JPS5842740A - 電極用亜鉛合金 - Google Patents
電極用亜鉛合金Info
- Publication number
- JPS5842740A JPS5842740A JP13968281A JP13968281A JPS5842740A JP S5842740 A JPS5842740 A JP S5842740A JP 13968281 A JP13968281 A JP 13968281A JP 13968281 A JP13968281 A JP 13968281A JP S5842740 A JPS5842740 A JP S5842740A
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- JP
- Japan
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- zinc
- alloy
- electrode
- bismuth
- mercury
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- Granted
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-
- Y02E60/12—
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はビスマスを添加した電極用亜鉛合金に関する。
亜鉛は卑金属であシながら、比較的に水素過電圧が高く
、耐食性に富むなどの性質があシ、また安価でもあるこ
とから、電池、めっきあるい°は陰極防食等電極用途に
広く利用されてきている。
、耐食性に富むなどの性質があシ、また安価でもあるこ
とから、電池、めっきあるい°は陰極防食等電極用途に
広く利用されてきている。
しかしながら、たとえば乾電池用電極(負極)として用
いられる場合局部腐食や水素ガス発生による容器の変形
や漏液がないことなどが必要条件とされるが、こうした
用途には一般の亜鉛のみでは不純物の存在による影響も
あって通常必らずしも満足され得ないのである。
いられる場合局部腐食や水素ガス発生による容器の変形
や漏液がないことなどが必要条件とされるが、こうした
用途には一般の亜鉛のみでは不純物の存在による影響も
あって通常必らずしも満足され得ないのである。
これまで、このような電極用亜鉛の性質を改善するため
、代表的な処置としては亜鉛のアマルガム化すなわち、
マンガン乾電池用亜鉛缶の内壁(電解液と接する)のア
マルガム化やアルカリマンガレ乾電池用亜鉛粉末(電解
液と混合される)のアマルガム化が行なわれており、こ
れにより効果的に亜鉛電極の水素過電圧が高められ、乾
電池貯蔵時の防食性が高まると共に水素ガスの発生が抑
制されている。 こうした水銀の利用は乾電池の性能の
向上に貢献しているが、近年公害防止の面からその代替
材料あるいは別処理が望まれるように−なってきている
のも事実である0 この対策として鉛、カドミウムある
いはインジウムなどを亜鉛に添加することも考えられて
いるが、何れも局部腐食あるいはガス発生障害を克服す
るのに充分でなく、いまだに水銀、の使用が避けられな
い状況にある。
、代表的な処置としては亜鉛のアマルガム化すなわち、
マンガン乾電池用亜鉛缶の内壁(電解液と接する)のア
マルガム化やアルカリマンガレ乾電池用亜鉛粉末(電解
液と混合される)のアマルガム化が行なわれており、こ
れにより効果的に亜鉛電極の水素過電圧が高められ、乾
電池貯蔵時の防食性が高まると共に水素ガスの発生が抑
制されている。 こうした水銀の利用は乾電池の性能の
向上に貢献しているが、近年公害防止の面からその代替
材料あるいは別処理が望まれるように−なってきている
のも事実である0 この対策として鉛、カドミウムある
いはインジウムなどを亜鉛に添加することも考えられて
いるが、何れも局部腐食あるいはガス発生障害を克服す
るのに充分でなく、いまだに水銀、の使用が避けられな
い状況にある。
本発明はこのような観点からなされたもので、2.0チ
以下のビスマスを含むことを特徴とする亜鉛合金であっ
て、水銀を含まず水素過電圧が高く、ガス発生量が少な
く、防食性に富み、かつ比較的安価な合金であって、上
記のような乾電池用としても好適な電極用亜鉛合金であ
る。
以下のビスマスを含むことを特徴とする亜鉛合金であっ
て、水銀を含まず水素過電圧が高く、ガス発生量が少な
く、防食性に富み、かつ比較的安価な合金であって、上
記のような乾電池用としても好適な電極用亜鉛合金であ
る。
亜鉛に0.0001〜2.0%のインジウムを添加する
ことにより乾電池の電解液中における亜鉛の耐食性を高
める試みは、特公昭33−3204号公報によって知ら
れているが、本発明者らが、乾電池放電時の水素ガス発
生に直接関係する水素過電圧を調査した結果では、99
.99%純分の電気亜鉛に対するインジウム添加の効果
は、わずかに0.01−0.03%インジウムの範囲で
比較的に良好であったにすぎず、該範囲内としても効果
は顕著なものではなかったし、該範囲外ではかえって添
加による効果はマイナスであった。 このように効果が
不定であることの理由は明らかではないが他の不純物の
影響が考えられる。
ことにより乾電池の電解液中における亜鉛の耐食性を高
める試みは、特公昭33−3204号公報によって知ら
れているが、本発明者らが、乾電池放電時の水素ガス発
生に直接関係する水素過電圧を調査した結果では、99
.99%純分の電気亜鉛に対するインジウム添加の効果
は、わずかに0.01−0.03%インジウムの範囲で
比較的に良好であったにすぎず、該範囲内としても効果
は顕著なものではなかったし、該範囲外ではかえって添
加による効果はマイナスであった。 このように効果が
不定であることの理由は明らかではないが他の不純物の
影響が考えられる。
一方発明者らは、電気亜鉛をペースとして、その水素過
電圧を高め、亜鉛アマルガム材に代替し得るものとして
ガリウムを0.5%以上好ましくは1チ以上を含む亜鉛
合金を見出している。 ただしこのガリウムは稀少元素
であシ、高価であることから、さらにこのガリウムに代
シ得るもの、あるいはこのガリウムとの併用でガリウム
量を減じ得るものを求めたものである。
電圧を高め、亜鉛アマルガム材に代替し得るものとして
ガリウムを0.5%以上好ましくは1チ以上を含む亜鉛
合金を見出している。 ただしこのガリウムは稀少元素
であシ、高価であることから、さらにこのガリウムに代
シ得るもの、あるいはこのガリウムとの併用でガリウム
量を減じ得るものを求めたものである。
しかして、亜鉛に少量のビスマスを添加することにより
著しく水素過電圧を高め、かつ電解液との接触時のガス
発生量をもまた著しく低減せしめる合金が得られること
を見出したものである。
著しく水素過電圧を高め、かつ電解液との接触時のガス
発生量をもまた著しく低減せしめる合金が得られること
を見出したものである。
すなわち本発明は、2.0 %以下のビスマスを含む亜
鉛合金であって、水素過電圧が高くかつガス発生量の少
ない電極用亜鉛合金である。
鉛合金であって、水素過電圧が高くかつガス発生量の少
ない電極用亜鉛合金である。
図は陰極(水素)過電圧曲線図であって、電気亜鉛およ
び水銀塗布亜鉛と比較しての本発明のビスマス−亜鉛合
金の効果をみたものである。 縦軸は電流密度を、横軸
は電位を示している。 測定は照合電極として硫酸水銀
電極、電解液として0、IN硫酸水溶液゛を用a、液温
37℃、電位移動速度5m■て−1,4■から−1,8
vまでの電位範囲で行なったものである。
び水銀塗布亜鉛と比較しての本発明のビスマス−亜鉛合
金の効果をみたものである。 縦軸は電流密度を、横軸
は電位を示している。 測定は照合電極として硫酸水銀
電極、電解液として0、IN硫酸水溶液゛を用a、液温
37℃、電位移動速度5m■て−1,4■から−1,8
vまでの電位範囲で行なったものである。
曲線1は99.99チ純分の電気亜鉛、曲線2は電気亜
鉛に水銀を通常の亜鉛缶アマルガム層濃度に相当する、
o、2tng/cl亜鉛になるように塗布した水銀塗布
亜鉛、曲線3.4.5.6および7はそれぞれヒスマス
を1.0%、0.5%、0.1%、 0.05%および
0.01 %含む亜鉛による電位−電流密度曲線換言す
れば水素過電圧曲線である。
鉛に水銀を通常の亜鉛缶アマルガム層濃度に相当する、
o、2tng/cl亜鉛になるように塗布した水銀塗布
亜鉛、曲線3.4.5.6および7はそれぞれヒスマス
を1.0%、0.5%、0.1%、 0.05%および
0.01 %含む亜鉛による電位−電流密度曲線換言す
れば水素過電圧曲線である。
電流密度が増すに従りて、険極部の平衡電位は岸側に移
動する。 図では曲線が横軸に接近している材料はど僅
かな電流密度の増加でも陰極(水素)過電圧は著しく増
加する、すなわち、水素過電圧の大きい材料となる。
図から、ビスマスを添加した電気亜鉛の水素過電圧はペ
ースとしての電気亜鉛のそれを凌ぐものであることがわ
かる。
動する。 図では曲線が横軸に接近している材料はど僅
かな電流密度の増加でも陰極(水素)過電圧は著しく増
加する、すなわち、水素過電圧の大きい材料となる。
図から、ビスマスを添加した電気亜鉛の水素過電圧はペ
ースとしての電気亜鉛のそれを凌ぐものであることがわ
かる。
一定電位(たとえば−1,65V)でビスマス添加量の
影響をみれば、0.01〜0.05%という極く僅かの
ビスマス添加で亜鉛の電流密度は急激に下降し、水銀塗
布亜鉛に匹敵する数値を示し、約0.1%にビスマス量
を増すとや\上昇し電気亜鉛の挙動に近づき、さらにビ
スマス量が増してくると電流密度がまた低下し、水銀塗
布亜鉛の挙動に類似してくる。
影響をみれば、0.01〜0.05%という極く僅かの
ビスマス添加で亜鉛の電流密度は急激に下降し、水銀塗
布亜鉛に匹敵する数値を示し、約0.1%にビスマス量
を増すとや\上昇し電気亜鉛の挙動に近づき、さらにビ
スマス量が増してくると電流密度がまた低下し、水銀塗
布亜鉛の挙動に類似してくる。
かかる現象効果を斉らす理由は亜鉛に対するビスマスの
固溶性と関係がある模様であるが明らかではない。
固溶性と関係がある模様であるが明らかではない。
このように少量のビスマス添加で水素過電圧は下り、か
つ圧延加工性を有する材料となる。
つ圧延加工性を有する材料となる。
たyし、ビスマス量が約2%を超えるとビスマスの偏析
が着しくなシ通常の砂型徐冷では1oチビスマスで完全
に二相凝固体となる。 従って、本発明では2%ビスマ
ス以下とする。
が着しくなシ通常の砂型徐冷では1oチビスマスで完全
に二相凝固体となる。 従って、本発明では2%ビスマ
ス以下とする。
このように、水素過電圧を高めることで耐食性が向上し
、また不純物混在の悪影響を抑制し、局部腐食やそれに
基づくガス発生をも制御する効果を与えることが知られ
ておシ、他の防食、還元電解等亜鉛の電極的用途にも利
用し得ることは明らかである。
、また不純物混在の悪影響を抑制し、局部腐食やそれに
基づくガス発生をも制御する効果を与えることが知られ
ておシ、他の防食、還元電解等亜鉛の電極的用途にも利
用し得ることは明らかである。
またビスマスはガリウムあるいはインジウム等に比し比
較的安価な金属であシ、少量のビスマスのZnに対する
固溶範囲内の合金は圧延加工性もあり、乾電池用亜鉛缶
用としても好適である。
較的安価な金属であシ、少量のビスマスのZnに対する
固溶範囲内の合金は圧延加工性もあり、乾電池用亜鉛缶
用としても好適である。
図は陰極(水1g)過電圧曲線図で、図中の曲線は、そ
れぞれ次の材料を示す。 1・・・・・・電気亜鉛 2・・・・・・水銀塗布亜鉛 3・・・・・・1.0チ ビスマス−亜鉛4・・・・
・・0.5% j −15・・・・・・0.1チ
1−1 6・・・・・・0.05チ l−l 7・・・・・・0.01チ l−p
れぞれ次の材料を示す。 1・・・・・・電気亜鉛 2・・・・・・水銀塗布亜鉛 3・・・・・・1.0チ ビスマス−亜鉛4・・・・
・・0.5% j −15・・・・・・0.1チ
1−1 6・・・・・・0.05チ l−l 7・・・・・・0.01チ l−p
Claims (1)
- 2.0チ以下のビスマスを含むことを特徴とする電極用
亜鉛合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13968281A JPS5842740A (ja) | 1981-09-07 | 1981-09-07 | 電極用亜鉛合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13968281A JPS5842740A (ja) | 1981-09-07 | 1981-09-07 | 電極用亜鉛合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5842740A true JPS5842740A (ja) | 1983-03-12 |
JPS633942B2 JPS633942B2 (ja) | 1988-01-26 |
Family
ID=15250968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13968281A Granted JPS5842740A (ja) | 1981-09-07 | 1981-09-07 | 電極用亜鉛合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5842740A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6179197A (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-22 | 株式会社東芝 | 溶液中金属イオンの分離方法 |
US5032790A (en) * | 1987-06-01 | 1991-07-16 | Kelsey-Hayes Company | Passive magnetic speed sensor |
CN109022844A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-12-18 | 济南大学 | 锌-铜合金中ε相的变质剂及变质方法 |
WO2020162591A1 (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-13 | マクセルホールディングス株式会社 | 水系電解液電池用負極およびシート状電池 |
-
1981
- 1981-09-07 JP JP13968281A patent/JPS5842740A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6179197A (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-22 | 株式会社東芝 | 溶液中金属イオンの分離方法 |
US5032790A (en) * | 1987-06-01 | 1991-07-16 | Kelsey-Hayes Company | Passive magnetic speed sensor |
CN109022844A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-12-18 | 济南大学 | 锌-铜合金中ε相的变质剂及变质方法 |
WO2020162591A1 (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-13 | マクセルホールディングス株式会社 | 水系電解液電池用負極およびシート状電池 |
CN113474925A (zh) * | 2019-02-08 | 2021-10-01 | 麦克赛尔控股株式会社 | 水系电解液电池用负极和片状电池 |
JPWO2020162591A1 (ja) * | 2019-02-08 | 2021-10-07 | マクセルホールディングス株式会社 | 水系電解液電池用負極およびシート状電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS633942B2 (ja) | 1988-01-26 |
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