JP3786790B2 - 磁性体粉の検出方法及び検出装置 - Google Patents

磁性体粉の検出方法及び検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線状あるいは棒状の長尺な被検査物に含まれる磁性体粉を極めて高感度に且つ連続的に検出する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
線材を製造する際には、線引きされる材料に含まれる極めて微小な異物(例えば鉄粉)が、断線等の原因となり品質および生産性の低下を招く。近年の電気製品の軽量化等の要求に伴い線径は50μm以下の極細線の使用が増えている。この場合は数十μm以下の異物をも検出する検出器が要求される。従来の微少異物の検出には渦流探傷法があるが感度が不十分であった。
【0003】
上記のような技術課題に対して特開平7−77516号公報や特開平10−10091号公報等のSQUID(Superconductive Quantum Interference Device 、超伝導量子干渉素子)磁気センサを利用した検出装置がある。これらの検出装置は被検査物の走行方向と垂直な方向に磁界を発生し、被検査物の走行方向に対して垂直方向に被検査物中の磁性体微粉を磁化し、垂直方向磁界を高感度に検出して、被検査物中の磁性体粉を検出するものである。
【0004】
SQUID磁気センサは、被検査物の微弱磁界を高感度に検出するので、磁界の向き、強度により検出特性が変化する。また、非常に高感度なので、外部磁界あるいは環境磁界を同時に検出するので、その対策が必要である。更に、長尺の被検査物は、長手方向に捩れながら走行するので、被検査物中の磁性体粉を垂直方向に磁化したとしても、磁界検出位置において、磁性体粉の磁化方向が磁化時と同じ位置、同じ磁化方向であるとは限らず、捩れにより検出信号が大きく変化する。
【0005】
図10の従来例について従来技術を説明する。91は長手方向に走行する被検査線、91a は被検査線91に含まれている磁性体粉、92は被検査線91に含まれる磁性体粉を磁化するための磁界を発生する磁界発生手段、93はSQUID磁気センサ、93aはSQUID磁気センサ内のピックアップコイル、94は信号処理器、95は記録器、96は磁気遮断容器である。
【0006】
被検査線91は図示の場合では、左から右へ走行する。磁界発生手段92は図示の被検査線の走行方向に対して垂直方向に被検査線に磁界を加えている。被検査物中に磁性体粉末、例えば鉄粉が存在すると、磁性体粉末は垂直方向に磁化されるので、SQUID磁気センサ93は垂直方向の磁界を検出することにより被検査線中の磁性粉体の存在を検出する。SQUID磁気センサ93は、ピックアップコイル93aの鎖交磁束の変化により磁界を検出し、信号処理器94に出力する。信号処理器は検出信号を処理し、記録器95に出力する。
【0007】
図10の従来例の垂直磁化方式のSQUID磁気センサ93による検出特性を、図5ないし図8の従来例における実験例で説明する。ピックアップコイル93a の径は数mm、その面を被検査物の走行方向に平行にし、被検査物との距離をピックアップコイル93a の径の数倍となるようにSQUID磁気センサ93を配置した。被検査線を直径0. 5mmのナイロン製糸で、被検査物中の磁性体粉をナイロン製糸に鉄粉を張りつけることで模擬した。(図5ないし図9の実験例全て同じ。)
【0008】
図5は被検査物中の磁性体粉の角位置が変動した場合のSQUID磁気センサ93の検出例である。従来例の垂直磁化方式では磁性体粉の大きさが同一であるにもかかわらず、磁性体粉の角位置によりSQUID磁気センサ93の検出信号は大きく変化しているのが分かる。図7は図5の磁界検出波形の検出例である。
【0009】
図6は磁性体粉体の大きさが変化した場合のSQUID磁気センサ93の磁界検出例である。ナイロン製糸に10μm 、30μm 、50μm の磁性体粉をそれぞれ上、横、下の角位置に張りつけて被検査物中の磁性体粉の大きさ及び位置を模擬した。図6の実験例から、従来例の垂直磁化方式では検出信号の大きさは位置の影響により磁性体粉の大きさに対応していない。これでは磁性体の大きさに相当した信号を取り出せない。
【0010】
図8は磁気センサ位置で長尺が捩れた場合の実験例である。即ち、図10に示すように、磁界発生手段92によって、磁性体粉が被検査物の例えば上位置にある状態の下で垂直方向に磁化されたとし、その後に磁気センサ93の所までに長尺の被検査物に捩れが生じた場合の実験例である。被検査物に捩れが生じることなくあるいは捩れが生じて、磁気センサ93の所で磁性体粉が被検査物の上位置、右上方向位置、横位置、下位置にある場合が、図示の夫々「捩れなし」、「45度捩れ」、「90度捩れ」、「180度捩れ」を模擬している。20μm の鉄粉を張りつけて模擬した。従来例の垂直磁化方式では図の右欄に示すように検出信号の極性が正、零、負と大きく変化している。これでは磁性体微粉を正確に検出することはできない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように被検査物に垂直に磁界を加え、被検査物の磁界の変動を磁気センサのピックアップコイルで検出する方法では、磁気センサの検出信号が磁性体粉の位置及び被検査物の捩れにより大きく変化するので、被検査物に含まれる磁性体粉の検出に必要な磁性体粉の大きさに相当する検出信号を取り出すことはできなかった。本発明は、磁性体粉の被検査物中の位置変動による検出信号の変化を少なくし、磁性体粉の大きさに相当する検出信号を取り出し、被検査物を正確に検査することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、連続してその長手方向に走行する長尺の被検査物を走行方向に平行な磁界の中を通し、次いで被検査物を磁気センサの近傍を通過させる。被検出物を磁界の中を通すことにより、被検査物に含まれる磁性体粉は走行方向に対して平行に磁化される。
【0013】
走行方向に平行な磁界を発生する手段として、ギャップをもつ鉄心と磁気コイルまたは磁石を有しており、磁気ギャップに面する鉄心部分に磁界の方向と平行な被検査物通過孔又は溝が設けられているものを使用してもよい。磁気センサおよび磁気センサ近傍を通過する被検査物近傍は磁気遮断容器で包囲されている。また、磁気遮断装置として1重または多重の磁気遮蔽体を持つものを使用しても良い。
【0014】
本発明の作用について説明する。被検査物中の磁性体粉を検出するに先立って、被検査物に含まれる磁性体粉を走行方向に平行な磁界で磁化することにより、被検査物中の磁性体粉の位置に関係なく、磁性体粉の大きさに相当する検出信号が得られる。このため、磁性体粉のレベルを検出するレベルの調整が容易となり、また走行方向に平行に磁化したことによる検出感度の低下は磁気遮断手段であるパ−マロイ等でできた磁気遮断板を2重以上にすることで実質的に問題なく検査物を検査できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の検出装置の実施例である。1は長手方向に走行する被検査線(例えば銅線)、1a は被検査線1に含まれている磁性体粉、2は被検査線1に含まれる磁性体粉を磁化するための磁界を発生する磁界発生手段、3はSQUID磁気センサ、3aはSQUID磁気センサ内のピックアップコイル、4は信号処理器、5は記録器、6は磁気遮断容器である。
【0016】
被検査物1は左から右方向に走行する。図示の例では磁界発生手段は円筒形ソレノイドコイルである。被検査線1を円筒型コイルの中を通すことにより、被検査線に含まれる磁性体粉は走行方向に平行な方向に磁化される。平行磁界を通過した被検査線1は磁気センサ3の近傍を通過する。SQUID磁気センサはピックアップコイル3a やSQUID(図示せず)を有し、冷媒で低温状態に維持されて断熱容器内に格納されている。
【0017】
磁気センサおよび磁気センサの下方に位置する被検査線1の部分は、磁気遮断容器6で包囲されている。磁気遮断容器6の壁面には被検査線が通る孔が設けられている。磁気遮断容器6はパ−マロイ等の高透磁率材料で造られている。信号処理器4にディスプレイを設け、操作者はディスプレイ上の観測波形を見ながら感度調整等を行うこともできる。信号処理器4の出力は記録器5によって記録される。
【0018】
図3は本発明の磁界発生手段の実施例である。31は磁気コイル、32は永久磁石、33は鉄心である。(a)の磁界発生手段は直流電源に接続された磁気コイル31で構成され、磁気コイル内に被検査線1を貫通させ、磁気コイル内の直流磁界により被検査線を長手方向に平行に磁化するように配置されている。(b)の磁界発生手段は磁気コイル31と鉄心33とを有している。鉄心の基幹部33aにはコイルが巻かれており、基幹部33aの両側に脚部33b,33cが一体に接合されている。脚部33b,33cの先端は内側に折り曲げられている。脚部33b,33cの先端の上を被検査線が走行する。その部分においては磁界の走行方向成分が非常に大きいので、被検査線に含まれる磁性体粉はほぼ走行方向に磁化される。(c)の磁界発生手段は(b)の磁界発生手段のコイルを永久磁石に置き換えたものである。
【0019】
図4も本発明の磁界発生手段の実施例である。磁気ギャップの磁界を利用したものである。41は磁気コイル又は永久磁石、42は鉄心、43は被検査線用孔、44は被検査線用溝4は溝である。鉄心の構造は図3(b),(c)とほぼ同じである。磁気ギャップに面する両方の鉄心部分に被検査線1を案内する孔43又は溝44を設けている。被検査線1に含まれる磁性体を磁化するための磁界として磁気ギャップ内の平行磁界を利用できるので、磁化の効率は非常に良い。
【0020】
図2は磁気遮断容器を多重化したときの例を示す図で、7、8は追加の磁気遮断容器である。図2の例では磁気センサは磁気遮断容器6で包囲され、磁気遮断容器6は第1の磁気遮断容器7で包囲され、第1の磁気遮断容器は第2の磁気遮断容器8で包囲されている。第1の磁気遮断容器、第2の磁気遮断容器はパ−マロイ等の高透磁率材料で作製されている。第1、第2の磁気遮断容器にも被検査線を通すための孔が設けられている。
【0021】
磁気遮蔽装置は上端が開放され、上端は外側の第2の磁気遮蔽容器8から内側の第1の磁気遮蔽容器、磁気遮蔽容器6と順次低くなっている。円筒状磁気遮蔽体の円筒内における円筒端部からの進入磁界の減衰は円筒端部からの距離/円筒直径の指数関数に比例する。図2における3重の磁気遮蔽体の磁気遮蔽空間はほぼ同じ領域で、SQUID磁気センサ3を含むように上端の高さはそれぞれ設定されている。1重の円筒状磁気遮蔽体の場合、1直径入ると横方向成分は1/50、縦方向成分は1/10程度減衰する。磁気遮蔽体の肉圧は外部磁界により磁気飽和しない範囲であれば良い。図示の3重の磁気遮蔽で被検査物の磁気検出は充分実用に耐えられる。磁気遮蔽装置の上端開放部には蓋を設けることが可能である。
【0022】
図5ないし図8の実験例で本発明と従来例とを比較する。図5は被検査物に捩れがない場合における磁性体粉の位置および磁気遮蔽壁に対する検出信号の大きさの従来例との比較実験例を示す。図5の実験例によると、本発明の被検査物の平行磁化方式では磁性体粉の被検査物中の位置変動によるSQUID磁気センサの検出信号の大きさはあまり変化していないが、例えば実験例3は磁化方向を平行とし、磁気遮断壁(容器)3個(図2参照)としたものである。この例では検出信号の大きさが磁性体粉が上にある場合9、横にある場合8.9、下にある場合8.8となった。これに対して従来例の垂直方式では磁性体粉が上にある場合は10、横にある場合9.7、下にある場合9となった。従来例の方式では検出信号の大きさは磁性体粉の位置変動に影響されているのに対し、本発明の方式では位置変動の影響は小さい。
【0023】
図6は被検査物に捩れがない場合における磁性体粉の位置および大きさに対する検出信号の大きさの従来例との比較実験例を示す。検出信号の大きさは10μmの磁性体粉が上に付着されているときの検出信号の大きさを基準にしている。図6の実験例によると、本発明の平行磁化方式では被検査物中の磁性体粉の大きさが大きくなると信号も大きくなっていることが分かる。これに対し従来例の垂直磁化方式では検出信号の大きさは磁性体粉の位置変動の影響により、検出信号の大きさは磁性体粉の大きさと対応していない。
【0024】
図7は被検査物に捩れがない場合における磁性体粉の位置に対する検出波形の従来例との比較実験例を示す。図8は被検査物の捩れに対する検出波形の従来例との比較実験例である。共に、本発明の平行磁化方式では被検査物の捩れの影響は位置の変動による影響が少し観測されるが、波形はほぼ同一である。それに対し、従来例の垂直磁化方式の検出波形は捩れにより検出波形のピ−ク値および波形が大きく変動している。
【0025】
磁性体粉を磁化する時に磁性体粉が上にあり、かつ捩れなしの場合は、本発明の検出波形のピ−ク値よりも従来例のピ−ク値が若干高くなっている。磁性体粉を磁化する時に磁性体粉が上にあり、かつ時計方向に90度捩れた場合には、本発明によると検出信号のピ−ク値および波形は捩れない場合と殆ど同じであるが、従来例では検出信号はほぼ零になる。磁性体粉を磁化する時に磁性体粉が上にあり、かつ捩れ有りの場合、時計方向に180度捩れた場合は、本発明によると検出信号のピ−ク値および波形は捩れがない場合と殆ど同じであるが、従来例では検出信号の波形が逆転している。
【0026】
図5ないし図8の実験例は、ピックアップコイル3a の平面を被検査物の走行方向に対して平行に配置した場合のSQUID磁気センサの検出波形であるが、ピックアップコイル3a の平面を被検査物の走行方向に対して垂直に配置した場合においても、図5ないし図8の実験例と同じ傾向である。図9は、ピックアップコイル3a の平面を被検査物の走行方向に対して垂直に配置した場合において磁化時の位置に対して被検査物が捩れなし、捩れ45度、捩れ90度、捩れ180度のときのSQUID磁気センサの検出信号の波形である。ピックアップコイル3a の平面を被検査物の走行方向に対して垂直に配置した場合においても、本発明の平行磁化方式では検出波形が殆ど変わらないのに対し、従来例の垂直磁化方式の検出波形では図8の従来例における実験例と同じ傾向で大きく変動する。
【0027】
【発明の効果】
本発明によると、被検査物中に含まれる磁性体粉の位置変動や被検査物の捩れ走行時の捩れに影響されず、磁性体微粉の大きさとほぼ比例する検出信号を安定して取り出すことができ、検出信号の感度調整、検査判定レベルの設定が容易となり、被検査物中の磁性体粉異物の大きさ及びその分布を容易に検査できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】磁気遮断装置を多重にしたときの実施例を示す図である。
【図3】本発明の磁界発生手段例1を説明する図である。
【図4】本発明の磁界発生手段例2を説明する図である。
【図5】磁性体粉の位置および遮蔽壁に対する検出信号の大きさの従来例との比較実験例である。
【図6】磁性体粉の大きさにおよび位置に対する検出信号の大きさの従来例との比較実験例である。
【図7】磁性体粉の位置に対する検出波形の従来例との比較実験例である。
【図8】被検査物の捩れに対する検出波形の従来例との比較実験例1である。
【図9】被検査物の捩れに対する検出波形の従来例との比較実験例2である。
【図10】従来の磁性体粉の検出装置を示す図である。
【符号の説明】
1、91 被検査線
1a 、91a 磁性体粉
2、92 磁界発生手段
3、93 SQUID磁気センサ
3a 、93a ピックアップコイル
4、94 信号処理器
5、95 記録器
6〜8、96 磁気遮蔽容器
31 磁気コイル
32 永久磁石
33、42 鉄心
33a 鉄心33の基幹部
33b 、33c 鉄心33の脚部
41 磁気コイル又は永久磁石
43 被検査線用孔
44 被検査線用溝

Claims (4)

  1. 連続してその長手方向に走行し当該走行の間に当該長手方向での捩じれの発生を許すよう支持されて走行する長尺の非磁性体からなる被検査物に磁界を加え、磁界が加えられた被検査物における当該被検査物に含まれる磁性体粉にもとづく磁界変動を、超電導量子干渉素子による磁気センサで検出することにより、被検査物に含まれる磁性体粉を検出する方法において、
    被検査物の走行方向に平行な磁界を被検査物に加えると共に、
    当該被検査物の外周に近接して配置された前記磁気センサからの電気信号を検出するようにした
    ことを特徴とする磁性体粉の検出方法。
  2. 連続してその長手方向に走行し当該走行の間に当該長手方向での捩じれの発生を許すよう支持されて走行する長尺の非磁性体からなる被検査物に対して、当該被検査物に含まれる磁性体粉を磁化するための磁界発生手段と、
    該磁界発生手段により磁界が加えられた被検査物に含まれる磁性体粉にもとづく磁界変動を検出する超電導量子干渉素子による磁気センサと
    を具備する磁性体粉の検出装置において、
    前記磁界発生手段は、被検査物の走行方向に平行な磁界を被検査物に加えるよう構成され、かつ
    前記磁気センサは、前記被検査物の外周に近接して配置されて、前記磁性体粉の走行に伴う電気信号を発生する
    ことを特徴とする磁性体粉の検出装置。
  3. 前記磁界発生手段は、磁気コイルもしくは永久磁石と磁気ギャップをもつ鉄心とを備え、磁気ギャップに面する鉄心部分に磁界の方向と平行な被検査物通過孔又は溝を設ける
    ことを特徴とする請求項2の磁性体粉の検出装置。
  4. 前記磁気センサおよび該磁気センサ近傍を通過する被検査物を包囲する磁気遮断装置を有し、当該磁気遮断装置が1重または多重の磁気遮断体を有する
    ことを特徴とする請求項2又は3の磁性体粉の検出装置。
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