JPS5843291B2 - ジヨウヘンザイリヨウノ コイルオホウソウスルホウホウ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、条片材料のコイルを包装する方法１こ関する
。

鋼条片などの条片材料のコイルは、輸送中それらを保護
するために包装される必要がある。

コイルの周囲に標準以下の条片巻回を捲きつけ、コイル
を帯金で締めつけて、コイルの両端部の巻回条片の部分
を折り曲げることにより、手によって鋼条片のコイルを
包装することが普通である。

これは、非常に時間を消費することであって、また非常
に保護力のある包装を提供しない。

鋼のコイルを収納する予め形成された容器を提供する試
みが、例えば米国特許第３１９８４１８号明細書に提案
されている。

本発明による条片材料コイルの包装方法は、次の工程を
持っている。

コイルの周囲に向って強靭な保護材料のシート状部材を
送給する工程、その保護材料の各長手縁部を波形にする
工程、この保護材料の波形縁部が、コイルの各端部の外
周縁の周囲（こ軸方向に外方に突出する張出突起を画成
するよう（こ、前記保護材料をコイルの外周に捲きつけ
る工程と、前記保護材料の張出した波形縁部をコイルの
各それぞれの端部においてその外周縁の上に半径方向に
内方に変形させ、コイルの各端部の軸面上に部分的に被
ぶせるようにする工程とを持っている。

本発明の他の概念によれば、次のような条片材料の包装
されたコイルが提供される。

強靭な保護材料のシート状部材が、コイルの外周に巻回
され、この保護材料は、コイルの各端部それぞれにおい
てその外周縁の各長手縁部に波形を持ち、前記波形縁部
は、半径方向（こ内方に変形してコイルの各端部のそれ
ぞれの軸面を部分的に被うようにされている。

本発明の更（こ他の概念（こよれば、条片材料コイルを
包装するとき使用するための次のような装置が提供され
る。

強靭な保護材料のシート状部防をコイルの外周に捲きつ
けるための装置を有し、前記保護材料の幅は、コイルの
軸方向寸法よりも犬であって、それ（こよってコイルの
各端部の外周縁に、軸方向外方に突出する保護材料の張
出し突起が設けられ、前記保護材料がコイルの周囲に巻
回される以前（こ前記保護材料の長手縁部に連続した波
形を作るための装置を有し、かつ前記保護材料の張出し
波形縁部をコイルの各それぞれの端部（こおいて外周縁
の上Ｏこ半径方向に内方に変形させ、コイルの各端部の
軸面上を部分的に被うための装置を持っている。

前記の保護材料が半径方向に内方Ｏこ変形される前に、
コイルの各端部の軸面ｆこ一つの保護部材を置いて、そ
れによって保護材料を変形した後に前記軸面の保護部材
が前記保護材料の半径方向内方に変形した波形縁部によ
って部分的に被されるようにしてもよい。

前記保護材料は、その単一条片であっても、またはこの
材料の一部を重ね合せた２本または３本の条片でもよく
、好ましくは例えば鋼板などの金属で形成される。

前記保護部材は、紙、鋼などの金属、または繊維材料ま
たはプラスチック材料でよく、また環状でもよい。

保護材料の縁部を波形にするための装置は、溝付形状の
１対のローラを持つのが好都合であり、このローラを通
って前記保護材料を通し、また保護材料の張出した波形
縁部を変形させるための装置は、前記保護材料の縁部を
前記軸端面の上に部分的に被せるように半径方向に内方
に変形させるために波形縁部に圧力を加えるためにコイ
ルの軸端面に近接して位置できる少なくとも１個のロー
ラを持つことができる。

前記保護材料の張出波形縁部を変形させるための装置は
、コイルの軸端面に位置できる２個のローラを持っても
よく、このようなローラのうちの第１のものは、先づ最
初（こ保護材料の波形縁部をコイルの周縁部を半径方向
内方に変形させるためその回転軸を前記端面に向って傾
斜して位置させ、これらローラの第２のものは、前記保
護材料の波形縁部をコイルの軸端面を含む平面内に完全
に変形させてコイルの前記軸端面上に部分的に被せるた
めにその回転軸を前記平面に平行に位置させている。

或は、前記保護材料の張出波形縁部を変形させるための
装置は、コイルの軸端面に位置できる単一のローラを持
っていてもよく、このローラは、最初ｌこ前記保護材料
の波形縁部をコイルの周縁から半径方向内方に変形させ
るためにその回転軸を前記端面に向って傾斜させた第１
姿勢と、前記保護材料の波形縁部を前記平面内に完全に
変形させテ、コイルの前記軸端面に部分的に被せるため
にその回転軸をコイルの軸端面を含む平面に平行にする
第２の姿勢との間を枢動できるように装架されている。

上記またはそれら各々のローラは、平行の側面を持つ溝
は形状のものでよい。

前記保護材料は、コイルの周囲（こ捲きつけられる以前
に、複数個の間隔孔を形成してもよく、このような孔は
前記保護材料がコイルの周囲に捲かれるときに、互いに
間隔円周関係に保護材料から半径方向に外方に突出する
それぞれの直立する円錐台状または類似形状の突起の頂
点に形成される。

このような貫通孔は、包装されたコイルの内側に溜積す
る水を排除できるようにし、またこれと同時にそれらの
孔の円錐台状の性質によって、包装が風雨に曝されても
雨水の直接侵入を実質的に防止する。

以下、添は図面を参照して、本発明の包装方法を説明す
る。

第１図Ｏこ例示した包装装置は、図示しないシート状部
材供給装置から、適当長に切断された保護材料のシート
状部材２を鋼条片のコイル３の外周に供給するためのテ
ーブル１を含んでいる。

保護材料は、金属シートなどの比較的強靭な材料であっ
て、この実施例では鋼シートである。

このシート２は、単一の鋼条片でも、或は、２枚または
それより多くの重ね合った鋼条片でもよい。

コイル３は、ローラ４および５の上に装架され、その長
手軸線の周りに回転することができる。

シート２は、１対の協動ローラ６．７によってコイル３
の外周に向って駆動され、シート２は、コイル３の周囲
に捲かれる前にこの協動ローラを通して送られる。

第２図から分るように、２対のローラ６゜１が設けられ
、その各対はシート２の各長手縁部から短かい距離に位
置している。

各１対の上部ローラ６は、それぞれの下部ローラ７の周
囲に設けた円錐台状の半径方向外方に延びたスタッド９
から成る２個の協動するリングを受は入れるに十分の半
径方向の深さを持つ２本の軸方向に間隔を有する環状溝
８を持っている。

成る実施例では、これらの溝８はスタッド９と噛み合う
複数個のくぼみまたは凹所によって置きかえられ、この
装置では、ローラ６．７は、これらローラの正確な位相
を確保するように互いに歯車結合されている。

各対のローラ６．７の間をシート２が通ることによって
、シートをコイル３に向って推進して、シート２／Ｉこ
軸方向に延びた２列の間隔孔１０を形成する。

これらの孔１０は、各円錐台状突起の頂点に形成される
。

これらの貫通した孔１０は、適当な協動ローラ対によっ
てシート２の縁部（こ向う任意適当のパタンに配列され
てもよい。

これらの貫通孔１０は、包装されたコイルの内側（こ溜
まる水を排除できるようにするとともに、それと同時に
それら孔の円錐台状の性質によって、包装が風雨（こ曝
されてもそれを通って雨水が直接侵入することを実質的
に阻止する。

シート２がローラ６．７を通過した後に、その縁部は１
対の協動するひだけけ車１１によって波形が形成される
。

第３図によって更に明らかなように、各ひだ付は車は、
はぼ円錐台状であって、シートの各縁部に沿って波形１
４を作るように協動する複数個の外方に突出する歯１３
を持っている。

各ひだけけ車１１は、それぞれの軸１５によって担持さ
れ、これらの軸１５は、前記ひだ吋は車１１から遠い端
部（こ歯車１６を装架し、これらの歯車１６は、ひだ吋
は車１１の正確な位相を確保するように互いに噛合って
いる。

図示しない一実施例では、これらのローラ６．７と、ひ
だけけ車１１とは、共通軸上に担持されている。

シート２は、ひだ付は車１１を通って、コイル３の外周
を回って送られる。

コイルの表面と保護材料のシート２との間に、防水紙の
シートを挿入してもよい。

しかる後に、コイル３をその長手軸の周りに回転して、
シート２をその周囲（こ固く巻きつけるが、その際にコ
イル３がシー）２ｔこ対して中心を確実に合わせるよう
に注意して、第４図に示すよう（こシートの波形縁部が
コイル３の両端部の外周縁部の周りに軸方向外方に突出
する張出し突起１７を形成するようにする。

しかして、シート２の両端部を点溶接で結合し、シート
をその位置（こ保持する。

例えば、紙、軟鋼などの金属、繊維板、またはプラスチ
ック材料のほぼ平担な保護端板１８が、コイル３の両端
部に接して置かれる。

例示した実施例では、この保護端板１８は、鋼の環状体
であって、例えはポリウレタンフォームなどの緩衝材料
１９を持ち、この緩衝材料１９はコイルに圧着されてこ
れに加わる損傷を防止する。

この保護端板１８の外径は、捲きつけるシート２の内径
より僅かに小さく、保護端板１８の内径は、好ましくは
コイル３の目の直径とほぼ同一である。

フオーム被覆を持った環状部材は、特願昭４８−５４５
０８号（特開ｌ昭４９−５５４９４号公報参照）明細書
に更（こ詳細Ｏこ記載されている。

本発明の例示しない実施例では、保護端板１８は、保護
被覆１９を持っていない。

シート２の各々の軸方向外方に張出している波形突起１
７は、コイル３をその長手軸線の周りに回転しつつ順次
に各突起１７に接触状態に押圧される１対の平行側面の
溝げローラ２０／Ｉこよって各部材１８と緩衝体１９と
の上（こ部分的に重ね合さるように半径方向内方に変形
される。

ローラ２０゜２１は、コイル３に対して近づきおよび離
れて動くことのできる板２６０こ形成された案内２４，
２５内を摺動できる支持部材２２．２３によってそれぞ
れ担持されている。

ローラ２０は、垂直に対してその回転軸を傾けて位置し
ているので、回転軸の周りに引かれた線はローラ２０に
接触する突起１７の周縁部と、コイル３の回転軸の中心
点とを通過する。

ローラ２０は、最初Ｑこ突起１７の縁部に接触して動き
、その縁部をコイルの端面に向けて内方に屈折する。

しかる後（こ、ローラ２０を縁部から離して動かし、直
立ローラ２１を縁部に接触状態に動かし、縁部を部材１
８と接触状態に半径方向内方（こ折り曲げる。

ローラ２１の表面に設けた溝は、シート２の長手縁部に
形成した波形１４と同一ピッチとして、コイル３が回転
するときに波形に噛合うようにする。

例示しない一実施例では、ただ１個の溝げローラが設け
られる。

この実施例においては、ローラは、最初はローラ２０に
対して示された位置に設置され、そして突起１７が内方
に屈折された後に、ローラ２１に対して示された位置に
再設置され、突起を保護端板１８と接触状態に半径方向
内方に屈曲させる。

シートがコイルの周囲に巻回する前にシートの縁部に加
えられる波形は、比較的容易にシート縁部をコイルの周
縁部に半径方向内方に折り曲げることを可能ｆこする。

本願発明によれば、コイルの端面に保護端板を配置した
から、輸送時のコイル端面の保護が確実となり、しかも
シートの波形縁部の長さが短くてすむから、屈曲工程に
おける作業が容易となる。

また、シートがコイルの端から側方へ突出する部分にの
み波形を加工するようにしたから、包装時におけるコイ
ルの周面の仕上げをきれいに行なうことができる。

本発明は、下記の態様で実施することができる。

１ コイルの周囲に巻回された保護材料のシート状部材
を有する条片材料の包装されたコイルであって、このコ
イル３の各端部の外周縁部ｌこおいて前記保護材料２の
各長手縁部１７に波形１４が形成さえ、かつ前記波形縁
部１７は、前記コイルの両端部の軸面に部分的に被さる
ように半径方向に内方に変形されることを特徴とする包
装された条片材料のコイル。

２ 条片材料のコイルを包装するときに使用するための
装置において、保護材料のシート状部材が、前記コイル
の各端部の外周縁部の周囲に外方に張出し突出して前記
コイルの外周に巻回されるものであって、１対のローラ
１１を有し、前記ローラ対を通って保護材料２のシート
が送給され、前記ローラ対は、前記保護材料が前記コイ
ル３に巻回される前に、その長手縁部に連続した波形１
４を加工し、かつ、前記保護材料２の前記波形縁部１１
に圧力を加えて、それを半径方向内方にこ変形させ、前
記コイル３の軸端面を部分的に被うために、前記コイル
の軸端面に近接して位置する少なくとも１個のローラを
有することを特徴とする条片材料のコイルを包装するた
めの装置。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明（こよる包装装置と、包装されようと
するコイルとを示す側面図、第２図は、第１図の詳細を
示す拡大平面図、第３図は、第２図の一部詳細の拡大側
面図、第４図は、本発明による包装されたコイルの縦断
面図である。 ２・・・・・・シート状部材（保護材料）、３・・・・
・・鋼条片コイル、４，５・・・・・・ローラ、６，７
・・・・・・孔あけローラ、８・・・・・・環状溝、９
・・・・・・円錐台状スタッド列、１０・・・・・・孔
、１１・・・・・・ひだけけ車、１３・・・・・・ひだ
げけ歯、１４・・・・・・波形、１５・・・・・・軸、
１６・・・・・・歯車、１７・・・・・・保護材料の歯
形縁部、１８・・・・・・保護部材、１９・・・・・・
緩衝材料、２０・・・・・・傾斜ローラ、２１・・・・
・・直立ローラ、２２，２３・・・・・・ローラ支持部
材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ コイルの周囲（こ向ってシートを送給する工程と、
   そのシートの両側の縁部のみに波形縁部を形成する工程
   と、このシートの波形縁部がコイルの両端縁の周囲より
   軸方向外方へ突出するようにシートをコイルの外周に巻
   きつける工程と、巻装されたコイルの端面に保護端板を
   配置する工程と、前記シートの波形縁部を半径方向内方
   に屈曲させコイルの各保護端板の上に部分的に被せる工
   程とを有してなる、条片材料のコイルを包装する方法。