JPS5844114Y2 - 油圧揚網機 - Google Patents

油圧揚網機

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Publication number
JPS5844114Y2
JPS5844114Y2 JP516278U JP516278U JPS5844114Y2 JP S5844114 Y2 JPS5844114 Y2 JP S5844114Y2 JP 516278 U JP516278 U JP 516278U JP 516278 U JP516278 U JP 516278U JP S5844114 Y2 JPS5844114 Y2 JP S5844114Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case body
hydraulic motor
deck
net
hydraulic
Prior art date
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Expired
Application number
JP516278U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54110968U (ja
Inventor
政義 中西
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP516278U priority Critical patent/JPS5844114Y2/ja
Publication of JPS54110968U publication Critical patent/JPS54110968U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は舷側近傍のデツキ上に設置される油圧揚網機に
関する。
従来の揚網機は、下端をデツキ上に固定したスタンドの
上端に油圧モータとそれにより駆動される揚網ローラを
備え、油圧モータの接手部及びそこに接続する配管は外
部に露出している。
配管には可撓性が要求されるのでほとんどがゴム管であ
る。
ところが上記従来の構造によると接手部が錆び、安全性
確保のためしばしば交換する必要がある。
外部に露出した配管は作業の支障にもなり、損傷も受け
やすい。
又油圧ポンプその他の油圧制御機構をデツキの下側に配
置してデツキ下配管とした場合は、デツキに設けた配管
貫通孔から水もれが発生し、デツキ下へ浸水する不具合
も起り得る。
従来又、箱形ケース本体内に油圧モータ、油圧ポンプ、
オイルタンク、電動機等を内蔵し、本体の下端に取付ベ
ースを有するものは既に提案されている(例えば実開昭
52−145199)。
ところがそのようなケース本体を船のデツキ上に装着す
ると、全体が嵩張るため漁労スペースが減少し、作業性
が大幅に低下する。
又ケース本体を縦軸回りに旋回した後固定することが不
可能であるため、引き上げるべき網の姿勢によっては網
が揚網ローラから外れたり、スリップが生じ、効率よく
網を上げることができなくなる。
本考案は管状スタンドの上端に該スタンド内と連通した
密閉型ケース本体を縦軸回りに回動自在かつクランプ自
在に設け、ケース本体内に組付けた油圧モータの接手部
と、そこに接合する油圧供給用配管をケース本体と管状
スタンドで完全に覆うことにより上記従来の不具合を回
避しようとするもので、次に図面により説明する。
第1図に於て管状スタンド1の台座2は中央に配管挿通
用の孔3を備え、刺網等を船外から船内へ引込む作業に
適した舷側近傍のデツキ4上に複数個のボルト5により
締着され、孔3はデツキ4に明けた孔6と連通ずる。
スタンド1の支柱部7(パイプ)はその下端全周が孔3
を囲む台座上面に溶着され、舷側と概ね平行に傾斜して
上方へ延び、上端には支持リング8が水平な姿勢で溶着
されている。
9,10は溶接部分、11は複数個の補強リブである。
リング8の中央の孔12は支柱部7内の空間に連通し、
又リング8上に軸心0−Oを中心に旋回自在に支持され
るケース本体13の底壁に設けた孔14を経て、ケース
本体13内の空間にも連通している。
ケース本体13を支持リング8上に於て軸心(縦軸)O
−0を中心に旋回自在に支持すると共に、支持リング8
に対しケース本体13をクランプ可能にするため、クラ
ンプリング16とクランプレバ−17が設けである。
支持リング8とクランプリング16は上方へゆくにつれ
て直径が増加するテーパ部18,19を備え、第1図に
示すクランプ時には両テーパ部18,19は圧接してい
る。
図示のクランプ時、クランプリング16がケース本体1
3の底壁から僅かな隙間L1だけ離れるようにクランプ
リング16の厚さが定められている。
クランプリング16は例えば同一円周上に2個の固定ボ
ルト20の挿通孔21と、2個の植込ボルト22の挿通
孔23を備え、孔21はスペーサ24上に遊嵌している
固定ボルト20はケース本体13のねじ孔26に螺合し
、座金25とケース本体13によりスペーサ24を固定
している。
植込ボルト22はケース本体13のねじ孔27に螺合し
、中央の軸部28に孔23が遊嵌し、クランプリング1
6より下方へ突出した部分にクランプレバ−17と一体
の締付ねじ筒29が螺合している。
2本の植込ボルト22は隣接していてもよく、間に1本
の固定ボルト20を配置してもよい。
クランプリング16が充分な剛性を有する場合は1箇所
に植込ボルト22を設けても差支えない。
倒れの場合に於てもクランプレバ−17を手で回し、締
付ねじ筒29をゆるめると、クランプリング16が支持
リング8から解放され、支持リング8上に於てケース1
3を軸心O−0を中心に旋回させることができる。
適当な位置でクランプレバ−17により締付ねじ筒29
をねじ込むと、テーパ部18,19が互に圧接してクラ
ンプリング16を支持リング8に対し固定することがで
きる。
ケース13内に一体に設けた垂直な隔壁31は油圧モー
タ32を固定するための取付孔33と取付面34を備え
、孔33に円柱状ボス35が嵌合し、面34にはフラン
ジ36の端面がボルト37により圧接している。
油圧モータ32の配管接手部38には油圧供給用配管3
9′(ゴム管)の上端が接続し、配管39はスタンド支
柱部γ内を下方に延び、孔6を経てデツキ4の下方に配
置した油圧制御機構に接続する。
ケース本体13は右端に主軸受支持筒40の端部フラン
ジ41により塞がれる開口部42を備え、開口部42内
には筒状ボス43が嵌合し、取付面44に対し端部フラ
ンジ41が複数個のボルト(図示せず)により圧接する
支持筒40内に両端の主軸受45.46を介して支持さ
れている主軸47は、左端にキー48を介してインター
ナルギヤ49を備え、ナツト50により抜止めが施しで
ある。
主軸47と油圧モータ32の軸51はL2だけ偏心して
おり、モータ軸51にキー52を介して固定したピニオ
ンギヤ53はインターナルギヤ49に噛合う。
54は抜止め用ビスである。主軸受46から右方へ突出
した主軸47の先端部にはキー56を介してフランジ5
7が固定され、ナツト58により抜止めが施しである。
59はシール、60はフランジ57に固定した植込ボル
ト、61は揚網ローラ、62はナツトである。
又ケース本体13左端の開口部63には複数個のボルト
64によりカバー65が取付けである。
アーム状の主軸受支持筒40を舷側上部を越えて外方へ
向け、揚網ローラ61を船体外へ張出し、クランプレバ
−17によりケース本体13をロックした状態で油圧モ
ータ32を起動すると、モータ軸51の回転力はキー5
2、ピニオンギヤ53、インターナルギヤ49、キー4
8、主軸47、キー56、フランジ57、ボルト60を
経て揚網ローラ61に伝達し、揚網ローラ61が海中の
刺網等を船内に巻込む方向に回転する。
網をローラ61上にかけて船体内へ引くと、網とローラ
61の摩擦により網を船体内へ引込むことができる。
揚網作業終了後はモータ32を止め、クランプレバ−1
7をゆるめ、ケース本体13を軸心0=0を中心として
概ね1800回して揚網ローラ61を船体内へ格納し、
再びクランクレバー17によりケース本体13をロック
する。
舶用機械に於てはその環境、条件から防錆のための材料
選定が重要な課題である。
しかし製法等によっては防錆の条件を満たし得ない場合
も生ずる。
そのような場合は他の何等かの方法で防錆を図る必要が
ある。
この点、本考案においては下端を船のデツキ4上に固定
した管状スタンド1の上端に、該スタンド1内と連通し
た密閉型ケース本体13を縦軸O−O回りに回動自在に
支持すると共にケース本体13の回動クランプ機構(ク
ランプリング16、クランプレバ−17等)を設け、ケ
ース本体13内に油圧モータ32を組込み、油圧モータ
32により駆動される水平な主軸47をシール59を介
してケース外へ突出させ、主軸47のケース外突出部に
揚網ローラ61を取付け、油圧モータ32の接手部38
に上端を接続した油圧供給用配管39を管状スタンド1
内に通したことを特徴としており、本考案によると一般
的には外部に設ける油圧モータ及び油圧モータに対する
配管、接手部をすべて密閉式のケース本体13及び管状
スタンド1内に収容したので、配管接手部38が錆びる
恐れはなくなり、安全性が向上し、定期的な交換に要す
る手間を省くことができる。
更に本考案によると管状スタンド1やケース本体13内
には油圧モータ32とそれに油圧を供給する配管39し
か配置されず、油圧ポンプや油圧制御機構は船のデツキ
4の下側に配置されるため、デツキ4上の装置がコンパ
クトにまとまり、漁労作業を行うためのスペースが広く
とれ、作業性が向上する。
又ケース本体13を縦軸O−O回りに回動してクランプ
リング16やクランプレバ−17からなるクランプ機構
により姿勢を固定することができるため、揚網作業に適
した角度に揚網ローラ61を無段階にセットすることが
でき、作業時における網やロープの損傷を防ぎ、効率よ
く揚網作業を進めることができる。
又作業終了後は揚網ローラ61をデツキ4の上側へ簡単
に格納することができる。
又付随的な効果として、デツキに外方へ露出した貫通孔
がなくなり、デツキ下方への浸水を防ぐことができる。
なお本考案を具体化する時、ケース本体13の旋回に伴
う配管39のねじれを防止するため、ケース本体13の
旋回範囲を規制するストッパーを設ける。
モータ軸51と主軸47は軸接手を介して同一直線上で
接続することもできる。
主軸受支持筒40はケース本体13と一体化しても差支
えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による油圧揚網機の主要部を示す縦断面
図である。 1・・・・・・管状スタンド、4・・・・・・デツキ、
13・・・・・・ケース本体、16,17・・・・・・
クランプリングとクランプレバ−(クランプ機構の一例
)、32・・・・・・油圧モータ、38・・・・・・接
手部、39・・・・・・配管、47・・・・・・主軸、
59・・・・・・シール、61・・・・・・揚網ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端を船のデツキ4上に固定した管状スタンド1の上端
    に、該スタンド1内と連通した密閉型ケース本体13を
    縦軸O−O回りに回動自在に支持すると共にケース本体
    13の回動クランプ機構を設け、ケース本体13内に油
    圧モータ32を組込み、油圧モータ32により駆動され
    る水平な主軸47のシール59を介してケース外へ突出
    させ、主軸47のケース外突出部に揚網ローラ61を取
    付け、油圧モータ32の接手部38に上端を接続した油
    圧供給用配管39を管状スタンド1内に通したことを特
    徴とする油圧揚網機。
JP516278U 1978-01-19 1978-01-19 油圧揚網機 Expired JPS5844114Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP516278U JPS5844114Y2 (ja) 1978-01-19 1978-01-19 油圧揚網機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP516278U JPS5844114Y2 (ja) 1978-01-19 1978-01-19 油圧揚網機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54110968U JPS54110968U (ja) 1979-08-04
JPS5844114Y2 true JPS5844114Y2 (ja) 1983-10-06

Family

ID=28810768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP516278U Expired JPS5844114Y2 (ja) 1978-01-19 1978-01-19 油圧揚網機

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JPS54110968U (ja) 1979-08-04

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