JPS5842204Y2 - 制動装置用安全器の閉塞装置 - Google Patents

制動装置用安全器の閉塞装置

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JPS5842204Y2
JPS5842204Y2 JP1977044273U JP4427377U JPS5842204Y2 JP S5842204 Y2 JPS5842204 Y2 JP S5842204Y2 JP 1977044273 U JP1977044273 U JP 1977044273U JP 4427377 U JP4427377 U JP 4427377U JP S5842204 Y2 JPS5842204 Y2 JP S5842204Y2
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Japan
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piston
cylinder
liquid outlet
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liquid
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JPS53139492U (ja
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幸一 中村
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はマスターシリンダーとホイルシリンダーとの中
間に設置される制動装置用安全器の液出口閉塞装置に関
するものであり、その目的とするところは、安全器のピ
ストンが全ストロークした場合には安全器の液出口を閉
塞せしめ且つ安全器の液出口側漏液時板外の場合には、
安全器のピストンの後退時にpいて安全器の液出口の閉
塞を解除せしめることができるようにして、自動車など
の車輌の安全を確保するのに有効な制動装置用安全器の
閉塞装置を提供せんとするものである。
油圧制動装置に訃ける安全装置として、従来から提案さ
れているものの1例として、実公昭38−4408号公
報及び実公昭43−13557号公報記載の装置が挙げ
られる。
しかしながら、このような装置に釦いては、安全器のピ
ストンが全ストロークすれば、ピストンの作用により安
全器の液出口は閉塞されるけれども、安全器のピストン
は固定されるようになっているので、安全器の液出口側
漏液時は勿論、漏液の無い場合でも安全器のピストンは
全ストロークすれば固定されるのである。
従って、このような従来の安全装置に耘いては、たとえ
液出口側に漏液が無くても、下記のような場合例えばホ
イルシリンダー側のライニング間隙が犬となって、ホイ
ルシリンダーへの送液が安全器のピストンの全ストロー
クだけでは不足し、これがためにブレーキペダルを踏み
直してホイルシリンダー側に送液しなければならぬよう
な場合に、ピストンの全ストローク以上の液をホイルシ
リンダー側に送液することができなくなり、従って制動
に危険を生ずると言う欠点がある。
また、本出願人の出願に係る実開昭50−139883
号公報に記載の制動装置用安全器の閉塞装置においては
、液出口側漏液時に安全装置が作動し、シールカップが
液出口を閉塞した場合、それを解除するには液出口側か
ら圧縮空気を吹き込んでシールカップを液出口から離す
ようにしなければならない。
しかし、この解除作業は、圧縮空気供給設備のないとこ
ろでは行なうことができないため不便であり、また面倒
である。
本考案は、前述するような制動の問題点を無くするため
の閉塞装置を安全器に設けたものであり、本考案に係る
閉塞装置は、安全器のピストンが全ストロークした場合
に安全器の液出口を閉塞せしめるが、安全器の液出口側
に漏液の発生が無い場合には、ブレーキペダルを開放し
てホイルシリンダー側からの返り液圧とリターンスプリ
ングの作用により安全器のピストンを全ストロークの位
置から後退させ、安全器の液出口の閉塞を自動的に解除
させることができるようになしたものである。
前述の目的を達成するために、本考案に係る閉塞装置は
、シリンダー内を液圧により遊動するピストンを、上方
に受面を有する断面変形U字形状となし、且つリターン
スプリングによって常時押圧されているようになし該ピ
ストンの受面にサポートをリターンスプリングにより常
時係止せしめ、該サポートの中央部からピストン内に棒
状体を摺動可能に嵌挿し、該棒状体の下方端部に係止爪
を設けて、係止爪とサポートとの間に圧縮スプリングを
介在させ、また該棒状体の上方端部にシリンダーキャッ
プの内面方向に向ったリップを有するカップをサポート
の上方に位置するように装着して構成されているもので
ある。
以下に訃いて、本考案の実施の態様を例示する添付図面
について詳細に説明する。
第1図及び第2図は、本考案に係る閉塞装置を自動車の
液圧制動装置に使用した場合の略式系統図を示すもので
あって、Aは本考案に係る閉塞装置を示し、Bはマスタ
ーシリンダー、Cは前輪ホイルシリンダー、Dは後輪ホ
イルシリンダー、Eはブレーキペダル、Fは倍力装置を
示すものである。
第3図、第4図、第5図及び第6図は何れも本考案に係
る閉塞装置の構造並びに作動状況を示すものである。
これらの図面において、1は安全器のシリンダー、2は
断面変形U字形状ピストン3はピストン20段部によっ
て構成される受面、4はリターンスプリング、5はサポ
ートであって、ピストン2の受面3にリターンスプリン
グ4により常時係止されている。
すなわち、サポート5は全体的に帽子形状をなし、その
下端周縁のフランジにリターンスプリング4が係止して
いる。
6は棒状体であって、サポート5の中央部からピストン
2内に摺動可能に嵌挿されていて、その下方端部に係止
爪7が固着され、また上方端部にはシリンダーキャップ
8の内面方向に向ったりツブ9を有するカップ10がサ
ポート5の上方に位置するように設けられている。
11はピストン2の下方側壁に設けられた連通孔であっ
て、ピストン20前後両液界を連通させるためのlJ呼
りである。
12はサポート5に設けられた液路で空気抜き時ピスト
ン2とサポート5により囲1れた室の空気を液で追出す
るためのものである。
13はピストン2の空気抜き用/ト孔、14はシリンダ
ー1の液入口、15はシリンダーキャップ8に設けられ
た液出口、16は棒状体6の揺動防止のためのスプリン
グでサポート5の頂壁内面と棒状体6の係止爪7との間
に設けである。
17は空気抜きボルトである。次に、本考案に係る閉塞
装置Aの作動状況について説明する。
第3図に訃けるシリンダー1内のピストン2は、空気抜
き作業時に訃ける位置を示し、空気抜き作業が終了すれ
ば、空気抜きボルト11をねぢ上げて、ピストン2を第
4図に示す位置に1で移動せしめる。
しかる時は、前記ピストン2の空気抜き用1hJL13
はシリンダー1の内壁にて塞がれることになる。
又第3図に示す棒状体6の下部はピストン2の下部に接
しているので第4図に示す如く棒状体6はピストン2と
共に移動する。
今、ブレーキペダルEを踏んでマスターシリンダーBを
作動せしめると、このマスターシリンダーBからの圧液
は本考案の閉塞装置Aの液入口14よりシリンダー1内
に送液され、ピストン2の下部に作用し、リターンスプ
リング40弾撥力に抗してピストン2を前方に押すこと
になる。
従ってピストン2の前方移動によって圧液は液出口15
を通ってホイルシリンダーC及びDに送液され、制動が
行なわれるのである。
ピストン2が全ストロークすると、第5図に示す状態と
なり、カップ10のリップ9がシリンダーキャップ8の
内面に押圧され、リップ9の中に収容されていた液は追
い出されるので、この部分は真空となり、リップ9はシ
リンダーキャップ8の内面に密着するので、シリンダー
キャップ8に設けられた液出口15が閉塞されることに
なる。
次に、ブレーキペダルEを開放すると、マスターシリン
ダーBからの圧液はマスターシリンダー側に帰るのでピ
ストン2は解放されリターンスプリング4の押圧力によ
り第4図の位置に帰るようなる、と同時に液出口15側
に漏液なき場合はホイルシリンダーC又はDからの返り
圧液によりカップ10のリップ9によるシリンダーキャ
ップ8の内面へノ密着は解除され棒状体6はカップ10
と共にスプリング16の作用により第4図の位置に復帰
するようなる。
従ってブレーキペダルEを二回踏みしてピストン2の全
ストローク以上の液をホイルシリンダーC及びD側に送
液することが可能となる。
液出口15側に漏液のある場合はピストン2は解放され
リターンスプリング4の押圧力により第4図の位置に帰
るようになるがホイルシリンダー〇又はDからの返り圧
液がないためカップ10のリップ9によるシリンダーキ
ャップ8の内面への密着は解除されず第6図に示す如く
シリンダーキャップ8に設けられた液出口15力咄動的
に閉塞された壕1となる。
次に本閉塞装置を解除するには第6図の状態から空気抜
きボルト17を下方にねぢ下げピストン2、サポート5
をリターンスプリング4の押圧力により後退せしめると
サポート5が棒状体6の下方端部に設けられた係止爪7
にスプリング16を介して押圧力を作用させてこれを下
方に押圧するので棒状体6は下方に強制的に移動させら
れることになる、従って棒状体6の上端部に装着された
カップ10のリップ9とシリンダーキャップ8の内面と
の密着が解除されその目的を達することになる。
かくして棒状体6はスプリング16の作用により、ピス
トン2、サポート5はリターンスプリング40作用によ
り夫々最初の第3図の状態に復帰する。
以上詳述する通り、本考案に係る制動装置用安全器の閉
塞装置は、安全器のピストンが全ストロークした場合、
安全器の液出口を閉塞するものであり、安全器の液出口
側に漏液が無く且つ制動に要する送液量が不足の際には
、ブレーキペダルを踏み直すことにより安全器のピスト
ンを後退、前進せしめて、液出口の閉塞解除を自動的に
行い、以ってピストンの全ストローク以上の油量をホイ
ルシリンダー側に送給することができるので、安全な制
動が可能であるし、lた修理などの際に、特別の閉塞解
除装置を必要とせず安全器の液出口の閉塞を空気抜きボ
ルトの外側への移動により圧縮空気源などの特別の手段
を必要とすることなく容易に解除することができるなど
の利点がある。
な訃、第3図に示す如く、倍力装置を使用する場合も、
本考案に係る閉塞装置は同様の作用、効果を発揮できる
ことは容易に理解されると考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案を使用する場合の略式系統
図であり、第3図、第4図、第5図及び第6図は何れも
本考案の構造並びに作動状態を説明するための断面図で
ある。 これらの図面に訃いて、Aは本考案の閉塞装置、1は安
全器のシリンダー、2は断面変形U字形状のピストン、
4はリターンスプリング、5はサポート、6はサポート
5に取付けられた摺動可能な棒状体、Iは係止爪、8は
シリンダーキャップ、10はリップ9を有するカップ、
11は連通孔、12はサポート5に設けられた送液路で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マスターシリンダーとホイルシリンダーとの間の液路に
    設置される制動装置用安全器の液出口閉塞装置において
    、シリンダー1の長手方向一端寄り液入口14からの圧
    液の作用により、長手方向他端を閉じるシリンダキャッ
    プ8に設けた1015へ向ってシリンダー1内を遊動す
    る底付き中空構造のピストン2の液出口15の側を向い
    た受面3にサポート5を支持し、このサポート5は、ピ
    ストンの前記受面3に接する基部周縁に外側への張出し
    フランジを有する帽子状に形成し、サポート5のフラン
    ジ面とシリンダキャップ8の内面との間に介在させた圧
    縮リターンスプリング4によって、サポート5をピスト
    ン2の前記受面3に押圧するとともに、ピストン2を液
    出口15から遠ざかる方向に弾圧し、サポート5の中央
    部を貫通してピストン2内に棒状体6を、そのピストン
    内先端がピストンの底に当接自在でかつピストンの長手
    方向に摺動可能となるように嵌挿し、該棒状体6のピス
    トン内光端寄りに係止爪7を設け、この係止爪7と帽子
    状サポート50頂壁内面との間に圧縮スプリング16を
    設けて、棒状体6を液出口15から遠ざかる方向に向か
    ってピストン内部の所定引込み位置1で常時弾圧し、ま
    た、該棒状体6の液出口15側端部に、シリンダキャッ
    プ8の内面方向に向かうリップ9を有するカップ10を
    、サポート5よりシリンダキャップ8側に位置するよう
    固定し、カップ10は、そのリップ9がシリンダキャッ
    プ8の内面に接した場合に液出口15を囲むような寸法
    を与え、シリンダー1のシリンダキャップ8と反対の側
    の長手方向端部には、シリンダー1の長手方向に進退調
    節自在の空気抜きボルト17を挿通し、このボルト17
    の内端に、ピストン2の底面を前記リターンスプリング
    4の力によって当接させたことを特徴とする制動装置用
    安全器の閉塞装置。
JP1977044273U 1977-04-09 1977-04-09 制動装置用安全器の閉塞装置 Expired JPS5842204Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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JP1977044273U JPS5842204Y2 (ja) 1977-04-09 1977-04-09 制動装置用安全器の閉塞装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53139492U JPS53139492U (ja) 1978-11-04
JPS5842204Y2 true JPS5842204Y2 (ja) 1983-09-24

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JP1977044273U Expired JPS5842204Y2 (ja) 1977-04-09 1977-04-09 制動装置用安全器の閉塞装置

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5255589Y2 (ja) * 1974-05-07 1977-12-15

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JPS53139492U (ja) 1978-11-04

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