JPS584349Y2 - 4線−2線変換回路 - Google Patents
4線−2線変換回路Info
- Publication number
- JPS584349Y2 JPS584349Y2 JP1976164427U JP16442776U JPS584349Y2 JP S584349 Y2 JPS584349 Y2 JP S584349Y2 JP 1976164427 U JP1976164427 U JP 1976164427U JP 16442776 U JP16442776 U JP 16442776U JP S584349 Y2 JPS584349 Y2 JP S584349Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- terminal
- line
- impedance
- connection terminal
- Prior art date
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- Expired
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は1つの4線回線端末を同時に2方向の2線回線
に接続する場合用いられる4線−2線変換回路に関する
ものである。
に接続する場合用いられる4線−2線変換回路に関する
ものである。
従来、この種の4線−2線変換回路には、3方向分岐回
路を用いて4線端子を2方向に出し、それらに2線端子
1つを持つ4線−2線変換回路を接続するものが実用化
されていた。
路を用いて4線端子を2方向に出し、それらに2線端子
1つを持つ4線−2線変換回路を接続するものが実用化
されていた。
この従来の回路は、4線−2線変換回路の主要な性能で
ある反響減衰量特性を良好にしようとする場合、2線回
線の特性インピーダンスと平衡回路網の整合が難しいこ
とと、3方向分岐回路により4線−2線変換回路が2回
路並列に接続されるため、回り込み成分が合成されさら
に反響減衰量が劣化する欠点があった。
ある反響減衰量特性を良好にしようとする場合、2線回
線の特性インピーダンスと平衡回路網の整合が難しいこ
とと、3方向分岐回路により4線−2線変換回路が2回
路並列に接続されるため、回り込み成分が合成されさら
に反響減衰量が劣化する欠点があった。
また、3方向分岐回路と2つの4線−2線変換回路を使
用するため形が大きくなり、かつ部品数が多いため安価
ではながった。
用するため形が大きくなり、かつ部品数が多いため安価
ではながった。
この考案の目的は、小形にして安価に構成でき、しかも
十分なる反響減衰量を得ることができる4線−2線変換
回路を提供することにある。
十分なる反響減衰量を得ることができる4線−2線変換
回路を提供することにある。
本考案の変換回路は、3つの回線接続端子と1つの平衡
回路網接続端子を有するハイブリッドトランスを使用し
て、2線回線と4線回線との間の接続を行なう4線−2
線変換回路において、それぞれ前記ハイブリッドトラン
スの平衡回路網接続端子および第1の回線接続端子に第
1および第2の2線回線を接続し、それぞれ前記ハイブ
リッドトランスの第2および第3の回線接続端子に第1
および第2の4線回線を接続し、前記第2の接続端子か
らみた前記第1の4線回線のインピーダンスと前記第3
の接続端子からみた前記第2の4線回線のインピーダン
スとを不整合にした構成を有している。
回路網接続端子を有するハイブリッドトランスを使用し
て、2線回線と4線回線との間の接続を行なう4線−2
線変換回路において、それぞれ前記ハイブリッドトラン
スの平衡回路網接続端子および第1の回線接続端子に第
1および第2の2線回線を接続し、それぞれ前記ハイブ
リッドトランスの第2および第3の回線接続端子に第1
および第2の4線回線を接続し、前記第2の接続端子か
らみた前記第1の4線回線のインピーダンスと前記第3
の接続端子からみた前記第2の4線回線のインピーダン
スとを不整合にした構成を有している。
次に図面を参照して説明する。
第1図は、従来から使用されている4線−2線変換回路
を示す。
を示す。
この回路では、4線受信端末端子4WRからの信号は、
3方向分岐回路におけるハイブリッドトランス1→2(
あるいは1→5)を通り、4線−2線変換回路の端子S
、(あるいはS2)を通りハイブリッドトランス7(あ
るいは8)をへて2線側端子2W。
3方向分岐回路におけるハイブリッドトランス1→2(
あるいは1→5)を通り、4線−2線変換回路の端子S
、(あるいはS2)を通りハイブリッドトランス7(あ
るいは8)をへて2線側端子2W。
(あるいは2W2)より線路に送出される。
逆に、線路からの信号は2線側端子2W1(あるいは2
W2)をへて、ハイブリッドトランス7→R1→3→6
(あるいは、8→R2→4→6を通り4線送信端末端子
4W5に送出される。
W2)をへて、ハイブリッドトランス7→R1→3→6
(あるいは、8→R2→4→6を通り4線送信端末端子
4W5に送出される。
これらの伝送により1つの4線回線を2つの2線回線に
変換ることを可能としている。
変換ることを可能としている。
しかし、この回路において重要な性能である反響減衰量
は、端子2W1(あるいは2W2)から線路をみたイン
ピーダンスとハイブリッドトランス7(あるいは8)の
平衡回路網9(あるいは10)のインピーダンスとの整
合状態によりきまり、通常線路インピーダンスは分布定
数回路なので平衡回路網を相当複雑な構成にして線路イ
ンピーダンスに整合しないかぎり十分大きな値が得られ
ない。
は、端子2W1(あるいは2W2)から線路をみたイン
ピーダンスとハイブリッドトランス7(あるいは8)の
平衡回路網9(あるいは10)のインピーダンスとの整
合状態によりきまり、通常線路インピーダンスは分布定
数回路なので平衡回路網を相当複雑な構成にして線路イ
ンピーダンスに整合しないかぎり十分大きな値が得られ
ない。
またハイブリッドトランス7.8で劣化した反響減衰量
によって回り込んだ2つの成分は、3方向分岐回路によ
り合成されるため総合の反響減衰量は、さらに劣化する
。
によって回り込んだ2つの成分は、3方向分岐回路によ
り合成されるため総合の反響減衰量は、さらに劣化する
。
第2図は、この考案による4線−2線変換回路の一例を
示す。
示す。
丁度第1図の4線−2線変換回路の1つをとり出しその
R1端子を高入力インピーダンスをもつバッファ増巾器
12を介して端子4W5に接続し、S1端子を端子4W
Rとし、さらに平衡回路網に接続されていたハイブリッ
ドトランスのもう一方の2線端子を2 W2端子として
使用する構成である。
R1端子を高入力インピーダンスをもつバッファ増巾器
12を介して端子4W5に接続し、S1端子を端子4W
Rとし、さらに平衡回路網に接続されていたハイブリッ
ドトランスのもう一方の2線端子を2 W2端子として
使用する構成である。
第3図に示すように、ハイブリッドトランスの特性は、
端子A++端子B、端子AO端子D、端子BO端子C1
端子CO端子り間が低損失で伝送される。
端子A++端子B、端子AO端子D、端子BO端子C1
端子CO端子り間が低損失で伝送される。
また、端子AO端子C間の伝送特性は、端子Bから外部
側をみたインピーダンスB′と端子りから外部側をみた
インピーダンスD′の関係がB′D′の時無限大の伝送
損失となり、B’kD’の場合その値の違いに応じて損
失が減少する。
側をみたインピーダンスB′と端子りから外部側をみた
インピーダンスD′の関係がB′D′の時無限大の伝送
損失となり、B’kD’の場合その値の違いに応じて損
失が減少する。
同様に端子BO端子り間の伝送特性もインピーダンスA
’=C’の時無限大の伝送損失となすA′〜C′の場合
その値の違いに応じて損失が減少する。
’=C’の時無限大の伝送損失となすA′〜C′の場合
その値の違いに応じて損失が減少する。
第2図の4線−2線変換回路の場合には、端子4WRか
ら端子2W[(または2W2)への伝送、端子2W、(
または2W2)から端子4W5への伝送および端子2W
、と端子2W2との間の伝送に対しては伝送損失の少な
いことが要求され、端子4WRから端子4W5への伝送
に対しては伝送損失が十分大きいことが要求される。
ら端子2W[(または2W2)への伝送、端子2W、(
または2W2)から端子4W5への伝送および端子2W
、と端子2W2との間の伝送に対しては伝送損失の少な
いことが要求され、端子4WRから端子4W5への伝送
に対しては伝送損失が十分大きいことが要求される。
端子4WR→端子2W1(あるいは2W2)、端子2W
1(2W2)→端子4W5については、第3図にも示す
ように問題なく伝送され、端子2W1++端子2W2に
ついてもハイブリッドトランス11の端子JWs側をみ
たインピーダンスがバッファ増巾器12の入力インピー
ダンスとなるため十分高く(数百KQ組以上、また端子
4WR側のインピーダンスは、バッファ増巾器13の出
力インピーダンスとなるので十分低く(数Q以下)なり
、端子2W1++端子2 W2間は低損失(約Q dB
)にて伝送される。
1(2W2)→端子4W5については、第3図にも示す
ように問題なく伝送され、端子2W1++端子2W2に
ついてもハイブリッドトランス11の端子JWs側をみ
たインピーダンスがバッファ増巾器12の入力インピー
ダンスとなるため十分高く(数百KQ組以上、また端子
4WR側のインピーダンスは、バッファ増巾器13の出
力インピーダンスとなるので十分低く(数Q以下)なり
、端子2W1++端子2 W2間は低損失(約Q dB
)にて伝送される。
端子4WR→端子4W5間の伝送特性については、端子
2W1、端子2W2から線路側をみたそれぞれのインピ
ーダンスが相等しければ十分大きくすることができる。
2W1、端子2W2から線路側をみたそれぞれのインピ
ーダンスが相等しければ十分大きくすることができる。
端子2W1、端子2W2に接続される実際の線路は、か
なり長い距離(数Km以上)布設された通信ケーブルが
多いため、集中定数で構成された平衡回路網に比べ、は
とんど理想に近いインピータンス整合を得ることが出来
るので、本考案の4線−2線変換回路はこの場合十分大
なる反響減衰量が得られる。
なり長い距離(数Km以上)布設された通信ケーブルが
多いため、集中定数で構成された平衡回路網に比べ、は
とんど理想に近いインピータンス整合を得ることが出来
るので、本考案の4線−2線変換回路はこの場合十分大
なる反響減衰量が得られる。
以上述べたように、この考案によれば、従来の回路と比
較して電気的特性も向上し、かつ構成が簡単で部品数も
少ないので、小型になり経済的にも安価なものが実現で
きる。
較して電気的特性も向上し、かつ構成が簡単で部品数も
少ないので、小型になり経済的にも安価なものが実現で
きる。
第1図は、3方向分岐回路と2つの4線−2線変換回路
の組合せからなる従来の回路を示し、第2図は、本考案
による4線−2線変換回路の実施例を示し、第3図は一
般のハイブリッドトランスの動作説明図である。 1〜8.11はハイブリッドトランス、9.10は平衡
回路網、12.13はバッファ増巾器を示す。
の組合せからなる従来の回路を示し、第2図は、本考案
による4線−2線変換回路の実施例を示し、第3図は一
般のハイブリッドトランスの動作説明図である。 1〜8.11はハイブリッドトランス、9.10は平衡
回路網、12.13はバッファ増巾器を示す。
Claims (1)
- 3つの回線接続端子と1つの平衡回路網接続端子とを有
するハイブリッドトランスを使用して2線回線と4線回
線との間の接続を行なう4線−2線変換回路において、
前記ハイブリッドトランスの平衡回路網接続端子および
第1の回線接続端子に第1および第2の2線回線を接続
し、第1の増幅器を介して前記ハイブリッドトランスの
第2の回線接続端子に第1の4線回路を接続し、前記第
1の増幅器の出力インピーダンスよりも高い入力インピ
ーダンスを有する第2の増幅器を介して前記ハイブリッ
ドトランスの第3の回線接続端子に第2の4線回線を接
続し、前記第2の回線接続端子からみた前記第1の4線
回線のインピーダンスと前記第3の回線接続端子からみ
た前記第2の4線回線のインピーダンスとを不整合にし
たことを特徴とする4線−2線変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976164427U JPS584349Y2 (ja) | 1976-12-07 | 1976-12-07 | 4線−2線変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976164427U JPS584349Y2 (ja) | 1976-12-07 | 1976-12-07 | 4線−2線変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5380341U JPS5380341U (ja) | 1978-07-04 |
JPS584349Y2 true JPS584349Y2 (ja) | 1983-01-25 |
Family
ID=28772151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976164427U Expired JPS584349Y2 (ja) | 1976-12-07 | 1976-12-07 | 4線−2線変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS584349Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS504957A (ja) * | 1972-12-22 | 1975-01-20 |
-
1976
- 1976-12-07 JP JP1976164427U patent/JPS584349Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS504957A (ja) * | 1972-12-22 | 1975-01-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5380341U (ja) | 1978-07-04 |
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