JPS5842425B2 - ロ−プの磁気探傷装置 - Google Patents

ロ−プの磁気探傷装置

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JPS5842425B2
JPS5842425B2 JP8133779A JP8133779A JPS5842425B2 JP S5842425 B2 JPS5842425 B2 JP S5842425B2 JP 8133779 A JP8133779 A JP 8133779A JP 8133779 A JP8133779 A JP 8133779A JP S5842425 B2 JPS5842425 B2 JP S5842425B2
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JP
Japan
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coil
rope
malt
detection
magnetic
Prior art date
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Expired
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JP8133779A
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English (en)
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JPS567054A (en
Inventor
善彦 佐藤
賢治 川又
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Hitachi Ltd
Hitachi Elevator Service Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Elevator Service Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はロープの探傷装置に関するものである。
一般にワイヤロープ(以下、単にロープという)は、構
成する素線が使用中に断線したり、あるいは腐食する等
の損傷が発生し、これがロープの残存強度に影響を与え
る。
従って、ロープのこの種の損傷は日常あるいは定期的に
点検し、重大なトラブルに発展する以前にロープを交換
する等の保全が必要である。
しかし従来、こうしたロープの点検は目視に頼っていた
ため、測定精度が低くしばしば損傷が見逃がされてしま
い、このため重大な事故に発展するケースが多かった。
こうした問題に対処し、ロープを磁化してその漏洩磁束
から損傷を検出するロープの磁気探傷装置が実用化され
、すでに一部に普及していることは技術関係者の周知の
ところである。
この種磁気探傷装置は、ロープの損傷部に発生する漏洩
磁束とロープの円周を覆う検出コイルとが鎖交すること
により、検出コイル内に誘起電圧を発生させ、これを損
傷信号として検出するものである。
しかし、この種の微小な漏洩磁束はロープの損傷部分に
発生するのみならず、各種の電磁接触器等により空中か
ら検出コイルに作用する場合がある。
また、ロープが近接している場合、隣接しているロープ
も磁化され、その結果隣接ロープに損傷があるとその漏
洩磁束が検出コイルに外側から作用するケースが発生す
る。
こうした誤信号を除去するには、検出コイルの外周に磁
性体よりなる磁気遮へい板を設ける必要がある。
しかし周知のように、この種検出コイルのコイルモルト
は一般に合成樹脂材で構成されかつ、形状的にも極めて
小さいため、磁気遮へい板の固定は接着等に頼らざるを
得す、取扱い中にはがれ易い等の問題があった。
また、一般に検出コイルは2分割以上に分割されており
、従って、磁気遮へい板も分割して構成するが、最終的
には磁気遣へい板同志は結合され導通状態にする必要が
ある。
しかし、小形の検出コイルにおいてこうした工夫をこら
すことはなかなか難しいという問題があった。
本発明の目的は、上記のような問題に対処し、別体の磁
気遮へい板を特に必要とすることの無いコイルモルトを
提供するにあり、その要旨は、検出コイルのコイルモル
トを導電性非磁性体で構成すると共に、そのコイルモル
トを接地するようにしたものである。
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第2図で詳述す
る。
被検査体である走行するロープ1は、励磁器2の左右一
対の磁極片4a 、4bの挿通孔内に挿通され、電磁コ
イルよりなる励磁体3の電磁力により一定区間が磁化さ
れる。
この励磁体3なる電磁コイルの電源は、変圧器5a、整
流器5bおよび平滑回路50等よりなる電源装置5より
供給される。
従って、ロープ1に万一素線断線等の損傷部分があると
、ロープ1内の磁束が乱れ、その表面に漏洩磁束が発生
する。
この漏洩磁束がロープ1の円周を覆う検出コイル6と鎖
交することにより、検出コイル6内に微小な電圧が誘起
される。
この誘起電圧をアンプユニット7で適宜増巾し、記録計
8に損傷信号として記録する。
ここで検出コイル6は実際には第2図に示すコイルモル
ト9の溝Qに数十ターンあるいは百ターン程度巻かれて
いる。
また、磁極片4a、4bおよび検出コイル6はロープ1
に装着するため、それぞれ4 a’ y 4 b’およ
び6a 、6bに分割されている。
以上の探傷装置の概要についてはすでに一般周知のとお
りである。
ここで本発明の特徴とするところは、検出コイル6の巻
装されるコイルモルト9をアルミニウムあるいは黄銅の
ような導電性非磁性体で構成した点にある。
常識的にはこの種のコイルモルト9あるいは一般コイル
のコイルモルトは絶縁材である合成樹脂材が用いられて
いることは一般周知のとおりである。
しかし、本磁気探傷装置のように微小な磁束の変化によ
り検出コイル6内に誘起電圧を発生させるものにおいて
は、外部的な電磁ノイズによる誘起電圧を防止するため
、コイルモルト9の外周を磁気遮へいする手段が必要で
あった。
しかし、本提案による導電性非磁性体でコイルモルト9
を構威し、このモルト9の溝Q内に矢印の如く検出コイ
ル6bを巻き込むと同時に、コイルモルト9bから接地
10をとっておけば、外部ノイズは表面層のコイルモル
ト9から接地点10に逃げるたゆ、検出コイル6bには
ほとんど影響しないという効果が得られる。
また、図示していないが、他方の検出コイル6aのコイ
ルモルト9も対称的に構成されることは言うまでもなく
、両者は面Sで電気的に導通されるので、接地10は一
方のコイルモルト9aもしくは9bから1個所とればよ
い。
なお、この接地10は必ずしも地中にとる必要はなく、
例えば電気的な接地点なら十分である。
このように、コイルモルト9を導電性非磁性体で構成し
た本実施例によれば、別体の磁気遮へい板を設けること
なく、コイルモルト9自体でノイズ遮へいができるため
構造が極めて簡略できるという効果が得られる。
すなわち、従来のように磁気遮へい板の接着はがれ等の
問題は解消し、また、2分割間の磁気遮へい板の結合等
の工夫も特に必要としない等の効果がある。
さらに本提案の別の効果として、従来の合成樹脂材によ
るコイルモルト9では細い溝Qの加工に際して欠は易い
という問題があったが、アルミニウムあるいは黄銅では
切削性が極めて良いため、どんな細かな加工も十分可能
という大きな効果が得られる。
また、ロープ1がコイルモルト9と接触するような場合
でも耐摩耗性に優れ、かつ、欠けるようなトラブルが発
生しないという効果も得られる。
なお、上記実施例において、2分割のコイルモルト9a
、9bを組合わせた場合、ロープ1と平行する辺の検
出コイル6はコイルモルト9内にシールドされるが、第
2図の紙面上方から見た場合のように、ロープ1の円周
を覆う部分は溝Q内ではあるが検出コイル6bが露出す
る形となる。
従って、溝Qが浅過ぎる場合は検出コイル6に外部ノイ
ズが作用しやすい。
実験の結果によれば、検出コイル6が巻かれた後の溝Q
の空隙は、溝巾Wに対し深さHが1.5倍以上あれば、
はとんど外部ノイズの影響が防止されることが確認され
た。
従って、コイルモルト9の溝深さは許される限り深くす
ることが必要であり、これによりノイズ防止の効果はよ
り一層向上する。
しかし構造的に溝Qの深さが制限される、例えば隣接す
るロープ1との間隙が狭い場合のようにコイルモルト9
自体を薄くしなければならない場合は、検出コイル6の
外側に導電性塗料あるいは銀ペーストのような非磁性体
の導電性溶剤を塗布して、検出コイル6をシールドすれ
ば外部ノイズは十分遮へいできることが確認された。
このような方法はエレベータ−用ロープのように密接し
たロープの磁気探傷装置において特に効果的である。
なお、以上の実施例の説明では検出コイル6ならびにコ
イルモルト9が2分割のもので説明したが、3分割以上
に分割された場合においても同様の効果は得られる。
また、励磁器2の励磁体3を電磁コイルで、かつ、直流
電磁コイルで示したが、これらのことについてもこだわ
ることなく、例えば永久磁石を用いたり、あるいは交流
電磁コイルを用いた場合でも同様の効果は得られ、これ
らは全て本発明の範囲である。
以上の本発明によれば、コイルモルト自体で外部ノイズ
の遮へいができるため、検出コイルの構造を極めて簡単
にできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図はロープの磁気探傷装置の構成図、第2図は一方
のコイルモルトの斜視図である。 1・・・・・田−プ、2・・・・・・励磁器、6・・・
・・・検出コイル、9・・・・・・コイルモルト、10
・・・・・・接地。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 走行するロープを磁化する励磁器と、この磁化され
    たロープの円周を覆う如くに、コイルモルトに巻かされ
    た検出コイルと、この検出コイルに誘起される起電圧に
    よりロープの損傷を検出する検出装置を備えたロープの
    磁気探傷装置において、前記検出コイルのコイルモルト
    を導電性非磁性体で構成すると共に、そのコイルモルト
    を接地するようにしたことを特徴とするロープの磁気探
    傷装置。 2、特許請求の範囲第1項において、前記検出コイルが
    露出する部分のコイルモルトの溝の空隙は、幅Wに対し
    深さHを1.5倍以上としたことを特徴とするロープの
    磁気探傷装置。 3 特許請求の範囲第1項において、前記検出コイルが
    露出する部分のコイルモルトの溝の空隙に、非磁性体の
    導電性溶剤を塗布したことを特徴とするロープの磁気探
    傷装置。
JP8133779A 1979-06-29 1979-06-29 ロ−プの磁気探傷装置 Expired JPS5842425B2 (ja)

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JP8133779A JPS5842425B2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 ロ−プの磁気探傷装置

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JP8133779A JPS5842425B2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 ロ−プの磁気探傷装置

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JPS567054A JPS567054A (en) 1981-01-24
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JP8133779A Expired JPS5842425B2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 ロ−プの磁気探傷装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11230945A (ja) * 1998-02-09 1999-08-27 Hitachi Building Systems Co Ltd ワイヤーロープの磁気探傷装置
DE102008020194A1 (de) 2008-04-16 2009-10-22 Institut Dr. Foerster Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Detektieren von oberflächennahen Defekten mittels Streuflussmessung
JP5129014B2 (ja) * 2008-04-28 2013-01-23 株式会社日立ビルシステム ワイヤーロープの探傷装置

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