JPS5843574Y2 - 噴霧器用キヤツプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、皮革等の保護や磨き等に用いるエアゾール
等の噴霧器用キャップに関わるもので、その目的とする
ところは、例えば靴磨きの場合、泥等の汚れを掻き落し
、スプレーした後艶出しすることが容易にでき、しかも
噴霧器の頭部を保護して噴霧器と一体のものとして保管
することのできる極めて便利な噴霧器用キャップを安価
に提供することである。

以下、実施例として示した図面に従ってこの考案に係る
噴霧器用キャ゛ジブあ構成を説明する。

先ず第１図及び第２図に見る様に、キャップ本体１の上
蓋表面２に植毛してブラシ３とし、上記キャップ本体１
の下位に形威した段部４から下端までのツバ部５の外面
に汚れ落とし用の凹凸部６を形成している。

そして、第２図に見る如く、上記ツバ部５の内側には環
状溝７が形成され、噴霧器本体８の上端に形威した環状
突出部９に着脱自在に嵌合している。

尚、第３図に見る如く、キャップ本体１に前記段部４を
設けずに、キャップ本体１を単−径のものとして形成し
て実施することも可能である。

次に、上述の如き構成としたこの考案に係る噴霧器用キ
ャップの使用状態を説明する。

先ず、第２図に示した様に、前記キャップ本体１の環状
溝７と噴霧器本体８の環状突出部１０とを互に嵌合させ
ることによりキャップ本体１を噴霧器本体８に装着させ
て噴霧器の頭部１０を保護し、両者一体のものとして保
管する。

使用に際七ては、そのまま噴霧器本体８を持って前記凹
凸部６で汚れを落し、更に前記ブラシ３で磨きを行うこ
とも可能であるが、第１図の如く、キャップ本体１を噴
霧器本体８より分離して用いることもまた可能であり、
これらいずれの場合でも、ブラシ３を持ち替えずに凹凸
部６での汚れ落としや、ブラッシングを行うことができ
る。

尚、第１図及び第２図に示したキャップを更に発展させ
た実施態様として、第４図に示す如く、上蓋１１をキャ
ップ本体１とは別個のものとして形成し、その表面及び
裏面の外周近くに環状溝１２を設け、キャップ本体１の
薄い肉厚とした上端部１３に嵌合させることにより表裏
いずれも着脱自在としている。

そして、前記上蓋１１の表裏両面に同種又は異種のブラ
シ３を植毛し、上蓋１１を裏返して装着することにより
、いずれのブラシ３をも使用することが゛できる。

更に、凹凸部６を有するツバ部５をキャップ本体１とは
別個のものとして形威し、キャップ本体１の外面を上下
摺動自在に装着することにより、ツバ部５をキャップ本
体１の上位に押し上げることができ、そうすれば、ブラ
シ３と凹凸部６とが互に近接し、上下に持ち替える手間
を要せず両者を交互に使用することが可能である。

次に、第３図に示したキャップを更に発展させた実施態
様として、第５図に見る如く、キャップ本体１の内壁に
複数のレール１４を設け、このレル１４により上蓋１３
がキャップ本体１の内側を上下摺動自在とされ、且また
、上蓋１３の表裏両面にブラシ３を植え、更に外カバー
１５が装着されている。

この使用状態を説明すると、第５図に示した状態で外カ
バー１５を取り外せば上蓋１１の表面に設けられたブラ
シ３が使用可能となり、そしてキャップ本体１の下部に
形成した凹凸部６が露出して使用することができる。

更に、上蓋１１をキャップ本体１の下端まで押し下げる
と、上蓋１１の裏面のブラシ３がキャップ本体１の下よ
り露出して使用可能となる。

尚、使用しない場合は、第５図の様に外カバー１５を装
着してお、けば上蓋１１の表面のブラシ３が保護され、
且また、そのブラシ３の汚れが他の物に付くのを防止す
ることができる。

更に第６図に示す如く、キャップ本体１の内壁に複数の
レール１４を設け、これらレール１４により上蓋１１を
上下摺動自在及び着脱自在とし、上蓋１１の表面のみに
ブラシ３を設けて実施することもできる。

こうすることにより、使用しない場合はブラシ３をキャ
ップ本体１の内側に収納することができ、また、上蓋１
１をいったん取り外し、そして、上蓋１１を裏返してキ
ャップ本体１に逆さに挿入し、キャップ本体１の下端ま
で押し下げればブラシ３はキャップ本体１の下より露出
して使用されうる。

そうすれは゛、ブラシ３と凹凸部６とが互に近接するこ
とになり、持ち替える必要無しに両者を交互に使用する
ことができる。

更にこの場合、凹凸部６を有するツバ部５を装着させて
実施することも可能である。

そして第７図に示した如く、第４図に見る実施例より上
蓋１１の表裏いずれか片方のブラシ３を取り去った態様
で実施することもできる。

そうすれば片面のみにブラシ３を有する上蓋１１をひつ
くり返すことにより、ブラシ３を露出させたり収納した
りすることが自在にできる。

この考案は上述の如き構成を有するものであり、従って
この考案に係る噴霧器用キャップは、汚れ落し及びブラ
ッシング等の使用に極めて便利であす、シかも噴霧器の
頭部を保護して噴霧器と一体のものとして保管すること
ができて安価に提供することができる等、実用的効果に
優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係る噴霧器用キャップ及び噴霧器
上半部の斜視図。 第２図は、噴霧器用キャップの縦断面図。 第３図は、異る実施態様の斜視図。 第４図は、第１図及び第２図に示すキャップを更に発展
させた実施態様の縦断面図。 第５図は、第３図に示すキャップを更に発展させた実施
態様の縦断面図。 第６図は、更に発展させた実施態様の縦断面図。 第７図は、更に異る実施態様の縦断面図。１・・・・・
・キャップ本体、２・・・・・・上蓋表面、３・・・・
・・ブラシ、６・・・・・・凹凸部、８・・・・・・噴
霧器本体、１１・・・・・・上蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. キャップ本体の上端に設けた上蓋の少くとも片面にブラ
   シを設け、且またキャップ本体の外周部に汚れ落し用の
   凹凸部を形成し、下端部が噴霧器本体の上端部に嵌合し
   て着脱自在となることを特徴とした噴霧器用キャップ。