JPS5844058Y2 - ステアリングホイ−ル用心金 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は製造容易な自動車等に使用するステアリング
ホイール用心金に関する。

ステアリングホイール用心金は第１図及び第２図に示す
如く、リム部１、スポーク部２、ボス部３より構成され
、リム部１は従来、円又は楕円断面を有する金属棒ある
いは中空のパイプをリング状に形成するに必要な所定長
さに切断し、その後円形に曲げ、金属棒あるいはパイプ
の両端部を合せた接合面６を溶接し製造していた。

しかし金属棒あるいはパイプを曲げ円形にする場合充分
な真円度を出すことが困難であり、所定長さに切断する
ときの寸法のバラツキと接合面６を溶接する場合接合面
６にすき１ができることによる寸法のバラツキによりリ
ム部１の直径のバラツキが生じ、歩留１りがよくなかっ
た。

さらに切断、曲げ、溶接の各工程を必要とし、工数がか
かり生産能率が悪く、またリム部１のリンｆｆｉ面は円
形、楕円形であるため被覆物質が心金の周りを回りステ
アリングホイール操作をスムーズに行いにくいなどの欠
点があった。

この考案は上記にかんがみて、リム部の製造時にお゛け
る生産性を向上し、安価なステアリングホイール用心金
を提供して上記欠点を解消しようとするものである。

この考案の要旨はリム部、ボス部及びリム部とボス部を
連結するスポーク部からなるがステアリングホイール用
心金にトいて、リム部が金属管を長手方向直角に切断し
たリングからなることに関する。

以下この考案の一実施例を第３〜４図に基づいて説明す
る。

第３図はこの考案のステアリングホイール用心金の断面
図である。

ステアリングホイール用心金はリム部１１．ボス部１３
及びリム部とボス部を連結するスポーク部１２から構成
され、スポーク部１２とリム部１１、ボス部１３は各々
溶接等により固着されている。

リム部１１は第４図に示す如く、リム部１１に必要な直
径と肉厚を有する金属管２０を長手方向直角に所定巾で
もっていわゆる輪切りに切断してリングを製造し、該リ
ングをリム部１１として使用するものである。

金属管２０としては例えば材質は配管用炭素鋼鋼管、合
金鋼鋼管、アルミニウム管等が使用でき、製造上からは
継目を溶接したスパイラル管等、継目無管即ち引抜管等
いずれでも使用できる。

寸法では例えば外径３５０〜４００間肉厚７〜８ｗｒＬ
の金属管２０を巾１１−１３ｍｍに金切弓鋸盤、砥石切
断機等の切断機で切断する。

切断面の角部の面取りを行なってもよい。

金属管２０の肉厚と切断中を適宜選択することにより、
リム部１１のリング断面形状を縦長又は横長の長力形あ
るいは正方形のいずれでもすることができる。

このステアリングホイール用心金は外部をプラスチック
、ウレタンフオーム等で被覆され、ホーン機構等を組付
けた後、ステアリングホイールとしてボス部１３にシャ
フト１４が嵌挿されナツト１５により止着され使用する
。

この考案のステアリングホイール用心金は金属管２０を
所定巾に切断することにより、直ちにリム部１１とする
ことができるため、従来の心金に比べて曲げ、溶接の工
程が不要となり、生産性が向上し、該当設備を不要とす
ることができる。

さらに金属管２０を切断したものであるため、リム部１
１の直径のバラツキはほとんどなく、真円度も良好なも
のが得られる。

リム部１１のリング断面を縦長の長男形とした場合はリ
ム部１１面に垂直力向からの衝撃に対して充分女強度を
有することができる。

さらに断面が長男形または正方形であるため、外側にウ
レタンフオームを被覆した場合、ウレタンフオームが心
金の周りを回ることがなく。

バンドル操作がスムーズに行うことができる。

スポーク部１２とリム部１１の溶接面にトいてスポーク
部１２の溶接面が平面であるためリム部１１とスポーク
部１２の面が面接触をするため溶接が容易であり、溶接
面の密着がよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のステアリングホイール心金の平面図、第
２図は第１図の■−ａ線に沿う断面図、第３図はこの考
案のステアリングホイール用心金の第２図と同様な箇所
の断面図、第４図はこの考案のリム部を製造する金属管
を示す斜視図である。 １１・・・リム部、１２・・・スポーク部、１３・・・
ボス部、２０・・吟属管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. リム部、ボス部及びリム部とボス部を連結するスポーク
   部からなるステアリングホイール用心金にむいて、前記
   リム部が金属管を長手方向直角に切断したリングからな
   ることを特徴とするステアリングホイール用心金。