JPS5842648Y2 - クツシヨン付油圧シリンダ - Google Patents

クツシヨン付油圧シリンダ

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JPS5842648Y2
JPS5842648Y2 JP1979087799U JP8779979U JPS5842648Y2 JP S5842648 Y2 JPS5842648 Y2 JP S5842648Y2 JP 1979087799 U JP1979087799 U JP 1979087799U JP 8779979 U JP8779979 U JP 8779979U JP S5842648 Y2 JPS5842648 Y2 JP S5842648Y2
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JP
Japan
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cylinder
cushion
rod
small
piston
Prior art date
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Application number
JP1979087799U
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English (en)
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JPS551094U (ja
Inventor
鉄三 多小谷
Original Assignee
太陽鉄工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクッション付油圧シリンダ、詳しくはロッド側
シリンダカバーにクッション装置を設けてなるクッショ
ン付油圧シリンダの改良に関する。
従来から油圧シリンダに釦いては、作動時に生ずるピス
トンとシリンダカバーとの激しい衝突を回避するための
クッション装置を設けたものが多用されている。
このクッション装置の構造は概ね第2図に示すごとく、
シリンダチューブa内に嵌装したピストンbのロッド側
端面にクッション用小ピストンCを突設し、これに対応
するロッド側シリンダカバーdにはその対向面に上記ク
ッション用小ピストンCに密嵌合するクッション用小シ
リンダeを凹設し、また上記ロッド側シリンダカバーd
にはり一ツション用小シリンダeに連通する給排油ボー
)fを設けると共に小シリンダeとシリンダチューブa
のロッド側油室gとを結ぶバイパス油路りを設け、かつ
このバイパス油路りには絞り弁jとクッション用小シリ
ンダeからロッド側油圧gへのみ流通するようなした逆
止弁iとを並列に配設してなるものである。
しかしてそのクッション作用は、ピストンbの往動時に
これに設けたクッション用小ピストンCがクッション用
小シリンダe内に密嵌合すると(第2図参照)、ロッド
側油圧g内に残在している排油は上言ミ」・ピストンC
と逆止弁iとによって大部分阻止されると共に絞り弁j
で規制されて徐々にしか排出されなくなり、その抵抗が
ピストンbを制動することによって行なわれるものであ
る。
上述のごとき構造のクッション装置を備えた丸形油圧シ
リンダは、給排油ポー)f、油路h、逆止弁i及び絞り
弁jをすべてロッド側シリンダカバーd内に設けである
ため、シリンダカバーdをシリンダチューブaの必要出
力径に比べてかなり大径かつ長尺にしなければならない
ものである。
このことは必然的にシリンダを外径インローに構成しな
ければならないからシリンダ内径とインローねじとの関
係及びOリング溝の正確な芯出しが要求され加工工数が
増大すると共に重量も従らに増大して不経済であるとい
う製作上の欠点を有し、寸た、インロ一部とメタルとの
間隔が長くなるため横荷重に弱いという欠点を生ずるも
のである。
また、ピストンロッドの径が太いものの場合には、シリ
ンダカバーを一層径大と成さなければ上述のごときクッ
ション装置を付設することに不可能である。
従ってこの様なりッション装置を有する油圧シリンダは
主として角形のシリンダカバーをタイロッドで連結した
所謂角形油圧シリンダにおいてのみ採用されているもの
でありかなり高価なものとなる欠点を有している。
本考案は上述のごとき問題点を是正し、丸形油圧シリン
ダに釦いても前述したクッション装置を付設することが
でき、従来ロッド側シリンダカバー内に設けていたポー
ト、逆止弁及び絞り弁とをユニットボックスに別体に形
成してこれをシリンダ外部に設置することにより、シリ
ンダカバーの径を必要最小限にとどめ得るようにしたも
のである。
以下図面により詳細に説明すると、第1図において、シ
リンダチューブ1の内部にはピストンロッド2が摺動自
在に嵌合収納されている。
ピストンロッド2のピストン3には従来のものと同様そ
のロッド側端面にクッション用小ピストン4が突設して
あり、これに対応するロッド側シリンダカバー5にはそ
の対向面に上記クッション用小ピストン4に密嵌合する
クッション用小シリンダ6が凹設しである。
本考案にむいては、シリンダチューブ1とロッド側シリ
ンダカバー5とは内径インローと成して結合してあり、
このインロ一部分子にはこれを中心方向に貫通せしめて
一端が上記クッション用小シリンダ6内に開口し他端が
シリンダチューブ1の外部に開口している油路8が形成
しである。
また、シリンダチューブ1にはその内部のロッド側端面
9に通ずる透孔10が上記油路8と並べて穿しである。
11は上記油路8と透孔10とを被覆連通して設けたユ
ニットボックスであって、該ユニットボックス11内に
は、上記油路8に連通する給排油ポート13釦よびこの
ポート13と上記透孔10とを連通ずるバイパス油路1
4とが設けてあり、かつ該バイパス油路14の途中には
給排油ポート13から透孔10に向ってのみ流通するよ
うなした逆止弁15と通常の絞り弁16とが並列に介在
せしめである。
渣たユニットボックス11は第1図に示すように断面路
側凹状に形成して該ボックス11の略中央部底面に沿っ
て凹条開口部18を設け、上記給排油ポート13と前記
バイパス油路14とは上記開口部を挾んで設け、シリン
ダチューブ1に接するユニットボックス11の接面外周
縁12を溶接すると共に、上記凹条開口部18を介して
該開口部周縁19をも溶接するようにしたものである。
尚、図中17は絞り弁16の調節用ねじである。
しかしてそのクッション作用は従来のものと同様に、ピ
ストン3の復動時にこれに設けたクッション用小ピスト
ン4がクッション用小シリンダ6内に密嵌合すると、ロ
ッド側油室9内に残在している排油は、上記小シリンダ
6から油路8を通って給排油ポート13に還流する流路
を小ピストン4によって断たれるため透孔10を介して
バイパス油路14内に流入するが、ここでも逆止弁15
によってその大部分が阻止され、僅かに絞り弁16の規
制範囲内で徐々にポート13に還流し、その抵抗がピス
トン3を制動してクッション効果を発揮し、また往動時
には給排油ポート13から小シリンダ6に圧油が流入す
ると共にバイパス油路14を通って油室9にも流入する
ため迅速にピストン3を往動させるようになっている。
本考案のクッション付油圧シリンダは上述のとと〈構成
してなるものであるが、従来はロッド側シリンダカバー
5内に設けてあった給排油ポート13、バイパス油路1
4、逆止弁15及び絞り弁16とからなるクッション装
置を本考案に耘いてはユニットボックス11として別体
に1とめてふ・き、これをシリンダチューブ1の外周面
上に設置するように構成したものであるから、ロッド側
シリンダカバー5は従らに径大長尺のものに成す必要が
なく、丸形油圧シリンダにも好適に採用し得ると共にそ
の重量を軽減出来、かつピストンロッド2の径が太いも
のであっても関係なくクッション装置を設置出来る利点
がある。
また本考案によれば、ロッド側シリンダカバー5を小さ
くし成し得たことにより必然的に該カバー5とシリンダ
チューブ1との結合を内径インローと成すことが出来る
ものであるからインローとメタルとの間隔を短かくする
ことが出来て横荷重に強いクッション付丸形シリンダが
得られ、さらに従来のようにシリンダ内径とインローね
じとの芯出しに正確さを要求されないからそれだけ加工
が容易になる。
特に本考案においては、ユニットボックス11を断面路
側凹条に形成して該ボックス11の略中央部底面に沿っ
て凹状開口部18を設け、ロッド側クッション用小シリ
ンダ6に連通する給排油ポート13と、該ポート13か
ら分岐してロッド側油室9に連通すると共に途中に逆止
弁15と絞り弁16を並列に介在せしめたバイパス油路
14とを上記凹条開口部18を挾んで配設して、シリン
ダチューブ1に接するユニットボックス11の接面外周
縁12と上記凹条開口部18を介して該開口部周縁19
をも溶接するようにしたためクッション用小シリンダ6
に通ずる給排油ポート13とロッド側油室9に通ずるバ
イパス油路14間の油密状態を完全に独立してかつ容易
に確保できる効果がある。
而も本考案に釦いては上記ユニットボックスをシリンダ
チューブのロッド側外周面に設置することを特徴とする
ものである。
ピストン側シリンダカバーには通常クッション装置の設
置スペースは充分具備しているが、ロッド側シリンダカ
バーにはロッドが貫通しているためロッドが大径になり
シリンダチューブとの直径に大差がない場合にはシリン
ダカバーにこの種クッション装置を設置スることは極め
て困難である。
而るに本考案にち・いてはコンパクトな丸形油圧シリン
ダにむいてピストンロッドが貫通するロッドカバー側に
もクッション装置を設置して良好なりッション作用を発
揮させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案クッション付丸形油圧シリンダの一実施
例を示す要部縦断側面図、第2図は従来例を示す要部縦
断側面図である。 1・・・・−・シリンダチューブ、3・・・・・・ピス
トン、4・・・・・・クッション用小ピストン、5・・
・・・・ロッド側シリンダカバー、6・・・・・・クッ
ション用小シリンダ、9・・・・・・ロッド側油室、1
1・・・・・・ユニットボックス、13・・・・・・給
排油ポート、14・・・・・・バイパス油路、15・・
・・・・逆止弁、16・・・・・・絞り弁、18・・・
・・・凹条開口部、12,19・・・・・・溶接部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダチューブ1内に嵌着されるロッド側シリンダカ
    バー5にクッション用小シリンダ6を凹設し、これに対
    応するピストン3のロッド側端面に上記小シリンダ6に
    密嵌合するクッション用小ピストン4を突設してなるク
    ッション付油圧シリンダに釦いて、上記ロッド側クッシ
    ョン用小シリンダ6に連通する給排油ポート13および
    該ポートとロッド側油室9とを連通しかつ途中に逆止弁
    15と絞り弁16を並列に介在せしめたバイパス油路1
    4を具備するユニットボックス11を上記シリンダチュ
    ーブ1のロッド側外周面に設置するに当って、ユニット
    ボックス11を断面略倒凹状に形成して該ボックスの略
    中央部底面に沿って凹条開口部18を設け、該開口部を
    挾んで上記給排油ポート13と前記バイパス油路14と
    を配設し、ユニットボックスの外周縁12と該ボックス
    の前記凹条開口部内周縁19とを夫々シリンダチューブ
    1に溶接固着して、上記給排油ポート13をロッド側ク
    ッション用小シリンダ室6に、渣た前記バイパス油路1
    4をロッド側油室9に夫々連通せしめるようにしたクッ
    ション付油圧シリンダ。
JP1979087799U 1979-06-26 1979-06-26 クツシヨン付油圧シリンダ Expired JPS5842648Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979087799U JPS5842648Y2 (ja) 1979-06-26 1979-06-26 クツシヨン付油圧シリンダ

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JP1979087799U JPS5842648Y2 (ja) 1979-06-26 1979-06-26 クツシヨン付油圧シリンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS551094U JPS551094U (ja) 1980-01-07
JPS5842648Y2 true JPS5842648Y2 (ja) 1983-09-27

Family

ID=29013668

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JP1979087799U Expired JPS5842648Y2 (ja) 1979-06-26 1979-06-26 クツシヨン付油圧シリンダ

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JP (1) JPS5842648Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3418888A (en) * 1966-04-27 1968-12-31 Jacques H. Mercier Hydraulic actuator with internal dashpot
JPS446635Y1 (ja) * 1965-10-18 1969-03-11

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS446635Y1 (ja) * 1965-10-18 1969-03-11
US3418888A (en) * 1966-04-27 1968-12-31 Jacques H. Mercier Hydraulic actuator with internal dashpot

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JPS551094U (ja) 1980-01-07

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