着脱体２を引き
出すことができる。

そして、箱体３を第３図、図示のように回転させれば箱
体３の開放端から電池を取り出し、かつ、入れることが
できる。

その後は、箱体３を戻して、電気機器１の切欠部に着脱
体２を押し込むだけでよい。

このように、本考案は、着脱体と、電池を実際に保持す
る箱体とに分離したので、着脱体の形状が電池の形状に
拘束されず、電気機器の形状に合わせることが容易とな
る。

また、電池を入れておく箱体を着脱体に回転自在とした
ので、電池交換の際、第３図図示のように電池の出入口
を開けることができ、電池の交換が容易となる。

また、箱体の底部には、一般に電池収納部の電池接片と
同じくコイル又は板状に形成されスプリング作用を有す
る接片を有しているので、箱体を着脱体に沿わせて置き
、電池の電池接片に接触させたとき、スプリングに押さ
れて確実に接触し、かつ保持させておくことができる。

また、突出部１４と突片１５とによって箱体３を着脱体
２に固定することができるので、電池が入っていないと
きでも箱体３がブラブラするようなことか゛ない。

【図面の簡単な説明】

図は、本考案実施例に関するもので、第１図が電気機器
に取り付けた状態の側面図、第２図が着脱体の斜視図、
第３図が着脱体に箱体を取り付けた状態の側面図、第４
図が箱体の側面図と平面図。 ２・・・・・・着脱体、３・・・・・・箱体、１０・・
・・・・軸受、１２・・・・・・軸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電気機器の外装ケースの一部を構威し、かつ電気機器に
   着脱自在に形成されるとともに一端に電池接片を設けた
   端子保持部を有する着脱体と、有底筒状に形成され、着
   脱体に回転自在に取り付けられ、内部に収納した電池の
   開放端側の電極が前記着脱体に設けた電池接片と接触し
   得る箱体とからなる電池収納装置。